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【時の言葉】外出を控え、資源消費を減らそう(2022.6.20))

生態系関連

2022年12月

2022年12月31日:デンマーク女王マルグレーテ2世が家族不和で心痛/(AFP時事) デンマーク女王マルグレーテ2世(82)は12月31日、テレビ中継された新年に向けての演説で、4人の孫から王子、王女の称号を剥奪すると決定したことで王室内に生じた不和に心を痛めていると述べた。女王は2022年9月、ヨアキム王子が最初の妻との間にもうけたニコライ王子(23)・フェリックス王子(20)・現在の妻との間にもうけたヘンリック王子(13)・アテナ王女(10)について、2023年1月1日から王子、王女の称号を使用できなくすると発表。王族の義務に縛られずに普通の生活を送れるようにするためだと説明した。しかし、ヨアキム王子はこの決定を自身の家族の冷遇と見なして猛反発。ヨアキム王子の最初の妻で、ニコライ王子とフェリックス王子の母親に当たるアレクサンドラ伯爵夫人、子どもたちともども「ショックを受けた」と話し、ニコライ王子も「とても困惑している」とメディアに打ち明けていた。 人間は名誉を失うことを最も恐れる存在だということなのだろう。


2022年12月30日:ウガンダの67歳男性が妻12人・子102人・孫568人で困窮/(TechinsightJapan) 16歳で結婚し、12人の妻との間に102人の子をもうけたウガンダの67歳の男性が「生活に困窮している。妻には避妊薬を飲むよう指示している」と明かして物議を醸している。ウガンダのルサカという村に住むムサ・ハサフヤ(67)は妻12人との間に102人の子をもうけ、568人の孫がいる。ムサは1971年、16歳の時に最初の妻ハニーファと結婚して学校を中退、長女を授かった。若かったムサはその後、ビジネスマンとして、また村議会長として地域に貢献、土地も稼ぎもあったことから次々に妻を迎えて子をもうけた。「肥沃な土地はあったからね。家族が路頭に迷わないよう一人一人に鍬を持たせ、みんなで農場で働いた。ただここ数年で生活費が高騰してね。家族がどんどん増えていくのに収入は減ってしまったんだ」と明かすムサ。生活が困窮してからは子供たちの教育費を捻出するのも困難になり、政府に援助を申請しているという。 結婚制度が「一夫一妻制」であるのは合理的と言えるだろう。(11.20「世界人口80億人に達する・止まぬ人口爆発」)


2022年12月29日:メキシコで生きたまま焼かれる死刑相次ぐ/(AFP時事)(12.31記) メキシコ南部チアパス州の先住民族コミュニティーで29日、自動車窃盗の疑いを掛けられた男性が生きたまま火を付けられ殺害されたとみられる事件が発生した。同国では私刑が相次いでいる。チアパス州の検察当局によると、事件が起きたのは先住民族ツォツィル人が暮らすサンティアゴエルピナール。遺体で発見された男性は全身にひどいやけどを負っており、殺人事件として捜査しているという。同州では先週、5人の若者が自動車窃盗の疑いを掛けられ、バスケットゴールのリングに裸で数時間つるされたとされる事件が起きたばかり。非営利団体コモン・コーズによると、メキシコでは私刑が毎年数百件起きており、2021年には42人が死亡した。専門家はこうした事態について、犯罪がはびこっているにもかかわらず犯人が処罰されないとの認識が広がっていることが一因だと指摘している。


2022年12月28日:米国の異常寒波でコウモリが大量落下/(AFP時事) 寒波に見舞われた米テキサス州ヒューストンで、橋の下に住み着いているコウモリが「低体温でショック状態」になり地面に落ちる出来事があった。動物愛護団体が929匹を保護し、28日には大部分が橋のもといた場所に返された。その後ボランティアも加わり、週末までに1500匹が暖かい保護施設や団体幹部の自宅の屋根裏部屋に収容された。凍えて足の握力が失われ9メートル下の地面に落ちたようだ。メキシコオヒキコウモリは小型で、必要最小限の脂肪しかついていないため、地面に落ちて氷点下の空気にさらされている状態では長くは生きられないという。ほとんどの個体は温めて水を与えるだけで回復したが、重症なものについてはふ卵器に入れられ点滴がされた。「驚くことに、ほとんどのコウモリが助かった」という。


2022年12月22日:ネパール最高裁が20人以上を殺害し続けた凶悪犯を高齢を理由に釈放・不条理が法の世界でまかり通る/(ノム通信/東スポWeb参考) ドラマ「ザ・サーペント」の実在の殺人鬼がネパールで2人の殺人罪で20年服役していたが、このほどネパールの最高裁が21日、恒例を理由に釈放を決定し、2週間以内にフランスに戻るよう指示した。厄介払いなのか分からないが、フランスでは恐怖に包まれた。フランス人のシャルル・ソブラジ受刑者(78)は1970年代に20人以上の欧米のバックパッカーを殺したとして、ネパール・カトマンズの刑務所で約20年すごしてきた。ソブラジは少なくとも24人のバックパッカー(ネパールに渡った欧米のヒッピーら)を殺害したとされるが、それは氷山の一角とも。そのうち2人の殺人罪で2003年から服役していた。ハンサムさと狡猾さで、詐欺・誘拐・強盗・殺人を繰り返した。1970年代前半にはタイで14人を殺害したとされる。1976年にインド・ニューデリーでフランス人観光客に毒を盛ったとして逮捕され、1976年から1997年までインドの刑務所で服役。釈放後にフランスに戻ったが、2003年にネパールに渡ったところ、1975年にネパールで2人を殺害した容疑で逮捕、有罪となって服役していた。 法というものが如何に矛盾だらけの不条理なものであるかという一つの事例である。道理主義に切り替えればこうした不条理は無くなるであろう。(20.11.27「法律主義から道理主義へ」)


2022年12月16日:インドの「禁酒州」で密造酒により37人死亡/(AFP時事) 飲酒が禁止されているインド東部ビハール州で今週、有毒な密造酒を飲んで少なくとも37人が死亡した。当局が17日、明らかにした。62人が死亡したとの現地報道もあるが確認が取れていない。犠牲者の家族によると、複数の村の住民が12日、結婚式などで地元産の酒を飲んだ後、腹痛や視力障害を訴え、嘔吐し始めた。15日までに20人以上が死亡し、17日時点で十数人が重体で入院している。警察の担当者はAFPに対し、これまでに37人が死亡したと明らかにした。警察は15日からの3日間で、酒類の密造と販売に関与した容疑で100人以上を拘束し、密造酒600リットル以上を押収した。インドでは同様の事件が相次いでいる。 人類から酒を取り上げることはできないということである。


2022年12月15日:ウクライナがロシアによる生物多様性破壊を非難・7万種の生息地を破壊していると/(共同通信) カナダ・モントリオールで開催中の国連生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)で15日、ウクライナの担当大臣が閣僚級会合で演説し、ロシアの侵攻が「約7万4千種の動植物が生息する私たちの国を破壊している」と非難、生物多様性にも深刻な被害が出ると訴えた。侵攻による破壊的影響が国際的に重要な湿地16ヵ所、計約60万ヘクタールに及ぶと指摘。ウクライナは世界で最も地雷に汚染された国だとした上で「一つ一つの地雷が動物の死を招く」と強調した。さらに、黒海でイルカの大量死が報告されており「何千頭ものイルカが死んでいる可能性がある」とした。


2022年12月15日:国のユン大統領がIAEAトップに日本の放射能処理水の「科学的検証」を求める/(時事通信) 韓国のユン(尹錫悦)大統領は15日、訪韓中の国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長と会談し、東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出に関し、韓国国民の懸念に言及した上で、IAEAによる「科学的、客観的検証」を求めた。直接的に放出に反対する発言は明らかになっていない。グロッシは「全ての過程でリアルタイムに資料を公開するなど、韓国と緊密に意思疎通を図っていく」と応じた。 ユンの姿勢は正しい。グロッシも正しい。全て科学的検証に基づくやり方が正しい。政治的・感情的反応は正しくない。 


2022年12月15日:フランスでW杯決勝戦の夜に武器所持・騒乱企図等で115人逮捕/(読売新聞) サッカー・FIFAワールドカップ(W杯)カタール大会準決勝のフランス対モロッコ戦が行われた14日夜、パリで武器を所持したとして、極右系グループの40人が逮捕された。逮捕された40人は騒乱を起こす目的で、サポーターが集まるパリ中心部のシャンゼリゼ通りへ向かおうとしていたところ、警備中の警官に武器を発見された。またパリ近郊では14日夜、サポーターによる混乱を防ぐため、約5000人の警官隊が厳戒態勢を敷き、同通信によると、40人のほかに警官と衝突するなどした75人が逮捕された。


2022年12月14日:米国では死刑囚に豪華な最後の晩餐/(WEB女性自身) 米ミシシッピ州当局は12月14日、2000年に16歳の少女を性的暴行の末に殺害したトーマス・ローデン受刑者(58)の死刑を執行したと公表した。彼の最後の食事はフライドポークチョップ2本、フライドオクラ、バター入りベイクドスイートポテト、バターと糖蜜をかけたピルズベリーのビスケット、フレンチバニラアイスクリーム入りのピーチコブラー、リプトンのスイートティーだったと、ミシシッピ州矯正局の係官はFox News Digitalの取材に答えた。 死刑囚にこんなに良い思いをさせる必要がどこにあるのか? これでは被害者の残された遺族は納得できないだろう。人権を重視する米国がもたらした矛盾である。(20.12.7「刑罰と追放・死刑廃絶に向けて」・21.7.14「権利と人権」)


2022年12月1日:コロンビア警察がデモ参加者に性暴力/(AFP時事) 国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは1日、2021年に南米コロンビアで起きた大規模な反政府デモの際、少なくとも28人の参加者が警官から性的虐待を受けたとの報告書を発表した。デモでは、数百件の性暴力が報告されている。アムネスティは昨年4月28日~6月30日に、首都ボゴタを含む7都市で発生した警察が関与している性暴力28件について調べた。平和的デモを解散させるため催涙ガスを使用するなどした後、警官が女性の参加者を脇へ追い詰め暴行した事例が複数ある。拘束した男性参加者を部屋に閉じ込め性的暴行を加えた事例も報告されている。コロンビアの反政府デモでは警察が残忍な弾圧を行い、国連は少なくとも46人が死亡したとして深刻な人権侵害を非難している。


2022年12月1日:インドの58歳の男性の胃から187枚の硬貨が摘出される/(TechinsightJapan) インド南西部カルナータカ州ライチュール地区リングスグルに住む58歳の男性の胃の中から先月末、硬貨187枚が摘出された。男性は考えや行動がまとまらない統合失調症を患っており、家族は異常に全く気付かなかったという。カルナータカ州バガルコートのHSK病院に11月26日、胃痛や嘔吐、腹部膨満感を訴え、ディヤマッパ・ハリジャンが家族に連れられてやって来た。ディヤマッパの症状から医師はレントゲン検査と内視鏡検査を実施、胃の中に多数の硬貨の存在を確認し、摘出手術に踏み切った。医師は手術後に「摘出した硬貨は187枚、重さにして約1.2キロだった」と明かし、「手術前の患者の胃は異常に大きくなっており、開腹術が行われた。摘出した硬貨は5ルピーが56枚、2ルピーが51枚、1ルピーが80枚で、胃の至るところに貼り付いており、手術は2時間を要した。術後は水分補給やそのほかの微調整を行い、28日までには容態が安定したす。そして男性が落ち着いてから、硬貨を飲み込んだ理由について尋ねたところ、『自分は物乞いをしていて、硬貨をもらうとその都度飲み込み、水を飲んだ。そうすることで快感を得ることができた。硬貨は消化されるものだと思っていた』と話してくれた。男性は精神的な問題を抱えており、硬貨を飲み込んだのはここ2、3か月のことだったようだ」と語った。ちなみに2019年には、インドの20代女性の胃から720万円相当、重さ1.5キロ超の金や硬貨が摘出されていた。こうした行動は「異食症」と呼ばれ、学習困難や精神疾患を抱えていると発症頻度が上がるという。


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