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【時の言葉】外出を控え、資源消費を減らそう(2022.6.20))

【時事評論2022】

喫煙テーブルの開発(室内空気浄化システム)

2022-06-21
(申し訳ありませんが、まだこの項は完成しておりません。本日中に完成させる予定ですのでご了解ください)

  ノムは喫煙者である。青年の頃から喫煙を覚え、途中2年間ほど小遣いの関係から止める努力をしたことがあるが、食欲が増したことで体重が増えてしまったため、反って健康に悪いと禁煙は断念した。ここ10年ほどは、逆に喫煙は健康に良いという確証を得ており、「喫煙許容論」を提唱している。本項はその論を展開する目的ではないので、別項を参照してもらいたい(21.7.18「喫煙の効用」)

  ある時、いつものように台所の換気扇の前で一服していたとき、なぜ昔のように居間や応接間で吸えないのだろうかと考えた。精神衛生上、これは好ましくない状況である。そしてふと換気扇に煙の上昇気流が吸い込まれていくのを見て、この方法をテーブルの上で再現すれば良いのだ、とアイデアが浮かんだ。よくホテルや旅館には喫煙室があったりするが、そこでは吸煙装置が置かれている。だがそれは余り効果がなく、3人ほどが集まると煙で充満してしまう。吸引方式ではなく集煙方式の方が効率的だと考えた。これはエアーカーテンで使われている技術を応用すればできるとも考えた。

  テーブルの真ん中に空気穴を設け、そこから比較的強く細い上昇気流を発生させる。天井にはその空気流を吸い込む幅の広い円形の吸引装置があり、それは天井埋込の方が望ましい。ジェット気流もしくはトルネード―気流(渦巻気流)が周りの空気やタバコの煙を引き寄せ、一緒に排気口に向かう。排気口は換気扇と同じ役割をする。その排気は天井裏の装置か天井に取り付けられた装置で外気に排出される。工事費は初期投資でおよそ30万円位掛かるだろうが、喫煙者にとってはありがたいものとなるだろう。未来型シェルター住宅ではこれは居間のテーブル・食卓・客室テーブルに必須条件となる。客をもてなすためにも必要だからである。天井の赤外線感知センサーでタバコや料理器具の熱を感知し、自動的に作動する。

  これは未来のシェルター型住居における台所や風呂にも応用できるだろう。これらによる湿気を防ぐために必要であり、センサーを壁に、レンジの真ん中・風呂桶側の壁などにノズルが換気扇に向けて取り付けられれば、排気・湿気が取り除きやすいと思われる。換気扇はジェットノズルから供給される風量からしてかなりゆっくりファンを回せば良いと思われるので、電力もそれほど掛からないだろう。現在の吸引式の換気扇の多くは吸引量を大きくするためにシロッコファンを使っており、かなり電力消費が大きい。自動化した場合、たとえば客が居間でタバコを吸う場合でも意識せずに済む。スイッチを探す必要もない。ただ客は一服することを家主に了解を得るエチケットは必要である。電力消費が少ないため、太陽光発電とバッテリーの組み合わせで給電できるかもしれない。どなたかこのアイデアを実用化してもらいたいものだと思っている。

  なお蛇足であるが、未来の地下シェルター住宅では、コンクリート製の構造壁の内側に設けられる内装壁との間に空間があり、排気はこの空間を通じて一ヵ所か二ヵ所に集められて地上数メートルまで延ばされた煙突から大気中に排気されるが、その随所にタバコや料理から発生する臭気を分解するための工夫が施される。一つは臭気発生源の吸引装置内のダクトに設けられる酸化チタン被膜とLED発光器であり、これによりダクトに吸着された臭気成分はチタンの触媒反応で分解されて無臭となる。これは殺菌も兼ねている。また必要は無いと思われるが、内装壁の空間側には炭素が塗布してあり、臭気成分を吸着するとともに、カビなどが生えるのを防いでいる。さらに煙突にもその内部に酸化チタン被膜が施してあり、適当に太陽光が差し込む構造になっているので、ここでも最終的に臭気成分が分解され、雑菌や有害菌などが消毒される。コロナ禍で自宅隔離された場合などでも、外部へのウイルス拡散は防げるだろう。なお室内空気圧は外部からの浄化空気の取り込みによってわずかに陽圧になるよう設定されており、ノムの構想では、その外部空気は花壇などの土壌によって土壌浄化され、上記ダクトに設けられる酸化チタン被膜とLED発光器で殺菌されて室内に取り込まれる。これは環境シェルターが火災にも対応できるように設計されているためである。地上が煙に包まれても、地下住宅への影響はかなり少なくできるだろう。

  つまりこれらの室内空気浄化システムは一体化した技術となっており、単に喫煙による室内環境汚染防除のためだけでなく、シェルター住宅全体の環境健全化・大気への排気の浄化という役割を持っていることになる。そのためシェルターの設計においては設置が法的に義務付けられることになるだろう(22.2.22「環境シェルター住宅の設計指針」)。総工費1億円のなかの数十万円の投資は取るに足りないものである(21.7.17「水害地に環境シェルターの設置を!」)。このシステムの最大の利点は、喫煙による他者への健康影響を防ぐとともに、古代からあった喫煙習慣によるストレス解消が復活することにある。現代の喫煙は法的規制や心理的規制から、喫煙自体がストレスとなっている可能性があり、喫煙本来が持つ機能を極めて損ねている。だがこの未来型地下シェルター住宅が実現されれば、そうした負の弊害が除去され、人々は心置きなく喫煙を楽しむことができ、世界全体のストレスは大幅に減少するであろう(20.12.6「ストレス論の医学的側面」・21.9.1「ストレス崩壊論」・22.1.9「世界ストレスの増加」)


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