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【時の言葉】外出を控え、資源消費を減らそう(2022.6.20))

感染症関連

2022年5月-7月

2022年7月30日:バイデンがコロナ治療薬でリバウンド陽性/(AFP時事) バイデン米大統領の主治医は30日、新型コロナウイルスの感染から回復したばかりの大統領が検査で再び陽性になったと発表した。コロナ治療薬による「リバウンド陽性」だとしている。バイデン氏は21日に最初に陽性となり、陰性確認後の27日に隔離を解かれたばかりだった。ホワイトハウス(White House)によると、バイデン氏は再び陽性になったのを受け、デラウェア州とミシガン州への訪問を中止したが、執務は隔離しながらも続けているという。


2022年7月30日:米・NY州でもサル痘による非常事態宣言/(共同通信) 米東部ニューヨーク州のホークル知事は29日、ウイルス感染症「サル痘」の感染が州内で拡大しているとして非常事態を宣言。ワクチン不足が深刻化する中、州当局が各自治体を迅速に支援できるようになる。ニューヨーク州当局によると、これまでに州内で1400人近くの感染を確認。ニューヨーク市が大半を占めているという。米メディアによると、ニューヨーク市では6月にワクチン接種が始まった。ただ供給が需要に追いつかず、接種会場に長い列ができるなどの混乱も出ている。一方、スペイン保健省は30日、サル痘感染による死者が計2人となったことを明らかにした。


2022年7月28日:サル痘感染の中心地サンフランシスコで非常事態宣言/(共同通信) 米サンフランシスコ市のブリード市長は28日、動物由来のウイルス感染症「サル痘」の感染拡大を受け、非常事態を宣言した。対策に必要な資源を確保し、迅速に対応するための措置。保健当局者はサンフランシスコが米国内で感染の「中心地」になっていると指摘、市民に警戒を呼びかけた。宣言は8月1日から適用される。同市によると米国の感染者は4600人超に上り、サンフランシスコは261人。


2022年7月27日:サル痘感染者は世界78ヵ国で1万8000人超え/(ロイター) 世界保健機関(WHO)は27日、世界78ヵ国で1万8000人超のサル痘の感染者が確認され、大半は欧州で報告されていると明らかにした。テドロス事務局長は、感染抑制に向けてワクチンへの公平なアクセスが必要とし、天然痘ワクチンを保有する国にワクチンの共有を呼びかけた。テドロス事務局長によると、1600万回分のワクチンがあると推定されるものの、使用に向けてバイアルに小分けする作業に数ヵ月を要する可能性があるという。


2022年7月26日:米NY市が「サル痘」の名称変更を要請/(AFP時事) 米ニューヨーク市は26日、世界保健機関(WHO)にサル痘ウイルスの名称変更を求めた。サル痘という名称がレッテル貼りにつながり、患者が治療をためらうのを避けるためとしている。同市のアシュウィン・バサン公衆衛生局長は、サル痘は名前とは裏腹に霊長類に由来するものではないと指摘。昔からアフリカ中部や西部で流行しており、誰もが感染する恐れがある。しかし、欧米での感染拡大はこれまでのところ、主に男性同士で性交渉をする人の間に集中している。バサンは「そのため弱い立場に置かれているコミュニティーに壊滅的な影響を及ぼし、烙印を押す恐れがあることに懸念を募らせている」と述べた。 WHOは先月開いた記者会見で、サル痘ウイルスの名称変更に言及している


2022年7月25日:日本で初のサル痘患者・30代男性・氏名未発表/(産経新聞) 東京都在住の30代男性がサル痘に感染したことが確認された。政府関係者への取材で分かったもので発表されたものではない。しかも氏名などは一切報道されていない。


2022年7月23日:WHOがサル痘により「緊急事態宣言」/(毎日新聞) 世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は23日、欧米を中心に感染拡大が続いている動物由来のウイルス感染症「サル痘」について「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に相当すると宣言した。WHOとして最高度の警告を発し、各国当局に感染拡大防止に向けた取り組みの強化を促す措置だが、強制力はない。


2022年7月23日:日本でコロナ感染者が1日20万人突破・過去最多/(SmartFLASH) 日本では23日、全国で20万974人の感染が確認され、過去最多の記録を更新し続けている。7月13日に第6波のピークの6万人を超えて以来、ずっと増大しており、未だ収束の気配はない。


2022年7月19日:欧州の某国がサル痘ワクチンをデンマーク製薬会社に発注/(AFP時事) デンマークの製薬企業ババリアン・ノルディックは19日、サル痘のワクチン150万回分の発注を「非公表の欧州の国」から受けたと明らかにした。ババリアン・ノルディックは、ライセンス承認されたサル痘ワクチンを生産している唯一の企業。契約によると、当該国に対して年内にワクチンの供給を始めるものの、大半は来年になる見通し。世界保健機関(WHO)は、特に西欧で増加しているサル痘に対する緊急対応を呼び掛けていた。 なぜ発注国名が付されたのかが分からない。伏せる理由を知りたいものだ。


2022年7月12日:韓国でも「BA・5」流行の兆し/(読売新聞) 韓国の保健当局は12日、新型コロナウイルスの1日あたりの新規感染者数が3万7360人だったと発表した。1週間前から倍増した。世界的に感染拡大の一因とみなされているオミクロン株の新系統「BA・5」が韓国でも流行の兆しを見せている。


2022年7月11日:中国・武漢でコレラ確認・関係場所を封鎖/(共同通信) 中国湖北省武漢市武昌区の衛生当局は11日、武漢大学でコレラ感染者が1人確認されたと発表した。当局は行動履歴を調べ、関係地を封鎖して消毒を実施。現時点で感染拡大は確認されていないという。国営中央テレビが伝えた。当局は9日、下痢や嘔吐を訴える患者がO139コレラ菌によるコレラと診断されたとの報告を受けた。患者は既に回復したという。中国ではコレラの感染例は少なく、動揺が広がっている。


2022年7月11日:マカオで事実上のコロナ封鎖・住民68万人が自宅待機/(ノム通信/共同通信参考) マカオは中国とは一国二制度の関係にあり、コロナ対策も独自に行ってきたが、11日から事実上の都市封鎖に踏み切った。中国のゼロコロナ政策に準じた措置と見られる。住民約68万人に自宅待機を求め、移動を大幅に制限。食料品店や薬局などを除き、カジノを含む全ての商業施設を営業停止とした。マカオでは6月中旬から新型コロナが拡大、これまでに1500人以上の感染が確認されている。


2022年7月10日:北朝鮮では首都近郊でも腸チフス感染拡大/(デイリーNKジャパン) 新型コロナウイルスに加え、「急性腸内性伝染病」の感染が広がっている北朝鮮の黄海南道(ファンヘナムド)。正確な病名は明らかにされていないが、腸チフス・コレラ・赤痢などの病気を指すものと思われている。平安南道では、平原(ピョンウォン)、粛川(スクチョン)、文徳(ムンドク)、安州(アンジュ)など、大穀倉地帯「十二三千里平野」を中心とした地域で、腸チフスやコレラの患者が多く発生している。患者には発熱・食欲不振・徐脈・下痢・腰部のバラ疹などが症状として見られ、これらは腸チフスの典型的な症状だ。防疫当局は当初、新型コロナウイルスと診断していたが、後になって腸チフスやコレラと診断を変更した。これらの感染症はいずれも汚染された水を通じて感染する。北朝鮮の地方では、下水道設備が整っておらず、共同水道や井戸を使用し、肥料として人糞を使っていることもあって、感染症が広がりやすい。一方、腸内性伝染病で苦しめられている黄海南道では、結核性リンパ節炎なる病気や、正体不明の「新型高熱病」まで流行していると伝えられている。


2022年7月6日:中国・北京市で市民へのワクチン接種を義務化・遅れた対策/(ロイター) 中国北京市は6日、混雑した場所に出入りする人に対し、新型コロナウイルスのワクチン接種を義務付けると発表した。北京市が一般市民に新型コロナのワクチン接種を義務付けるのは初めて。これまでは、公共交通機関や低温物流産業で働く人など、リスクが高い人だけはワクチン接種がすでに義務付けられていた。2021年9月時点で成人の97.7%がワクチン接種を完了しているが、市は住民に追加接種を呼びかけており、若者より接種率の低い高齢者に接種を促している。


2022年6月28日:タイ保健相がワクチン6回接種にも拘らずコロナ感染/(時事通信) タイ保健省は28日、アヌティン副首相兼保健相が新型コロナウイルスの抗原検査で陽性となり、1週間の自宅隔離に入ったと発表した。アヌティンは13日、6回目のワクチン接種を受けていた。アヌティンは国際会議出席のため、19~21日にパリ、21~24日にジュネーブを訪問。26日に帰国後、筋肉痛やのどの炎症を訴えた。


2022年6月27日:サル痘についてWHOは欧州に限って危険性を「高い」に変更/(共同通信) 世界保健機関(WHO)は27日付の報告で、動物由来のウイルス感染症「サル痘」について、これまで世界全体で「並」としてきた危険性評価を、感染者の86%を占めるWHO欧州地域事務局管内(旧ソ連やトルコを含む)だけを「高い」に引き上げた。今年の感染者は22日時点で50ヵ国・地域の3413人に上った。


2022年6月27日:北京と上海で感染者ゼロに・2月下旬以来/(ロイター) 中国の北京市と上海市で28日報告された27日の新型コロナウイルスの新規感染者はともにゼロだった。両市の新規感染者が同時にゼロになったのは2月下旬以来。ただ政府は今後もゼロコロナ政策を継続する方針を示しており、北京日報によると、北京市の蔡奇・党委書記は「流行が再発すれば当初から迅速に対処し、断固として伝染経路を断つ」と述べた。北京と上海では新型コロナ規制が緩和されたものの、両市を合わせた4700万人の住民は、公共の場所や交通機関を利用するために、数日ごとに新型コロナの検査を受けるよう指示されている。中国本土の他の地域では、27日に計22件の市中感染が報告された。うち5件は深圳で報告された。


2022年6月25日:WHOがサル痘は「緊急事態」に当たらずと判断/(時事通信) 世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は25日、欧州や北米などで感染が拡大している天然痘に似た症状の感染症「サル痘」について、現時点では「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」には当たらないと表明した。23日に行われた緊急委員会の助言を受け、声明を発表した。


2022年6月24日:チリがサル痘について全土に衛生警告発令/(ジェトロ・ビジネス短信) チリ保健省は6月24日、同17日に国内で初めてとなる感染者が確認されたサル痘の高い伝染性と、急速かつ世界的な広がりの原因となっている伝染源に関する不確実性を考慮し、チリ全土に衛生警告を発令すると発表した。発令開始は6月25日で、期限は9月30日まで。


2022年6月23日:サル痘がヒトへの感染で変異が加速する可能性/(読売新聞) 欧米を中心に感染の報告が相次いでいる「サル痘」について、人間への感染によってウイルスの変異が加速している恐れがあるとの解析結果を、ポルトガルの国立衛生研究所などのチームが発表した。変異によっては、感染力や毒性が高まった株が出現する可能性もある。論文が24日、医学誌「ネイチャー・メディシン」に掲載された。チームがウイルスのゲノム(全遺伝情報)を分析したところ、ゲノムを構成するDNAの変異が約50ヵ所見つかった。サル痘を含む近縁ウイルスの従来データから推定される数の6〜12倍という。人間の体内にある、DNAを変化させる酵素が変異を引き起こしている可能性がある。また確認されているウイルスはナイジェリア由来で、単一の感染経路を介して欧米に持ち込まれたとみられることもわかった。


2022年6月24日:台湾で初のサル痘感染例・ドイツ留学帰りの男性/(ロイター) 台湾で24日、海外からの渡航者から初のサル痘感染者を確認した。今年1月から6月までドイツに留学していた20代の男性という。台湾の疾病管理センターによると、この男性は6月16日に飛行機で台湾に戻り、新型コロナウイルスの検疫義務に従い帰宅した。20日に発熱や喉の痛み、発疹などの症状を発症し、検査の結果サル痘に感染が確認された。現在、隔離病棟で治療を受けている。濃厚接触者に症状は出ていないという。


2022年6月23日:マカオで感染拡大抑制策を23日から延長・カジノだけは営業可/(ロイター) マカオでは、感染者が100人を超えるなど市中感染が増加しており、今週には住民60万人以上が2度目の集団検査を受けている。マカオの賀一誠行政長官は政府のウェブサイトで、バー・映画館・ヘアサロン・屋外の公園閉鎖を含む新型コロナウイルス感染拡大抑制策を23日から延長すると発表した。カジノは営業継続を認められるが、劇場・フィットネス施設・娯楽施設は現地時間23日午後5時から営業停止が義務となる。飲食店は持ち帰り営業のみ許可される。陽性者にはカジノ従業員や客が含まれており、多数がグランド・リスボア・パレスで行われた結婚披露宴にかかわっていた。21日には、感染者が出たカジノホテルが当局により封鎖され、700人が隔離されている。 マカオは中国と違って経済を優先させる政策を採っているようだ。


2022年6月21日:マカオでコロナによりカジノホテル封鎖・700人が閉じ込められる/(ロイター) マカオで21日、新型コロナウイルスの感染者が出たカジノホテルが当局により封鎖された。中には700人がいるという。現場では防護服を着た警察官がホテルへの出入りを禁止。政府関係者が中にいる人の新型コロナ検査の準備を進めている。マカオでは週末に新型コロナの市中感染が8ヵ月ぶりに確認され、住民約60万人を対象にした集団検査が行われている。


2022年6月20日:封鎖解除のはずの上海で壁が設置されている/(MBSニュース) 6月1日にロックダウンが解除された上海の街だが、6月13日時点でも至る所に“壁”が設置されている。ロックダウンが解除されても「ゼロコロナ政策」のため感染者が出た区域は14日間封鎖される。それに加えて、感染者や濃厚接触者が立ち寄った場所も48時間から7日間封鎖となっています。中には封鎖への不満を訴えた市民が警察に連行されるケースもあったという。


2022年6月17日:米・FDAが生後6ヵ月以上の幼児にワクチン接種許可・ファイザーとモデルナ製/(読売新聞) 米食品医薬品局(FDA)は17日、生後6ヵ月以上の乳幼児を対象にした米ファイザー製と米モデルナ製の新型コロナウイルスワクチンの接種について緊急使用許可を出した。米国ではファイザー製による5歳への接種が対象年齢の下限となっていたが、ほぼ全ての年齢層が対象となる。ファイザー製は生後6ヵ月〜4歳、モデルナ製は生後6ヵ月〜17歳を新たに接種対象として認めた。米政府は許可を見越して全米へのワクチン発送を前倒しで進めており、来週以降、乳幼児への接種を本格化させる方針だ。


2022年6月17日:タイが観光客誘致のためコロナ入国規制ほぼ撤廃/タイ政府は17日、新型コロナウイルス対策として入国する外国人に課していた保険加入義務の廃止を決めた。これによりワクチン接種を除き、入国規制は撤廃される。7月1日から適用する。マスク着用も義務でなく、任意とすることになった。タイは観光立国で、政府は外国人旅行者の増加につなげたい考え。これまで外国人はワクチン接種や保険加入の有無を事前に審査され、許可を得る必要があった。マスクは着用義務でなくなる一方、大規模イベントなどでは着けるよう推奨される。


2022年6月17日:サル痘はげっ歯類に多い/(ノム通信・まいどなニュース参考) サル痘はポリオワクチンを製造する際に、カニクイザルから発見されたのでそう呼ばれるが、実際はげっ歯類(リス・ネズミ・ヤマアラシ)という動物に多く感染している。天然痘のような症状を発症するが、コンゴ盆地系統群と西アフリカ系統群に分けられ、致死率はそれぞれ10%と3・5%前後と言われているが、西欧での流行では死者はほとんどいない。西欧での流行はスペインの特殊浴場からの感染が広まっているとされる。感冒症状のあと、リンパ節腫脹があり、その後、舌・口に発疹が出現し、全身に広がる。発疹が水泡様から痂疲(かひ)化すれば感染力はなくなると言われている。欧米には治療薬があるようだが、日本では承認されておらず、対症療法のみとされている。なぜ日本が承認しないのかは不明だ。暴露後4日以内であれば、天然痘ワクチンが有効だとされているが、1975年以降は天然痘ワクチンの接種が中止されているので、日本でどの程度の備蓄があるかが問題になってくる。そうした報道もまだない。


2022年6月16日:オミクロン株の後遺症発生率は低いが、患者数は増加/(ロイター) 英キングス・カレッジ・ロンドンは16日、新型コロナウイルスのオミクロン変異株は、これまでの変異株よりも後遺症を引き起こす可能性が低いとする研究成果を医学誌「ランセット」で発表した。コロナ後遺症は、倦怠感から「ブレインフォグ(脳の霧、頭がぼんやりするような症状)」まで幅広い症状を含み、数週間から数ヵ月続くことがある。研究チームは後遺症を発症する確率はデルタ株に比べ20─50%低かったことを突き止めたが、感染者の年齢や最後のワクチン接種時期によって変化した。一方多くの人が感染したため、後遺症患者の絶対数は増えているとした。英国立統計局(ONS)は5月、国内でオミクロン株感染後に後遺症を発症した人は43万8000人で、後遺症患者全体の24%に相当すると発表した。


2022年6月16日:サル痘がゲイの間での感染の可能性・WHOが検証/(ロイター) サル痘はウイルス感染症で、5月上旬以来、約30ヵ国で1300件以上の症例が報告されており、そのほとんどを男性と性交渉を持つ男性が占めている。この数日、科学者から、イタリアとドイツの一部のサル痘患者の精液からウイルスのDNAが検出されたとの報告が出ている。この中には、患者1人の精液から見つかったウイルスが他の人に感染し、複製可能であることを示す、研究所で検査したサンプルが含まれている。世界保健機関(WHO)の欧州サル痘問題対応の幹部、キャサリン・スモールウッドは15日、サル痘のウイルスが患者の精液から見つかったとの報告について、WHOが検証を進めており、性行為による感染の可能性を探っていると述べた。


2022年6月13日:北京のバーで集団感染・再び一部封鎖/(ロイター) 中国の首都北京市は、市内のバーでクラスター(集団感染)が発生したことを受け大規模な検査を実施し、数千人を隔離した。北京市は先週、感染防止のための規制を緩和したばかりで、感染根絶の難しさが浮き彫りになった。市当局は、有観客のスポーツイベントを13日から全面停止すると発表した。クラスターが起きたのは朝暘区の24時間営業のバー。9日以降、このバーに関連した感染者が200人に達した。感染者が居住または勤務している場所は市内16区中14区に散らばっており、当局は「猛烈で」「爆発的な」感染と指摘している。 


2022年6月11日:米が入国前検査を撤廃へ・12日から/(時事通信) 米政府は12日から、空路での渡航者に義務付けていた入国前の新型コロナウイルス検査を撤廃する。疾病対策センター(CDC)が10日、発表した。新型コロナ感染対策として導入した陰性証明の提示を不要とし、渡航規制を緩和する。CNNテレビによると、観光業界は数ヵ月にわたり入国前検査の撤廃を政府に要望していた。CDCは発表で「パンデミックは新たな局面に移行した」と指摘。ワクチン接種の拡大や効果的な治療法の確立などにより、重症化や死亡のリスクが軽減したと説明した。ただ、状況が変わった場合は検査の義務付けを再び導入する可能性も示した。バイデン政権は発足直後の2021年1月、空路で米国入りする渡航者を対象に、出発前3日以内の陰性証明の取得を義務化した。2021年12月には、変異株「オミクロン株」の拡大を受けて運用を厳格化し、出発前日か当日の証明取得を義務付けていた。


2022年6月9日:韓国がサル痘を第2級感染症に指定・感染者は隔離義務/韓国の疾病管理庁は6月8日、「疾病管理庁長が指定する感染症の種類の告示」を改正し、同日付けで「サル痘」を第2級感染症に指定した。これにより、感染者は当局への申告、疫学調査の対象となり、入院治療、隔離義務も課される。同時に、「感染症の診断基準の告示」「疾病管理庁長が『緊急検疫措置が必要』と認定する感染症の告示」を一部改正し、サル痘の管理・対応体制の基盤を構築した。


2022年6月9日:中国・上海の一部で再びロックダウン/(ロイター) 中国・上海市の一部区域は9日、新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)を再び開始した。中心部の閔行区では感染リスク管理を名目に住民の外出を2日間禁止する措置が取られた。同区の住民は200万人強に上る。当局は対話アプリ「微信(ウィーチャット)」で、11日に全住民を対象にPCR検査を行い、検査完了後に封鎖を解除すると表明した。上海では8日に新型コロナの新規感染者(有症状者)4人が報告された。既に行動規制が敷かれている区域で確認されており、閔行区では報告はなかった。上海は2ヵ月間の厳しいロックダウンが先週解除されたばかりだが、一部の集合住宅では再び外出制限が敷かれている。一部の地区の当局は住民に2日間の外出禁止と9日から12日間の厳正な検査を通知している。少なくとも3つの地区が出した通知によると、住民は6月23日まで5回の検査が義務付けられ、11日まで外出できない。




2022年6月8日:カンボジアでの新規感染者32日間ゼロ/(時事通信) カンボジア保健省は8日、新型コロナウイルスの新規感染者が32日間連続でゼロとなったと発表した。7日には最後の患者が回復し、国内の感染者はいなくなったという。フン・セン首相は引き続き万全の予防策を取り、ワクチン接種を受けるよう国民に促している。カンボジアでは2020年1月に初めて感染者を確認。累計感染者は13万6262人で、3056人が死亡している。 


2022年6月5日:サル痘が27ヵ国で780人に拡大/(共同通信) 世界保健機関(WHO)は5日、動物由来のウイルス感染症「サル痘」の感染者が、従来継続的に発生してきたアフリカ諸国以外の27ヵ国で、780人が確認されたと明らかにした。死者はいない。5月13日から今月2日までの総計で、感染拡大が続いている。これとは別に、アフリカでは今年に入り6月1日までに、7ヵ国で疑い例も含めて感染者は1452人、死者が66人に上っている。最も大きな被害が出ているのがコンゴ(旧ザイール)で、58人が死亡している。WHOのテドロス事務局長は6月1日、アフリカ諸国以外の30ヵ国で感染者が確認されたと明らかにしていた。


2022年6月1日:上海のロックダウンが解除される・自由な外出が可能に/(ロイター) 中国上海市は6月1日午前0時、2ヵ月に及んだ新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)を解除した。2500万人の市民のほとんどが、自由な外出や職場復帰・公共交通機関の利用・自動車の運転などができるようになった。深夜に旧フランス租界に集まったグループは、口笛を吹いて「ロックダウン解除」と叫び、シャンパンのグラスを合わせた。だが公共交通機関の利用などには72時間以内のPCR検査を求められるなど、規制は依然として厳しい。


2022年5月30日:中朝国境で新規変異ウイルス確認/(共同通信) 中国遼寧省の丹東市は30日までに、新型コロナウイルスのオミクロン株の派生型「BA・2」がさらに変異し感染力が高く潜伏期間が短いウイルスが新たに同市で見つかったと発表した。丹東は鴨緑江を挟んで北朝鮮・新義州と接し、貨物列車が運行されてきたが、丹東でのコロナ感染拡大が原因で4月29日に中断されている。中国と、感染が疑われる発熱患者が増えている北朝鮮は、ともに相手国からのウイルス流入を警戒しており、丹東での新たなウイルスの確認は鉄道再開時期に影響を与えそうだ。


2022年5月25日:中国で地方視察の李克強首相がノーマスク/(NEWSポストセブン) 中国の李克強首相が5月中旬、中国内陸部雲南省の政府機関や大学、民間企業や少数民族の家庭などを視察した。習近平国家主席ら他の中国共産党の最高幹部とは違い、視察中ずっとマスクをつけないで市民らと対話しており、李氏を取り巻く聴衆もノーマスクだったことが関心を集めている。この1泊2日の視察の間、李氏一行はマスクをはずしており、また雲南大学などの視察先の人々もマスクをつけていなかった。 権威主義の際たるものであろうが、李と習近平の指導権争いの側面も噂されている。


2022年5月23日:サル痘が欧米・中東で拡大・WHO「極めて異常」/(ノム通信・産経ニュース・ロイター参考)(5.25追記) 天然痘に症状が似ている「サル痘」の感染が欧米や中東で拡大している。スイス・ジュネーブで開催されている世界保健機関(WHO)総会では、ヒトからヒトへの感染を認め、流行地域のアフリカ西部や中部に関わりのない感染者が相次いで確認されているのは「極めて異常」と指摘。子供や免疫力が低下した人が感染すれば重症に陥る恐れがあるとし、各国に警戒を呼びかけている。サル痘の感染が欧米などで拡大した要因は不明だが、アフリカで蔓延したサル痘のウイルスが変異して感染力が高まっているとの見方もある。サル痘に特化したワクチンはないが、複数の国は天然痘のワクチンを備蓄している。天然痘ワクチンは症状が似ているサル痘に対しても、ある程度の感染予防の効果を発揮するとみられている。サル痘はカニクイザルにあったウイルスによるもので、1970年代に人への感染が確認された。接触感染なので、同性愛者に多いという情報もある。24日の共同通信の続報では、UAEでも24日、西アフリカからUAEを訪れた29歳の女性が発症した。ワクチンにはデンマークのバイオ製薬ババリアン・ノルディックが製造しているものがある。米国では天然痘とサル痘を予防するワクチンとして承認されている。欧州では天然痘予防ワクチンとして承認されており、適応外使用の枠組みでサル痘予防に使われている。


2022年5月23日:北がコロナ蔓延の中、密状況の国葬を実施/(J-CASTニュース・AFP時事) 新型コロナウイルスの感染が拡大する北朝鮮で、軍重鎮で朝鮮人民軍元帥のヒョン・チョルヘ(玄哲海)の国葬が2022年5月22日に行われた。多数の軍人が参列し、国営メディアが配信した写真を見る限りでは「密」の状態が起きているようにも見える。ジョンウンを除いて全員マスクを着用していた。葬列の沿道には多くの住民が動員された。 感染症というものの恐怖よりも国家の国威の方が重要だということを示している。ジョンウンだけがマスクをしていなかったことにそれが象徴されている。


2022年5月21日:北朝鮮の時代遅れのコロナ対策/(産経ニュース) 北ではコロナ感染者のことを「発熱者」といい、対策としてしきりに民間療法を呼び掛けている。たとえば解熱効果があるとされる柳の葉や野草のスイカズラを煎じて飲めとか、せき止めには蜂蜜をといい、息苦しければ窓を開けろという指示もある。世界最大規模の軍事パレードを華々しくやり、核開発やミサイル発射に熱を上げながら、国民には薬がないから草や木の葉を煎じて飲めというのだ。切なさを通り越し、世界史上の異様な体制というしかない。


2022年5月21日:WHOがサル痘の感染を11ヵ国で確認/(産経ニュース) 世界保健機関(WHO)は20日、天然痘に症状が似ている「サル痘」の感染が欧州など11ヵ国で確認されたと発表した。「さらに多くの症例が報告される可能性がある」とし、各国の感染状況を調査する方針を示した。WHOによると、11ヵ国でこれまで約80件の感染例が確認され、感染が疑われるケースも50件報告された。英BBC放送の情報では、今月以降、英国やフランスとイタリアなどの欧州諸国のほか、米国やオーストラリアなどで感染者が見つかっている。日本での感染発表はない。米疾病対策センター(CDC)の専門家は米CNNテレビに対し「サル痘は通常、西アフリカか中央アフリカでしか報告されず、米国や欧州では見られない」と指摘。「現在報告されている症例数は、われわれの正常な水準を間違いなく逸脱している」と危機感を示した。サル痘は主にアフリカの森林地帯で発生する動物由来の感染症。体に発疹ができるほか、発熱・頭痛などの症状が出る。WHOは「症状は通常2週間から4週間続く」としたが「天然痘に比べると重症化しにくい」との見方もある。CNNなどによると、サル痘はウイルスを保有した野生動物に触れることで感染するとされる。市中感染のリスクは低いが、飛沫や体液などを通じて感染する可能性もある。20日のAFP関連情報によると、WHOは、確認された感染者の多くが同性愛者や両性愛者、あるいは男性と性関係を持つ男性だったことについて調査しているとしている。21日のロイターの続報によると、WHOは12日時点で12ヵ国で92人の感染が確認されたとしている。 


2022年5月19日:ウクライナのコロナ感染状況/ウクライナ国営通信日本語版編集者・平野高志によると、「ウクライナでは1日平均512人の新規感染者が報告されている。ピークだった2月10日の1%になる」という。ウクライナ保健省の発表をもとにした統計データは、同国の新型コロナウイルス感染者数が激減していることを示している。だが、これは正確な数字ではない。ロシア軍の攻撃によってウイルスの継続的な調査は望めず、感染者数や、どういう株が拡がっているのかなどの流行状況が把握できなくなっているからだ。平野によると「2月24日以降、新型コロナの報道は皆無です。ウクライナ保健省も開戦以降、感染者数やワクチン接種済み件数の発表をおこなっていない状況です」という。だが医療機関は戦争最中にもワクチン接種をおこなっていたともいう。平野自身は周囲で感染した人の話を聞いたことが無いという。感染のピークは2月だったと考えられると話している。


2022年5月18日:米で再び感染が拡大へ・4回目接種を検討/(ロイター) 米疾病対策センター(CDC)のワレンスキー所長は18日、米国内で新型コロナウイルスの新規感染者が再び大きく増加傾向にあるため、50歳未満もワクチンの4回目接種の対象にすることを検討していると表明した。ホワイトハウスの記者会見で語った。2022年5月18日:ワレンスキーによると、新規感染者はこの5週間で着実に増加。現在の7日間平均は9万4000人で、前週から26%増加し、この1ヵ月では約3倍になっている。コロナ入院者の7日間平均も19%増の約3000人となり、1日平均のコロナ死者数も275人に達しているという。同氏は「1日に300人近い死亡というのは依然としてかなり多過ぎる」と指摘した。米食品医薬品局(FDA)は3月下旬、米ファイザーとモデルナのワクチンの4回目接種を50歳以上に承認。この年齢層の免疫力が減退していくことや、同年齢層へのオミクロン株のリスクを示すデータを理由としていた。


2022年5月17日:中国・上海で「ゼロコロナ達成宣言」・市民数百万は未だ外出制限/(AFP時事) 中国・上海市は17日、市内16地区すべてで、新型コロナウイルスの感染を完全に抑え込む「ゼロコロナ」を達成したと宣言した。だが、市民数百万人にはいまだ外出制限が課されており、ソーシャルメディアでは宣言をあざける声が上がっている。 これは中国の国際的面子の問題だったのであろう。


2022年5月16日:北が中国から医薬品搬入か?/(NHKニュース) 新型コロナウイルスによるとみられる発熱者が相次いでいる北朝鮮では、新たに27万人近くに発熱の症状が確認され、軍を投入して24時間態勢での医薬品の供給が始まった。一方、北朝鮮の輸送機3機が16日、隣国の中国から医薬品を搬入したとみられることが分かった。北朝鮮国営のコリョ(高麗)航空のイリューシン76型輸送機3機が16日午前、中国東北部・瀋陽の空港に着陸し、その日の午後に北朝鮮へ戻ったことが確認され、中国から医薬品を搬入したとみられる。


2022年5月16日:北朝鮮の感染拡大・4月からの累計で121万人感染/(時事通信)(5.19追記) 北朝鮮で新型コロナウイルスとみられる患者の増加が止まらない。当局は15日午後6時まで24時間の新規発熱者が約39万2920人、4月末からの累計では約121万3550人になったと発表した。低い医療水準などからさらに増えるとみられ、死者が3万人以上に上るとの予測も出ている。当局は、感染拡大以上にパニックや体制への不満の広がりを恐れているもようだ。19日の共同通信による韓国報道の続報によると、この数字には腸チフスなど別の感染症の数字が含まれているようだ。


2022年5月15日:中国でコロナ対策に矛盾・営業再開と外出制限/(読売新聞) 新型コロナウイルス感染拡大を受けたロックダウンに入って1ヵ月半を過ぎた中国上海市は、16日から、厳格な防疫対策を取ることを条件に、商業施設や飲食店の営業再開を進める方針を示した。市は封鎖解除に向け、今月中旬のうちに隔離施設以外での新規感染者をゼロにする目標を示しており、厳しい外出制限は今後も続く。営業再開が認められても、従業員らが出勤できない事態も予想され、正常化には時間がかかりそうだ。 中国の硬直した命令系統がこうした矛盾を生み出している。全体主義は良いが独裁は良くないという端的な事例。(21.4.22「全体主義と個人主義」)


2022年5月15日:北朝鮮で「発熱」で新たに15日死亡・累計症例82万人超/(AFP時事) 北朝鮮は15日、「発熱」により新たに15人が死亡したと明らかにした。朝鮮中央通信(KCNA)は、感染拡大が始まってからこれまでに42人が死亡、累計の症例は82万620人に上り、うち32万4550人が治療を受けていると伝えた。北朝鮮は、12日に新型コロナウイルスのオミクロン株の感染者が初確認されたと発表したばかり。国内に新型コロナワクチンや抗ウイルス薬はなく、大規模な検査態勢も整っていない。当局は「最大限の緊急検疫体制」を敷いて感染拡大の抑制を試みているが、連日多くの新規感染者が報告されている。KCNAは、「国内すべての道・市・郡を完全封鎖し、労働単位・生産単位・居住単位でも封鎖を行っている」と報じている。 全土封鎖という事態になっているようだ。


2022年5月15日:中国で出国希望者のパスポート没収・無効化措置/(NEWSポストセブン) 中国政府は新型コロナウイルスの感染拡大防止策として、空港などからの出入国者について規制を強化する方針を決定した。旅行書類やビザを厳しく審査する一方で、国民に対して、「絶対に必要な場合以外は国外に出ないようにすべきだ」と呼びかけている。とくに、パスポートコントロールでは出国者に対して、どのような目的で海外に渡航するのかなどをしつこく質問し、不要不急ではない場合、パスポートを没収したり、パスポートの角をハサミで切り取って無効にしたりするなどの厳しい措置がとられている。 中国の権威主義の恐ろしい一面が如実に表れている。市民は国に対して恐怖で委縮せざるを得ない。


2022年5月13日:北京で3日間の自宅待機開始・実質のロックダウン/(産経ニュース) 北京市で13日、新型コロナウイルスの感染対策として主要地域で3日間の自宅待機が始まった。公園や観光地が閉鎖され、感染者が確認された一部地域ではタクシーの運行が禁止された。上海市と同様にロックダウンが行われるとの観測が出て、生活必需品の買いだめも起きている。 中国は物事を言い換えることで誤魔化すのが得意だ。これも実質的なロックダウンであろう。


2022年5月13日:実は2020年から都市封鎖をしていた北朝鮮/(デイリーNKジャパン) 北朝鮮国営の朝鮮中央通信は13日、国内で4月末から原因不明の発熱症状を見せる人が爆発的に増え、18万7千人余りが隔離されて治療を受けており、6人が死亡したと伝えた。北朝鮮では前日の朝鮮労働党政治局会議で、国内での新型コロナウイルス感染者発生を初めて確認。金正恩総書記は「全国の全ての市、郡で自分の地域を徹底的に封鎖」するよう指示した。だが例えば中国との国境に位置する慈江道(チャガンド)満浦(マンポ)は2020年10月26日からジョンウンの命令でロックダウンされていた。それも2度目の封鎖であり、2020年8月末から9月中旬に最初の封鎖があった。封鎖期間中にコロナの疑いで隔離施設に収容された人は320人で、症状が表れその後に死亡した人は107人に達したという。当局は、満浦市民1人あたり1日300グラム、10日分の食糧を配給したが、外出が一切できない封鎖期間は3週間におよび、全く量が足りなかった。また、孤児を収容する育児院、初等学院では、封鎖による食糧不足で10人が餓死するという痛ましい事件も起きた。市民の間では「餓死した人はもっといるはず」との噂が広まり、感染症の拡大を未然に防ぐための封鎖が、人を餓死に追い込んでいる状況に、もはや国も防疫機関も幹部も信じられないと不信感が広がった。14日の時事通信の続報では、13日に新たに17万4440人の発熱者が出て、21人が死亡したという。北の情報は全く信用できないが、一気に情報公開に踏み切ったようだ。また28万人が治療を受けているという。ジョンウンは14日、「建国以来の大動乱」と評した。中国の防疫成果と経験に学ぶように指示を出したという。


2022年5月12日:欧州がオミクロン派生型を警戒・感染増の恐れ/(共同通信) 欧州疾病予防管理センター(ECDC)は13日、新型コロナウイルスのオミクロン株派生型「BA・4」と「BA・5」が今後数ヵ月のうちに欧州で主流になり、感染者が著しく増える恐れがあるとして警戒を呼びかけた。過去の感染やワクチン接種で得られた免疫をかいくぐって広がるとみられ、12日付で「懸念される変異株(VOC)」と位置付けた。日本でも12日に感染者を確認している。


2022年5月12日:北がコロナ患者発生を初めて認める・「最重大非常事件」を宣言/(共同通信・NHKニュース) 北朝鮮の朝鮮中央通信は12日、首都平壌で新型コロナウイルスのオミクロン株感染が確認されたことについて「(国境封鎖により)2年3ヵ月にわたり固く守ってきた防疫戦線に穴が生じる国家最重大非常事件が発生した」と報道、同日の朝鮮労働党政治局会議で「全国的な感染状況」が報告されたと伝えた。詳細は不明だが、地方にも感染が拡大している可能性がある。金正恩党総書記は地域封鎖を行いながら生産活動は続けるよう指示。人や物資の移動遮断で感染拡大を食い止め経済への打撃を抑えたい考えとみられるが、医療体制は脆弱で成否は不透明だ。NHK報道では、今月8日に首都ピョンヤンで発熱した複数の人の検体を確認したところ、オミクロン株と一致したとしており、北朝鮮が国内での新型コロナの感染確認を明らかにしたのは、これが初めてである。キム総書記は、すべての市や郡を封鎖して感染拡大を抑え込むよう指示したという。13日のNHKの続報では、公式発表の患者は18万7千人、発熱患者は35万人に上るという。 時計の針が3時前を指していて会議が未明に招集されたとみられるというが、偽装工作の可能性もある。あるいはキムの権力が絶大なことを示すための工作かもしれない。結局地方で蔓延している実情を追認したに過ぎない。既に防疫体制に入っていた。隠し通せないと判断したと思われる。


2022年5月12日:米国のコロナ死者が100万人・欧州は200万人を超えた/(時事通信) 米政府は12日、新型コロナウイルスによる国内死者数が100万人を超えたと発表した。バイデン大統領は声明で「パンデミックに対する警戒を緩めず、できる限り多くの命を救うためにあらゆることをしなければならない」と協力を呼び掛けた。バイデンはワクチン供給や検査体制などの水準を維持するよう議会に求めた。一方、AFP通信によると、世界保健機関(WHO)は12日、新型コロナによる欧州の死者が200万人を超えたことを明らかにした。米欧とも変異株「オミクロン株」の流行で、2月に死者数がピークを迎えたが、その後はおおむね減少傾向にある。


2022年5月11日:上海の半分でゼロコロナ達成も規制継続/(ロイター)  中国上海市の当局者は11日、市内の半分の地区が「ゼロコロナ」を達成したと発表した。ただ、国家の政策に基づき、新型コロナウイルスの感染を封じ込めることを目指す厳しい行動制限は続ける方針を示した。上海はロックダウンが6週目に入った。市が公表した統計によると、最も厳格な隔離措置下にある区域以外での新規感染者が10日、今月1日以来初めてゼロだった。16の地区の半分が、隔離区域以外での新規感染が3日連続ゼロという「ゼロコロナ」を達成した。一方、市当局者は、制限を緩めるべき時ではないと強調。保健委員会の高官はオンラインで開いた会見で「現在の状況は安定的なものではなく、リバウンドのリスクが残っていることを認識すべき」と語った。WHOのテドロス事務局長は10日、中国の厳しいコロナ対策について、ウイルスの特性を踏まえると持続不可能と述べた。テドロスの発言は、国連のウェイボーのアカウントに掲載されたが、なぜかその後削除された。


2022年5月9日:北京中心部で外出禁止規制強化/(共同通信) 北京市は9日、新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、日本人居住者も多い中心部の朝陽区で外出規制を強めた。在宅勤務の厳格な実施を要求したほか、主な公園を閉鎖し、感染者が出た一部地区では壁も設けて住民の出入りを封じている。上海のようなロックダウンに陥らないよう、ぎりぎりの対応が続いた。当局は8日午後の会見で、朝陽区全域で在宅勤務を徹底するよう指示。ライフライン関連を除く「市民生活の維持に関係がない企業」の営業停止も求めた。感染者が見つかった地区は家から出ることが引き続き禁じられた。要求に従わない住民には厳しい対応を取ると警告した。


2022年5月6日:スペインでオミクロン変異株の新亜種BA.5発見/(Record China) スペイン保健部門の現地時間6日の発表によると、ここ数週間に、スペインでは、オミクロン変異株の新しい亜種であるBA.5の感染例が確認されたとのこと。今のところ、これら感染例が新規感染者に占める割合は2%を下回っている。世界保健機関(WHO)はこのほど、オミクロン株の亜種BA.4 とBA.5の影響で、米州とアフリカで新型コロナウイルス感染者が急増していることを明らかにした。WHOはこれら二つの亜種に対するモニタリングと分析を急いでいる。

 
2022年5月4日:北京で地下鉄や大学を封鎖・都市封鎖の前兆か?/(共同通信) 中国北京市は4日、新型コロナウイルス対策を強化し、市中心部などの約60の地下鉄駅を封鎖した。路線バスも感染者の多い朝陽区を中心に約160路線で運行停止や路線変更などの措置を決めた。期間は不明。また4日までに市内の大学を封鎖。校内の寮に住む学生らに対し8日まで外出しないよう通知した。炊事場や食堂がない寮もあるため学生からは戸惑いの声が上がった。中国の衛生当局は4日、感染対策のロックダウンが続く上海市で、空港検疫などを除き、3日に4982人の新規感染者を確認したと発表した。3月31日以来、約1ヵ月ぶりに5千人を下回った。


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