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【時の言葉】外出を控え、資源消費を減らそう(2022.6.20))

北朝鮮

2023年3月-4月

2023年4月29日:北で流行っているカップル密会部屋・政府の指令を悪用/(NEWSポストセブン) 北朝鮮では社会主義政権を転覆させるなどの謀議をするための場所をなくす目的で、かつてレストランなどに設置されていた個室が閉鎖されているが、最近、それらの個室が秘密裏に復活しつつあることが明らかになった。新型コロナウイルスの流行で、レストランなどの経営が苦しくなったためで、経営者が「秘密の部屋」として、通常よりも高い料金設定で、主に密会を望むカップルらに使わせているというのだ。米政府系報道機関「ラヂオ・フリー・アジア(RFA)」が報じた。北朝鮮当局が1984年8月3日、工場が廃棄物を再利用することで利益を上げることを許可、奨励するという政令を発したが、カップルの事を廃棄物に例えて、「8.3カップル」と呼ぶようになったという。客層のほとんどは、主に「人前では言えないような関係の男女」であり、北朝鮮では珍しい富裕層の男性で、より多くの出費をする余裕があるようだ。 空いた空間は役に立っていないので利用しようと、政府の指令を悪用したレストランの知恵と云えよう。


2023年4月28日:十数都市破壊可能な米原潜が韓国に寄港・敢えて北朝鮮に警告か/(夕刊フジ) 26日の米韓首脳会談を受け、バイデン大統領と、韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領は、米国の「核の傘」に象徴される拡大抑止の強化を具体化した共同文書「ワシントン宣言」を発表した。同宣言には、核兵器を搭載できる米軍の原子力潜水艦の韓国派遣が盛り込まれた。海外メディアによると、原潜は「核弾道ミサイル搭載可能な戦略原子力潜水艦(SSBN)」だという。戦略原潜は、自国への核攻撃の報復に備えて、潜水艦発射弾道弾(SLBM)を搭載し、平時より居場所を隠して潜行している。それが姿を現すのは極めて珍しい。ロイター通信(27日)によると、米海軍は現在14隻の戦略原潜を保有している。「オハイオ」級は、1基あたりで最大8発の核弾頭を搭載し、1万2000キロ離れた目標を攻撃可能なミサイル「トライデントⅡ・D5」を各20基積み込めるという。「オハイオ」級について、CNNは以前、「太平洋で活動する『最恐』かつ最も万能な米軍の兵器」と紹介している。1回の集中攻撃で、十数都市を破壊する火力を備えるという。韓国派遣の公式表明は1980年代前半以降では初めてで、核戦略計画の米韓協議体を新設し、有事に米国の核作戦を韓国が支援し、合同演習や訓練を強化する方針だという。米国家安全保障会議(NSC)のジョン・カービー戦略広報調整官は26日の記者会見で、戦略原潜の日本への派遣について、「計画はない」と述べた。


2023年4月22日:北朝鮮で脱北者に電話連絡した家族の全員が収容所送りに/(NEWSポストセブン) 北朝鮮北東部の咸鏡北道で、「脱北して韓国に亡命した子供に電話したのは違法」として、北朝鮮当局が電話をかけた母親ばかりでなく一家4人全員を逮捕し、思想改造のため強制収容所に送り込んだ。脱北者と連絡を取り合うことは違法だが、このような処置を受けるのは従来、電話をかけた本人だけで、家族全員の収容所送りは極めて異例だという。この背景には、金正恩朝鮮労働党総書記が最近、「脱北を厳重に取り締まり、脱北した家族にも厳しく対応せよ」との指示を出したことがあるという。これまでは、仮に発覚しても、ほとんどの場合、警察に賄賂を渡して目をつぶってもらうことができた。また、それがうまくいかなくても、逮捕されるのは電話をかけた本人だけであることがほとんどだった。


2023年4月22日:日本の防衛大臣が「ミサイル破壊措置準備命令」を発令/(ニッポン放送:宮家邦彦)(4.26記) 北朝鮮が19日に軍事偵察衛星1号機完成を発表したあと、日本の浜田防衛大臣が22日、自衛隊に「破壊措置準備命令」を出した。自衛隊は地対空誘導弾パトリオット(PAC3)の配備や、イージス艦の展開に向け準備を進める。PAC3を南西諸島に配備するという話が出ており、いい意味で1つの訓練となると宮家は見る。


2023年4月20日:北で連座制が適用され怒ったスナイパーが警官ら4人を射殺/(デイリーNKジャパン) 3月末に連座制が適用された容疑者が4人の警官・安全員を拳銃で射殺した。警察署に拘留されていたが、電気修理工事に動員され、その道具で留置掛かりを殴って拳銃を奪い、脱獄した。捜査員の警察官や安全員を4人射殺した上で自殺した。そもそも彼は何も犯罪を犯してはいなかったが、兄が政権批判の発言をした容疑で管理所(政治犯収容所)送りとなり、家族に連座制が適用され、弟である彼はジョンウンをガードする護衛司令部所属の狙撃手だったが、除隊させられた上に拘置されていたのである。


2023年4月19日:北朝鮮が偵察衛星「完成」を打ち上げへ/(産経ニュース) 北朝鮮メディアは19日、キム・ジョンウン朝鮮労働党総書記が18日に国家宇宙開発局を現地指導したと伝えた。金氏は「完成した軍事偵察衛星1号機」を計画された期日内に打ち上げるための最終準備を急ぐよう指示した。弾道ミサイル技術を使った発射を禁じた国連安全保障理事会決議に違反する打ち上げに、北朝鮮が踏み切れば、朝鮮半島で一層緊張が高まる事態も避けられない。


2023年4月18日:北朝鮮が離婚を希望する女性に圧力・集会でのさらし者に/(ノム通信/デイリーNKジャパン参考) 北朝鮮の実際の人口は公式発表より少ないと言われており、急速な少子化・人口減少の対策として、離婚を無理やりできないようにしているが、その結果は非婚化、そしてさらなる少子化として返ってきている。北朝鮮では経済難から女性が市場で取引することで一家の収入を補う働き手になっているが、その努力が破綻しつつあり、女性から離婚する例が続出しているようだ。ジョンウンは経済自体の活性化には目を向けず、ひたすら命令によって離婚を減らそうとしている。ジョンウンは2022年3月、「離婚する者は社会の混乱を招き、社会主義生活様式に反する者とみなせ」と指摘し、2022年9月には離婚を望む女性に対する思想教育を徹底し、従わなければ思い知らせよとの指示を出している。しかし、今年になっても離婚は減らず、朝鮮労働党中央委員会(中央党)が、改めて離婚を防ぐための対策を取れと指示を下した。離婚を申し立てる人に懲役刑を課すという無茶苦茶な対策を打ち立てたが、それですら効果が上がらなかった。そこで「経済的な困難を言い訳に、不当な条件と口実で離婚を申し立てる者を把握し、組織が思想闘争(吊し上げ)を行え/子どもの躾を怠ったとして、離婚を申し立てた者の親の個人情報も集会で晒せ」などと言った指示を下した。


2023年4月17日:北朝鮮のICBM発射を中露だけは擁護/(産経ニュース) 国連安全保障理事会は17日、北朝鮮による13日の大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射を受けて公開会合を開いた。中国とロシアを除く各国がICBM発射を批判したのに対し、中露は米国非難で足並みを揃え、北朝鮮を擁護する姿勢を示した。 たとえ戦略的な意図があろうと、キチガイ国家の横暴を擁護することなど言語道断である。このことで中露は同じ穴のむじなであることが証明された。これは中露自らに災難として降りかかってくるであろう。


2023年4月17日:北朝鮮が米に対して新たな「警告声明」/(時事通信) 北朝鮮の朝鮮労働党中央軍事委員会の李炳哲副委員長は17日、朝鮮中央通信を通じ、米国などに「警告声明」を発表し、新たな軍事挑発を示唆した。李は北朝鮮による13日の大陸間弾道ミサイル(ICBM)試験発射を受け、国連安全保障理事会が17日に緊急会合を開くことに反発し、「米国がわれわれの度重なる警告を無視し続けるならば、より明らかな安全保障危機と克服不可能な脅威を感じるように必要な行動的措置を取る」と述べた。


2023年4月17日:日米韓がミサイル防衛訓練・北朝鮮に対抗/(ロイター) 韓国海軍は、日米と共同でミサイル防衛訓練を17日に実施すると発表した。北朝鮮のミサイルの脅威に対抗するため安全保障協力を強化する。日米韓はワシントンで先週開いた3者協議で、外交・軍事協力を拡大する取り組みの一環としてミサイル防衛や対潜水艦の演習を定期的に行うことで合意した。17日の訓練は韓国と日本の間の国際水域で実施し、韓国のイージス艦「栗谷李珥」・米国のミサイル駆逐艦「ベンフォールド」・海上自衛隊のイージス艦「あたご」が参加する。韓国海軍によると、訓練では北朝鮮の弾道ミサイルによる挑発というシナリオで仮想標的を設定し、探知、追跡、情報共有といった対応手順に焦点を当てる。北朝鮮は新型の固体燃料式大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験を先週実施するなど軍事活動を活発化させている。米韓は17日から12日間の日程で空軍の訓練も行う。また、ソウルでは同日、日韓安全保障対話が5年ぶりに再開された。 なぜ国連安保理は、予告無しのICBM打ち上げについて、周辺国に撃墜の許可を与えないだろうか? 北の好きにさせていたのでは、エスカレートしていくだけで、ミサイル性能を向上させるだけだ。戦争を覚悟する勇気が国連にはないのか?


2023年4月15日:北朝鮮警備艇が越境・韓国軍が警告射撃・中国船が不正漁業/(時事通信) 韓国軍は16日、北朝鮮の警備艇が15日午前11時(日本時間同)ごろ、黄海の白※島(※令に翊のツクリ)付近で、南北軍事境界線である北方限界線(NLL)を越え韓国側に入ったと発表した。韓国軍の高速艇が警告射撃を行い、警備艇は北側に引き返した。北朝鮮の警備艇は中国の漁船を追ってきたとみられ、韓国軍高速艇と中国漁船がNLL付近で接触。高速艇の一部乗組員が軽いけがをした。 中国船の不正漁業で韓国・北朝鮮が危険な事態を強いられた。 


2023年4月14日:米韓が合同軍事演習・米のB52が朝鮮半島上空に展開/(共同通信) 韓国国防省は14日、米軍のB52戦略爆撃機が朝鮮半島上空に展開し、韓国軍と合同訓練を実施したと発表した。「同盟の力と米国の(核兵器と通常戦力で韓国を防衛する)拡大抑止提供の意志を示す緊密な対応だ」とし、固体燃料エンジン搭載型の新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射実験を行った北朝鮮を牽制した。韓国軍のステルス戦闘機F35Aなどが訓練に参加した。B52は5日にも朝鮮半島上空に飛来し、韓国軍と合同訓練を行っており、今回は2度目となる。


2023年4月13日:北朝鮮が固体燃料使用ミサイルを発射/(共同通信) 韓国軍関係者は13日、北朝鮮が同日発射したミサイルについて、固体燃料エンジンを搭載した中距離以上の新型弾道ミサイルの可能性があるとの分析を明らかにした。大陸間弾道ミサイル(ICBM)の可能性もあるとしている。韓国軍によると、平壌郊外から約千キロ飛行して日本海に落下した。日本では、北朝鮮のミサイル発射を受け避難を呼びかける全国瞬時警報システム(Jアラート)が発令された。北海道周辺に落下するとみられると伝えたものの、その後に可能性がなくなったと訂正した。


2023年4月9日:北が南北の通信線を遮断した可能性・3日連続不通/(時事通信) 北朝鮮軍は9日、韓国軍との通信線での朝夕の定時連絡に応じなかった。韓国国防省関係者が明らかにした。南北通信線の不通は3日連続。技術的な問題で不通になる場合もあるが、米韓の合同軍事演習などを非難する北朝鮮が遮断した可能性もある。


2023年4月8日:北が核攻撃艇で1000キロ潜航させ目標で爆発させる実験に成功/(ノム通信/共同通信参考) 北朝鮮国営の朝鮮中央通信は8日、同国の国防研究機関が核無人水中攻撃艇「津波2」の訓練を4~7日、東部咸鏡南道の沖合で実施したと伝えた。シミュレーションした約千キロの距離を71時間6分にわたり潜航、日本海の北朝鮮沿岸に設定した水中の目標地点で起爆させた。3月下旬にも同様の名称の兵器訓練を実施している。目的は津波を発生させ、敵の艦艇や港を破壊することにあるという。


2023年4月7日:北朝鮮が自国を棚に上げてオーカスを非難・「核不拡散壊す」と主張/(共同通信) 北朝鮮は7日、朝鮮中央通信が評論記事を配信し、米国・英国・オーストラリア3ヵ国の安全保障枠組み「AUKUS(オーカス)」が国際社会の核不拡散体制を壊し軍備競争を引き起こすと非難した。 自国が2003年に核拡散防止条約(NPT)からの脱退を宣言し、核兵器を製造、保有し始めたことを棚に上げて他国を批判している。


2023年4月5日:国連の報告で朝鮮出身の人物が所有する日系企業が嗜好品を北朝鮮に輸出/(共同通信) 国連安全保障理事会の北朝鮮制裁委員会の専門家パネルがまとめた年次報告書が5日公表され、北朝鮮による嗜好品の輸入で「日系企業」の関与を指摘した。朝鮮半島出身の人物が企業の所有者とされ、専門家パネルは日本に照会したが、実態は把握できなかった。報告書によると、新型コロナウイルス対策の国境封鎖が一部で緩和されて嗜好品の流入が再開した可能性があるという。企業の名称は「ミライ」で日本語だが、登録所在地は平壌だった。


2023年3月31日:賄賂にまみれた北朝鮮医療「助かりたければタバコ2カートン」/(デイリーNKジャパン) 北朝鮮で最も一般的な家庭用燃料は石炭だ。国内に数多くの炭鉱を擁し、輸入に頼ることなく使える安価な燃料だからだ。しかし、石炭には致命的な欠点がある。一酸化炭素中毒だ。具体的な数字は不明だが、北朝鮮では一酸化炭素中毒による死亡事故が毎年のように起きていると伝えられており、人民班(町内会)では、中毒事故を防ぐための見回りを行っている。それも、台帳に点検状況を記録し、洞事務所(末端の行政機関)で見回り確認の捺印を受けさせるほどの念の入れようだ。先日、江原道(カンウォンド)病院に、一酸化炭素中毒の患者が搬送されたが、一酸化炭素中毒の治療には、酸素カプセルに入り、高圧酸素を吸わせる高圧酸素療法が使われるが、北朝鮮でも大病院にはこのような設備がある。過去にはある大物幹部が、1つしかない酸素カプセルに入っていた庶民を追い出し、自分の妻を入れたことでトラブルになったこともある。江原道病院でも問題が発生した。救急科当直医が、患者の家族に「酸素代としてタバコ20箱を持ってこい」と要求した。断れば治療を拒否されかねないと恐れた家族は、大急ぎで商店に走り、タバコを購入して医師に手渡した。手持ちの現金がなかったようで、ツケ払いで購入したとのことだ。このように北朝鮮の病院では、医師や看護師から患者やその家族へのワイロの要求が当たり前のように行われている。給料だけでは食べていけないからだ。


2023年3月31日:米「ロシアが北朝鮮から兵器調達」と批判・露朝両国間の支援拡大に懸念/(FNNプライムオンライン) アメリカ政府高官は、ウクライナ侵攻を続けるロシアが、北朝鮮から兵器などを調達しようとする新たな情報を得たと明らかにした。ホワイトハウスのカービー戦略広報調整官は30日、「ロシアが北朝鮮に代表団を派遣しようとしている」と指摘し、ロシアが北朝鮮の兵器と交換に、食料の提供を行っていると批判した。また、ロシアが北朝鮮から追加の兵器などを積極的に獲得しようとする「新たな情報を得た」とも述べ、両国の間での支援の拡大に懸念を示した。一方、アメリカ財務省も30日、ロシアに対して北朝鮮から20種類以上の兵器などの販売を秘密裏に手配しようとした、スロバキア国籍の武器商人を制裁の対象に加えたと発表した。


2023年3月30日:北の「反動思想文化排撃法」の最高刑罰は死刑/(デイリーNKジャパン) 北朝鮮では2020年12月、最高人民会議常任委員会第14期第12回総会において「反動思想文化排撃法」が採択された。韓流コンテンツの流入により、国民の思考やライフスタイルが変化するのを極刑で押さえつけるものだ。当初、同法の詳しい内容は不明だったが、違反に対する最高刑が死刑であることを、韓国デイリーNKはいち早くつかんでいた。2021年1月、北朝鮮当局が作成した同法の説明資料を入手し、法違反時の量刑などに関する具体的な内容を報道したのだ。実際、韓流コンテンツを密売した罪などで複数の処刑が行われたとする情報も、北朝鮮国内から伝えられている。たとえば2022年1月には、20代の男女2人が、300人が見守る前で銃殺された。女性は平安南道保衛局(秘密警察)の政治局長の娘という「お嬢様」だったが、ボーイフレンドとともに韓流映像ソフトの複製、販売を行なっていったのだ。以前なら、秘密警察幹部の父親の権力で、罪をもみ消すことができたかもしれない。しかし北朝鮮では、社会統制のための新法が後には「見せしめ」のための処刑が増える傾向がある。2人が死刑になったのも、反動思想文化排撃法が影響したと見られた。


2023年3月28日:北朝鮮が戦術核らしき弾頭を初公開/(産経ニュース) 北朝鮮の朝鮮中央通信は28日、キムジョンウン朝鮮労働党総書記が27日に「核の兵器化事業」を指導したと報じた。ジョンウンは「兵器級の核物質の生産を拡大し、威力ある核兵器の生産に拍車をかけなければならない」と核兵器研究所などに指示した。ジョンウンが同研究所が開発した戦術核弾頭「火山(ファサン)31」を視察する写真も公開した。北朝鮮がこの戦術核弾頭を公開するのは初めて。弾頭の直径は40~50センチと推定され、日韓を標的にする戦術ミサイルに搭載できるよう一定程度小型化したと韓国の専門家は分析している。25~27日には国防科学院が水中戦略兵器システムの実験を行ったと伝えた。21~23日にも実施した核魚雷を遠隔操作する「核無人水中攻撃艇」の実験を指すが、韓国軍は、開発の初期段階に過ぎず、北朝鮮が性能を誇張していると分析している。


2023年3月28日:北朝鮮が中国の駐朝大使を受け入れ・コロナで1年超不在/(時事通信) 中国外務省の毛寧副報道局長は28日、中国の駐北朝鮮大使として王亜軍(53)が27日に赴任したと明らかにした。北朝鮮が新型コロナウイルスの影響で入国を厳しく制限していたため、中国大使は1年以上不在の状態だった。王は2年ほど前に大使に内定。李進軍前大使は2022年1月までに中国に帰国したと伝えられていた。新型コロナの流行以降、北朝鮮が外交官を受け入れたのは王氏が初めてとみられ、今後、同様の動きが続くかどうか注目される。


2023年3月28日:北朝鮮が米空母「ニミッツ」釜山入港に「宣戦布告にひとしい」と応酬/(ロイター) 米空母「ニミッツ」と打撃群の艦船は28日、韓国軍との合同海上演習を行った後、釜山の韓国海軍基地に入港した。これに反発した北朝鮮の労働新聞は「あからさまな宣戦布告に等しく、北朝鮮に対する先制攻撃の準備に相当する。単なる軍事演習ではなく先制攻撃のための核戦争訓練だ。北朝鮮との対立をエスカレートさせ、最終的に戦争に導くという米国の政治・軍事オプションに沿ったものだ」と主張した。


2023年3月27日:北朝鮮が飽きもせず短距離弾道ミサイル2発発射・米空母展開への対抗措置/(時事通信) 北朝鮮は27日朝、平壌近郊の黄海北道中和付近から短距離弾道ミサイル2発を日本海に発射した。防衛省と韓国軍が発表した。日本の排他的経済水域(EEZ)外に落下したと推定される。北朝鮮の弾道ミサイル発射は19日以来で、今年8回目。迎撃を難しくする変則軌道だった可能性がある。防衛省によれば、2発は午前7時47分(日本時間同)ごろと同57分ごろに撃たれた。いずれも最高高度約50キロで、約350キロ飛行。韓国軍の探知では飛距離は約370キロだった。韓国メディアは、下降後に再び上昇する「プルアップ」という変則軌道が特徴の「KN23」とみられると報じた。北朝鮮はKN23に核弾頭を搭載可能としている。


2023年3月24日:北朝鮮が核魚雷実験を初公開・核兵器運搬手段の多様化を加速/(産経ニュース) 北朝鮮は24日、核魚雷の爆発実験を初公開し、水中からの核攻撃能力を誇示した。23日に終了した米韓の合同軍事演習「フリーダムシールド(FS)」に合わせ、北朝鮮は「対抗措置」名目で、核弾頭を運搬する多様なミサイルを発射。朝鮮半島の緊張激化の原因を米韓に転嫁しつつ、長期計画に沿い開発を加速させる実態が浮かび上がった。核魚雷「核無人水中攻撃艇」の「最終段階」の実験が、過去2年間で50回以上行われてきたと説明。津波を意味する「海溢(ヘイル)」と命名された攻撃艇が「水中爆発で超強力な放射能津波」を発生させ、米韓の艦船や港湾を「破壊、消滅させる」と強調した。59時間を超える潜航の後で爆発実験を行ったことについて、専門家らは「日本海全域で運用が可能だとアピールした」と指摘。 これは潜水艦を犠牲にする前提での水中爆発なのか、それとも時限装置で潜水艦が十分離れた後での爆発を想定しているのか? ジョンウンの考えることは前者に決まっている。日本だけでなく、中国・韓国沿岸も多大な損害を受けるだろう。


2023年3月22日:北朝鮮がピョンヤン方言を標準語に・「平壌文化語保護法」で韓国風言葉を発すると死刑の可能性/(デイリーNKジャパン) 北朝鮮の国会に相当する最高人民会議の第14期第8回会議で採択された「平壌文化語保護法」。韓流ドラマ、映画の影響を受けた若者の間で広まっている、韓国風の言葉遣いを取り締まるものだ。この法律では、韓国風の言葉遣いを次のように規定して、唾棄すべきものとしている。「語彙、文法、アクセントなどが西洋化、日本化、漢字化し、朝鮮語の根本を完全に喪失したごった煮言葉で、この世に存在しないような汚らしく吐き気のするゴミのような言葉」。北の法律の文言自体が唾棄すべき汚いものとなっている。国民は死刑になりたくないためにピョンヤン方言を必死に勉強しているという。


2023年3月22日:北朝鮮が国民の飢餓に懲りずに巡行ミサイル発射/(共同通信) 韓国軍合同参謀本部は22日、北朝鮮が22日午前10時15分ごろ(日本時間同)から、東部の咸興から日本海へ複数の巡航ミサイルを発射したと発表した。韓国軍が詳しい分析を進めている。


2023年3月21日:北朝鮮が兵役期間を延長・世界で最も長い男性10年・女性8年・事実上の奴隷化/(デイリーNKジャパン) 米中央情報局(CIA)が21日に公開した「ザ・ワールド・ファクトブック」で、北朝鮮の兵役期間について男性で最長10年、女性は最長8年に達するとした。昨年のファクトブックでは男性が7~8年となっており、これに比べると2~3年延びたことになる。これは、もともと男性は9〜10年、女性は6〜7年だったものが、2021年にいったん短縮され、再延長された形となる。ちなみに、10年もの兵役は世界一の長さだ。もっとも、兵役の短縮後も服務期間を終えた若者を故郷へ帰さず、農村や炭鉱に「集団配置」してこき使っていた。そして再延長された今後も、後半の3年間は農場で働かされるという。 これは兵役というよりも奴隷化である。


2023年3月19日:G7外相が北朝鮮非難の声明・核ミサイル計画の放棄要求/(共同通信) 先進7ヵ国(G7)外相は19日、北朝鮮による16日の大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射に関し「最も強い言葉で非難する」との声明を出した。北朝鮮に対し、核・ミサイル計画の放棄と日米韓3ヵ国が提示した対話の申し出に応じるよう求めた。日本外務省が発表した。北朝鮮が2022年以降、過去最多となる弾道ミサイル発射を繰り返し、核・ミサイル計画を一層強化する意図を公表していると指摘。計画を放棄し、国連安全保障理事会決議に基づく全ての義務を順守するよう要求した。中国、ロシアを念頭に「一部メンバーの妨害により、安保理が行動を取れないことを極めて残念に思う」と、国際社会の結束を呼びかけた。 世界が国家の主権を認めている限り、こうした非難は矛盾している。国家が統一されて初めて矛盾は解消される。(21.3.28「世界連邦の可能性」)


2023年3月19日:北がまた弾道ミサイル発射・米軍はB1戦略爆撃機を展開/(時事通信) 北朝鮮は19日午前11時5分(日本時間同)ごろ、北西部の平安北道・東倉里付近から短距離弾道ミサイル1発を日本海に発射した。一方、米軍は同日、B1B戦略爆撃機を朝鮮半島上空に展開し、韓国空軍の最新鋭ステルス戦闘機F35Aなどと共同訓練を実施。B1Bは日本海上空で航空自衛隊のF15戦闘機とも共同訓練を行った。B1Bは「死の白鳥」と呼ばれ、北朝鮮指導部が最も恐れる兵器の一つ。韓国軍と日本の防衛省が発表した。北朝鮮による弾道ミサイル発射は、今年7回目。19日のミサイルは約800キロ飛行し、日本の排他的経済水域(EEZ)外に落下したとみられる。最高高度は約50キロと低く、迎撃を難しくする変則軌道の可能性がある。日本政府は、発射が国連安保理決議に違反すると指摘し、北京の大使館ルートを通じて北朝鮮に厳重に抗議した。


2023年3月18日:北朝鮮で「軍志願80万人」の報道/(共同通信) 北朝鮮メディアは18日、米韓の軍事演習に怒りを感じた「80万人」の若者が17日に朝鮮人民軍への入隊や復隊を志願し、さらに増え続けていると伝えた。米韓の軍事的圧力に対抗するとして結束を図るキャンペーンを本格化させたもようだ。 志願の本当の理由は飢餓からの脱出ではないか? そんなに志願されても、国家はもはや兵士を食べさせることすらできない状況であり、門前払いせざるを得ないだろう。


2023年3月17日:北朝鮮が「火星17型最新ICBM」を発射/(時事通信) 朝鮮中央通信は17日、北朝鮮が16日に最新型の大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星17」の発射訓練を行い、成功したと伝えた。金正恩朝鮮労働党総書記が発射訓練を視察した。火星17は北朝鮮の保有する最大級のミサイルで、全米を射程に入れるとされる。平壌の順安空港から発射されたICBMは、最高高度6045キロまで達し、約1000キロを飛行。日本海の目標水域に着弾したという。ジョンウンは「開発段階から実戦配備段階に移った」ことを強調した。


2023年3月14日:北朝鮮は9年前、否定していた拉致日本人2人の生存を日本に伝えていた・日本政府にとって不都合な真実/(47NEWS) 日本政府は横田めぐみさんら安否不明者12人の帰国を北朝鮮に求め続けているが、進展はない。だが9年前、水面下の交渉の中で、北朝鮮が入国を認めていなかった2名が生存しているという情報が北朝鮮側から寄せられた。北朝鮮側が打ち明けたのは2014年。日本側に「2人は平壌で生活している」と伝え、一時帰国の案まで示した。当時の安倍晋三政権にとっても驚きの情報だった。しかし、安倍政権はこの提案を最終的に拒否する。「拉致問題の幕引きを狙う北朝鮮の謀略」と警戒したためだ。政権はその後もこの情報を伏せ続けている。なぜ「なかったことに」しているのか。


2023年3月14日:北朝鮮がミサイル2発発射/(産経新聞) 北朝鮮の朝鮮中央通信は15日、朝鮮人民軍のミサイル部隊が前日に西部長淵(チャンヨン)で「地対地戦術弾道ミサイル」2発を発射する射撃訓練を実施したと伝えた。韓国軍は北朝鮮が14日午前に短距離弾道ミサイル2発を発射したと発表しており、これを指すとみられる。同通信によると、ミサイルは611.4キロ離れた東部清津(チョンジン)沖の目標の島に命中したとしている。ミサイル部隊幹部は「戦えば敵を必ず壊滅させる」と述べたという。


2023年3月12日:北朝鮮が潜水艦からミサイル発射/(夕刊フジ) 韓国軍合同参謀本部は13日、北朝鮮が12日午前、東部の咸鏡南道・新浦(シンポ)近くの海上で、潜水艦からミサイルを発射したと発表した。聯合ニュースが同日朝、報じた。北朝鮮メディアは12日、党中央軍事委員会の拡大会議で、米韓に対抗する「重大な実践的措置」を討議、決定したと報じた。この決定とミサイル発射の関連は不明。


2023年3月12日:北朝鮮が「抑止力活用の重大措置」決定・内容不明/(産経ニュース) 北朝鮮の朝鮮中央通信は12日、キム・ジョンウン朝鮮労働党総書記が指導して党中央軍事委員会拡大会議が開かれたと伝えた。米韓の「戦争挑発策動」に対処し、「国の戦争抑止力をより効果的に行使し、威力的、攻勢的に活用するための重大な実践的措置」を討議、決定した。具体的な内容は公開しなかった。一方、軍部隊の農作業や農村の住宅建設への投入強化が議題とされた。 いよいよもって北朝鮮は飢餓状況が悪化してきているようだ。


2023年3月10日:北朝鮮が朝鮮戦争再開の初期に核兵器使用を強調/(共同通信) 10日の北朝鮮メディアによると、金正恩朝鮮労働党総書記は9日に朝鮮人民軍の火力襲撃訓練を視察した際、戦争勃発時に「主導権を奪う」任務を遂行するため準備を徹底するよう指示した。1953年から休戦中の朝鮮戦争が再開した場合、初期に核兵器を使うとの従来の方針を再度強調する考えだ。


2023年3月9日:北朝鮮が今年4回目のミサイル発射・黄海に向けて短距離弾道ミサイル1発/(産経ニュース) 韓国軍合同参謀本部は9日、北朝鮮が同日、西部の南浦(ナムポ)付近から朝鮮半島西側の黄海へ向けて短距離弾道ミサイルを発射したと発表した。韓国軍は、午後6時20分ごろ(日本時間同)に1発の発射を捕捉。同時に数発を発射した可能性もあると分析している。北朝鮮による弾道ミサイル発射は2月20日以来で、今年に入って大陸間弾道ミサイル(ICBM)を含めて4回目。


2023年3月9日:北朝鮮でジョンウンの娘のふっくら顔に国民が怒り/(夕刊フジ) 北朝鮮の最高指導者、キム・ジョンウン(金正恩)総書記の娘である「ジュエ」とされる少女に国民の不満が蓄積していると、米政府系放送「ラジオ・フリー・アジア(RFA)」が伝えている。一般国民に餓死者が出るほどの状況にもかかわらず、ふっくらとして健康的に見える娘が華美な服装を着て、国内メディアで頻繁に紹介されているからだ。


2023年3月5日:北朝鮮が米韓演習の中止要求を国連に求める/(共同通信) 北朝鮮の朝鮮中央通信によると、北朝鮮の外務次官は5日、米韓合同演習を非難する談話を発表し、国連に対し、演習の即刻中止を米韓に求めるよう要求した。 国連が各国に演習中止を求めたことはない。北朝鮮は気が狂ったのか、あるいは追い込まれているのか、どちらなのだろうか?


2023年3月4日:北朝鮮では富裕層の子どもの徴兵でのリスクを避けるための教育が流行る/(ノム通信/NEWSポストセブン参考) 北朝鮮のピョンヤンをはじめとする多くの都市で、富裕な家庭の子弟のために、数学や物理(徴兵で設計部門への配属)、コンピューターやIT(徴兵で前線には行かない)、楽器(音楽隊への配属)などを習わせるための家庭教師が100万人規模に達していることが明らかになった。主に有名大学に合格するために家庭教師を雇っているのだが、最近では子供たちが懲兵年齢達した際、入隊後に重労働やへき地での駐屯を避けるために、ダンスや音楽、楽器を習っているケースもあるという。米政府系報道機関「ラヂオ・フリー・アジア(RFA)」が報じた。


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