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【時の言葉】外出を控え、資源消費を減らそう(2022.6.20))

台湾

2024年1月- 3月

2024年3月31日:中国で工業用染料「蘇丹紅」を食品に使用・台湾が輸入/(読売新聞) 台湾で中国から輸入された唐辛子粉などの香辛料に工業用染料「蘇丹紅」が混入していることが分かり、香辛料の輸入停止にとどまらず、関連商品も相次いで回収される騒ぎとなっている。健康被害は確認されていないが、台湾当局による検査の甘さが混入を招いたとの指摘が出ている。人が長期摂取すると肝臓や腎臓を悪くしたり、アレルギー症状が出たりする。動物実験などでは発がん性が確認されている。蘇丹紅の混入は2024年1月、消費者からの通報で発覚し、カレー粉や菓子などにも使われていることが判明した。


2024年3月29日:台湾海軍司令官が訪米へ/(ノム通信/ロイター参考)  台湾海軍の唐華司令官が来週から米国を訪問し、軍関連の式典に出席するほか、台米海軍の協力強化について協議することが分かった。軍人を中心とする台湾高官の訪米は公式に確認されないことが多い。台湾海軍と米国防総省はコメントを避けている。唐の訪米は、日本・台湾・フィリピン・ボルネオ島を結ぶ中国が引いた「第1列島線」で囲んだ海域で、中国軍に対抗する米国の「統合島嶼防衛構想」の一環という。


2024年3月28日:日本の彫刻の森美術館が台湾に蒋介石資料24点を寄贈/(ノム通信/産経ニュース参考) 久しぶりの良いニュースだが、彫刻の森美術館(神奈川県箱根町)が所蔵していた台湾の初代総統、蔣介石に関する史料24点が28日、台湾の総統府直属の歴史研究機関「国史館」(台北市)に寄贈された。短剣や日本留学時の日記が含まれ、国史館の担当者は「断交後も友好関係を築いた日台関係の貴重な歴史の一部分だ」としている。彫刻の森美術館には、蔣介石の対日貢献を顕彰する「中正堂」がある。産経新聞社の1970年代の連載「蔣介石秘録」終了後、台湾から勲章を受けた当時の鹿内信隆社長が設置し、蔣経国元総統ら要人から贈られた文物81点を所蔵していた。


2024年3月28日:台湾で小林製薬の「紅麹原料」サプリ服用女性が腎不全を発症・死亡/(ノム通信/NNN参考:一部数字訂正・JNN参考)(3.30・4.1追記) 小林製薬の紅麹原料を巡っては、日本国内で28日までに4人が死亡、93人が入院、1万2千件の相談との報道が出ていたが、同原料を輸入し、台湾のメーカーが製造していたサプリメントを摂取していた台湾女性が2023年3月、急性腎不全を発症して死亡していたことが分かった。女性の夫から情報提供があった。30日のJNNの続報によると、台湾の40代の女性が台湾メーカーのサプリメントで腎臓障害を起こしていたことが分かった。やはり小林製薬の紅麹限原料から作られたという。31日の続報では障害を受けたとみられる人は6人に増えた。 国内では2023年9月以降に患者が集中していたが、台湾の事例が加わったことで、もっと前からの患者が出てくる可能性が出てきた。 


2024年3月28日:中国がモンゴル自治区に台湾総統府を模した施設・攻撃訓練か?/(ノム通信/JNN参考) 中国内陸部の内モンゴル自治区に、台湾総統府周辺に似た施設が整備されているとの報道について、台湾の国防部長は、総統府への攻撃を想定した中国軍の訓練場との見方を明らかにした。香港メディアは28日、SNSに投稿された中国の内モンゴル自治区にある施設と台湾総統府周辺の衛星写真を比較して掲載、道路や建物の配置が似ているとの見方があると報じた。


2024年3月27日:台湾の馬英久に中国は「支援おしまず」と表明・売国は明らか/(ノム通信/JNN参考) 台湾の馬英九前総統が来月、中国を訪問することについて、中国政府は「訪問を歓迎し、必要な支援を惜しまない」と表明した。 最初から中国が仕組んだ罠であり、カネで買収することで馬に台湾を売らせるつもりだ。


2024年3月22日:国連が「AIの安全性」で初の決議採択・193ヶ国総意/(共同通信) 国連総会(193ヶ国)は21日、人工知能(AI)の開発や利用を巡り、各国に安全性や信頼性を重視するよう求める決議案を議場の総意により無投票で採択した。AIの安全性に関する決議の採択は初めて。総会決議に拘束力はないが、主導した米国や日本などは国際的なルール作りに向けた「規範」になると期待している。ハリス米副大統領は声明で「国際ルールの整備に向けた歴史的な一歩だ」と評価した。米国によると、日本や中国など120ヶ国以上が共同提案国となった。 中国・ロシアを含めて総意として決議できたのは画期的なことだが、"総論賛成・各論反対" になることは目に見えている。拘束力がないことがその原因となるだろう。


2024年3月14日:台湾メディアが米特殊部隊の台湾常駐を報じる/(ノム通信/JNN参考) 台湾メディアは14日、アメリカ陸軍の特殊部隊が台湾に常駐し、ドローンの操縦などの訓練を指導していると報じた。


2024年3月14日:台湾支配の金門島付近でまた中国漁船転覆・2人死亡・緊張高まる/(ノム通信/NNN参考) 台湾が実効支配する金門島の近くで中国の漁船が転覆し、2人が死亡した。周辺海域では2月にも台湾当局に追跡された中国漁船が転覆する事故があり、緊張が高まっています。台湾当局によると、中国漁船が台湾が進入を規制している水域に侵入し、転覆したという。中国側の要請を受けた台湾と中国当局の双方が救助に当たったが、2人が死亡し、2人が行方不明になっており、現在も捜索が行われている。


2024年3月13日:中国の台湾侵攻で中台双方がボロボロ・世界経済に大打撃/(産経ニュース:兼原信克) 群馬「正論」懇話会の第65回講演会が5日、前橋市の商工会議所会館で開催され、同志社大学特別客員教授の兼原信克が「激動の国際情勢と日本外交~米中関係と台湾」と題し講演した。兼原氏は台湾有事が起きた場合、双方に膨大な軍事的損失が生じるだけでなく、台湾海峡封鎖などで世界的な経済危機を招くと指摘。中国に侵攻を思いとどまらせるために、日本は日米同盟を基軸に関係各国と強力な太平洋同盟網を築くことが必要だと訴えた。経済面では台湾海峡封鎖でアジアの物流は止まり、円・元・ウォンは暴落し、東京・上海・ソウルの証券市場は閉鎖、中国はドル市場から排除されると予想した。


2024年3月9日:ィリピンのバタン島で米軍支援による港湾整備へ・台湾有事避難への備え/(共同通信) 台湾に近いフィリピン最北のバタネス州のカイコ知事は9日、州都バスコがあるバタン島で米軍の支援による港湾整備計画が進んでいると明らかにした。台湾有事を想定し、台湾で働くフィリピン人を同州に避難させる計画を立てているとも説明した。
2024年3月8日:台湾が中国に現状変更を止めるよう要求/(ロイター) 台湾で対中国政策を担当する大陸委員会は8日、台湾が実効支配する金門島付近に警備艇を送り込んで「現状」を変更しようとするのをやめるよう中国に要求した。  


2024年2月28日:中国が自ら引き起こした事故を口実に戦闘機・軍艦で侵入/(夕刊フジ) 台湾離島の金門島周辺で中国漁船が転覆し2人が死亡した事故をめぐり、中国が台湾への圧力を強めている。中国側はすでに威嚇行動に出ている。台湾国防部(国防省)の発表によると、28日午前9時55分から、中国人民解放軍の戦闘機「殲10」や輸送機「運8」、無人機など10機が、台湾海峡の中心線を越え、台湾北部や中部、南西の空域に入った。また、28日午前6時までの24時間には、中国軍の軍用機延べ3機が台湾南西の空域に進入、軍艦11隻が台湾海峡周辺で活動しているのも確認された。中国側は台湾側水域での巡視や台湾船への臨検をするなど、現状変更を図る動きを見せている。 事故の内容から考えて過剰反応であり、侵攻の口実としていることが明白である。


2024年2月26日:台湾正副総統が揃って天皇誕生日祝賀/(共同通信) 日本大使館に代わる対台湾窓口機関、日本台湾交流協会台北事務所が26日、台北市のホテルで天皇誕生日の祝賀レセプションを開催し、蔡英文総統と次期総統の頼清徳副総統がそろって参加した。事務所によると、正副総統が同時に参加するのは初めて。対日関係を重視する姿勢を鮮明にした。レセプションには最大野党、国民党の韓国瑜・立法院院長(国会議長)や第2野党、台湾民衆党の柯文哲主席も出席した。


2024年2月22日:米下院の超党派議員団が訪台・次期総統と会談・支持を表明/(ノム通信/NNN参考) アメリカ議会下院の超党派の議員団が台湾を訪れ、5月に就任する予定の頼清徳次期総統と会談し、支持を継続する姿勢を示した。議員団は22日、台湾の総統府を訪れ、蔡英文総統、頼清徳次期総統と相次いで会談した。


2024年2月21日:中国が台湾上空に100機近い気球を飛ばして偵察・台湾軍は撃墜せず監視のみ/(ノム通信/Newsweek参考) 台湾周辺の上空で2023年12月以降、100機近い中国の気球が確認されている件に関して、台湾は2月中旬、さらなる詳細を明らかにした。台湾国防部(国防省)は、これらの気球が中国人民解放軍(PLA)のものだとする見解を避けている。気球の大多数は中国沿岸部から打ち上げられたものだが、航行中の人民解放軍艦艇の甲板から飛び立つところが探知されたものもいくつかあるという。中国軍の狙いは、台湾の防空システムを攪乱することにあるようだ。


2024年2月19日:台湾が事故中国船の乗組員を中国送還・中国海警局が台湾遊覧船を船内検査/(ノム通信/時事通信参考) 台湾が実効支配する金門島の沖合で中国漁船が転覆して4人が海に投げ出され、2人が死亡した事件を受け、中国の赤十字関係者が家族と共に20日に同島に入り、生存者2人を連れ戻すと明らかにした。台湾当局も「関連法規に基づき2人を20日に送還する」と表明した。一方、中国の海警局は19日、台湾側の遊覧船に乗り込み、約30分にわたり船内検査を実施。台湾沿岸警備当局の2隻が現場に急行し、遊覧船を護衛したという。 中台は海上で一触即発の状況にある。


2024年2月18日:英誌発表の2023年版「民主主義指数」・台湾はアジアトップで10位/(ノム通信/Record China参考) 英誌エコノミストの調査部門エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)が発表した昨年の民主主義指数調査によると、上位から、ノルウェー9.81・ニュージーランド9.61・アイスランド9.45・スウェーデン9.39・フィンランド9.30・デンマーク9.28・アイルランド9.19・スイス9.14・オランダ9.00、と北欧など欧州が続く。最下位の方ではアフガニスタン0.26・ミャンマー0.85・北朝鮮1.08(165位)となった。アジアでは台湾がトップで、唯一世界のトップ10に入った。日本は16位、韓国は22位だった。10点満点中8点以上は「完全な民主国家」、6点以上8点未満は「欠陥のある民主国家」、4点以上6点未満は「民主・権威主義の混合型体制」、4点未満は「権威主義体制」に分類される。 米国は29位で、予想通りだった。


2024年2月18日:中国が漁船転覆事故を口実に台湾海域に進出/(時事通信) 中国海警局は18日、中国漁船が転覆して2人が死亡した福建省のアモイ沿岸海域で、「秩序維持のため」巡視活動を強化すると発表した。現場は台湾が実効支配する金門島の周辺で、中台双方の取り締まりによるトラブルも予想される。


2024年2月16日:米中外相会談・中国が米国に対し傲慢な態度・台湾を支持しないよう迫る/(時事通信) ブリンケン米国務長官と中国の王毅共産党政治局員兼外相は16日、ミュンヘン安全保障会議が開かれているドイツ南部ミュンヘンで会談した。2023年11月の米中首脳会談を受けて双方とも激しい応酬は抑制したが、王は米国が支援を強化しないようくぎを刺した。


2024年2月14日:中国の不法ボートが台湾海域で転覆し、2人が死亡/(ノム通信/ロイター参考)(2.15追記) 中国沿岸に近い台湾の離島に近付いた中国のスピードボートが14日、台湾沿岸警備当局の船から逃げようとして横転し2人が死亡した。金門北碇島付近の禁止水域に侵入した。ボートは台湾で対中国政策を担当する大陸委員会は、台湾当局の行動に問題はなかったと擁護した。中国船はしばしば台湾海域で違法にしゅんせつしたり、爆薬や毒物を使って漁をしたり、ゴミを投棄したりしている。


2024年2月14日:中国軍が台湾周辺で「戦闘準備哨戒」/(ロイター) 台湾の国防部(国防省)は14日、中国空軍機14機が同日に台湾周辺を飛行し、同軍の戦艦と「共同戦闘準備哨戒」を行っているのを確認したと発表した。


2024年2月10日:台湾が中国人家族の亡命申請を却下・緊張を懸念/(NEWSポストセブン) マレーシアのクアラルンプール国際空港から台湾の桃園国際空港経由で中国・北京に向かうマレーシア航空機に搭乗していた中国籍市民3人が1月30日、桃園空港でトランジットの際、空港係員に「台湾に亡命したい」と求めたが、台湾当局は拒否し、出発地のマレーシアに送り返していたことが明らかになった。大陸委側は「こうした場合の対応は、世界のすべての国の空港で同じであり、合法的な入国許可がなければ、各国はこれらの乗客を入国させない。これは国際的な慣行だ」としている。


2024年2月8日:台湾の蔡英文総統が任期最後の春節談話/(時事通信) 台湾の蔡英文総統は8日、春節(旧正月)を10日に控えて談話を発表し「民主主義と自由が、台湾が最も大切にしている価値であることを世界に証明した」と1月の総統選を振り返った。蔡にとって2期8年の任期で最後の春節談話となる。


2024年2月7日:台湾が中国への団体旅行の販売を停止・中国による飛行ルート変更が影響か?/(ノム通信/JNN参考) 中国当局が台湾海峡上空における民間航空機の航路を台湾寄りに変更したことを受け、台湾当局は7日、中国行きの団体旅行の販売を停止するよう通達した。中国から台湾への団体旅行が解禁されていないことも理由の1つとされる。なお、既に販売された3月から5月の団体旅行については渡航を認めるとしている。

2024年1月31日:中国が民間航空路線を台湾よりに変更させる・サラミ戦術/(ノム通信/夕刊フジ:石平参考) 中国の航空当局は1月30日、台湾との中間線に沿うよう設定された民間機の航路を、1日から台湾よりに飛行するよう変更させることを発表した。台湾の陳建仁行政院長(首相)は31日、中国側の発表を「(中台間の)合意を破るもので、空の安全にも影響する」と批判し、台湾海峡の現状を破壊する「不適切な行為」をやめるよう要求した。日本の評論家の石平はこうした中国の少しずつ現状変更を図るやり方を「サラミ戦術」と批判した。


2024年1月31日:台湾で立法院の院長に野党国民党議員を選出・中国に融和的/(ノム通信/JNN参考) 台湾の国会に相当する立法院で、議長に当たる院長に、最大野党・国民党の韓国瑜氏が選出された。先月の立法委員選挙で与党・民進党の議席は過半数を割り、国民党が多数派となっていた。院長となった韓国瑜は前の高雄市長で、4年前には総統選にも出馬。「中国と結びつきを強めて、経済を立て直す」と主張するも、蔡英文総統に敗れている。中国に融和的な国民党の院長誕生で、政権は難しい運営を迫られることになる。


2024年1月27日:1月時点の台湾世論調査で「台湾人」意識が67%・「中国人」意識が3%/(NEWSポストセブン) 米国の独立調査機関「ピュー・リサーチセンター」は1月16日、台湾の世論調査を発表した。それによると、台湾の市民のうち「中国大陸の中国人と同じく、自分は正真正銘の中国人」と思っている人は全体の3%しかいないことが明らかになった。1月に行われた総統選挙では、独立志向が強い民主進歩党(民進党)の頼清徳候補が、親中色の強い国民党の侯友宜候補を破った。台湾ではアイデンティティと政治が密接に結びついており、自分を台湾人だと考えている人々は民進党に同調する傾向が強く、逆に自らを「中国人でもあり、台湾人」、あるいは「中国人」と思っていると答えた人は国民党寄りといえそうだ。


2024年1月26日:ツバルの総選挙で、親台湾の首相が落選/(共同通信) 南太平洋ツバルで26日行われた総選挙で、ナタノ首相が落選した。ナタノは台湾との外交関係を続ける姿勢を堅持していた。


2024年1月22日:台湾の頼次期総統が日本との協力深化を表明/(時事通信) 台湾の次期総統に選出された頼清徳副総統は、日本の超党派国会議員でつくる日華議員懇談会が22日に国会内で開いた臨時総会にメッセージを送り、日本との連携を強化する考えを伝えた。自然災害発生時や新型コロナウイルス感染拡大時を念頭に「支え合って乗り越える『善の循環』が形成されている」と指摘した。


2024年1月22日:台湾からの能登半島地震への民間寄付金が25億円を超える/(ノム通信/共同通信参考) 台湾政府は22日、能登半島地震を受けて民間から募った寄付金が19日の期限までに約5億4158万台湾元(約25億6千万円)に上ったと発表した。これとは別に台湾政府として義援金6千万円を11日に日本側に寄贈している。


2024年1月15日:ダライ・ラマ14世が台湾の頼に祝辞/(ノム通信/JNN参考) チベット仏教の最高指導者、ダライ・ラマ14世は、台湾の総統選挙で勝利した与党・民進党の頼清徳氏に祝辞を送ったことを明らかにした。


2024年1月15日:米代表団が蔡英文総統と面会/(ロイター) 台湾を訪れているスティーブン・ハドリー元米大統領補佐官(国家安全保障担当)は15日、総統府で蔡英文総統と面会し、台湾に対する米国のコミットメントは「揺るぎない」と伝えた。


2024年1月15日:南太平洋のナウル共和国が台湾との外交関係を断絶と通告/(ノム通信/JNN参考) 台湾の選挙の結果を受けて、南太平洋のナウル共和国が15日、台湾との外交関係を断絶すると通告した。ナウルは中国と国交を樹立すると言っている。台湾外交部の報道官は「中国はナウルの要人に積極的に接触し、経済援助を利用してナウルの外交を転換させていた」と語る。
2024年1月14日:中国の独善・日米英の頼への祝意にさえ反発/(時事通信) 在日中国大使館は14日、上川陽子外相が台湾総統選での頼清徳副総統の当選に祝意を示したことに反発する報道官談話を発表した。「中国内政への重大な干渉」であるとして「強烈な不満と断固たる反対」を表明した。談話は「台湾の選挙は中国の内政」だと強調。「日本は台湾への侵略の歴史を深く反省し、台湾海峡の平和と安定に干渉してはならない」と警告した。中国外務省は、ブリンケン米国務長官やキャメロン英外相が示した祝意にも反発している。 中国の選挙でもないのに「中国の内政」だとする中国は、歴史を平気で改竄している。過去の歴史を取り上げて「反省」を迫るなど、外交上許されないことだ。


2024年1月14日:バイデンが「台湾の独立は支持しない」と明言/(ロイター) バイデン米大統領は13日、米国は台湾の独立を支持しないと述べた。同日行われた台湾総統選では中国と距離を置く与党・民主進歩党(民進党)の頼清徳副総統が当選した。バイデン氏台湾の選挙について受け止めを問われ、「われわれは独立を支持しない」と答えた。 米国は欺瞞的な「一つの中国」政策を取っている。


2024年1月13日:台湾総統選は与党の勝利・頼清徳が当選確実/(ノム通信/読売新聞参考) 台湾総統選は13日、投開票が行われ、与党・民進党の頼清徳(ライチンドォー)副総統(64)が得票率40.0%を獲得し、最大野党・国民党の侯友宜(ホウヨウイー)新北市長(66)の33.5%、台湾民衆党の柯文哲(クォーウェンジョオー)前台北市長(64)の26.4%を上回った結果、初当選を確実にした。 だが有権者が頼が掲げる中台関係の「現状維持」を選んだとは必ずしも言えない。結果的に国家として現状維持が選択されたのである。野党が統一候補を掲げた場合は、与党敗北の可能性もあったかもしれない。いずれにしても台湾にとって良い結果となったとノムは考える。中国に隷属することを防いで大義を全うしたと思うからである。


2024年1月11日:中国が台湾の不満分子(若者)を「親中派」にしようと工作ツアー/(ノム通信/NNN参考) “台湾統一”を掲げる中国は、友好的な交流をうたって台湾の若者の取り込みを狙う“工作ツアー”を開催している。主催しているのは中国の政府機関であり、台湾の若者をターゲットにした“工作ツアー”の狙いは、13日に投開票が迫る台湾総統選挙である。旅費はおよそ6万7000円で、相場の半額ほどという格安設定にしている。ツアーには中国の電気自動車関連企業の見学も組み込まれており、中国の経済力を見せつけようとしている。参加条件はSNSで動画などを発信していること。中国の圧倒的力を台湾に広めさせようとしている。一種の情報戦である。 


2024年1月11日:台湾の能登地震への市民義援金が11億円を超えた/(共同通信) 台湾政府は11日、能登半島地震を受けた義援金6千万円の目録を日本側に渡した。台湾政府は市民からの義援金を受け付けるための口座も開設しており、10日までに2億5千万台湾元(約11億7千万円)を超えたという。


2024年1月5日:台湾の蔡英文総統が「日本有事は台湾有事」と✕に投稿/(日刊スポーツ) 台湾の蔡英文総統は5日、自身のXを更新。能登半島地震を受けて日本に6000万円の寄付をあらためて発表するとともに、政府による義援金の受付を始めたことを明らかにした。そして「日本有事はつまり台湾有事です」と書いた。これに対して日本のSNS上には、謝意を伝えるコメントが多く寄せられているという。


2024年1月4日:台湾政府が能登半島地震への支援として6000万円寄付/(時事通信) 台湾の呉外交部長(外相)は4日、能登半島地震を受けて記者会見し、台湾政府を代表して6000万円を寄付すると発表した。「台日は災害が起きるたびに気持ちを共有し、支援し合ってきた。救援と復興事業に役立ててほしい」と説明した。また「日本の被災者を支援したい台湾の人々の声に応えるため」として、行政院(内閣)の指示による一般向けの義援金口座開設も発表した。
台湾は早々に世界に先駆けて具体的支援を表明した。国民に向けて「支援口座」を開設したのも良いアイデアだ。


2024年1月2日:中国が台湾上空にスパイ気球を飛ばす/(ロイター) 台湾国防部(国防省)は3日、中国の気球3機が2日に台湾上空を横断したと発表した。台湾は先月から中国の気球が台湾海峡の中間線を越えた事例を複数報告しているが、台湾上空の横断を報告するのは初めて。


2024年1月1日:台湾総統が日本の地震に見舞い表明・支援の申し出も/(共同通信) 石川県で発生した地震に関し、台湾の蔡英文総統は1日、見舞いの意を表明した。総統府報道官によると、蔡は住民の無事と、できるだけ早く通常の生活が回復することを願っているという。台湾外交部(外務省)は日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会台北事務所に支援提供の意向を伝えた。日本滞在中の台湾人の状況把握も出先機関に指示した。13日の総統選の与党、民主進歩党(民進党)候補、頼清徳副総統はフェイスブックで「台湾と日本は互いに助け合う良い友人だ」として「最大の支援」をする用意があると表明。最大野党、国民党の朱立倫主席も「われわれの心は日本の民衆と共にある」と訴えた。


2024年1月1日:台湾の蔡英文総統が「中国との関係は、台湾の民意によって決定されるべき」と正論/(NNN) 1月13日に迫った台湾の総統選挙を前に、蔡英文総統は1日、新年の談話に際し、「中国との関係は、台湾の民意によって決定されるべき」と述べ、中国側を牽制した。




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