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【時の言葉】外出を控え、資源消費を減らそう(2022.6.20))

台湾

2020年12月

2020年12月20日:中国の空母「山東」が台湾海峡を通過/台湾国防部(国防省)は20日、中国初の国産空母「山東」が同日、台湾海峡を通過したことを確認したと発表した。同部は空海軍を動員し、「全航程を監視している」と強調した。空母は4隻の護衛艦を伴っており、運用能力を誇示する狙いとみられる。同部によると、山東は今月17日に大連を出発し、台湾海峡を航行した後、南下を続けた。大連周辺で訓練を終え、母港のある海南島に戻る途中だったとみられる。山東は昨年12月、就役直後に台湾海峡を通過したことが確認されている。(時事通信)
 
2020年12月5日:台湾の中国寄り放送局の更新却下/台湾で放送や通信行政をつかさどる国家通信伝播委員会(NCC)は、親中派として知られるテレビのニュース専門チャンネル「中天新聞台」(以下、中天)について、放送事業免許を更新しないことを決定。同チャンネルは12月11日の放送を最後に閉鎖される見通しだ。NCCが報道専門チャンネルの再免許を認めなかったのは初めて。中天は十分な事実確認を怠り、視聴者に誤解を与える報道を繰り返したことなどから、20回以上の行政処分を受けている。中天は中国寄りとされる「旺旺中時メディアグループ(旺中集団)」傘下にあるケーブルテレビ局で、6年間の放送免許終了時期が12月11日に迫っていた。中天は2018年の高雄市長選の際、対中融和路線を打ち出す韓国瑜候補(野党・国民党)に関する内容が9割を超えていたことなどが指摘されており、過去6年間に計1153万台湾元(約4200万円)の課徴金支払いを命じられていた。NCC側は10月末、放送免許更新の審査に当たって、異例の公聴会を開催した。NCCの陳耀祥・主任委員は11月中旬、今回の決定について記者会見で、「公聴会の委員7人による全会一致で下された決定だ。いかなる政治介入もない。報道機関として内部の管理体制に大きな問題があり、中天は報道内容について改善の見込みがないと判断した」と説明した。中天側に立つ中国国民党は「台湾の報道の自由が大きく後退した」と声明で指摘。「固定観念にとらわれた偏ったやり方だ」とNCCを批判している。国際ジャーナリスト団体「国境なき記者団」(RSF)は、放送免許が認められないことで中天の従業員に影響が及ぶのは遺憾だとしつつ、NCCの決定自体は報道の自由の侵害に当たらないとの立場を示している。「報道の自由とは全く管理しないことではない」とし、メディアの所有者の利益に合致する内容を、本来中立であるべきメディアを通じて拡散させることは不適切だとの考えを明らかにしている。(NEWSポストセブン)

 
2020年12月3日:台湾軍を応援した旧日本軍将校団を映画化/敗戦した日本の元将校らが戦後台湾に渡り、蒋介石政権の中国大陸反抗作戦に協力し、白軍と呼ばれた。そのことは日本でも台湾でも余り知られていないが、このほど台湾の文化団体「影想文化芸術基金会」が5年を掛けて映画化した。監修したのは映画監督の李崗(ガン・リー)である。リーは「中国と台湾の間で緊張が高まる中、台湾の将来を考える契機にしたい」と語っている。(産経新聞参考)

 
2020年12月2日:台湾で中国がコロナ対策賛美の幼児本販売/中国の新型コロナウイルス感染対策を賛美した中国の児童向け絵本が、台湾で5月から販売されていたことが2日までに判明し、文化部(文化省)が出版社に事情を聴くなどして経緯を調べている。絵本は中国で共産党の宣伝工作に使われており、台湾で販売禁止を求める声が上がっている。台湾では中国による一部メディアやインターネット、宗教に対する「浸透工作」が社会問題化。民主進歩党(民進党)の陳亭妃立法委員(国会議員)は「氷山の一角」と指摘、同様の絵本が他にも出回っている恐れがあるとして、出版社や政府に改善を求めた。陳氏は「中国は自身を美化している」と批判した。(共同通信)
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