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ロシア

2023年12月

2023年12月31日:ロシア軍がハリコフのメディア拠点のホテルを攻撃/(共同通信) ドイツの公共放送ZDFは12月31日、記者らが滞在していた東部ハリコフのホテルが30日にロシア軍の攻撃を受け、女性通訳が肋骨を折るなどのけがをしたと明らかにした。ホテルは主に外国メディアの取材拠点だった。ZDFは声明で「報道の自由に対するロシアの新たな攻撃だ」と非難した。


2023年12月30日:国連安保理もウクライナによるロシア西部攻撃はロシアに原因ありと指摘/(読売新聞) 国連安全保障理事会は12月30日、ロシア西部へのミサイル攻撃を受けた緊急会合を開いた。日米欧はウクライナを侵略しているロシアに原因があると指摘し、露軍の即時撤退を求めた。 会合はロシアの要請で開かれたが、ロシアは赤恥を掻かされた。


2023年12月30日:ウクライナ軍がロシア声部に反撃攻撃/(時事通信) ウクライナ軍は30日、国境に近いロシア西部の都市ベルゴロドを攻撃し、地元知事によると、子供を含む24人が死亡、108人が負傷した。同市を州都とするベルゴロド州は何度も越境攻撃に見舞われているが、現地メディアは、2022年2月にロシアが侵攻を開始して以降、ウクライナの反撃として「最も激しい砲撃」の一つだったと指摘した。ロシア本土の州都で、民間人にこれほどの死傷者が出たのは初めてとみられる。プーチン大統領は30日、ムラシコ保健相を現地に派遣。戦火の波及に危機感を抱いているもようだ。


2023年12月30日:安保理がタリバンに女性の権利尊重を促す・決議案を日本とUAEが主導/(読売新聞) 国連安全保障理事会は29日に緊急会合を開き、イスラム主義勢力タリバン暫定政権が掌握するアフガニスタン政府の国際社会への復帰に向けた初の決議案を賛成多数で採択した。決議案は日本とアラブ首長国連邦(UAE)が主導してまとめた。採決では15理事国のうち、日米英仏など13ヵ国が賛成したが、中国とロシアは棄権した。


2023年12月29日:バイデンが「プーチンを止めなければ」と声明で訴える/(読売新聞) 米国のバイデン大統領は29日、ロシア軍のウクライナ全土への大規模攻撃に関し声明を発表し、「プーチン(露大統領)はウクライナを消滅させ、国民を屈服させようとしている。彼を止めなければならない」と訴えた。


2023年12月29日:国連安保理が緊急会合・ロシアが不合理な言い訳/(ノム通信/読売新聞参考) 国連安全保障理事会は29日、露軍による大規模攻撃を受けた緊急会合を開いた。日本や米欧などはロシアの攻撃を非難し、即時撤退を求めた。英国のバーバラ・ウッドワード国連大使は「ロシアは戦争開始以来、最大規模のミサイル攻撃を行った。しかも人口集中地区の住居や病院、ショッピングセンターを狙った」と非難した。ロシアのワシリー・ネベンジャ国連大使は「ウクライナの地対空ミサイルが作動しなければ民間人の犠牲者は全く出なかった」などと不合理な主張を展開し、ウクライナへの責任転嫁を図った。


2023年12月29日:元囚人のロシア兵が「人間扱いされていない」と証言/(共同通信) ウクライナに侵攻するロシア軍が前線に投入する元受刑者らの突撃部隊「ストームZ」の兵士2人が29日までに共同通信の取材に応じ、十分な訓練や武器もないまま肉弾戦に放り込まれ、多数が犠牲になったと証言した。作戦もずさんで「人間として扱われなかった」と語った。ロシアの刑務所での国防省による勧誘の実態も明らかにした。 2人は投降して捕虜となりウクライナ西部の収容施設でインタビューに答えた。元囚人の一人は2023年5月に勧誘を受けた。6ヵ月間の軍務の代わりに出所を認め、月20万ルーブル(約31万円)の報酬を約束された。


2023年12月29日:ロシアがウクライナに最大規模の攻撃・ミサイル110発/(ロイター・共同通信)(12.30追記) ロシアは29日、ウクライナに最大規模のミサイル攻撃を実施。ウクライナ当局者によると市民12人が死亡し数十人が負傷した。ゼレンスキー大統領は「ロシアは全兵器を投入して攻撃した。約110発のミサイルが発射された。大半は撃墜された」とテレグラムに投稿した。30日の共同通信の続報によると、死者は39人・負傷者は160人超となった。産科病院や住宅、学校、商業施設、倉庫などが攻撃された。


2023年12月28日:相次ぐロシア機撃墜は、ウクライナに既にF16が到着していることを意味するか?/(Newsweek) ロシアはこの3週間に8機の戦闘機を失ったと伝えられている。事実であれば、ロシア空軍にとっては大打撃だ。12月5日に黒海のズミイヌイ島の上空でロシア軍機1機を撃墜、17日にロシアの空軍基地の戦闘爆撃機スホイSu34を1機破壊、22日にロシア軍のSu34を撃墜、24日にSu30とSu34をそれぞれ1機撃墜している。26日にはクリミアの港湾で大型揚陸艦に損傷を与えた。この攻撃では、ウクライナ軍がF16から巡行ミサイルを発射したと分析されている。西側は、新たに供与する兵器システムについては公表すべきではないと学んだようだ。


2023年12月27日:ロシア軍の機雷によりドナウ川河口で貨物船が被害・2人負傷/(ロイター) ウクライナ当局の28日の発表によると、27日に黒海を航行していたパナマ船籍の貨物船が機雷に触れて爆発し、2人が負傷した。船は穀物を積み込むためにドナウ川の港に向かっていた。ウクライナ軍南部司令部は「パナマ船籍の民間船が黒海の敵機雷で爆発を起こした。船は制御を失い、甲板で火災が発生した」とテレグラムで述べた。オデーサ(オデッサ)州検察幹部は会見で、エジプト人の船長と船員が負傷し、船員がイズマイル市内の病院に搬送されたと述べた。爆発は27日未明、ドナウ川の河口で起きたという。ロシア軍は周辺に爆発物を繰り返し投下している。


2023年12月27日:ロシアが日本の米国への「パトリオット」輸出に対し警告/(ロイター) ロシア外務省のザハロワ報道官は27日、日本が地対空ミサイルシステム「パトリオット」をウクライナに提供すれば両国関係に「重大な結果」をもたらすと述べた。 日本は防衛装備移転三原則の一部改正し地対空ミサイルシステム「パトリオット」を米国に輸出する方針を決めた。 ロシアは筋違いの恫喝をしている。米国に輸出することが、間接的にウクライナへの提供に繋がることだとしても、筋が違うことだ。要はロシアは日本に対して、あらゆることで攻撃の口実を作ろうとしているだけだ。本来はアメリカに警告を出すべきである。産経ニュースでは、「ロシア外務省のザハロワ報道官は27日、日本が輸出したパトリオットは最終的にウクライナに渡る可能性があり、そうした事態が確認された場合は「ロシアへの敵対行為とみなされ、2国間関係において日本に最も深刻な結果をもたらすだろう」と警告した」としている。どうもロイターの記事は正確ではなく、産経ニュースの方が正確なようだ。 


2023年12月26日:ウクライナ空軍がロシア揚陸艦を空爆/(時事通信) ウクライナ空軍は26日未明、ロシアが占領した南部クリミア半島の港町フェオドシアを巡航ミサイルで空爆した。ロシア国防省は空爆の事実を認め、黒海艦隊所属の大型揚陸艦「ノボチェルカッスク」が損傷を受けたと発表した。


2023年12月25日:ロシア軍がマリンカの大部分を制圧か?/(読売新聞) ロシアのセルゲイ・ショイグ国防相は25日、ウクライナ東部ドネツク州にあるウクライナ軍の防衛拠点マリンカを「完全に解放した」とプーチン大統領に報告した。露大統領府が発表し、国営テレビで両氏のやりとりが放送された。2024年3月の大統領選で5選を目指すプーチン氏の「戦果」として、露国民にアピールする狙いがあるとみられる。


2023年12月25日:ナワリヌイの所在が20日ぶりに分かる・ロシア北部の刑務所/(共同通信) 収監先から移送され所在不明となっていたロシアの反政権活動家ナワリヌイが北部ヤマロ・ネネツ自治管区の刑務所にいることが分かった。同氏の広報担当者が25日、Xで明らかにした。弁護士が同日面会し、健康状態は良好だという。所在が明らかになるのは20日ぶり。


2023年12月25日:ロシアが経済連合「EAEU」を主導・イランとFTA締結/(産経ニュース) 旧ソ連を構成したロシアなど5ヵ国でつくる「ユーラシア経済連合(EAEU)」は25日、露北西部サンクトペテルブルクでの首脳会議に合わせ、イランと関税の引き下げなどを定めた自由貿易協定(FTA)を締結した。EAEUはロシア・アルメニア・カザフスタン・キルギス・ベラルーシで構成する。 イランがならず者国家同士でつるんだということを意味する。


2023年12月25日:ロシア軍部隊がドローンで化学兵器使用/(Newsweek) ロシアが化学兵器の拡散に使われるK-51手榴弾をドローンから投下する、戦術の「根本的転換」を採用したと明らかにした。ウクライナ南部に展開しているロシアの黒海艦隊の陸戦部隊が、ドローンを使って化学兵器をウクライナ兵の頭上に落としていることを、ロシア軍が事実上認めた。「要塞化した陣地から敵をいぶり出すために使っている」という。K-51には暴動鎮圧などに用いられることが多いCSガスという催涙ガスの一種が封入されている。これはロシアが1997年に発効した化学兵器禁止条約(CWC)に違反したことを意味する。ウクライナ海軍は2022年12月、ロシア軍兵士がクロルピクリンという化学物質の入ったK-51を使ったと公表している。ウクライナ軍は5月にも、ドネツク州の町アウディーイウカ周辺でロシアがドローンを使って化学兵器を投下したと主張している。


2023年12月24日:ウクライナがクリスマスイヴを祝う・今年から12月25日に変更/(NNN) これまでロシア正教と同じ1月7日をクリスマスとしていたウクライナは、軍事侵攻を続けるロシアへの反発から、今年から12月25日に変更した。24日、首都キーウでクリスマス・イブの礼拝が行われ、市民らが祈りを捧げた。前線にいる兵士らもウクライナの伝統的な料理を囲み、クリスマスを祝ったという。ゼレンスキー大統領は24日のクリスマス・メッセージで「クリスマス・イブは一年で最も夜が長い時だ。しかし、明日からは日が長くなり光が優勢になる。闇は後退し、悪は敗北する」と話し、改めてロシアへの勝利を誓った。


2023年12月24日:ウクライナ軍がロシア人志願兵による「シベリア部隊」創設/(共同通信) ウクライナ軍が、プーチン政権の打倒を目指して祖国を離れたロシア人志願兵を中心とする通称「シベリア部隊」を創設した。24日までに共同通信など一部メディアに訓練を公開した。一部は既に激戦地に投入された。今後数ヵ月のうちに数百人規模の部隊が訓練を終える見通しだ。ウクライナでは、数万人規模の外国人がロシアとの戦闘に参加しているとされる。欧米諸国に加え、日本を含むアジア、南米などからも義勇兵がウクライナ軍の指揮下で参戦している。兵士の95%はロシア国籍保有者で、モンゴル系などの少数民族が含まれる。残りの5%が中央アジアのキルギスやカザフスタンなどの出身者という。多くが東欧などの第三国を経由してウクライナ入り。30人単位の小隊が既に訓練を終え、実戦に投入されている。


2023年12月24日:ロシア大統領選の候補出揃う・不都合候補は受付棄却/(NNN) 来年3月のロシア大統領選挙に向け主な政党の党大会が終わり、立候補者がほぼ出そろいました。無所属で立候補するプーチン大統領の当選は確実な情勢だ。反体制派は選挙への参加自体が難しい状況にある。民主的な選挙とは言えない。


2023年12月23日:プーチンが攻勢を意識して米国に揺さぶり・「停戦」提案/(読売新聞) 米紙ニューヨーク・タイムズは23日、プーチン大統領が最近、ウクライナ東・南部4州の占領地域を維持した上での「停戦」に関心を持っている兆候があると報じた。第三国を通じて、米国側にも伝えられているという。プーチンは、(1)戦況の停滞・(2)ウクライナの反転攻勢の失敗・(3)米欧の支援疲れ・(4)中東紛争によるウクライナへの関心低下、の4点により、停戦の機会が生まれたと考えているという。露側の真意は、停戦をちらつかせることで米欧の軍事支援への意欲をそぐことにあるとの指摘もある。


2023年12月23日:ロシア選挙管理委員会が無名の女性議員の出馬を書類不備で却下/(時事通信) 2024年3月のロシア大統領選に立候補を届け出た独立系の女性地方議員ドゥンツォワ(40)について、中央選管は23日、書類に不備が見つかったとして無所属での出馬を認めないことを決めた。関係者が明らかにした。同氏は20日に立候補届を提出していた。反体制派指導者ナワリヌイの側近は「プーチン大統領は無名の女性候補を恐れた」と政権を批判した。


2023年12月22日:ウクライナが砲弾が尽きて劣勢に/(読売新聞) ロシアがウクライナ侵略を開始してから24日で1年10ヵ月となる。米紙ニューヨーク・タイムズは22日、露軍が東部の戦線に人的犠牲をいとわず兵力を投入しており、「ロシアが戦場の大半で主導権を握っている」との見方を伝えた。ウクライナは防衛態勢を強化して露軍の攻勢をしのぐ構えだ。ウクライナにとっては試練の冬となっている。


2023年12月22日:ウクライナ軍がロシアの「スホイ34」を3機、パトリオットで撃墜/(AFP時事) ウクライナ空軍のミコラ・オレシチュク司令官は、南部で22日正午ごろ、ロシアの「スホイ34(Su-34)」戦闘爆撃機3機を撃墜したと発表した。米軍供与のパトリオットが使用されたと見られている。


2023年12月22日:プーチンは兵士増産の意向・中絶への圧力強まる/(AFP時事) ロシアではウクライナ侵攻開始以降、急激に保守化が進み、国民の暮らしも変化した。影響が及んでいる問題の一つが、女性の中絶権だ。ロシアの中絶反対派はかつては少数派だった。ロシアでは何十年も前から中絶は合法で、この問題で社会が分裂することもあまりなかった。だがここ数ヵ月で雲行きが変化している。各地ではロシア正教会の要求に屈し、民間クリニックでの中絶を規制しようとする動きが相次いでいる。国営クリニックを運営する保健当局も女性たちに中絶を思いとどまらせようとしている。プーチンは出産を促すための経済的奨励策を掲げてきた。中絶を回避させた医師に報奨金を支給する地域もあるという。ロシア人の人口学者で、フランス・ストラスブール大学に所属するセルゲイ・ザハロフは「中絶の規制を含め、あらゆる手段で出生率を上げようとする」ことは、スペインのフランシスコ・フランコやイタリアのベニト・ムソリーニといった独裁者がやったことと同じであり、成功したためしはない、と明言している。


2023年12月21日:ロシアが日米豪による北海道での合同軍事演習を理由に防衛強化を発表/(ロイター) ロシア外務省は21日、日米豪による北海道での合同軍事演習を「潜在的な安全保障上の脅威」とみなし、自国の防衛を強化すると発表した。声明で、軍事演習はロシアの国境近くで行われたとし、日本が緊張を高めようとしている表れと主張。米豪とともに実施した「挑発的な活動を潜在的な安全保障上の脅威とみなす」とし、日本大使館に正式に抗議したと明かした。 最初にロシアが北方領土にミサイルを配備したのに、日本のせいにしている。


2023年12月20日:中露両軍が戦略対話/(ノム通信/時事通信参考)(12.21記) 中国国防省は21日、中露両軍が20日に北京で戦略対話を実施したと発表した。世界や地域の安全保障情勢について意見交換し、「両軍間の戦略的連携レベルをさらに高める」ことで合意した。出席者などは明らかにされていない。中露両軍は先週、東シナ海で爆撃機による「合同パトロール」を行ったばかり。19・20両日にはロシアのミシュスチン首相が北京を訪問。習近平国家主席や李強首相と会談し、貿易やエネルギー安保など幅広い分野での協力強化を確認した。 


2023年12月20日:習がロシア首相と会談・関係強化に意欲/(共同通信) 中国の習近平国家主席は20日、ロシアのミシュスチン首相と北京で会談し「両国のハイレベルな政治関係」を強化することに意欲を示した。経済の対外開放を推進し「ロシアを含む各国の発展に新たなチャンスを提供する」とも表明した。 やはり中国はならず者国家からの脱却は目指していないことを示した。


2023年12月19日:北京で中露の首相会談・経済金融で連携強化/(時事通信) 中国の李強首相は19日、北京でロシアのミシュスチン首相と会談し、経済・貿易やエネルギー分野での協力強化について協議した。ミシュスチンの訪中は20日までの2日間で、習近平国家主席とも会う。ロシアが侵攻を続けるウクライナ情勢も議題となる見通しだ。ミシュスチンは「両国の包括的パートナーシップと戦略的協力関係は最高レベルにある」と述べた。


2023年12月19日:ロシアで極超音速ミサイルの科学者10数人が相次ぎ粛清/(Newsweek) 2022年2月のウクライナ侵攻以降、極音速の科学者が相次いで反逆罪で逮捕されている。中国やアメリカに情報を漏洩した疑いもあるが、既報では戦場で極超音速ミサイルが期待外れに終わってプーチンが憤っていたという話もある。マッハ5を超える極超音速ミサイルの開発に携わったロシアの科学者のうち少なくとも12人が、これまでに国家に反逆した容疑で逮捕されているという報道が浮上した。彼らの多くは、2022年2月にウラジーミル・プーチン大統領がウクライナへの本格侵攻を開始した後に身柄を拘束されたといわれる。この一年で、ロシアでは極超音速飛行の分野の著名な科学者が何人も逮捕されている。ロシアの独立系英字新聞モスクワ・タイムズ紙は、ロシア科学アカデミー(RAS)のシベリア支部に所属する少なくとも16人が刑事訴追の対象となっていると報じた。 科学者を離反させたらロシアに未来は無くなる。


2023年12月19日:北朝鮮の訪露の目的の1つは労働者派遣?/(ノム通信/JNN参考) ロシアで勤務経験のある脱北者の証言では、ジョンウンの思惑の1つに北朝鮮労働者の派遣があったのではないか、と言う。ロシアで働く労働者は最盛期の10分の1にまで激減したとも証言している。外貨獲得に必死のジョンウンにとっては、その復活はミサイル開発の条件でもあったろう。


2023年12月18日:ウクライナが弾薬不足で作戦変更/(時事通信) ウクライナ南部の戦線で同国軍の部隊を指揮するタルナフスキー司令官は、18日付のロイター通信とのインタビューで、西側諸国からの弾薬供給について「現在の量は十分ではない。設定した任務を見直し、縮小している」と述べた。軍事支援の遅れが戦況に直接影響している実情が浮き彫りになった。ロシアは北朝鮮から大量に受け取り、ウクライナは西側諸国からの調達を急いでいるという。


2023年12月18日:ロシアのラブロフ外相が「対日領土論争は終わった」と発言/(ノム通信/共同通信参考) ロシアのラブロフ外相は18日の政府系テレビ「第1チャンネル」のインタビューで、ロシアにとって日本も含めた他国との「すべての領土を巡る論争は終わった」と述べた。ロシア外務省が映像を公開した。日ロ関係最大の懸案である北方領土問題をこれ以上交渉する考えがないとの姿勢を示したと受け取れ、日本側の反発は必至である。 ロシアは言い訳に尽きたか、論争に飽きたか、どちらかであろう。


2023年12月18日:ロシアが2024~2026年に占領地拡大の計画/(Newsweek) 最近になってプーチンは新たな「拡張主義」的な発言に転じ、ロシア軍が2024〜2026年に向けた戦争長期化の準備を進めている、と米シンクタンク「戦争研究所」(ISW)が分析した。ドイツのビルト紙は先に、ロシアが「(違法に)併合した4州以外のウクライナの領土を2024〜26年の間に占領する」計画を立てていると報じた。ロシアは2024年末までにドネツク州とルガンスク州の全域の占領と、ハルキウ州のオスキル川まで前進することを計画しているという。ロシアの計画の次の段階は、2025〜2026年にザポリ-ジャとドニプロ、ハルキウの各州の大部分を占領することだという。 現実味のない話だ。それほど長期の戦争は近年無かったし、ロシアの経済が持つはずがない。


2023年12月17日:ロシアは文学にまで規制を強める・人気作家の作品を出版停止/(共同通信) ロシアの出版大手ASTは17日までに、ウクライナ侵攻に関する不適切な発言があったとして作家ボリス・アクーニン氏とドミトリー・ブイコフの作品の出版を停止すると発表した。ロシア書籍販売大手のチタイ・ゴロドも両氏の作品の販売をやめ、店頭から回収すると決定した。 この裏には当局の指示があったと見られる。作品にではなく、作家個人を狙ったのは見せしめのためであろう。


2023年12月17日:ロシアのドローンやミサイルに米・日・欧・台の部品が使われている/(共同通信) ウクライナ国家汚職防止庁は17日までに、ロシアの無人機やミサイルなど76の兵器に使用されていた2453個の部品を分析したところ、米国企業が製造したものが74%に当たる1813個に上ったとの調査結果を公表した。日本や欧州、台湾の部品も多数見つかった。ウクライナメディア「ウクラインスカ・プラウダ」が報じた。


2023年12月16日:ロシアがシベリアに「サルマト」配備/(共同通信) ロシアのカラカエフ戦略ミサイル部隊司令官は16日付のロシア国防省機関紙「赤い星」のインタビューで、最新の重量級大陸間弾道ミサイル(ICBM)「サルマト」が近く東シベリア・クラスノヤルスク地方の南西ウジュルの部隊に実戦配備されると述べた。すでに9月に国営宇宙開発企業ロスコスモスのボリソフ社長が、実戦配備されたと述べていた。 情報が不確かなものであることがこれで分かった。過去と未来がごっちゃになっている。


2023年12月16日:ロシアがキーウを波状攻撃・今年6回目・全て迎撃される/(共同通信) ウクライナの首都キーウ(キエフ)の当局者は16日、キーウで15日夜から16日朝にかけ、ロシア軍のイラン製無人機「シャヘド」による波状攻撃があったと明らかにした。複数の無人機が異なる方角から飛来したという。全て迎撃し、けが人はいなかった。今月に入り、キーウへの攻撃は6回目。


2023年12月15日:ロシアが砲弾の見返りに北朝鮮に提供したのは賞味期限切れの小麦粉/(ノム通信/産経ニュース) ロシアのプーチン大統領は北朝鮮に急接近し、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記と首脳会談も行ったが、ウクライナ侵略のための砲弾を北朝鮮から得る見返りに北朝鮮に送られたのが、賞味期限切れの小麦粉だった。ロシアが受け取った砲弾は欠陥品で、どこに飛ぶか分からない代物だという。


2023年12月15日:アウジーイウカ攻撃のロシア軍が1平方キロ占領ごとに1300人死傷/(Forbes JAPAN) ロシア軍はウクライナ東部のわずか数kmの1つの戦場でこの2ヵ月に、ウクライナで戦争を拡大してから最初の2ヵ月にウクライナ全土で出したのに近い数の死傷者を出した。ウクライナ軍の損耗人数はもっと少なく抑えられている。


2023年12月14日:中露がまたも日本海で合同飛行訓練・ど派手な塗装機登場/(乗りものニュース) 防衛省・統合幕僚監部は14日、中国のH-6爆撃機とロシアの爆撃機Tu-95爆撃機が、東シナ海と日本海で共同飛行を行ったことを確認したと発表しました。ロシアは曲技飛行隊「ロシアンナイツ」塗装のSu-35を登場させた。航空自衛隊は、西部航空方面隊などの戦闘機を緊急発進(スクランブル)させ、対応した。


2023年12月14日:ロシアは捕虜交換で米の提案を拒否/(ロイター) 米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は、捕虜交換についての協議は継続中だが、米の真剣な提案をロシアが拒否したと述べた。


2023年12月14日:ロシアがウクライナ軍情報トップの妻の毒殺に失敗し、腹いせにトップを指名手配/(ノム通信/AFP時事参考) ロシア当局は14日、自国領内での攻撃に絡み、ウクライナ国防省情報総局(GUR)のキリロ・ブダノフ局長(37)を指名手配した。11月末にはブダノフの妻のマリアナ・ブダノワを毒殺しようと水銀とヒ素を用いて毒殺を図ったが、失敗している。


2023年12月14日:プーチンは2年振りに「国民対話」実施・大統領選に向け自信/(産経ニュース) ロシアのプーチン大統領は14日、国民からの質問に答える行事「直接対話」と年末の記者会見を行った。直接対話と年末記者会見の実施は2021年以来、2年ぶり。プーチン氏は両行事でウクライナ侵略を正当化しつつ強い指導者像を演出し、既に出馬の意向を表明している来年3月の大統領選での「圧勝」に向けて支持基盤を誇示する思惑だ。


2023年12月14日:ロシア国防省はモスクワ攻撃のウクライナドローン9機を撃墜と発表/(AFP時事) ロシア国防省は14日、首都モスクワに向かっていたウクライナの無人機9機を、防空システムで撃墜したと明らかにした。この日はプーチンによる年末会見「国民対話」が開かれる予定で、無人機攻撃に関する発表は、その数時間前に行われた。


2023年12月13日:ラブロフが国連会議で解決を主張・自国のことを棚に上げた不条理な発言/(ノム通信/AFP時事参考) ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は13日、国連のアントニオ・グテレス事務総長に対し、イスラエル・パレスチナ紛争の永続的な解決策を見いだすために国際会議を招集するよう要請した。自国の侵略戦争を棚に上げた要請であり、これまで国連の非難を全て退けてきた。そのような要請をする資格はない。


2023年12月13日:ロシアで奇怪な死が続く・プーチン愛読紙の編集長と福編集長/(東スポWeb) プーチン大統領お気に入りのプロパガンダ新聞の副編集長が自宅で死亡し、臆測を呼んでいる。プーチンの愛読紙「コムソモリスカヤ・プラウダ」副編集長アンナ・ツァレワ(35)の遺体がモスクワの自宅で発見された。ベッドに横たわっていたという。暴行された形跡はなく、持病もなかったという。警察は現在捜査を行っている。2022年9月には、同紙の編集長だったウラジミール・スンゴルキン(当時68)が脳卒中とみられる病気で亡くなったが、医師は窒息だとして、死に疑問を抱いているという。疑わしき前例があるだけに今回のツァレワさんの死にも疑問符がついているようだ。


2023年12月13日:ロシアがキーウに10発の弾道ミサイル攻撃・全て迎撃するも破片で被害/(共同通信) ウクライナの首都キーウのクリチコ市長は13日、キーウにロシア軍のミサイル攻撃があり、53人が負傷したと明らかにした。ウクライナ空軍はキーウに向かってきた10発の弾道ミサイル全てを迎撃したと発表したが、ミサイルの破片が住宅や乗用車に落下し、火災が発生。病院にも落下し、窓ガラスが破損した。


2023年12月12日:フィンランドがロシア国境検問所8ヵ所のうち2ヵ所を再開へ・再度閉鎖の可能性も指摘/(共同通信) フィンランドのオルポ首相は12日、記者会見し、中東やアフリカ出身者による不法越境の急増を受け閉鎖したロシアとの国境検問所8ヵ所のうち2ヵ所を再開すると明らかにした。ロイター通信によると今週後半に再開する。再開後に多くの不法越境があれば、再度検問所を閉鎖するとも述べた。


2023年12月11日:ロシアが侵攻兵力の9割死傷・米情報機関が推定/(共同通信) 米情報機関は11日、ウクライナに侵攻したロシアの兵士ら約31万5千人が死傷したと推定する報告書の機密を解除し、議会に通知した。米メディアは12日、侵攻した地上軍36万人の9割近くに相当すると報じた。ロシア軍は当初保有していた戦車3500両のうち2200両を失い、50年前に製造された旧式の戦車を使用せざるを得ないという。報告書は、ウクライナ侵攻がロシア軍の現代化を15年遅らせることになったと分析している。


2023年12月11日:ネパール首相が「ネパール人がロシア、ウクライナで傭兵」となっていると訴え/(JNN) ネパールのダハル首相は11日、自国からロシアに渡った200人以上がウクライナへの軍事侵攻を続けるロシア軍に入隊していることを記者会見で明らかにした。ウクライナ軍との戦闘でネパール人兵士6人が死亡したほか、一部のネパール人がウクライナ側の捕虜になっているという。ネパール人兵士らは、観光や就学のビザでロシアに入国したとみられているが、ネパール国内の組織が高い報酬をうたい、ロシア軍への入隊をあっせんしていた疑いがある。ネパール外務省は声明で、ロシア政府に対し、ネパール国民をロシア軍に徴兵しないよう要請するとともに、すでに入隊した兵士らを帰国させるよう求めている。ウクライナ軍にも一部のネパール人が加わっているという情報もあるという。


2023年12月11日:ロシアが高性能ミサイルを温存・厳寒期にエネルギー施設を集中攻撃/(読売新聞) ロシアによるウクライナ侵略をめぐり、英国防省は10日、露軍がウクライナのエネルギー関連施設を狙った攻撃を始めた可能性が高いとの分析を発表した。厳寒期に電気や暖房を使えなくすることで、市民の戦意低下を狙ったものだ。露軍は7日、カスピ海に展開した重爆撃機から少なくとも16発のミサイルを発射し、首都キーウと周辺を攻撃した。約2ヵ月半ぶりに命中精度が高い空中発射型巡航ミサイルを使用した可能性が高い。露軍は、冬場に集中的に重要インフラ(社会基盤)を攻撃するため、ミサイルを温存していたとみられる。7日の攻撃では、ウクライナの防空システムが大部分のミサイルを撃墜したが、市民1人が死亡した。露軍は11日にもキーウにミサイル攻撃を行った。ウクライナ軍が弾道ミサイル8発を撃墜し、落下した破片で市民4人が負傷した。


2023年12月11日:ロシア経済は石油価格安定で堅調/(ノム通信/ロイター参考) ロシアは2023年1月にはエネルギー収入が4255億ルーブルと最低を記録したが、11月時点では9617億ルーブルと持ち直した。西側が設定した石油輸出価格の上限制度の網をくぐりぬけるために、影の船団(シャドーフリート)と呼ばれる中国・インドなどへの輸出に切り替えたことが効奏している。オペックが減産したことも価格が高値に留まっている理由だ。戦争によって人手不足が起きており、ロシアの失業率は過去最低の2.9%に下がっている。さらに、製造業と軍事産業の大幅な賃上げや、戦争と動員の影響を受けた家庭への財政支援が相まって、ロシア国民の給与所得は押し上げられているという。


2023年12月9日:ウクライナ外務省がロシアが占領地で行う選挙を批判/(共同通信) ウクライナ外務省は9日、ロシアが2024年3月の大統領選で、ウクライナの東部・南部4州とクリミア半島で投票を行うとしていることについて「ウクライナの憲法と国際法の原則に著しく反し、無効だ」とする声明を発表した。声明は国際社会に対して、占領地での選挙実施を厳しく非難し、関係者に制裁を科すよう求めた。さらに「偽りの選挙」に監視員を送らないよう要請。「ロシアの選挙は民主主義とは何の関係もない。体制維持の道具でしかない」と批判した。


2023年12月8日:キーウで子ども拉致への対応を協議する国際会合/(共同通信) キーウでは8日、ロシアによる子どもの連れ去りへの対応を協議する国際会合が開かれた。ゼレンスキー大統領は子ども連れ去りについて「ロシアの犯罪であり、組織的な行為だ」と非難し、早期の帰還を求めた。大統領府が発表した。


2023年12月8日:ロシアは東部で波状攻撃・コークス工場の制圧狙い/(共同通信) ウクライナ東部ドネツク州アブデーフカに展開する同国軍部隊の当局者が8日、ロシア軍がアブデーフカのコークス工場の制圧を狙って歩兵やドローン(無人機)による波状攻撃を仕掛けていると述べた。ウクライナメディア「ウクラインスカ・プラウダ」が報じた。ロシア軍は10~15人の歩兵グループを連続して投入。多数のドローンや、精密誘導弾も使用しているという。当局者は「現時点では彼ら(ロシア軍)が優勢になりつつある」と述べた。


2023年12月8日:ロシアはアウディーイウカやマリンカで人海戦術・兵士は死より指揮官を恐れる/(読売新聞) ウクライナ国営通信は8日、ウクライナに侵略するロシア軍が犠牲をいとわない攻撃を続ける東部ドネツク州アウディーイウカで、1日平均300〜400人の兵員を失っているとの見方を報じた。ウクライナ軍報道官のテレビ番組での発言を伝えた。報道官は、露軍が練度の高くない兵士を投入し、被害を拡大させていると指摘し、露軍が兵士を「動物のように扱っている」と非難した。「兵士は死よりも指揮官を恐れているようだ」とも語り、露軍部隊の上官が後退を許さないと推測した。


2023年12月8日:ロシアでミサイル不足か?住宅地攻撃に地対空ミサイル使用/(共同通信) ウクライナ東部ドニエプロペトロフスク州の知事によると、同州パブログラードで8日、ロシア軍のミサイル攻撃があり、1人が死亡し、複数が負傷した。東部ハリコフ州のハリコフ市にも攻撃があり、民間の住宅が損傷。ハリコフの攻撃では地対空ミサイルS300が使われた可能性がある。


2023年12月8日:ワリヌイが「プーチンのいないロシア」のキャンペーン開始/(読売新聞) 2024年3月17日の実施が決まったロシア大統領選に向け、ロシアの反政権運動指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏の陣営は7日、プーチン大統領以外の候補者への投票を呼びかけるキャンペーン「プーチンのいないロシア」を始めるとウェブサイトで発表した。声明で「プーチン(大統領)はロシアを破壊する。彼は去らねばならない」と訴えた。


2023年12月7日:ロシアのブリャンスクで14歳女子生徒が銃乱射して自殺/(東スポWeb)(12.22記) ロシア南西部ブリャンスク州の学校に通う14歳の女子生徒が銃を乱射し、1人死亡、5人が負傷、そして自らも現場で自殺した。


2023年12月7日:プーチンが来年3月の大統領選に出馬表明/(共同通信) ロシアのプーチン大統領(71)は8日、大統領府で行われたウクライナ軍事作戦参加者に対する勲章授与式の後、2024年3月の次期大統領選への出馬を表明した。式典参加者からの要請を受ける形で「大統領選に立候補する」と明言した。発言を国営テレビが放映した。 いつものことだが、やらせプロパガンダで表明を行った。国民に請われて出馬するとの形を作った。ロシア国民はこうしたいかにも嘘っぽい演出を本当に信じているのだろうか?


2023年12月6日:UAEがプーチンを国賓並みに歓迎・SNSでは批判/(ノム通信/Newsweek参考) 国際司法裁判所から逮捕状の出ているロシアのウラジーミル・プーチン大統領が12月6日、アラブ首長国連邦(UAE)を訪問した。現在、ウクライナ侵攻をめぐって西側諸国と対立するロシアだが、中東では仰々しいほどの大歓迎を受けた。11月にUAEの隣国カタールを訪問した際、ドイツのフランクワルター・シュタインマイヤー大統領が受けた対応とのあまりの違いが注目を集めている。プーチン到着を受けて上空ではジェット戦闘機がロシア国旗の色の煙を放出しながら飛び、プーチンの車列がアブダビ市街を走行した際には騎兵隊がエスコートし、道路脇にはロシア国旗が掲げられる......といった具合だ。SNSでは訪問に批判があったという。なおUAEは、国際刑事裁判所に加盟していない。


2023年12月6日:戦争をしているロシアがUAEとサウジにパレスチナ停戦を訴え・馬鹿げた話/(ノム通信/時事通信参考) ロシアのプーチン大統領は6日、アラブ首長国連邦(UAE)を訪れた。タス通信が伝えた。サウジアラビアと併せて日帰りで歴訪し、パレスチナ情勢などを協議。イスラエルに肩入れせず「中立」を堅持し、イスラム組織ハマスへの非難を避けることで、アラブ諸国を含む新興・途上国「グローバルサウス」の間での存在感を高める狙いもある。プーチンは「恒久的停戦が成立し、人質が完全解放されることを望む」と言ったそうだ。


2023年12月6日:ロシア軍が東部激戦地マリンカで前進か?・英分析/(共同通信) 英国防省は5日、ロシア軍がウクライナ東部ドネツク州の激戦地マリンカで前進し、市街地をほぼ制圧したとみられると分析した。


2023年12月5日:ロシアはアジアやアフリカから国籍や報酬餌に傭兵を募る/(読売新聞) 英BBCロシア語版は5日、ウクライナ侵略を続けるロシア軍にネパール・ウズベキスタン・ソマリアといったアジアやアフリカの国々から人々が雇い兵として参戦していると報じた。露軍はウクライナで多くの戦死者を出しており、ロシア国籍や高額報酬と引き換えに外国人を露軍に勧誘し、穴埋めを図っている模様だ。露軍として戦った外国人254人の死亡が確認されている。実際の戦死者は「はるかに多い」と推定されるという。


2023年12月5日:ロシア国内の戦争支持派は12%/(Newsweek) ウクライナの独立系調査機関「レイティング」が11月に実施した世論調査によれば、回答者の44%が「第三者の仲介のもと交渉を行い、妥協と解決を模索する」と回答した。ウクライナでは過去9ヵ月でこうした考え方が急速に広まり、今では国民の半数近くの48%を占める。だが両国の間で停戦に向けた交渉を始める兆しは見られない。妥協派は若者とウクライナ東部住民に多いという。一方、ロシアの別の独立系調査団体「クロニクルズ」の調査によれば、多くのロシア国民は、ウクライナとの戦争がロシア経済に悪影響を及ぼしていると感じており、戦争を真に支持している人は2月時点の22%から現在はわずか12%にまで減っているという。


2023年12月3日:ロシア当局が兵士の妻の反乱の兆しに神経を使う/(ノム通信/JNN参考) ロシアでは11月、首都モスクワで兵士の妻たちによる抗議デモが行われた。これに対し当局は、動員された兵士の妻たちが抗議デモを行わないよう現金支給を増やす提案をするなど、抗議に敏感になっている。またインターネット上で兵士の妻たちを支援するグループの信用を落とそうとしたりしているという。


2023年12月2日:ザポロジエ原発が一時外部電源喪失・非常発電機作動で乗り切る/(共同通信) ウクライナ国営原子力企業のエネルゴアトムは2日、ロシアが占拠する南部ザポロジエ原発が外部電源を一時喪失し、非常用ディーゼル発電機が作動したと発表した。電源はその後復旧した。国際原子力機関(IAEA)によると、喪失が起きたのは1日夜から2日朝にかけて。同原発が全ての外部電源を失うのは5月以来という。


2023年12月1日:ロシアが兵力を17万人増員・長期化で大領領令/(共同通信) ロシア大統領府は1日、プーチン大統領が軍人を最大132万人に増やす大統領令に署名したと発表した。従来より最大17万人、約15%の増員となる。


2023年12月1日:ロシア政府がボリショイ劇場の総支配人を更迭・反戦理由で/(時事通信) ロシア政府は1日、バレエやオペラの殿堂であるモスクワのボリショイ劇場のウラジーミル・ウリン総支配人(76)が退任し、後任にプーチン大統領と親交のある世界的指揮者ワレリー・ゲルギエフ(70)を充てる人事を発表した。ウリンは2022年2月のウクライナ侵攻開始直後、反戦を訴える書簡に署名。プーチン政権はこれを問題視し、更迭したもようだ。ロシアでは戦時下で文化人への締め付けが厳しくなっている。


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