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【時の言葉】外出を控え、資源消費を減らそう(2022.6.20))

ロシア

2023年11月

2023年11月30日:日本の駐露大使が離任前の記者会見でロシア批判/(産経ニュース) 約8年間駐ロシア大使を務めた上月豊久(67)が11月30日、離任を前にモスクワの日本大使館で記者会見を開いた。ウクライナ侵略を続けるロシアを改めて批判。覇権主義を強める中国を念頭に「ウクライナの明日は東アジアかもしれない」と述べ、ウクライナ支援の継続が重要だと指摘した。


2023年11月29日:フィンランドがロシアとの国境にある検問所を30日から閉鎖/(NNN) フィンランド政府は29日、ロシアとの国境で唯一開いている最北のラジャ・ヨセッピ検問所を、30日に閉鎖すると発表した。フィンランドとロシアの間には、9つの国境検問所がある。ロシアが、自国を経由するかたちで第三国からの移民を送り込んでいるとして、フィンランド政府は、18日から南東部の4ヵ所を2024年2月18日まで、24日からは北部の3ヶ所を、12月23日まで閉鎖している。29日時点で開いているのは、鉄道専用の検問所1ヵ所を除くと、最北のラジャ・ヨセッピ検問所だけとなっていた。フィンランド政府は29日、最北のこの検問所を、30日から12月13日まで閉鎖すると発表した。


2023年11月29日:ロシアがウクライナ国防省局長を毒殺図るが失敗・妻が重金属中毒/(読売新聞) ウクライナ国防省情報総局のキリロ・ブダノフ局長の妻マリアンナが、重金属中毒で治療を受けている。マリアンナは体調不良を訴え検査したところ、中毒が判明した。マリアンナは夫とブダノフ氏の職場で生活を共にしており、無症状だった職員数人からも同じ物質が検出された。ウクライナ・プラウダなどは「特定の人物を毒殺する計画的な試み」と指摘した。検出された物質は日常生活では使用されていないとしている。ブダノフはウクライナ軍による特殊作戦や情報戦のカギを握る人物だ。情報総局によると、ブダノフは過去に10回以上、ロシアに命を狙われている。 身の回りにスパイがいるということを意味するのだろうか?


2023年11月28日:ドニエプルの村を住民の情報でウクライナが攻撃/(ノム通信/共同通信参考) ウクライナ軍は28日、ロシアが占領する南部ヘルソン州ドニエプル川東岸の村のロシア側当局の建物をハイマースで攻撃した。ロシアに抵抗する住民の情報提供によるものだとしている。高官5人が死亡したとしている。これとは別にロシア軍のウラジーミル・ザバツキー少将が28日に戦闘で死亡したと伝えられている。


2023年11月28日:欧州安保協力機構の外相理事会にラブロフ出席で4ヵ国がボイコット表明/(ロイター) ウクライナとバルト3国のラトビア・エストニア・リトアニアは28日、週内に北マケドニアで開かれる欧州安保協力機構(OSCE)の外相理事会について、ロシアのラブロフ外相が参加を表明しているため、 ボイコットすると発表した。57ヵ国が参加するOSCEは11月30日-12月1日に北マケドニアの首都スコピエで外相理事会を開催する予定。ラブロフ外相は、北マケドニアの東隣のブルガリアが自身のために領空を開放すれば同外相理事会に出席すると表明している。ラブロフがOSCEの会議に出席すれば、2022年2月のウクライナ全面侵攻開始以降で初めてとなる。ウクライナは不参加の理由として、ロシアがウクライナのOSCE代表3人を500日にわたり収監したことを挙げ、バルト3国の外相もOSCE外相理事会のボイコットを表明する共同声明を発表。ラブロフ外相の参加は「侵略国家であるロシアを自由主義国家共同体の正当なメンバーとして正当化し、ロシアが犯してきた残虐な犯罪が矮小化される危険性がある」とした。


2023年11月28日:ウクライナの戦場に冬が到来・猛吹雪で10人死亡/(時事通信) ウクライナのクリメンコ内相は28日、猛吹雪に見舞われた南部オデッサ州や北東部ハリコフ州で10人が死亡したと通信アプリ「テレグラム」に投稿した。一方、米シンクタンク戦争研究所(ISW)は戦況分析で、ロシア、ウクライナ両国軍は冬の到来に伴う悪天候の中、地上戦を続けていると指摘した。


2023年11月28日:クリミア半島に暴風雪と最高9mの高波が襲来/(読売新聞) ロシアが一方的に併合したウクライナ南部クリミア半島周辺の黒海やロシア南部で26日夜から27日に激しい嵐が発生し、暴風雪や高波が襲った。露独立系英字紙「モスクワ・タイムズ」は、少なくとも4人が死亡し、200万人近くが停電に見舞われたと伝えた。ウクライナ内務省顧問はSNSにクリミア半島沿岸に打ち寄せた波の動画を投稿し、露軍が海岸に作った塹壕ざんごうが流されたと主張した。波は最高9メートルに達したという。1854年のクリミア戦争時にも黒海を襲った巨大な嵐に匹敵する規模だと伝えた。 昔だったら「天罰」と言われただろう。実際にそうなのかもしれない。


2023年11月28日:ロシアが食糧と引き換えに武器と物々交換/(乗りものニュース) ロシアがエジプトに対し、ヘリコプター用のエンジン約150基の返還を求め、その代わりに小麦輸出を確約するという方針を打ち出した。兵器をお金ではなく物々交換する事例、実は今回だけではない。今回は、Mi-8およびMi-17ヘリコプター用のエンジン約150基返還という取引に応じたエジプトには、“小麦輸出の継続を確約する”という約束が買い戻し金の代わりとなった。なお、エジプトは小麦の全輸入量の60%以上をロシアに依存している。このほかにも、ロシアは北朝鮮に食糧と引き換えに兵器を購入することを望んでいる。アメリカのロイド・オースティン国務長官はこれを「物乞い」をしていると揶揄した。だがかつて、1970~1980年代のイラクはフランスとの間で兵器と原油の交換を行い、サウジは米国製兵器と原油を交換してきた。2017年にインドネシアはロシアと戦闘機を巡って、コーヒー豆やパーム油の物々交換で対応しようとしたが、これは2020年に棚上げされている。


2023年11月28日:ロシアが侵攻後の死傷率最高に・特に激戦地アブデ-フカで/(共同通信) 英国防省は27日、過去6週間のロシア軍の死傷率が侵攻後、最高を記録している可能性があると分析した。ウクライナ軍の発表によると、今月のロシア軍の死傷者は1日の平均が931人だった。多くがロシア側が攻勢をかけるウクライナ東部ドネツク州の激戦地アブデーフカでの犠牲だと指摘した。


2023年11月27日:ロシアの国防費は国家予算の3割・ソ連末期の水準/(時事通信) ロシアのプーチン大統領は27日、ウクライナ侵攻下、2024年予算案に署名し、成立させた。歳出約36兆6600億ルーブル(約61兆円)のうち、国防費が約3割の10兆8000億ルーブル(約18兆円)を占める。英字紙モスクワ・タイムズによると、予算の3分の1相当が国防費に充てられるのは、ソ連時代末期の1990年以来。国防費は前年比約7割増。ソ連崩壊後で初めて、国防費が社会保障費を上回ることになった。 


2023年11月26日:ロシアがウクライナ戦闘機3機とドローン53機をミサイルで撃墜と発表/(共同通信) ウクライナ侵攻を続けるロシア国防省は26日の戦況説明で、過去24時間にウクライナ軍の戦闘機計3機を撃墜したほか、ウクライナ東部と南部で無人機53機を撃墜したと発表した。欧米が供与を約束しているF16戦闘機が実戦配備に至っていないウクライナの防空体制の弱さが改めて示された形。 ロシアの発表は信用できないことを付け加えておく。


2023年11月26日:ウクライナで「ホロドモール」追悼日に多くの市民が記念碑を訪れた/(共同通信) ウクライナで25日、旧ソ連のスターリン政権下で1932~33年に起きた大飢饉(ホロドモール)の犠牲者を追悼する日を迎え、多くの市民が首都キーウの記念碑を訪れた。ウクライナ政府は大飢饉は人為的に引き起こされ、ウクライナ民族を抹殺しようとしたジェノサイド(民族大量虐殺)だったと主張している。


2023年11月26日:プーチンと愛人の豪華ヨットの内部写真が流出/(Newsweek) ロシアのウラジーミル・プーチン大統領と関係がある豪華なヨット「ビクトリア」が、トルコのイスタンブールに停泊していることが明らかになった。さらには、その内部とされる写真もネット上にアップされたが、その豪華さには驚くばかり。この約5000万ドルのヨットは、プーチンの愛人とされるアリーナ・カバエワが頻繁に利用しているという。ヨットは、NATO加盟国であるトルコの造船所で修理中であることがわかった。このヨットは、公式にはプーチンの長年の盟友であるロシアの大富豪ゲンナジー・ティムチェンコの関連企業に登録されていると報じられている。プーチンの宮殿があるゲレンドシクのイドコパス岬を定期的に訪れているという。カバエワはしばしば友人や家族と共にビクトリアで休暇を過ごしている」とホドルコフスキーは述べている。


2023年11月25日:ホロモドール追悼の日にキーウが過去最大のドローン攻撃に晒されるがほぼ撃墜/(共同通信) ウクライナ空軍は25日、同日未明にロシア軍による75機の無人機攻撃が全土にあり、74機を撃墜したと発表した。昨年2月の侵攻開始以来で飛来数は過去最大という。うち50機が首都キーウ(キエフ)に飛来し、クリチコ市長によると最大規模。撃墜した破片により幼稚園や集合住宅で火災が起き、周辺のキーウ州では1万6千世帯が停電した。無人機は北東部スムイ州、南部ザポロジエ州方面にも飛来。キーウでは空襲警報が6時間以上解除されず、子どもを含む5人がけがをした。25日は、ソ連時代にウクライナで400万人以上が死亡した大飢饉(ホロドモール)の犠牲者追悼の日だった。


2023年11月24日:ロシア法務省が野党の元首相カシヤノフをスパイに指定/(共同通信) ロシア法務省は24日、野党「国民自由党」を率いてプーチン政権を批判していたミハイル・カシヤノフ元首相をスパイとほぼ同義の「外国のエージェント(代理人)」に指定した。ウェブサイトで発表した。法務省は、カシヤノフがウクライナ侵攻に反対し、不正確な情報を拡散して「ロシアの内政外交の信用をおとしめた」と説明している。カシヤノフは2000年に初当選したプーチン大統領の1期目に首相を務めたが、政策を巡る対立から04年に解任された。2015年にモスクワで殺害されたネムツォフ元第1副首相らと国民自由党を設立し、政権の強権体質を批判した。タス通信によると、カシヤノフは2022年出国した。 不正確な情報を拡散しているのは政府そのものである。


2023年11月24日:ロシアがアウディーウカ戦に人海戦術・損失顧みず兵士投入/(AFP時事) ロシア軍はウクライナ東部の要衝ドネツク州アウディーウカを奪取しようと人海戦術を仕掛け、多大な損失を被っているにもかかわらず、次々と兵士を投入している。ウクライナ兵らが明らかにした。第47機械化旅団のウクライナ人大隊の副官を務めるオレクサンドルはAFPの取材に対し、「戦場のそこかしこに遺体が散らばっている」「ロシアは波状攻撃を仕掛け、われわれの防衛線を疲弊させようとしている」と語った。ロシア軍は当初、戦車と装甲車を数百台投入したが、地雷・ドローン・対戦車ミサイルで壊滅し、装甲車200台以上を失ったという。そこで歩兵部隊を重視する戦術に展開し、兵員を犠牲に進軍している。バフムート奪還戦に酷似しているという。


2023年11月24日:ロシアが2014年にオランダに貸し出した黄金の兜がウクライナに返還される/(共同通信) ロシアが2014年に併合したウクライナ南部クリミア半島からオランダ・アムステルダムの博物館に貸し出されていた古代遊牧民族スキタイの黄金製装飾品などの財宝が、約10年ぶりにウクライナに返還されることが決まった。ウクライナ文化情報省が24日までに発表した。


2023年11月23日:ロシア左派政党党首がウクライナからの拉致女児を養子に/(共同通信・AFP)(24日追記) ロシア独立系メディア「バージヌイエ・イストリイ(重要な話題)」は23日、ロシアの左派系政党「公正ロシア・正義のために」の党首ミロノフ下院議員が、ロシアが一時占領したウクライナ南部ヘルソン市の孤児院から連れ去ったウクライナの女児を養子にし、改名もしたと報じた。ミロノフの妻らが2022年8月、ヘルソンの孤児院を訪れ、当時生後10ヵ月だった女児マルガリータ・プロコペンコちゃんと2歳の男児を連れ去った。同12月にモスクワの裁判所がマルガリータちゃんをミロノフの養子とし、ロシア国籍の「マリーナ・ミロノワ」に改名する決定を出した。出生地もモスクワ近郊に変更されたという。AFPの24日の追加報道では、ミロノフはこれを否定したという。 出生地まで変更して養子にするというのは、本人に事実を永久に知らせないためであろうが、既に世界的なニュースになって記録されてしまった。いつかは知ることになるだろう。


2023年11月23日:ロシア政府が兵士妻や母らの集会を相次ぎ却下・反戦機運の高まりを警戒/(読売新聞) ロシア政府が、ウクライナ侵略に参加する兵士の妻や母が夫や子の動員解除を求める動きに神経をとがらせている。新型コロナウイルス対策を理由として、集会の開催を認めない事例が相次いでいる。女性の不満が反戦機運の高まりにつながることを警戒しているとみられる。ロシアでは、11月の最終日曜26日がが「母の日」となっている。


2023年11月22日:ドイツ首相がプーチンに「侵略をやめろ」と直言・イタリア首相も同調/(時事通信) ドイツのショルツ首相は22日、オンライン形式で同日開かれた20ヵ国地域・首脳会議(G20サミット)で、ロシアのプーチン大統領に対して「ウクライナへの侵攻をやめるよう呼び掛けた」と明らかにした。ベルリンを訪れたイタリアのメローニ首相との共同記者会見で述べた。メローニもウクライナの和平に関し、「最も簡単なのは、(ロシアが)軍を撤退することだ」との立場を再確認したと強調した。


2023年11月22日:ロシアが亡命難民を武器としてフィンランドに圧力/(Newsweek) フィンランドはロシアと1340キロにわたる国境を接している。フィンランドがNATOに加盟したことでロシアは怒り、それがプーチンのウクライナ侵攻の一因ともなった。ロシア政府は国内のフィンランドへの亡命を支援しており、この移民圧力を武器として用いている。そのためフィンランドは国境の一部に全長200キロのフェンスを建設中だ。エストニアでは必要とあればロシアとの国境通過点を全て閉鎖すると発表しており、エストニアも不法亡命者を全員送還している。ロシアからは、ニイララ国境駅でフィンランド国境警備隊と移民が対立している。ロシアからの亡命移民者は自転車で国境を越えてくる。


2023年11月21日:英国防相の分析で、ロシアがワグネル戦闘員を再雇用/(産経ニュース) ロシアのプーチン政権が民間軍事会社「ワグネル」の戦闘員を政権側の軍事組織に組み込む動きを進めている。受け皿となっているのは、治安維持などを担う国内軍「国家親衛隊」や、露国防省と一体の民間軍事会社「レドゥート(要塞)」、南部チェチェン共和国の特殊部隊「アフマト」だとされる。露政権はワグネル戦闘員の「再雇用」により、国民の反発が強い動員を回避しつつ軍を増強する思惑だとみられる。プリゴジンが8月に暗殺されたあと、ワグネル戦闘員の消息は途絶えていたが、英国防省は11月中旬、「ワグネルの大部分が国家親衛隊に組み込まれており、活発な採用活動を再開した可能性が高い」と分析。「プリゴジンの息子が国家親衛隊傘下となったワグネルを率いているとみられる」とも指摘した。「他のワグネル戦闘員の多くはレドゥートに加わった」との見方も示した。英国防省は10月時点で「レドゥートは露軍参謀本部情報総局(GRU)の監督下にある」と指摘していた。レドゥートはGRUが戦闘員の勧誘や契約時に使う企業名で、登記はされていない「架空の民間軍事会社」。


2023年11月21日:拘留中の元ロシア軍将校ギル銀が大統領選に名乗りを上げた/(Newsweek) 厳しいプーチン批判で訴追・拘留されている元ロシア軍将校ギルギンは、大統領選でプーチンの対立候補として名乗りを挙げた。プーチン当選が決まった「出来レース」を妨害するためと、黙っていても危うい自分の身を守るため。命懸けの挑戦だ。熱烈なナショナリストで、プーチン政権やロシア軍指導部のウクライナ侵攻戦略を公に批判してきたギルキンは、極右を扇動した疑いで7月に身柄を拘束され、訴追された。8月には公判前の拘留は不当だと不服申し立てを行ったものの退けられ、現在も拘留中だ。ギルキンによる出馬表明で、プーチンの指導力やウクライナ戦争に疑問を呈した彼の過去の発言に改めて注目が集まることになり、ロシア政府にとって厄介な問題になっている。


2023年11月18日:ロシアがウクライナのオデーサ州のエネルギー関連施設を攻撃・停電発生/(読売新聞) ロシア軍による18日未明の攻撃では、南部オデーサ州のエネルギー関連施設が被害を受け、1人が負傷したほか、同州や南部ザポリージャ州などで停電が発生した。ゼレンスキー大統領は同日のビデオ演説で、「冬が近づくにつれ、ロシアの攻撃はより強力になるだろう」と警戒を呼びかけた。


2023年11月17日:ロシアがアウディーウカを猛攻・装甲車200台以上を失う/(AFP時事) ロシア軍がウクライナ東部戦線の最前線の町ドネツク州アウディーウカへの攻勢を強めている。アウディーウカは、ロシア側が実効支配する州都ドネツク市に程近く、1ヵ月以上にわたって猛攻にさらされている。アウディーウカは2014年から砲火にさらされ、ほとんど焦土と化しているが、ウクライナ抵抗の象徴となっている。戦前の人口は約3万人だったが、今や1431人しか残っていないという。西側当局者は同日、ロシアはアウディーウカ奪取作戦で装甲車200台以上を失ったとAFPに語った。戦力の穴埋めには「数年」かかるという。ウクライナ側の戦死者数は、ロシア側よりも大幅に少ないようだ。


2023年11月15日:ロシア政府代表団が北朝鮮訪問・政府間協議始まる/(JNN) 北朝鮮メディアはロシア政府の代表団が平壌を訪問し、経済協力などに関する政府間協議を始めたと報じた。北朝鮮国営の朝鮮中央通信は15日、ロシアのコズロフ天然資源環境相が率いる代表団が14日に平壌に到着したと伝えた。貿易や経済、科学技術などでの協力について話し合う部門別の会談が始まり、「各分野での協力実現に向けた実践的な問題について議論を行った」としている。 ロシアはついに北朝鮮にすら頭を下げる立場にまで落ちぶれた。


2023年11月15日:ロシアに拉致されたウクライナ少年が1年半振りに帰国へ/(ノム通信/JNN参考) ロシアはウクライナからおよそ2万人の子どもを拉致して愛国洗脳教育を受けさせている。帰還できたのはわずか400人程度である。ロシアに拉致されたボグダン・ウェルモヒン(17)は弁護士を通じてゼレンスキー大統領に救いを求めた。その動画はSNSに投稿された。2023年3月に、ボクダンは里親のもとから姿を消し、ウクライナにも近いベラルーシとロシアの国境付近で発見されたが、ロシア政府は“ウクライナ側が無理やり連れ戻そうとした”と主張した。だが本人が「帰国したい」とSNSに投稿した以上、ロシアは詭弁を弄するのを止めた。そしてロシア側は突如、ボクダンさんの出国を発表したという。笹川平和財団の畔蒜泰助主任研究員は「孤児の人たちをモスクワあるいはロシアに連れてきて保護している、救済しているんだというのが、ロシア側のロジック。SNSの動画が出たことで、そのロシアのロジックがやはり揺らいだという風にロシア側がおそらく感じたのではないか」と説明する。


2023年11月15日:ロシア軍疲弊・負傷している兵士を再び前線へ/(Newsweek) アメリカがウクライナ軍に供与した長射程の地対地ミサイルATACMS(エイタクムス)が戦場で使用され、ロシア軍部隊は「疲弊した」状態になっている、とロシア軍将校が語った。ロシア軍懲罰部隊「ストームZ」の教官を務めるスビャトスラフ・ゴリコフは、「(米国がウクライナに供与した)ATACMSは160キロ以上離れた標的にも届くため、膨大な数の死傷者が出ており、ロシアの作戦遂行に支障をきたしている」と語った。ゴリコフによれば、ロシア軍部隊は爆弾の破片が体に刺さったままの状態でウクライナの前線に戻されているという。


2023年11月14日:アルメニアがロシア主導の同盟の首脳会議を欠席へ・ロシア離れ鮮明/(産経ニュース) 南カフカス地方の旧ソ連構成国、アルメニアのパシニャン首相は14日、ベラルーシのルカシェンコ大統領と電話会談し、ベラルーシの首都ミンスクで23日に予定されているロシア主導の軍事同盟「集団安全保障条約機構(CSTO)」の首脳会議に出席しないことを伝えた。欠席は初めてのこととなる。最近顕著化しているアルメニアの「ロシア離れ」が改めて鮮明になった。


2023年11月14日:ウクライナがロシアのミサイル製造工場を狙ってドローン攻撃・ロシアは撃墜と発表/(NNN) ロシア国防省は14日、ウクライナの無人機をモスクワ州など4つの州で撃墜したと発表しました。ミサイルの製造工場を狙った可能性がある。


2023年11月14日:休戦状態の北朝鮮を中国・ロシアが後押ししていることに懸念/(ロイター) オースティン米国防長官は14日、朝鮮戦争の休戦協定を履行している国連加盟国(17ヵ国と韓国)は中国とロシアが北朝鮮の軍事力拡大を後押ししていることを懸念していると述べた。国連軍司令部に参加する17ヵ国と韓国は144日、ソウルで国防相会合を開いた。オースティンは「われわれは、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)が国連安全保障理事会の制裁を逃れるために中国とロシアがその能力拡大を支援していることを深く懸念している/ロシアと北朝鮮の軍事協力が最近拡大していることも問題と捉えている」と述べた。


2023年11月14日:前線で戦うロシア兵の15%が薬物中毒/(Newsweek) 英国防省が最新の戦況分析報告書の中で、ウクライナの前線で戦っているロシア兵の最大15%が薬物を使用している、と指摘した。士気の低下や訓練不足に悩まされてきたロシア軍にとって、薬物・アルコール乱用などの依存症の増加はさらなる深刻な規律違反ももたらしているらしい。ウクライナの前線では、アンフェタミンや大麻をはじめとする薬物が簡単に入手できるという。ロシア軍の約10人に1人がマリファナを使用しており、さらに中毒性の高い違法薬物を使用している可能性もあることが分かった。英国防省はロシアの反体制メディア「Verstka」の9月の報道が真実であると確認した。


2023年11月12日:ロシア国営メディアが部隊再編巡る報道を撤回・指令系統に乱れか?/(ノム通信/ロイター・産経ニュース参考) ロシアの国営メディア2社は13日、ロシア軍がウクライナのドニエプル川東の「より有利な位置」に部隊を移動させていると報じたが、すぐにこれを撤回した。露国防省は従来、露軍の事実上の後退や撤退を「転進」や「再編成」といった用語で表現してきた。なぜ露国防省発表とする「誤報」を露国営通信社2社がほぼ同時に配信したかは明らかになっていない。 これが陽動作戦の一環なのかは分からない。いずれにしてもこうした不祥事は軍内とメディアとの間に情報伝達の乱れがあることを示した。


2023年11月11日:ウクライナが奪還したヘルソンにロシアが砲撃・キーウにはイスカンデル/(共同通信) ウクライナ南部ヘルソン州の検察は11日、州都ヘルソンにロシア軍の砲撃があり、1人が死亡、2人が負傷したと発表した。11日には首都キーウに9月以来のミサイル攻撃があった。 冬季に向けていよいよロシアによるインフラ攻撃が始まったと思われる。


2023年11月10日:ロシアが非核化協力を一方的に終了/(NHKニュース) ロシア政府は退役した原子力潜水艦の解体などを日本が支援するため、両国の間で交わされていた非核化協力に関する協定について、一方的に終了させると明らかにした。ロシアによるウクライナ侵攻を受けた日ロ関係の悪化が背景にあるとみられる。 ロシアと結ぶ協定・協約・条約は全て一方的に破棄されると考えるべきだ。ロシアは技術を手にしたあと、条件とされている「非核化」を除くために協定を破棄したと考えられる。日本はお人よしだ。


2023年11月10日:ロシアが受刑者動員を正当化・「血で罪を贖っている」と/(AFP時事) ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官は10日、受刑者がウクライナの戦場に送られ、恩赦を与えられている問題について、受刑者は「血で罪をあがなっている」として動員を正当化した。元交際相手を殺害して懲役17年を宣告された元受刑者が戦場に赴き、恩赦を受けて自由の身になったことが物議を醸している。ウラジスラフ・カニウス元受刑者も、元交際相手の女性を殺害した罪で懲役17年を言い渡され、最も警備が厳重な刑務所で服役していたが、ウクライナで戦った後に釈放された。カニウス元受刑者が当時23歳だった元交際相手を1時間にわたって暴行し、111ヵ所に傷を負わせた事件は、2021年に世界中のメディアに取り上げられた。 ロシアはご都合主義であり、何でも政府の思う通りに解釈する。 


2023年11月8日:ロシアのショイグ国防相が中露の軍事協力を自画自賛/(ノム通信/共同通信参考) ロシアのショイグ国防相は8日、モスクワで中国軍の最高指導機関、中央軍事委員会の制服組トップ張又キョウ副主席と会談し、中ロの軍事関係は「戦略的協力の見本だ」と自賛した。両名は先月30日に北京で会談したばかりで、2度も続けて会談しなければならないというのは、相互に不信があるためであろう。


2023年11月7日:ロシアがNATOとの間の「欧州通常戦力条約」から正式脱退/(JNN) ロシアはNATO=北大西洋条約機構との間で、通常兵器の数の上限を定めたCFE=欧州通常戦力条約から正式に脱退した。ロシアは2007年に条約の履行をとっくに停止している。


2023年11月7日:ロシアが支配地域のインフラを撤退に備えて破壊の準備/(共同通信) ウクライナ国防省情報総局は7日、ロシア軍が南部ヘルソン州の支配地域で、ガス施設や変電所など重要インフラに爆弾を仕掛けている兆候があると表明した。撤退を強いられた際に破壊する準備をしている可能性がある。クリメンコ内相は、ヘルソン州には5日に87回の空爆があり、一度の攻撃としては侵攻開始以降で最大規模だったと指摘。米シンクタンク、戦争研究所は6日、ロシアがミサイル生産を加速し備蓄が増えたとの見方を示した。


2023年11月6日:ロシア軍兵士が南オセチアでジョージア市民射殺/(AFP時事) ジョージア政府は6日、北部の親ロシア派支配地域、南オセチア近郊で、民間人1人がロシア軍に殺害されたと明らかにした。南オセチアをめぐっては、2008年にロシアとジョージアが軍事衝突し、独立を宣言。ロシアは独立を承認し、実効支配している。ジョージアの保安当局によると、民間人が殺害されたのはゴリ市。また別の民間人1人が「違法に拘束された」という。殺害されたのは58歳の男性で、地元住民数人と教会に礼拝に訪れた際にロシア兵に撃たれた。ロシアは今年に入り、この教会へのジョージア人の立ち入りを禁止していた。ジョージアのサロメ・ズラビシビリ大統領は、「ロシアの占領軍がジョージア市民を射殺したことに怒りを隠せない」とし、「ロシアの行動を明確に非難するよう」国際社会に求めた。


2023年11月6日:プーチンが2024年大統領選に出馬決心/(ロイター) ロシアのプーチン大統領(71)は2024年3月の大統領選に出馬することを決めた。関係筋6人がロイターに明らかにした。少なくとも2030年まで権力の座を維持することになる。80%の支持率の下、選挙自体は「無風」と見られているが、ロシアは現在、約30年前のソビエト連邦崩壊以降、最も厳しい試練に直面している。


2023年11月5日:ロシアが新型SLBM「ブラバ」を次世代型潜水艦から発射実験・成功/(読売新聞) ロシア国防省は5日、最新の戦略原子力潜水艦「アレクサンドル3世」から核兵器を搭載できる潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)「ブラバ」の発射実験を行い、成功したと発表した。露北部白海から発射され、極東カムチャツカ半島の標的に命中したという。発射の日時は明らかにしていない。潜水艦は次世代型で、近く実戦配備される予定。さらに3隻を建造中。ロイター通信によると、ブラバは全長約12メートルで、射程は約8000キロ・メートル。核弾頭6発を搭載できる。 またロシアは脅威的な兵器を開発したということだ。核に頼るところは北朝鮮と同じ。


2023年11月4日:ロシアが「統一の日」に団結を国民に訴え/(共同通信) ウクライナ侵攻を続けるロシアのプーチン政権が今月4日の祝日「国民統一の日」に合わせ、軍事作戦への支持と団結を求める呼びかけを行った。侵攻開始から1年8カ月以上。社会は平静を保っているが、対ロ制裁で経済は長期的には悪化するとの見方が強い。来年3月の大統領選も視野に、国民の懸念を払拭し結集を促す狙いだ。プーチン大統領は4日、モスクワの「赤の広場」の一角で、1612年にポーランドからモスクワを解放したロシア義勇軍の英雄像に献花。ロシア正教会の最高位キリル総主教のほか、国内のイスラム教徒や仏教徒らの代表も同行させ、「多様な文化を許容する多民族国家ロシア」を強調した。


2023年11月3日:ロシアが受刑者を「特別軍人」として登録を容易に/(読売新聞) ロシア政府は3日、兵役登録の規定について、これまで原則、露国内で服役中の受刑者を対象外としていた項目を削除した。今後、受刑者は入隊事務所への出頭や健康診断などを受けずに「特別軍人」として兵役に登録できるという。受刑者は、6月に反乱を起こした民間軍事会社「ワグネル」が戦闘員として採用していた。露国防省もウクライナへの戦闘に参加させていると指摘されていたが、今回の規定変更で、前線への派遣が加速しそうだ。 ロシアでは法律があろうがなかろうが、好き勝手にプーチンが動かしている。体裁を整えるために、法改悪をしただけだ。


2023年11月3日:ロシア政府がタス通信CEOを解任・メディアに直接圧力/(読売新聞) ロシアの独立系英字紙「モスクワ・タイムズ」は3日、7月5日に辞任した国営タス通信のセルゲイ・ミハイロフ最高経営責任者(CEO)について、民間軍事会社「ワグネル」の反乱に関する同通信の報道に不満を持った大統領府に解任されたと伝えた。6月に起きたワグネルの反乱で、タス通信はワグネル部隊が露南部のロストフ・ナ・ドヌーに入り、市街地などを占拠したことをいち早く写真で報じた。メディアを統括する政府高官が激怒したという。露政府関係者は「タス通信はあまりに詳細で迅速だった。彼らの仕事は報道ではなく、クレムリンのため正しい物語を作ること」と語ったという。 メディアが真実を伝えることよりも、物語を作るようになったら、世界は真っ暗闇になる。


2023年11月2日:ロシアが包括的核実験禁止条約から事実上離脱/(JNN) ロシアのプーチン大統領は2日、CTBT=包括的核実験禁止条約の批准を撤回する法案に署名した。事実上離脱したことになる。


2023年11月1日:ラブロフ外相が中東諸国の大使らと会談/(ノム通信/共同通信参考) ロシアのラブロフ外相は1日、モスクワでアラブ諸国の大使らと会談し、パレスチナ自治区ガザ情勢を協議した。 ロシアとしては何とかプーチン戦争から世界の目を反らせるためにパレスチナ問題で主導権を握りたいようだが、その実力も役割もない。大使を集めるのがせいぜいだった。 大使らはあくびをしたかったであろう。


2023年11月1日:ロシアが備蓄した砲弾を使って一斉に攻撃再開・100集落を砲撃/(ノム通信/AFP参考) ロシアは9月に攻撃回数を激減させて13回に留めていたが、11月に入って一斉に攻撃を再開したようだ。北朝鮮から砲弾が届いたためであろう。ウクライナのイーホル・クリメンコ内相は1日、ロシア軍が過去24時間に100以上の集落に対し砲撃を行ったと発表した。24時間で行われた攻撃としては今年最大の規模だったとしている。


2023年11月1日:ロシアが弾薬不足で10月の攻撃頻度激減・冬のインフラ攻撃のたまの備蓄/(共同通信) ウクライナに侵攻するロシアが10月、ミサイル攻撃の頻度を大幅に減少させたことが分かった。冬季に電力インフラへの攻撃を拡大するためミサイルを備蓄しているとの見方があり、ウクライナのゼレンスキー大統領は「敵の狙いは明確」とインフラ攻撃には報復すると警告し、牽制している。10月は31発で、9月の132発から4分の1以下に激減した。昨年10月との比較では約13%に過ぎない。


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