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【時の言葉】外出を控え、資源消費を減らそう(2022.6.20))

地球温暖化・自然災害関連

2021年10月

2021年10月29日:漁港が火山発生の軽石で埋め尽くされる/10月22日に起きた小笠原諸島での海底火山による噴火で噴出した大量の軽石が日本本土の港に漂着し、港の中に滞留して漁船を動けなくしている。生態系にも甚大な影響が出ており、魚が全滅する恐れもあるという。(ノム通信・フジテレビニュース参考)


2021年10月28日:温暖化対策の半分は中国が負担する必要/気候シンクタンク、トランジション・ゼロは、気温上昇を摂氏1.5度以内に抑えるためには、3000近い世界の石炭火力発電所を2030年までに閉鎖する必要があるとのリポートをまとめた。現在、世界全体で2000GW以上の石炭火力発電所が稼働しているが、1000GW近くを削減する必要があり、今から2020年代末まで1日1ヵ所近くのペースで発電所を閉鎖しなければならないという。トランジション・ゼロは、世界最大の温室効果ガス排出国で、世界の石炭火力発電所の約半分を保有する中国が、クリーンエネルギーへの移行を加速する必要があると指摘。「論理的な結論としては、削減努力の半分を中国で行わなければならない」としている。中国は電源構成に占める石炭の割合を2005年の72.4%から2020年に56.8%に引き下げたが、石炭の絶対消費量は増え続けている。習近平国家主席は、2025年以降に石炭の利用削減を開始する方針を示している。中国が嘘の統計を発表していることがこれで明らかになった。宣言も空証文に終わるだろう。そもそもやる気がなく、またやろうとしても不可能だからだ。(ロイター)


2021年10月25日:カリフォルニアで「爆弾低気圧」による豪雨/米カリフォルニア州北部は24日、「爆弾低気圧」と呼ばれる急発達した低気圧の影響で強い風と雨に見舞われ、土砂崩れや洪水が起きた。今夏に山火事が多発したことから、大雨が鉄砲水を引き起こす可能性が強まっており、米国立気象局(NWS)は警戒を呼び掛けている。NWSによると、西海岸の最大降水量は250ミリと予想されており、山火事の被害にあった地域は水が速く流れ落ちる傾向にあるため、「生命を脅かす鉄砲水」が発生する恐れがある。(ロイター)


2021年10月24日:台湾北東部で強い地震/台湾北東部で24日、強い地震があり、台北でも激しい揺れが感じられた。これまでのところ被害が広範囲に及んでいるとの報告はない。台湾の中央気象局によると、地震は24日午後1時11分(日本時間同2時11分)に北東部の宜蘭(Yilan)県で発生し、震源の深さは67キロ。同気象局は地震の規模をマグニチュード(M)6.5と発表した。一方、米地質調査所はM6.2としている。宜蘭県に住むAFP記者は、揺れが30秒ほど続いたように感じたと述べた。また、台北のAFP記者は今年発生した地震の中で最も強いと感じたと話している。その後、M5.4の余震も発生し、台北の地下鉄は安全確認のために全線で運転を見合わせている。(AFP時事)


2021年10月22日:小笠原諸島で明治以降最大の火山噴火/小笠原諸島の海底火山、福徳岡ノ場でことし8月に発生した噴火について、専門家のグループは噴出したマグマの量などの分析から、明治以降の国内の火山噴火としては最大クラスの規模だったという研究結果を発表した。このとき噴出された軽石が沖縄 奄美で大量に漂着しているが、専門家は、今後も続くおそれがあると指摘している。(NHKニュース)


2021年10月20日:阿蘇山が噴火・噴煙が3500mに達した/午前11時43分、熊本県・阿蘇山の中岳第1火口で中規模の噴火が発生した。噴煙の高さは3500m付近にまで及び、高温の火砕流が火口の西約1300メートルの地点まで到達し、南約900メートルまで噴石が飛散したとみられる。警戒レベルの引き上げにより火口付近への立ち入りが禁止されていたため、被災者はない。(NHKニュース・毎日新聞)


2021年10月19日:カリフォルニアで旱魃による非常事態/米国カリフォルニア州のギャビン・ニューサム知事(民主党)は10月19日、干ばつの悪化に対応するため、非常事態宣言を州全域へ拡大することを宣言した。同州では、4月・5月・7月に段階的に非常事態宣言の対象エリアを拡大してきたが、これまで対象に含まれていなかった残り8郡(ロサンゼルス・サンディエゴ・サンフランシスコなど)が今回追加された。米国海洋大気庁などが発表している「米国干ばつモニター」のデータによると、10月19日時点で、カリフォルニア州内で干ばつの度合いが5段階中最も深刻な「類のない干ばつ」となっている地域が45.66%、2番目に深刻な「極度の干ばつ」が41.52%となっている。3ヵ月間で最も深刻な被害を受ける地域の割合が増加している。また、同州水資源省によると、州内の主な貯水池の10月24日時点の貯水率について、最大のシャスタ湖が最大容量の22%、2番目のオロビル湖は25%、3番目のトリニティ湖は27%と、いずれも低位な状態となっている。ニューサム知事は7月に、全ての住民(商業・農業を含む)に対し、水の使用量の15%自発的削減(2020年比)を求める知事令を出した。今回の宣言では、水資源の保全の取り組みを強化するため、州の機関である水資源管理委員会に対し、歩道や道路などの洗浄の際の飲料水の使用といった特定用途の水の使用を禁止することができる権限を認めている。水資源管理委員会によると、都市部での水使用の削減割合は、2020年比で5%にとどまるという。地域単位では、一定基準を超えた水の使用量に対して追加料金を課すことで、利用を制限する動きもみられる。例えば、北カリフォルニアのマリン郡の一部地域に水道を供給しているマリンウォーターは、12月から基準値を超えた使用量に対し、水道料金に加算して請求する。また、州の主要都市であるサンノゼ市・クパチーノ市などに水道を供給するサンノゼウォーターは、2019年比で15%削減という目標の下に、月ごとに設定された規準使用量を上回った利用者に対し、追加料金を課すといった計画の許可を、州の公益事業委員会に求めている。(ジェトロ・ビジネス短信)


2021年10月15日:エリザベス女王が温暖化対策の遅れに不満吐露/英国のエリザベス女王(95)は、月末からグラスゴーで開かれる国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)について、世界の指導者たちが「話をするだけで行動しない」ことに懸念を示し、そうした状況を「歯がゆく思う」と不満をこぼした。英各メディアが15日報じた。14日のウェールズ議会開会式で、参加者との会話が偶然マイクで拾われた。女王は「会議についてよく耳にするけれど、誰が来るのかまだ分からない。来ない人だけ分かっている。(彼らが)話だけして行動しないのは本当に歯がゆい」と語った。女王は長男チャールズ皇太子夫妻、孫ウィリアム王子夫妻と共にCOP26の一部会合に出席を予定している。 (時事通信)


2021年10月14日:米が今冬にラニーニャ現象が発生と予測/米国立気象局(NWS)の気象予報センターは14日、月例予報を発表し、ラニーニャ現象(太平洋赤道付近で海面温度が低下する現象)が発生しており、87%の確率で今年12月から来年2月まで同現象が続くとの予想を示した。同センターは「ラニーニャは今後数ヵ月、全米の気温と降水量に影響を及ぼすとみられる」と述べた。同センターは9月、70-80%の確率でラニーニャ現象が冬季いっぱい続くとの予想を示していた。2022年3-5月には、エルニーニョもラニーニャも発生していない状態に戻る見通しという。(ロイター)


2021年10月10日:中国山西省で豪雨・1万7千戸倒壊・12万人以上避難/中国国営新華社通信などによると、中国北部の山西省が10月に入って豪雨に見舞われ、10日時点で約176万人が被災し、1万7000戸余りの家屋が倒壊、12万人以上が避難を余儀なくされた。5日夜には同省臨汾市蒲県で土砂崩れが起きて4人が死亡するなど、死者も複数出ている。山西省は中国を代表する石炭の産地。今回の豪雨では少なくとも60ヵ所の炭鉱が操業停止となった。電力不足による停電がさらに加速されるのかも?(読売新聞)


2021年10月10日:インドで落雷が増加・温暖化の影響か?/インドでは、気候変動の影響で落雷による死亡事故はまれなことではなくなっている。嵐の中、アンベール城の要塞の見張り塔に登っていた観光客が、落雷により8人が亡くなっている。インド政府の統計によると、毎年約2500人が落雷で死亡しているという。前年比では2021年3月までの1年間で3割増しの1900万回の落雷があった。気候変動と地表面の局地的な気温上昇、湿度の上昇により雷が急増しているようだ。インドでは避雷針を設置した建物がほとんどない。落雷の増加は世界的に問題となっている。今年公表された研究結果では、北極圏の平均落雷件数が今世紀中に倍増すると予測されている。落雷によってツンドラ地帯で広範囲にわたる火災が引き起こされる結果、永久凍土に閉じ込められている大量の炭素が大気中に放出され、地球温暖化が加速する可能性がある。(AFP時事)


2021年10月9日:バヌアツ諸島でM7.0の地震/日本時間の10月9日19時59分頃、南太平洋(バヌアツ諸島)でM7.0の地震があった。震源の深さは約520kmで、震源が深かったためこの地震による津波の心配はない。 (ウェザーニュース)


2021年10月8日:ブラジル南東部で旱魃/厳しい干ばつに見舞われているブラジル南東部で異例の強い砂嵐が相次ぎ、サンパウロ州で少なくとも6人が死亡した。地元メディアが報じた。サンパウロ、ミナスジェライス両州では、最大瞬間風速27.7メートルの強風を伴う砂嵐が9月末以降少なくとも3回発生した。地元メディアによると、サンパウロ州では倒木や家屋の倒壊に巻き込まれるなどして6人が死亡した。気象情報チャンネルの気象予報士シアスはAFPに対し、砂嵐の原因は「長引く雨不足と高温、低湿度」だと説明した。シアスによると、砂嵐は砂漠地帯で頻発し、高さ数千メートル、幅160キロに及び、数時間続く恐れもある。ブラジルは過去91年間で最悪の干ばつに見舞われており、中西部と南部の水力発電ダムの水位が著しく低下したことで電気料金が高騰している。(AFP時事)


2021年10月3日:中東のオマーンにサイクロン・風速120ー150キロ/中東のオマーンに3日、サイクロンが上陸し、4人が死亡した。猛烈な雨と風で市街地が冠水し、首都マスカットを発着する航空便にも遅れが出ている。国営メディアによると、子ども1人が水に流され死亡。行方不明になっていたもう1人も遺体で発見されたほか、アジア系労働者2人が住宅地の崖崩れで死亡した。風速は時速120-150キロ。最大10メートルの高波が発生した。国内メディアの映像によると、複数の車が浸水し、人々が泥水の中を歩いて避難している。(ロイター)


2021年10月2日:フィジー沖合でM7.3の地震/米地質調査所(USGS)によると、南太平洋の島国フィジーから南西数百キロの海域で2日午後6時29分(日本時間同3時29分)ごろ、マグニチュード7.3の地震があった。津波警報は出ていない。 震源は首都スバから南西に約500キロ。震源の深さは535.8キロ。(共同通信)


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