本文へ移動
【時の言葉】外出を控え、資源消費を減らそう(2022.6.20))

地球温暖化・自然災害関連

2021年5月


2021年5月27日:米・カリフォルニア州の旱魃で貯水率低下/干ばつの非常事態宣言が出ている米カリフォルニア州で、オロビル湖の貯水量が平均の半分まで減少している。オロビル湖は、カリフォルニア州で2番目の規模を誇るオロビルダムによってせき止められた人造湖。オロビルダムは、2700万人に飲料水を供給している。地域で慢性化している干ばつが、夏を前に深刻化している。干ばつで水の供給に影響が出ているが、オロビル湖のレクリエーションエリアは営業を続けており、水位の低下に対応するため新たにボート乗り場が建設された水位が戻ったらこのボート乗り場はどうなるのか?無駄な浪費をしているのではないか?(AFP時事)


2021年5月25日:ガラパゴスゾウガメを1世紀振りに発見(このニュースは温暖化と関係がない)南米エクアドルの当局は25日、ガラパゴス諸島のフェルナンディナ島で2019年に見つかった雌カメについて、遺伝子解析によって、1世紀余り前に絶滅したと考えられていた種であることが確認されたと発表した。グスタボ・マリク(Gustavo Marique)環境・水資源相は、「この種は100年余り前に絶滅したと考えられていた!」と発表した。「この種の存続を再確認した。米エール大学の遺伝学者らが2019年に見つかった雌のカメのDNAと、1906年に雄のフェルナンディナゾウガメから採取した検体を比較した。この検体は、米カリフォルニア科学アカデミーの遠征調査で採取され、博物館で保管されていた。フェルナンディナ島の固有種であるフェルナンディナゾウガメは、かつては15亜種が存在したとされるガラパゴスゾウガメの一種。ガラパゴス国立公園のディレクター、ダニー・ルエダは環境・水資源省の発表の中で、「この発見は、この種がロンサム・ジョージ(独りぼっちのジョージ)と同じ運命をたどるのを避け、復活するための新たな希望となるのは間違いない」と述べた。ピンタゾウガメのロンサム・ジョージは、飼育下で近縁種の雌と交配することなく、2012年に子孫を残さず死んだ。(AFP時事)


2021年5月24日:中国メディアがグレタを下品に攻撃/独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは24日、スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥーンベリが中国国営メディアと舌戦を繰り広げていると報じた。記事は、数日前に中国国営メディア・中国日報(チャイナデイリー)が「このお姫様は木を植えたことも、砂漠に草を植えたこともない上、あちこち駆けずり回って大量の抗議ビラをばら撒いて環境を著しく汚染している。ベジタリアンを自称しているが、その成長ぶりを見ると二酸化炭素の排出量は少なくないようだ」とグレタさんを攻撃する文章を発表したと紹介。ネットユーザーからは、文章に添えられた写真からグレタさんの体型を揶揄したものだとの指摘が出ていると伝えた。そして、中国日報の攻撃に対してグレタが「中国メディアに体型のことで侮辱されるのは奇妙な経験だ。間違いなく私のプロフィールに残るだろう」と反応したことを紹介している。記事は、中国日報の攻撃について、グレタが7日に発表したツイートに対するものだったと解説した。グレタは7日、米調査会社ロジウム・グループが発表した「2019年における中国の温室効果ガス排出量は世界全体の27%を占め、世界最大だった」というデータを引用した上で「中国が徹底的に方針転換しなければ私たちは気候危機を解決できない」と中国の方針を批判していた。その上で、「グレタの発言に対して多くの中国政府系メディアが反発した」と紹介。その多くは「中国人1人あたりの二酸化炭素排出量は決して多くない」といった内容だったものの、中国日報はグレタさんの体型を侮辱するとともに「彼女は西側政治家の駒に過ぎない」などと過激な批判を展開した、と報じている。(Record China)


2021年5月23日:コンゴのニーラゴンゴ山が噴火(温暖化とは関係ない)コンゴ民主共和国のニーラゴンゴ火山が噴火し、同国東部のゴマに避難命令が出された。ゴマは過去にも噴火の被害を受けており、22日の公式発表が出る前から、持てる限りの物を持ち、車やバイク、徒歩でゴマから逃げようとする人たちで道路はいっぱいになった。ゴマを州都としている北キブ州の軍政府長官は、午後7時(日本時間23日午前2時)ごろニーラゴンゴ山の噴火を確認したと発表し、住民らに平静を保つよう呼び掛けた。23日にAFPへ転送されてきた同国のビルンガ国立公園からスタッフへのメッセージによると、状況は悪化しており、火山から流れ出た溶岩が空港に到達したという。ゴマ火山観測所は今月10日、ニーラゴンゴ火山周辺の地震活動が活発になっており、観測を強化すると発表していた。ニーラゴンゴ火山が前回噴火したのは2002年1月17日。ゴマ東部のほぼすべてが溶岩に覆われ、100人以上が死亡した。この時は空港の仮設滑走路も半分ほど溶岩に覆われ、数十万人がゴマから避難した。同火山で最も死者が多かった噴火は1977年で、600人以上が死亡した。ゴマ地域には六つの火山があり、その高さはいずれも3000メートルを超える。27日の続報では、麓の都市ゴマの地下に溶岩が広がっている恐れがあると発表された。(AFP時事・NHKニュース・ヤフーニュース・共同通信)


2021年5月22日:グレタが食料消費と生産がウイルス禍の原因と指摘/スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリ(Greta Thunberg)さん(18)が22日、世界を脅かす危機が繰り返し発生している中で、食品の生産と消費の方法を変えるよう訴えた。22日の国際生物多様性の日に合わせてソーシャルメディアに動画を投稿し、「気候危機、生態系の危機、健康上の危機はすべて互いに関連している」と語った。農業や畜産、森林伐採、生物の生息地の破壊などによって、「私たちは、病気がある動物から別の動物へ、そしてヒトへと広まる完璧な環境をつくり出している/今の食料生産のやり方を続ければ、大半の野生動植物の生息地を破壊することになり、無数の種を絶滅させるだろう」と続け、「気候危機の元凶といえば、もちろん化石燃料企業が思い浮かぶが、農業や土地の使用による二酸化炭素(CO2)排出量を合計すると、全体の約4分の1になる。これは大きい/私たちが植物由来の食事に変えれば、二酸化炭素の排出量を毎年最大で80億トン削減できるだろう」と述べた。こうした素人の指摘が報道されることにより、一般の人が危機感を知る手掛かりとなっているのはおかしいことである。(AFP時事)


2021年5月19日:ギリシャ・アテネ近郊で山火事/ギリシャの首都アテネ近郊で19日に発生した山火事は3日目に突入し、消火活動が続けられている。投入された消防隊員の数は数百人に上る。山火事は、アテネから西90キロのゲラニア山地で発生。現地の消防隊はANT1テレビに「過去20~30年で最大級の火災」と話しており、航空機16機と軍の支援を受けた消防隊員ら270人以上が消火活動に当たっているという。負傷者は報告されていないが、複数の住宅が被害を受けており、周辺の村や集落の住民が避難している。天候のおかげもあり、21日には大きな火災は鎮火したものの、現在も複数の地点で燃えている。アテネ大学のエウティミオス・レッカス教授(環境災害管理)によれば、松林や農地など55平方キロ以上が燃えた。同氏は公共放送ERTに対し、「大規模な環境災害であり、秋に発生する地滑りや洪水の回避に向けた努力が必要だ」と語った。(AFP時事)


2021年5月18日:インドにサイクロン襲来で24人死亡/18日にインド西部沿岸部に上陸した大型サイクロン「タウテ」により、少なくとも24人が死亡、100人近くが行方不明となっている。タウテはこの地域を襲ったサイクロンとしては、過去数十年で最も勢力が強いものの一つであるが、近年の気象予報の精度の向上により、20万人以上が事前に指定の危険地域から避難していたため最悪の事態は避けられた。(AFP時事)


2021年5月17日:米国で17年セミが一斉に孵化開始(このニュースは温暖化とは関係はない)米東部で、17年周期で大量発生するセミの羽化が17日までに始まった。米メディアは2004年以来の「数十億匹」から「数兆匹」にも及ぶ大発生になると予測。首都ワシントン近郊でも羽化した姿が見られるようになり、最盛期には鳴き声がにぎやかになりそうだ。米メディアの報道によると、卵からかえった幼虫は17年間、地中で過ごすが、地表の温度が18度ほどになると地上にはい出て木に登り、羽化する。周期的に一斉に羽化するセミは、北米にしかいないという。成虫は体長3センチほどで、真っ赤な目が特徴だ。人に危害を加えることはないという。17年前の環境と大きく違っていなければ良いがと願う。(共同通信)


2021年5月5日:世界で急性飢餓人口が前年比2000万人増/世界食糧計画(WFP)などは5日、55カ国・地域を対象にした調査で2020年の「急性飢餓人口」が前年から約2千万人増え、約1億5500万人に上ったと発表した。紛争や新型コロナウイルス流行による経済悪化が原因として、21年も危機的な状況が続くと警告した。急性飢餓人口は、突発事案による深刻な食料不足に陥った人々の数を指す。コンゴ(旧ザイール)・イエメン・アフガニスタン・シリアなど10ヵ国が飢餓人口の66%を占めた。気候変動も悪化の要因で、5歳未満の子ども約7520万人が栄養不足による発育不良に陥っているという。(共同通信)


2021年5月2日/中国が韓国から運ばれた廃油を突き返す/コールタール3346.6トンを積んだ船が2日、江蘇省南通如皋市の通関地から韓国へ向かって出港した。江蘇省から送り返された輸入廃油としては、今年最大の量となった。江蘇新聞が伝えた。昨年11月、原産地が韓国のコールタールを積んだ船が如皋市の港に到着した。しかし、税関職員は、廃油で「海外ごみ」に属すると判断し、送り返す手続きをただちに始めた。昨年輸送されてきた廃油は、これにより今回で全て送り返されたことになる。(Record China)


TOPへ戻る