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【時の言葉】外出を控え、資源消費を減らそう(2022.6.20))

感染症関連

2022年8月-11月

2022年11月28日:WHOが「サル痘」を「M痘」に名称変更/(AFP時事) 世界保健機関(WHO)は28日、サル痘の英語名称を「mpox(エム痘)」に変更すると発表した。現名称がもたらす汚名を回避する狙いがある。サル痘という名称は、デンマークで研究用に飼育されていたサルから1958年にウイルスが検出されたことに由来しているが、他の動物にも感染し、特に多いのはげっ歯類とされる。サル痘の人間への感染は1970年、コンゴ民主共和国で初めて確認された。その後の感染事例はアフリカ西部・中部にほぼ限定されていたが、今年5月以降、主に男性同士で性交渉する人々の間で感染が急拡大した。WHOは今年、計110ヵ国から症例8万1107件、死者55人の報告を受けている。


2022年11月25日:ロシアが故意の穀物輸出検査遅延戦略/23日までの7日間にウクライナを出航した貨物船は計27隻。1日当たりの検査数はゼロから最大6隻であった。その前週は計36隻で、検査数は5-8隻。さらにその前週は1日最大11隻が検査されていた。その原因は貨物船検査がここ数週間で4者合同から、国連とトルコだけに変わっていることにあるようだが、ウクライナはロシアによる故意の検査遅延と非協力が原因としている。


2022年11月25日:中国で2万ヵ所を突然閉鎖・各地で騒乱発生/(FNNプライムオンライン・NHK) 中国は11月25日から上海ディズニーランドの営業を再開した。入園するには48時間以内の新型コロナの陰性証明が必要でマスクの着用が義務付けられている。一方で各地の商業施設や公園を突如封鎖するという荒っぽい政策も取られている。中国全土で約2万カ所の住宅などが封鎖され、行動制限を強いられている。各地で騒乱が起きており、ネット上に映像が拡散している。


2022年11月23日:中国でコロナ感染拡大・初の3万人超/(読売新聞) 中国政府は24日、中国本土で23日に確認された新規の新型コロナウイルスの市中感染者が3万1444人に上ったと発表した。上海市などがロックダウン(都市封鎖)中だった4月13日の2万9317人を上回り、初めて3万人を超えた。歯止めがかからない感染拡大を受けて各地の衛生当局は防疫対策を強化しているが、不満も広がっている。河南省の省都鄭州市にある台湾の鴻海ホンハイ精密工業傘下のiphone(アイフォーン)受託生産工場では22〜23日、封鎖環境に耐えながら勤務していた労働者が、給料が約束通り支払われないことなどに腹を立て、数百人規模の暴動に発展した。警察は催涙弾を用いて鎮圧し、40人以上を拘束した。


2022年11月14日:ついに中国広州でコロナ封鎖への抗議で住民暴動/(読売新聞) 中国の広東省広州市で14日夜、新型コロナウイルス感染対策に基づく厳格な封鎖措置に住民が抗議し、暴動に発展した。香港メディア・香港01は、住民が警察車両や封鎖に使われていたフェンスを倒すなどし、警察が高圧放水で鎮圧を図ったと報じた。けが人も出ている。暴動が起きたのは市中心部南方の海珠区で、5日以降、公共交通機関の運行を停止し、事実上のロックダウン状態となっていた。中国メディア・財新によると、封鎖区域の住民が中に入れず、路上で夜を明かしている。人口約1880万人の広州市では、14日の新規感染者数が5124人と過去最高になった。


2022年11月14日:中国の主要都市でコロナ感染者が過去最多更新・全土で1.6万人規模/(ロイター) 中国の首都北京を含む複数の主要都市は14日、新型コロナウイルスの新規感染者が過去最多を更新したと発表した。当局には市民の生活や経済活動への影響を考慮しつつ感染拡大を迅速に抑え込むよう圧力が強まっている。国家衛生健康委員会が報告した全土の新規感染者は1万6072人で、前日の1万4761人から増え、4月25日以来の高水準を付けた。北京市の新規感染者は407人、南西部の重慶市は2297人、南部の広東省広州市は4065人、中部の河南省鄭州市は2981人となり、それぞれ過去最多を更新した。同委は11日に新型コロナウイルス感染対策を一部緩和したばかり。人々の生活への影響を和らげるため、予防管理措置を「最適化」したと説明した。規制緩和について多くの専門家は微調整だと指摘。


2022年11月11日:感染1万人超の中国で、相次ぐ封鎖措置に不満噴出・習政権はゼロコロナ政策を固持/(読売新聞) 中国政府は11日、中国本土で10日に確認された新型コロナウイルスの市中感染者が1万535人に上ったと発表した。市中感染者が1万人を超えたのは4月29日以来となった。感染者の増加傾向に歯止めがかからず、危機感を強めた習近平政権は10日、共産党最高指導部の会議で、わずかな感染も許さない「ゼロコロナ政策」を継続する方針を確認した。北京市では、感染者が出た地域から市内に入ることを厳しく制限している。広東省広州市では、感染が広がっている地区を丸ごと封鎖。感染者の立ち寄りが疑われるビルや住宅街が次々封鎖されるなど、混乱が続く。中国のSNS上では、同省で使う人が多い広東語で、厳格なゼロコロナ政策への不満や不安が相次いで書き込まれている。中国政府は11日、封鎖措置を乱発しないよう地方政府に求めるなど感染対策を「適正化」すると発表した。だが、SNS上では「適正化など信じられない」と政府への不信感が渦巻く。


2022年11月11日:コロナに2回以上感染すると深刻な健康問題に発展する可能性が2~3倍になる/(AFP時事) 新型コロナウイルスに2回以上感染した人は、1回だけの人に比べて、深刻な健康問題を抱える可能性が2~3倍になるとする研究論文が、学術誌「ネイチャー・メディシン」に掲載された。新型コロナのパンデミックが長期化し、新たな変異株が次々と登場する中、複数回感染する人が急増しているが、再感染の長期的な健康への影響は分かっていなかった。米国の研究チームによると、再感染によって急性呼吸器症候群から後遺症までさまざまな健康問題を抱えるリスクについて調べた初めての大規模研究になる。研究チームは、米退役軍人省のデータベースに登録されている約580万人の匿名の診療記録を分析した。それによると、2020年3月1日~22年4月に44万3000人以上が少なくとも1回、新型コロナに感染。うち4万1000人近くは2回以上感染した。2回以上感染した人の感染回数は、2回が93%以上、3回が6%、4回が1%弱だった。残る約530万人は一度も感染していない。論文の上席著者で米セントルイス・ワシントン大学の疫学者ジヤード・アルアリー(Ziyad Al-Aly)はAFPに対し、これらのグループの健康状態を比較した結果、「再感染した人はあらゆる健康問題を抱えるリスクが増加している」ことが分かったと述べた。2回以上感染した人は再感染したことがない人と比べて早世するリスクが2倍、病気で入院するリスクが3倍となることが研究で示された。疾患や肺疾患の発症率が3倍以上に増えたほか、脳や肝臓の疾患、糖尿病の発症率にも影響があったとされる。さらに、こうしたリスクは感染回数が増えるごとに増大することが論文で示唆されている。 問題は記事では年齢について触れていない事だ。退役軍人省のデータだとすると、高齢者に限られた結果である可能性もある。


2022年11月8日:中国各地でコロナ感染急増・都市封鎖リスク高まる/(ロイター) 中国の複数都市で新型コロナウイルス感染者が急増しており、世界の製造業の中心地である広州では上海が実施したような全面的なロックダウンを回避できるか試される事態となっている。保健当局によると、国内全体で7日に確認された新規市中感染者は7475人で、前日の5496人から増加し5月1日以来最多となった。南部・広東省の省都である広州では7日に2377人の新規感染者が報告された。前日は1971人だった。2週間前の2桁台から急増しており、これまでで最も深刻な事態となっている。中心部の海珠地区を含む多くの地区ではさまざまなレベルの規制が導入されているが、これまでのところ今年に入り上海で実施されたような全面的なロックダウンには至っていない。広東省の珠海では8日、国内最大の航空ショーが開幕したが、感染対策のため参加者や代表者らの入場を急きょ制限した。


2022年10月31日:上海ディズニーランドに閉じ込められた人が助けを求める/(読売新聞) 中国の上海ディズニーリゾートは31日、新型コロナウイルスの感染対策として、メイン施設のディズニーランドを含む全施設を一時休園すると発表した。再開時期は示していない。上海市内では10月に入り、連日、市中感染者が確認されている。市トップの陳吉寧チェンジーニン同市党委員会書記は10月29日の会議で、習近平シージンピン国家主席の肝いりで11月初旬に行われる「国際輸入博覧会」を例示し、「防疫により、重要な活動を順調に実施しなければならない」と述べていた。今回の休園に影響した可能性がある。中国版ツイッター微博ウェイボーには、来園者と見られる人が「PCRで陰性にならないと出られない」「助けて」などと訴える書き込みがある。


2022年10月25日:コロナは今冬緩やかに増加の見込み・派生型「XBB」の世界的影響は免疫で緩和/(ロイター)  米ワシントン大学保健指標評価研究所(IHME)は、世界の1日当たりの新型コロナウイルス新規感染者数は北半球の冬季到来を受け、現在の平均1670万人から来年2月までに約1870万人と緩やかに増加することが予想されるとの分析を発表した。シンガポールで入院者数の急増を引き起こしている派生型「XBB」は感染力は強いものの、重症化する可能性は低いと指摘。「XBB」による世界的な影響については、過去に「BA.5」に感染した人が免疫を持っている可能性が高いため、緩和される見込みとした。


2022年10月13日:中国の新規感染者が9月の2倍・ゼロコロナ政策長期化/(ロイター) 中国では新型コロナウイルスの新規感染者が9月の2倍に増加しており、ゼロコロナ政策は当面続くとみられている。国家衛生健康委員会によると、12日の新規感染者(無症状感染者を含む)は1624人。前日は1890人で、9月後半の平均900人から倍増している。今月の国慶節の連休後にリバウンドが起きており、共産党機関紙・人民日報は今週、厳格な新型コロナ政策を堅持する方針を示した論評記事を3日連続で掲載した。


2022年10月9日:中国・山西省で感染が無くてもロックダウン・ゼロコロナに躍起になっている地方/(共同通信) 中国では第20回共産党大会開幕を16日に控え、各地で新型コロナウイルス対策が厳格化されている。党大会会場の北京から数百キロ離れた山西省永済市は、感染が確認されていないのに事実上のロックダウンを発動。上海市や江蘇省蘇州市も9日までに大規模なPCR検査を始めた。SNS上では過剰だとの批判や、党大会のためだとする指摘が相次いだ。中国は7日まで国慶節(建国記念日)の大型連休だった。人の移動で感染が増えた地域がある。永済市は7日夕、10日午前0時まで市外への道路を封鎖し、市内の車両通行も制限、原則外出禁止を発表した。


2022年10月5日:日本が世界最多のコロナ感染者数を脱する・3番目に下がる/(共同通信) 世界保健機関(WHO)の新型コロナウイルス感染症の集計で、9月26日~10月2日の週間感染者数が、日本は前週比43%減の30万6958人で、40万人のドイツ、31万人の米国に次いで3番目となった。日本は7月中旬以降、10週連続で新規感染者数が世界最多を記録してきたが今回は脱した。 人口比は示されていない。


2022年10月4日:絶滅危惧のケープペンギンが南アで鳥インフルにより大量死/(AFP時事) 南アフリカ南部ケープタウン近郊ボルダーズビーチで8月中旬以降、絶滅の恐れがあるケープペンギン28羽が、鳥インフルエンザにより死んでいる。ケープタウンから約20キロ離れたサイモンズタウンに位置するボルダーズビーチはケープペンギンのコロニーとなっており、約3000羽が生息している。南アフリカ沿岸鳥保護財団(SANCCOB)の臨床獣医師デビッド・ロバーツは28羽について、鳥インフルにより死んだか、安楽死させたとAFPに語った。SANCCOBは南アフリカ国立公園管理局(SANParks)と共に、鳥インフルに感染した個体が他にいないか確認している。感染拡大を防ぐため、防護服を着たレンジャーが毎日見回りをし、症状が出ている個体をコロニーから隔離しているという。SANParksによると、南アフリカでは昨年5月に鳥インフルエンザが確認されており、さまざまな海鳥が影響を受けている。ケープペンギンは、国際自然保護連合(IUCN)の「レッドリスト」に掲載されている。


2022年9月28日:中国のゼロコロナ政策に6回封鎖の村が1000人以上で抗議/(読売新聞) 香港紙・明報は28日、新型コロナウイルスの新規感染者が確認され封鎖措置が取られた中国広東省深圳市福田区の一部地区で、1000人以上の住民が解除を求めて抗議活動を行ったと報じた。一部住民は警察に連行されたという。報道によると、付近で新規感染者が1人確認されたことを受け、当局が26日夜、封鎖措置を発表。その直後に抗議活動が福田区沙尾村で発生した。この村は2020年以降、断続的に6回封鎖措置が取られており、耐えかねた住民が路上に集まり「封鎖を解除しろ」と叫んだという。現場で鎮圧にあたった警察数百人と住民が衝突し、一時混乱状態に陥った。 地方の村なら警察と住民は顔見知りのはずだが、そこでこのような大規模な抗議活動による衝突が行われたということは、重大な意味を持っている。それにしても警察数百人をどうやって動員したのだろうか?


2022年9月28日:英国がインフルエンザと新型コロナの再流行による「ツインデミック」を警戒/(ロイター) 英保健当局は28日、今冬はインフルエンザの増加と新型コロナウイルスの再流行により、国民保健サービス(NHS)が一段と逼迫する恐れがあると警告した。コロナとインフルの感染が同時に流行するツインデミックに対する警告は2020年初めのコロナ禍開始当時から毎年冬に発信されているが、コロナ関連の接触制限でインフル感染が低水準に抑制されていた。しかし、今年に入りコロナ関連規制が終了して社会交流がほぼコロナ禍前の水準に戻る一方で、インフルに対する免疫は低下しているという。英保健安全保障庁(UKHSA)は、リスクを考慮すれば、対象者はコロナとインフルのワクチンを接種することが重要と指摘。UKHSAのスーザン・ホプキンス主任医療顧問は、「インフルエンザの広範な流行、過去3回の冬季における感染者減少を受けたインフルへの自然免疫低下、および新型コロナ流行の拡大が起きる危険性が強く示唆されている」と述べた。新型コロナ感染者は今夏の減少後、感染者と入院者が増加し始めている兆候が見られるという。ホプキンスは、現在拡散している多数の変異株が免疫反応をある程度回避する恐れがあるとも述べた。


2022年9月18日:バイデンが「コロナパンデミックは終わった」と発言/(毎日新聞) バイデン米大統領は18日放送の米CBSテレビのインタビューで、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が「終わった」との見解を示した。14日に中西部ミシガン州デトロイトで開幕した北米国際自動車ショーの会場を歩きながら、「まだコロナの問題は残っており、やるべきこともあるが、パンデミックは終わった。(会場では)誰もマスクをしていないし、健康そうだ。状況は変わっている」と述べていた。新型コロナのパンデミックを巡っては、世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長が9月14日に「終わりが視野に入ってきた」と発言していた。


2022年9月15日:温暖化で異種間のウイルス感染増/(共同通信) 地球温暖化が進むとさまざまな哺乳類の生息域が広がって互いの接触が増え、種の壁を越えた新たなウイルス感染が2070年までに1万5千回生じる恐れがあるとの分析を、米ジョージタウン大などの研究チームが15日までにまとめた。特に東南アジアやアフリカで顕著になるとしている。チームは「人の健康とウイルスの世界的大流行に対し、温暖化は間違いなく負の影響を与える」と指摘。対策としてウイルスの監視に加え、動物の生息域の変化を把握する必要があると訴えた。温暖化に伴う哺乳類3870種の生息範囲の変化や、土地の利用形態の変化といった予測を基に、ウイルスの広がり方を分析した。


2022年9月14日:テドロスが「コロナパンデミックは終わりが視野に入ってきたた」と発言/(毎日新聞) 新型コロナのパンデミックを巡っては、世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長が14日、「終わりが視野に入ってきた」と発言した。


2022年9月8日:中国ゼロコロナ政策で74都市封鎖・3億人影響で不満拡大/(読売新聞) 新型コロナウイルスの感染が再拡大する中国で、ロックダウンに踏み切る都市が増えている。米CNNの5日の報道によると8月20日以降、全国15の省都を含む74都市が全域か部分的な封鎖措置を取り、3億人に影響している。10月の共産党大会を控え、習近平政権は「ゼロコロナ政策」を堅持する方針で、住民の不満が高まっている。中国政府によると、6日の本土の市中感染者は1570人。中国では8月中旬以降、連日1000人超の感染者が確認されている。封鎖措置は、広東省深セン市の一部や遼寧省大連市の主要部など大都市を中心に広がる。各地では住民の外出を原則禁止にしたり、商店の営業を停止したりする措置を取っており、消費の落ち込みで中国経済にブレーキがかかる恐れもある。


2022年9月1日:中国・成都で事実上のロックダウン・2100万人が買い溜めに殺到/(共同通信) 中国四川省成都市は1日午前、新型コロナウイルス対策として同日夜から約2100万人の全住民に自宅待機を求める通知を出した。期限は示していない。交流サイト(SNS)によると、住民が買いだめに殺到するなど混乱が生じている。市は1~4日に全住民対象のPCR検査を実施し、1日夜からスーパーや薬局などを除く商業施設は営業停止にする。各世帯1人が1日1回、近所へ生活物資を買いに出られるとしている。重慶市の日本総領事館によると、成都市の在留邦人は約300人。中国メディアによると、成都市の8月31日の新規感染者は約150人だった。 キチガイ染みたゼロコロナ政策を習近平は調整しようとしていない。習の面子のための防疫政策により、国民は疲弊し、国家は衰退するだろう。


2022年8月31日:米FDAがBA・5対応ワクチン許可/(共同通信) 米食品医薬品局(FDA)は31日、新型コロナウイルスのオミクロン株に対応した改良版ワクチンの緊急使用を許可したと発表した。流行初期のウイルスとオミクロン株派生型のBA・5由来の成分を混ぜた「2価ワクチン」で、追加接種に使う。FDAによると、モデルナ製は18歳以上、ファイザー製は12歳以上で、これまで使われてきたワクチンを2回以上接種してから2ヵ月以上経った人が対象となる。


2022年8月31日:ネズミイルカが鳥インフルエンザに感染・世界初の事例?/(AFP時事) スウェーデン国立獣医学研究所は31日、同国の浜辺に6月に漂着したネズミイルカが、鳥インフルエンザにより死んだことが分かったと発表した。ネズミイルカへの鳥インフル感染が確認されたのは世界で初めてとみられている。ネズミイルカは若い雄で、6月下旬、西部の浜辺に打ち上げられているのが見つかった。発見時はまだ生きていたため、市民が沖に戻そうと試みたものの、衰弱しておりその日の夜のうちに死んだ。この個体の複数の臓器から、鳥インフルエンザウイルス「H5N1」が検出されたという。同獣医師は、「これまでにもインフルエンザウイルスへの感染が確認されているアシカアザラシとは異なり、クジラ目でのインフル感染報告は片手で数えるほどしかない」と述べている。同研究所によると、鳥インフルウイルスは過去に、キツネ・カワウソ・ヤマネコ・スカンクなどの哺乳類からも検出されている。欧州と北米では現在、野鳥の間で鳥インフルエンザが大流行している。 近いうちにヒトへの感染が起こるだろう。人とウイルスの闘いは永遠に続くのだろうか?


2022年8月31日:中国山門峡市がコロナ訓練で事実上のロックダウン・やりすぎとの批判/(共同通信) 中国内陸部河南省の三門峡市当局は31日までに、新型コロナウイルスの感染を防ぐため「訓練」と称して事実上のロックダウン(都市封鎖)を3日間実施した。同県は人口約36万人。インターネット上では「やりすぎ」との批判が広がった。中国は最近、一律の大都市封鎖は避ける傾向だが、徹底抑え込みを目指す「ゼロコロナ」政策は継続。三門峡市内の別の地域で感染者が増え、県が警戒を強めていた。県は28~30日に「訓練」で主要地区を封鎖。前週に連日、全住民のPCR検査を実施して全員陰性だったと発表したが、原則外出を禁じた。


2022年8月30日:中国が懲りずにゼロコロナ・深圳・大連でロックダウン/(ロイター) 中国の複数の大都市が30日、新型コロナウイルス規制を強化した。深圳ではさらに多くの施設が閉鎖され、大連では数百万人がロックダウン(封鎖)の対象となった。大豆や鉄鉱石輸入の主要港である東北部の大連では、約300万人が住む主要都市部が9月4日まで封鎖された。買い物が制限されるほか、製造現場ではスタッフの人数が制限され、基本的かつ緊急の業務のみを維持することになっている。このほか、南西部の成都市でもコロナ規制が強化された。30日に公表された公式データによると、中国本土では29日に国内での感染者が1717人確認され、そのうち349人が有症状、1368人が無症状となっている。 (21.3.13「人類はウイルスと戦争すべきではない」・22.5.2「中国の「ゼロコロナ政策」の失敗」)


2022年8月29日:中国の深圳市で世界最大電気街「華強北」を一時コロナ閉鎖/(ロイター)  中国・深圳市当局は29日、新型コロナウイルスの感染拡大を抑制するため、世界最大の電気街「華強北」を9月2日まで一時的に閉鎖したほか、中心地区の福田と羅湖にある24駅で地下鉄の運行を停止した。当局によると、福田では映画館・カラオケバー・公園が閉鎖され、大規模な公共イベントは中止される。湾廈地区の低賃金労働者向けの安い宿泊施設が集まる区域は感染予防のために封鎖されたが、感染者は報告されていない。人口1800万人の深圳では29日、前日の検査で有症状の感染者9人と無症状の感染者2人が確認された。国家衛生委員会によると、28日に中国全土で報告された新規感染者は1696人で、352人が有症状、1344人が無症状だったとしている。 中国では習近平のゼロコロナ政策に忖度して、統計が正しく行われていない可能性があり、これらの数字は信頼できない。


2022年8月29日:日本では第7波が収束へ/(ノム通信/産経ニュース参考) 東京都は29日、新型コロナウイルスの感染者が新たに9880人確認されたと明らかにし、1週間前の22日から約35%減少した。都内で新規感染者が1万人を割るのは7月11日以来。死者は30人だった。重症者は28日から1人増の41人で、病床使用率は0.9ポイント減の52.5%だった。全国的にみても、8月19日の26万人をピークに減少傾向が続いている。


2022年8月26日:HIV・COV-19・サル痘の3種ウイルスに全て陽性の人物を初確認/(WEB女性自身) 36歳のイタリア人男性が、新型コロナウイルス・サル痘・HIVに「三重感染」してしまったと、英Mirrorなどが報じている。世界で初めて確認されたケースだという。Mirrorによれば、男性は6月にスペインへ旅行にでかけ、帰国後に発熱・咽頭痛・疲労感・頭痛といった新型コロナウイルス感染症の代表的な症状が出始めた。男性は、これまでに新型コロナウイルスワクチンを2回接種していた。検査の結果、新型コロナウイルスの陽性反応が出たため療養に入ったが、しばらくすると体に小さな水疱が多数発生していることに気づいたという。その後男性はサル痘と診断された。さらに入院治療中に受けた検査で、HIVも陽性であることが判明したとMirrorは伝えている。


2022年8月25日:世界のサル痘感染状況は、米国で拡大・欧州で減速/(ロイター) 世界保健機関(WHO)は25日、米国を中心に世界96ヵ国でサル痘感染者4万1000人超が確認され、12人の死亡も報告されたと発表した。感染者はここ1ヵ月増加を続けていたものの、21日までの1週間に21%減少。欧州では流行が減速しつつある兆候があるものの、米国を筆頭に10ヵ国以上で増加が続いており、米感染者数は世界全体の34%超を占めるという。


2022年8月25日:北朝鮮の中国国境付近でコロナ発生か?・当局はコロナの可能性を否定/(ロイター) 北朝鮮国営の朝鮮中央通信社(KCNA)は25日、中国との国境付近で原因不明の発熱患者が4人報告されたが、新型コロナウイルスではないと報じた。北朝鮮は今月、新型コロナとの戦いに勝利したと宣言している。KCNAによると、中国との国境に接する両江道で「悪性の伝染病に感染した疑いがある」4人の発熱患者が報告された。当局は直ちに当該地区を封鎖し、医療チームを派遣した。ただ全国の感染状況を詳細に分析したところ、新型コロナの流行は今月収束し、それ以降、感染者は出ていないという。現在、当局が疫学・ウイルス学・検査の専門家を現地に派遣して原因を調べている。 北では原因追求よりも先に国家のプロパガンダが優先して発表される。北の科学は信用できない。


2022年8月16日:米大統領夫人もコロナ感染・夫婦揃って別々に感染したもよう/(共同通信) 米ホワイトハウスは16日、ジル大統領夫人が新型コロナウイルスのPCR検査で陽性反応を示したと発表した。南部サウスカロライナ州チャールストンなどで一緒に夏休みを過ごしていたバイデン大統領は陰性反応が確認されたとしている。バイデンはジル夫人の濃厚接触者に当たるため、今後10日間は他人と接する際などにマスクを着用する。新型コロナの検査の頻度も上げ、結果を公表する方針。ジルはワクチンを接種済みで、症状は軽い。疾病対策センター(CDC)の指針に従って今後5日間は隔離措置を取る。



2022年8月16日:中国でコロナ封鎖を恐れ脱出しようと騒乱/(AFP時事) 中国・上海の建物で12日、新型コロナウイルスの濃厚接触者が出たため、中にいた人が閉じ込められるとパニックになり、出口に殺到する出来事があった。これとは別に13日には市内の小売り大手イケア(IKEA)の店舗でも、新型コロナ検査結果をめぐり大勢が脱出を試み大混乱となった。 中国らしい光景だ。もし中国が台湾に侵攻した場合、どの位の中国人が中国を脱出しようとするだろうか? それは不可能にも思えるが。


2022年8月15日:英国が2価ワクチンを世界初の承認/(共同通信) 英国の医薬品規制当局は15日、オミクロン株に対応した新型コロナウイルス2価ワクチンを成人向けのブースター接種(追加接種)として承認した。英メディアは、2価ワクチンの承認は世界で初めてとしている。承認されたのは米モデルナ社が開発した2価ワクチン。英医薬品規制当局は臨床試験データに基づき、安全性や品質、有効性で英国の基準を満たすことが確認されたとしている。既存の新型コロナワクチンは重症化予防効果があるものの、ウイルスの変異や接種からの時間の経過に伴う効果の低下が指摘されている。 2価ワクチンとは従来株に由来する成分とオミクロン株のひとつである「BA.1」の2種類を組み合わせたもの。


2022年8月12日:ロンドン・NYの下水からポリオウイルスを検出/(共同通信) ポリオはウイルスが口から入って神経を侵し、まひを引き起こす病気。英首都ロンドンでは2月以降、下水からウイルスが複数回検出されていたが、このほどNYでも検出された。米東部ニューヨーク州の保健当局は12日、ニューヨーク市の下水からポリオウイルスが検出されたと発表した。市内でウイルスが拡散している可能性が高いとみており、ワクチン接種を呼びかけた。ニューヨーク市周辺の郡では5~7月にウイルスが見つかっていた。同州保健当局は7月、米国で9年ぶりとなるポリオ(小児まひ)感染確認を発表したばかり。感染した男性はワクチン未接種で、ポーランドとハンガリーへの渡航歴があった。


2022年8月11日:「ウィズコロナ」政策を採る英国で医療従事者に冷たい仕打ち/(東洋経済オンライン:ピネガー由紀:英正看護師) 2022年2月に「コロナと共に生きる」政策をジョンソン首相が打ち出して以来、イギリスではさまざまなコロナ対策が解除され、コロナをインフルエンザと同様に扱うようになった。そして、ついにコロナ感染症で病欠となった医療従事者への「コロナ特別病欠規定」までもが廃止された。これにより、今後は医療従事者がコロナ感染で病欠をとった場合、通常の「NHS(国民保険サービス)病欠規定」が適用され、病欠の日数や回数により懲戒処分を受けたり、給与がカットされたりする可能性が出てきた。特別規定では、コロナ後遺症で病欠中の医療従事者は、病欠日数が長引いても懲戒処分が免除され、無期限の給与の全額支払いが約束されていた。これが、コロナ感染をして長期病欠を取らざるをえない医療従事者への、唯一の経済的な補償でもあった。「コロナと共に生きる」政策で、ジョンソン首相は「今までコロナ感染対策とその負担は、国の責任として背負ってきた。しかし今後は国民一人ひとりで責任を持って対応をするべきだ」と述べた。コロナ感染者に体を張って対応をする医療従事者の、唯一の金銭的補償まで取り上げる政策は、現場の医療従事者には信じがたいものがある。しかも、日本同様にイギリスでもBA.5変異株の感染拡大が始まり、6月から再び感染率や入院感染者数が激増しているのだ。


2022年8月11日:中国で新たに複数の都市でロックダウン/(ロイター) 中国では11日、新型コロナウイルスの感染拡大を抑制するため、複数の都市で新たな行動制限やロックダウン(都市封鎖)措置が導入された。同国は「ダイナミックゼロコロナ」政策の下、新規感染者が数十人出た時点で、不要不急の人の移動を数日間制限する措置を取っている。東部・浙江省の主要輸出・製造拠点である義烏市は11日から3日間、ほとんどの住民に指定地域にとどまることを義務付けるほか、一部住民に自宅で過ごすよう求めると発表した。従業員が閉鎖されたスペースで働くことができる企業は営業を継続できるが、病院など重要なサービスを提供する場所を除き、全ての公共施設が3日間閉鎖される。西部の新疆ウイグル自治区では11日からアクス地区の3都市で、従業員の出社が認められたが、それ以外の人は必要な移動のみに制限されている。この措置がいつ解除されるかは明らかではない。同自治区ウルムチでは10日から5日間、主要地区が封鎖されている。また観光地の海南やチベットでは感染拡大が続いており、対象地域でロックダウンが実施されている。国家衛生健康委員会の発表によると、10日に新たに確認された国内感染者は1993人(有症者614人、無症状者1379人)だった。


2022年8月10日:中国最大の雑貨卸売市場がある義烏市がコロナ再拡大で3日間の都市封鎖/(Record China) 中国メディアの毎日経済新聞は11日、世界最大の雑貨卸売市場として知られる浙江省義烏(ぎちょう)市で新型コロナの感染が拡大しており、市が3日間の都市封鎖を行うことを発表したと報じた。記事は、同市が現地時間11日午前0時から3日間、市内全域で3日間の静態管理を実施し、高リスクエリアでは外出を禁止し、各世帯への生活物資配送、訪問によるPCR検査を、中リスクエリアではエリア外への外出を禁止し、地域や世帯ごとに時間をずらしての生活物資受け取りやPCR検査を実施することで人の移動を制限することを発表したと伝えた。また、期間中は医療機関や基本生活を保障する機関を除く全ての公共の場所、施設の運営を停止し、幼稚園から大学までの教育機関の対面教育も停止する。工場や物流企業は一定条件を備えた企業のみ営業可能とし、商業企業は営業停止となる。同市では10日午前9時から午後9時までの間に新たに21人が新型コロナ感染が確認された。2日以降の累計感染者は476人で、このうち435人が無症状だという。


2022年8月9日:中国・海南省と新疆でコロナ拡大・チベットで大規模検査/(ロイター) 中国では南部海南省と北西部の新疆ウイグル自治区で新型コロナウイルス感染が拡大しており、西部チベット自治区の一部では9日に住民の大規模検査が行われる。9日公表の公式集計によると、8日に本土で報告された新規感染者(渡航者除く)は828人で、7割強が海南省と新疆で見つかった。海南省では複数の都市や町でロックダウン(都市封鎖)が行われており、国営メディアによると、観光客約17万8000人も足止めされている。海南省政府は8日、12日までに封鎖地域以外の区域で新規感染者をゼロに抑えるため、当局はあらゆる手段を尽くす必要があると訴えた。チベット自治区で8日に報告された有症状の新規感染者は1人で、無症状感染者は21人だった。区都ラサは大規模なイベントを中止し、さまざまな娯楽施設や宗教施設を閉鎖。第2の都市シガツェでは、3日間市外との往来が禁止となり、多くの企業が営業を停止している。


2022年8月7日:中国のリゾート地・三亜市でコロナ感染によりロックダウン/(読売新聞) 中国有数のリゾート地で「中国のハワイ」と呼ばれる海南省三亜市で新型コロナウイルスの感染が広がり、市当局は6日、市全域を事実上のロックダウン(都市封鎖)状態に置いた。三亜では観光客約8万人が足止めされているといい、混乱が拡大する可能性がある。三亜市当局の発表や中国メディアの報道によれば、三亜では8月1〜6日の間に無症状を含めて800人以上の感染者が確認された。市内の公共交通機関が運行を停止したほか、鉄道や航空便での他地域との移動も厳しく制限されている。海南省当局は6日、感染の封じ込めに向け、省内の全住民約1000万人を対象にしたPCR検査を行うと発表した。


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