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【時の言葉】外出を控え、資源消費を減らそう(2022.6.20))

北朝鮮

2023年11月-12月

2023年12月31日:北が来年に偵察衛星3基打ち上げへ・戦争の可能性警告/(ロイター) 北朝鮮は、2024年に偵察衛星を新たに3基打ち上げるほか、軍事用ドローン製造、核・ミサイル戦力の強化、潜水艦や電子戦能力増強などの方針を示した。金正恩朝鮮労働党総書記は、5日間にわたる党中央委員会拡大総会の締めくくりにあたり、来年の経済・軍事・外交政策方針を説明。「敵がわれわれを侵略しようとする無謀な動きにより、朝鮮半島でいつでも戦争が起こり得ることは既成事実となっている」と指摘し、核兵器の使用も含めていかなる攻撃にも対応する準備を軍に命じた。


2023年12月30日:北が人事面でも戦争準備に拍車・軍関係者が党書記に抜擢される/(デイリーNKジャパン) 北朝鮮の平壌で26日から30日まで行われた朝鮮労働党中央委員会第8期第9回総会で、朴正天(パク・チョンチョン)軍政指導部長と趙春龍(チョ・チュンリョン)軍需工業部長が党書記に抜擢された。朝鮮中央通信が伝えた。今回の人事で目立つのは、党政治局委員と党書記に選ばれた朴正天と趙春龍、そしてチョン・ヒョンチョル副総理兼党中央委経済政策室長の3人だ。朴は党中央軍事委員会の副委員長にも選ばれ、軍序列1位に復権を果たした。


2023年12月27日:韓国が北の情報機関トップを制裁対象に/(JNN) 北朝鮮が12月、ICBM=大陸間弾道ミサイルを発射したことを受け、韓国政府は北朝鮮の情報機関トップら8人を独自の金融制裁の対象に加えた。独自制裁の対象として新たに加えられたのは、北朝鮮の情報機関「偵察総局」のリ・チャンホ局長ら8人。ユン(尹錫悦)政権が発足してから14回目の独自制裁となる。


2023年12月27日:北朝鮮で「公開処刑」を明文化した法が採択される/(Newsweek) 北朝鮮で、今年1月の最高人民会議(国会に相当)第14期第8回会議で採択された「平壌文化語保護法」では「公開処刑」が明文化された。北朝鮮の標準語である「文化語」を守るとの名目で、韓国式の言葉遣いを厳しく取り締まるものだ。同法はほかのどんな法律にも増して、「見せしめ効果」を狙ったものと言える。また第6条は、同法の違反者は例外なく厳しい処罰を受けるものと定めている。たとえ権力者やその家族であっても、決して容赦しないということだ。うっかり「禁断の言葉」を使った幹部令嬢の女子高生ら20人が懲役などの重い罰を受けたという例もある。


2023年12月22日:北朝鮮が打ち上げ失敗の衛星に日本のニコンのカメラを搭載/(ノム通信/NNN参考) 北朝鮮が5月に打ち上げに失敗した衛星の残骸が韓国軍によって海中から引き上げられたが、その残骸の中に日本メーカーのニコンのカメラがあった。北朝鮮が民生品を軍事転用している実態がうかがえる。 


2023年12月19日:北朝鮮の訪露の目的の1つは労働者派遣?/(ノム通信/JNN参考) ロシアで勤務経験のある脱北者の証言では、ジョンウンの思惑の1つに北朝鮮労働者の派遣があったのではないか、と言う。ロシアで働く労働者は最盛期の10分の1にまで激減したとも証言している。外貨獲得に必死のジョンウンにとっては、その復活はミサイル開発の条件でもあったろう。


2023年12月18日:北朝鮮が「いつ核衝突が起こるか時期の問題」と恫喝/(産経ニュース) 日韓防衛当局によると、18日朝に発射されたミサイルは高角度の「ロフテッド軌道」で打ち上げられ、約73分間飛行。飛距離、最高高度などはいずれも2023年7月に打ち上げられた固体燃料搭載のICBM「火星18」に類似しており、同型が発射された可能性が高い。日米間は19日にも弾道ミサイル発射に関するレーダー情報の即時共有システム運用を始める見通しだが、米韓は15日の高官協議で、朝鮮半島有事の際に核攻撃作戦を実施する際の指針を来年半ばまでに完成させ、対応する合同演習を来年夏に実施することで合意した。北朝鮮国防省は米韓の協議内容を「露骨な核対決宣言」だと非難。核使用を伴う朝鮮半島有事は「可能性の問題ではなく、(いつ発生するかという)時期の問題に変わりつつある」と警告した。


2023年12月18日:中国が北朝鮮と関係強化/(JNN) 北朝鮮が弾道ミサイルを発射する中、中国の王毅政治局員兼外相は18日、北朝鮮の朴明浩外務次官と北京で会談し、2024年の国交樹立75年を記念しつつ、関係を強化する考えで一致した。中国は18日の北朝鮮の弾道ミサイル発射を問題視しなかった。 中国が北朝鮮非難の国連決議をも無視する尋常ならざる国家がであることがこれで鮮明となった。


2023年12月17日:北が弾道ミサイル発射・EEZ外に落下/(産経ニュース・NNN) 韓国軍合同参謀本部は17日夜、北朝鮮が日本海に向けて弾道ミサイルを発射したと発表した。日米韓当局がミサイルの種類の分析を進めている。日本のEEZ外に落下したとみられている。18日のNHKおよびJNNの続報によると、ミサイルは「火星18型」固体燃料ICBMと推定される。韓国は緊急のNSC=国家安全保障会議を開催し、「ミサイル警報情報のリアルタイム共有システムを活用し、日米との共同対応を積極的に推進せよ」と指示したという。中国は事実上、打ち上げを容認している。


2023年12月17日:米原潜がプサンに入港・11月の済州島に続き/(共同通信) 聯合ニュースは17日、米海軍の原子力潜水艦ミズーリが同日、韓国南部の釜山に入港したと伝えた。11月には南部の済州島にも、米海軍の原潜サンタフェが入港している。北朝鮮のICBM発射実験を牽制する狙いと見られるが、北朝鮮は17日夜に弾道ミサイルを発射してこれに応えた。


2023年12月16日:北朝鮮が国連制裁を回避で船籍偽装工作/(NEWSポストセブン) 石油などに関する国連の制裁を回避するため、北朝鮮が太平洋上の島嶼国パラオ・クック諸島・トンガ・ニヌエ・サモアなどから船舶の証明書などを取得し船籍を偽装、そうした北朝鮮所有の船舶が少なくとも17隻あることが明らかになった。北朝鮮は、このような「船舶洗浄」計画を通じて石油の密輸を行っており、国際機関などの目を盗んで違法な取引を繰り返しているという。米国の民間研究機関である防衛高等研究所(C4ADS)が収集した内部データをもとに、AFP通信が報じた。


2023年12月15日:ロシアが砲弾の見返りに北朝鮮に提供したのは賞味期限切れの小麦粉/(ノム通信/産経ニュース) ロシアのプーチン大統領は北朝鮮に急接近し、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記と首脳会談も行ったが、ウクライナ侵略のための砲弾を北朝鮮から得る見返りに北朝鮮に送られたのが、賞味期限切れの小麦粉だった。ロシアが受け取った砲弾は欠陥品で、どこに飛ぶか分からない代物だという。


2023年12月13日:韓国国防相が北朝鮮に対し「無謀な行為取れば壊滅的な破壊に直面」と警告/(ロイター) 韓国の申源湜国防相は13日、北朝鮮が無謀な行動を取れば対抗措置として「壊滅的な破壊」を行うと警告した。国防省の声明によると、申は軍司令官との会議で「北朝鮮には平和か破滅かの2つの選択肢しかない」と指摘し「平和を害する無謀な行動を取れば、待ち受けるのは壊滅的な破壊だ」と述べた。軍の能力を高めるために取っている措置として、独自の人工衛星の打ち上げ、兵士の福利厚生の改善、「3軸」防衛体系の「劇的な」強化などを挙げた。3軸防衛体系は北朝鮮の軍事的脅威に対抗するもので、先制攻撃などから成る。 韓国にそれだけの軍事能力があるのだろうか? もしかしたら米国による核兵器使用を想定内に入れているのだろうか? 単なるハッタリ発言のように思える。


2023年12月9日:日米韓が北朝鮮のサイバー脅威対策強化へ/(ロイター) 北朝鮮が偵察衛星の追加打ち上げに意欲を示す中、日米韓3ヵ国は国家安全保障担当の高官が9日にソウルで会談し、核・ミサイル開発の資金源となっている暗号資産(仮想通貨)の不正利用など、サイバー空間における脅威への対応を強化していくことで一致した。


2023年12月7日:北の駐スイス大使が象牙やサイの角の密輸に係わる・大使は帰国へ/(共同通信) ボツワナのメディアは9月、駐スイス大使の韓大成と情報機関要員の男2人が19本の象牙と18本のサイの角を密輸したと報じた。国連安全保障理事会の北朝鮮制裁委員会の専門家パネルやスイス当局が調査に着手したため、北朝鮮は大使を急遽帰国させることが7日に分かった。年内にも離任する可能性が高いという。 北朝鮮では大使は不正な外貨稼ぎに多くの時間を使っている。


2023年12月5日:北のジョンウンが「全国母親大会」で涙を流す/(ノム通信/JNN参考) ジョンウン総書記は11年ぶりに「全国母親大会」を開催した。娘の後継に向けたアピールと思われる。その席でジョンウンは涙を拭き取る仕草を見せた。ジョンウンにも涙があったということか? 単なる演技であった可能性もあるだろう。


2023年12月5日:北朝鮮ハッカーが韓国から「ドローン迎撃用レーザー砲」の先端技術を盗む/(JNN) 韓国軍が開発した「ドローン迎撃用レーザー砲」など先端技術に関する情報が、北朝鮮のハッカー組織に盗まれていたことが明らかになった。韓国警察によると、「アンダリエル」と呼ばれる北朝鮮のハッカー集団は、2022年12月から2023年3月にかけて韓国の企業や研究機関のネットワークに合わせて83回侵入。その際、先端技術に関する250あまりのファイルが盗まれ、その中には、韓国軍が北朝鮮の無人機の侵入を防ぐために開発した「ドローン迎撃用レーザー砲」の情報も含まれていたという。また「アンダリエル」は、身代金要求型のコンピューターウイルス「ランサムウェア」を使って韓国の企業3社から5200万円相当の暗号資産を奪ったことも明らかになっていて、警察は、ほかに被害がなかったか捜査を進めている。


2023年12月4日:ジョンウンが少子化に懸念・公式の場で初めて出生率に言及/(JNN) 北朝鮮の金正恩総書記が公式の場で初めて出生率について言及した。北朝鮮の国営テレビは4日、11年ぶりに開かれた「全国母親大会」の様子を伝えましたが、その際、「出生率の低下は・・」と発言した。韓国政府は「北朝鮮でも少子化が進んでいることを示している」と指摘している。 北朝鮮では飢餓状況にあるともされ、子を産むどころではないのだろう。


2023年12月2日:北朝鮮国防省が妄言・「宣戦布告だ」と米宇宙軍に反発/(NNN) 北朝鮮が弾道ミサイル技術を用いて打ち上げた偵察衛星をめぐり、アメリカ軍関係者が「活動できないようにすることも可能だ」との考えを示したことに対し、北朝鮮国防省は「北朝鮮に対する宣戦布告だ」と反発している。 もし偵察衛星が米国により爆破されたとすれば「宣戦布告」に該当するが、可能性を示した発言に過度に反応して、自国の行動に裏付けを作ろうとしている。


2023年11月30日:北朝鮮は2017年以降、サイバー攻撃により30億ドル相当の暗号資産を窃取/(マイナビニュース) Recorded Futureは11月30日(米国時間)、「Crypto Country: North Korea’s Targeting of Cryptocurrency|Recorded Future」において、暗号資産業界を標的とした北朝鮮のサイバー犯罪に関する調査結果を伝えた。北朝鮮は2017年以降、暗号資産業界への攻撃に注力しており、推定30億ドル相当窃取したと見られる。


2023年11月29日:北のジョンウンは娘ジュエを後継者に認定/(産経ニュース) 北朝鮮内でキム・ジョンウン(金正恩:39)朝鮮労働党総書記の娘について「朝鮮の新星、女将軍」との呼称が使われ始めたことが分かった。「朝鮮の新星」や「新星将軍」との呼称はかつて故キム・イルソン(金日成)主席やジョンウンに使われた呼び方で、ジョンウンの後継者を念頭に、より本格的に娘の偶像化に入ったとの見方が出ている。娘は2022年11月の大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射をジョンウンと視察した際に公の場に初登場して以降、「尊いお子さま」などの呼称で頻繁にメディアで公開され、偶像化が進められてきた。男系継承の伝統が続く北朝鮮では女子が最高指導者の後継者に就くことへの拒否感が強いとされるため、早期に娘の偶像化に着手したとの分析もある。


2023年11月28日:北朝鮮は軍事境界線で監視所を復活・板門店では武装兵士を配置/(JNN) 北朝鮮が南北軍事合意に基づき撤去した境界線付近の監視所を復元させたことに対抗し、韓国も再び監視所を設置する方針であることが明らかになった。南北の軍事境界線がある板門店の共同警備区域では北朝鮮の兵士が武装していると報じられ韓国がさらなる対応に踏み切るのか注目されている。


2023年11月26日:北朝鮮の儀式歌が「ジョンイル将軍の歌」から「ジョンウン将軍の歌」に変更/(NEWSポストセブン) 北朝鮮では建国記念日などに催される重要な国家行事において、参加者全員が歌う「儀式歌」がある。これまではジョンウン(金正恩)の父、ジョンイル(金正日)を讃える「ジョンイル将軍の歌」が主に歌われてきたが、11月に入ってからは、儀式歌がジョンウンを賛美する「ジョンウン将軍の歌」に変わったことが明らかになった。


2023年11月23日:朝鮮半島が一気に一触即発状況に/(読売新聞) 朝鮮中央通信によると、北朝鮮国防省は23日に声明を発表し、2018年の南北軍事合意で中止していた「全ての軍事的措置を直ちに再開する」と表明した。南北軍事境界線付近に「より強力な武力と新型の軍事装備を配備する」と宣言し、軍事的衝突が起きても、責任は韓国側にあると主張した。 やはり兆候があった通り、北は南にテロを仕掛けるつもりである。


2023年11月22日:北朝鮮が弾道ミサイル実験に失敗/(読売新聞) 韓国軍合同参謀本部によると、北朝鮮は22日午後11時5分頃、平壌ピョンヤン北部の順安スナン付近から日本海方向に弾道ミサイルを発射したが、失敗したと推定されている。


2023年11月22日:韓国が南北軍事合意の一部効力を停止・緊張激化も/(JNN) 軍事偵察衛星を打ち上げた北朝鮮への対抗措置として、韓国政府は5年前に締結した南北軍事合意の一部効力を停止した。2018年に締結された南北の軍事合意は衝突をさけるために軍事境界線付近に飛行禁止区域の設定などを定めたものだ。きのう軍事偵察衛星を発射した北朝鮮への対抗措置として、韓国政府は南北軍事合意の一部効力を午後3時をもって停止した。これに伴い、韓国政府は「軍事境界線一帯での北朝鮮に対する偵察・監視活動が再開され、対応態勢が大きく強化される」などとしています。


2023年11月21日:北朝鮮が偵察衛星打ち上げに成功と発表/(読売新聞) 北朝鮮は21日午後10時42分頃に偵察衛星「マンリギョン(万里鏡)1号」を運搬ロケット「チョンリマ(千里馬)1型」に載せて打ち上げ、宇宙軌道への投入に成功したと22日未明、朝鮮中央通信を通じ発表した。ジョンウン総書記が打ち上げに立ち会った。今後、早期に複数の偵察衛星を追加で打ち上げると表明した。22日のNNNの続報では、韓国軍はこの衛星が軌道に乗ったと確認したようだ。北はこの衛星の運用を12月1日から始めるとしている。 


2023年11月21日:北朝鮮が韓国にテロを仕掛けるリスク浮上/(産経ニュース) 元北朝鮮外交官で韓国統一相特別補佐役を務めるコ・ヨンファン(高英煥)が21日までに、北朝鮮が韓国へテロ攻撃を仕掛ける危険性が高まっていると警告する分析リポートを産経新聞に寄せた。ジョンウン朝鮮労働党総書記が、韓国哨戒艦撃沈やヨンピョンド(延坪島)砲撃を総指揮したとされる側近のキム・ヨンチョル(金英哲)を党の要職に再起用した点に注目、新たな対韓テロを画策している可能性があると指摘する。英哲は2018年の米朝首脳会談の事前交渉を担うなど外交・対外工作を一手に握る正恩氏の最側近だったが、2019年の米朝首脳再会談の決裂後に降格。2022年、一線を退いた。だが2023年6月、対韓政策を担う党統一戦線部顧問に就任した。北朝鮮で「顧問」は機関トップを指示できるほどの影響力を持つとされる。


2023年11月20日:韓国軍が、北朝鮮による軍事衛星発射中止を警告/(共同通信) 北朝鮮が軍事衛星発射を予告する中、韓国軍合同参謀本部は20日「北朝鮮が現在準備中の軍事偵察衛星の発射を中止するよう警告する」との声明を発表した。発射した場合「国民の生命と安全を保障するため必要な措置を取る」と主張した。


2023年11月15日:ロシア政府代表団が北朝鮮訪問・政府間協議始まる/(JNN) 北朝鮮メディアはロシア政府の代表団が平壌を訪問し、経済協力などに関する政府間協議を始めたと報じた。北朝鮮国営の朝鮮中央通信は15日、ロシアのコズロフ天然資源環境相が率いる代表団が14日に平壌に到着したと伝えた。貿易や経済、科学技術などでの協力について話し合う部門別の会談が始まり、「各分野での協力実現に向けた実践的な問題について議論を行った」としている。 ロシアはついに北朝鮮にすら頭を下げる立場にまで落ちぶれた。


2023年11月15日:米韓合同演習でB52が朝鮮半島に展開/(時事通信) 韓国国防省は15日、核搭載可能な米空軍のB52戦略爆撃機が朝鮮半島に展開し、黄海上空で韓国空軍と合同訓練を行ったと発表した。核を含む米軍の戦力で北朝鮮から同盟国を守る「拡大抑止」を強化することが狙い。


2023年11月14日:休戦状態の北朝鮮を中国・ロシアが後押ししていることに懸念/(ロイター) オースティン米国防長官は14日、朝鮮戦争の休戦協定を履行している国連加盟国(17ヵ国と韓国)は中国とロシアが北朝鮮の軍事力拡大を後押ししていることを懸念していると述べた。国連軍司令部に参加する17ヵ国と韓国は144日、ソウルで国防相会合を開いた。オースティンは「われわれは、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)が国連安全保障理事会の制裁を逃れるために中国とロシアがその能力拡大を支援していることを深く懸念している/ロシアと北朝鮮の軍事協力が最近拡大していることも問題と捉えている」と述べた。


2023年11月8日:北朝鮮が、韓国の憲法裁判所がビラ配布禁止法は意見と判断したことで威嚇/(デイリーNKジャパン)(11.19記) 北朝鮮の朝鮮中央通信は8日、韓国の憲法裁判所が北朝鮮へのビラ散布を禁じる法律は違憲と判断したことに反発し、ビラがきっかけになり「軍事衝突もあり得る」と威嚇した。あながち単なる脅しとは言えない。2020年に対北ビラが朝鮮半島情勢の火種になった当時、脱北者団体・自由北韓運動連合が北に向けて飛ばしたビラには、北朝鮮の一般国民が決して知ることのできない金一族の「秘密」が書かれていた。ビラでは、ジョンウンには異母兄のキム・ジョンナム(金正男)がおり、同氏は「浮気者のジョンイル(金正日)」が既婚者であるソン・ヘリムと不倫関係となって生まれたと説明。ジョンウンの母で日本生まれの高ヨンヒとジョンイルも正式な夫婦ではなく「不倫関係」だったとしている。何よりジョンウン体制は、国父であるキム・イルソン(金日成)主席の正統な継承者であることを前提に成り立ってきた。父・ジョンイル総書記を経て血筋を継承していることは事実だとしても、上述したような事実は耳に障る「雑音」なのだ。ビラはさらに、ジョンナム(正男)が2017年2月、弟であるジョンウンが放った暗殺団により、マレーシアのクアラルンプール国際空港で殺害されたことを暴露。その動機は、日本出身の母を持つジョンウンに対し、長男であるジョンナムこそが本物の「白頭の血統」だったことにあるとした。今後、脱北者ビラが北朝鮮に向けて大量に飛ばされる展開になれば、何らかの形で情勢が緊張する可能性は高い。


2023年11月6日:脱北者は「ジョンウン体制崩壊」だけを考えるべきだと主張/(夕刊フジ) 脱北医師、イ・テギョン(李泰炅)の著書『囚われの楽園 脱北医師が見たありのままの北朝鮮』(ハート出版)が注目されている。日本で生まれ、嘘の宣伝に乗せられて家族とともに帰国した北朝鮮は「巨大な監獄」だった。李は、夕刊フジのインタビューに応じ、帰国事業(北送事業)の大嘘と、北朝鮮の実態について語った。1952年、山口県下関市生まれ、朝鮮初級学校2年だった60年に、帰国事業で北朝鮮に渡った。無償医療や無料教育のある「地上の楽園」と宣伝されていたが、事実は「地上の地獄」だった。朝鮮人民軍と朝鮮労働党に入り、医学大学を卒業して医師となる。2006年に自由を渇望して中朝国境を越え、ミャンマー経由で韓国にたどり着いた。同書では、北朝鮮での45年間などがつづられている。「世界各国は支援などせず、正恩体制の崩壊に目的を集中すべきだ」と主張している。


2023年11月5日:北がICBM発射日を記念日に・娘が初登場した日/(産経ニュース) 北朝鮮は2022年11月18日にキム・ジョンウン朝鮮労働党総書記とその娘の立ち合いの下、新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星17」の発射実験を行い、成功したとしているが、その日を「ミサイル工業節」と呼んで国家の記念日とした。娘の名は「ジュエ」とされるが、なぜジョンウンがこの娘を頻繁に同行させているのかは不明。


2023年11月3日:北朝鮮の携帯電話事情/(ノム通信/デイリーNKジャパン参考) 最近、会寧市保衛部(秘密警察)が「中国の携帯電話を持っているなら自首せよ。しかし、商売は続けろ」という命令を出したようだ。北朝鮮にも携帯電話は存在するが、海外との通話ができず、インターネットにも接続できないため、非常に使い勝手が悪い。中国との商売をするなら、国際電話ができて、制限付きながらインターネットに接続できる中国の携帯電話が必須アイテムとなっている。市民は当局を罵っているという。商売ができなくなるので誰も自主的に提出はしないと見ている。 


2023年11月3日:ジョンウンがハマスへの支援の検討を指示・韓国情報/(夕刊フジ) 韓国の情報機関「国家情報院」が、ジョンウンがハマスへの支援策を探るよう指示したとの分析を明らかにした。北朝鮮は過去にハマスやハマスを支援するイスラム教シーア派組織ヒズボラに戦車などを輸出したことがある。ハマスのトンネルについても、北朝鮮がハマスに技術供与を行ったという情報がある。北朝鮮は、国連安保理の制裁で「全ての武器」の輸出が禁じられている。ロシアは国連安保理の常任理事国であり、報告が事実なら、自ら制裁破りに加担したことになる。福井県立大学の島田洋一名誉教授は国連の機能不全を念頭に「自由主義圏の有志国連合で対抗していくしかないが、米国や欧州がイスラエルやウクライナへの支援を強化すれば、極東地域が手薄になる恐れがある。台湾や朝鮮半島情勢について日本の責任が重くなることを認識すべきだ」と話した。


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