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北朝鮮

2022年10月-12月

2022年12月31日:ジョンウンが軍序列1位を突然解任・理由不明/(共同通信) 1日の北朝鮮メディアによると、金正恩朝鮮労働党総書記を除いた同国の軍序列1位だった朴正天氏が、12月31日まで開かれた党中央委員会拡大総会で党書記と党中央軍事委員会副委員長を解任された。理由は不明。二つの職の後任には国防相だった李永吉氏が就任した。朴は党中枢の6人の政治局常務委員会メンバーでもある。常務委員職に関する報道はないが、金正恩氏の31日の公演観覧にメンバーで唯一同行していない。後任国防相には民間防衛組織「労農赤衛軍」司令官を務めた強純男氏が充てられた。


2022年12月31日:ジョンウンが「核武力戦略」を発表・核先制使用も示唆/(読売新聞) 朝鮮中央通信は2023年1月1日、北朝鮮で2020年12月26日〜31日に開かれた朝鮮労働党中央委員会の拡大総会で、金正恩キムジョンウン総書記が「核弾頭の保有量を幾何級数的に増やすことが求められている」と演説し、核弾頭の保有数を大幅に増やす方針を示したと報じた。戦術核兵器の大量生産などの内容を含む2023年の「核武力戦略」を明らかにした。また、核戦力強化の目的について、戦争抑制が「第1の任務」とした上で、「抑制に失敗した場合、第2の使命も決行する。第2の使命は防衛でない別のものだ」と強調し、状況によっては核兵器の使用がありうるとほのめかした。軍事衛星についても最短期間内に打ち上げるとの方針を示した。


2022年12月31日:北朝鮮が年末最後の日までミサイルごっこ/(読売新聞) 韓国軍合同参謀本部によると、北朝鮮が31日、日本海に向けて弾道ミサイルを発射した。聯合ニュースが報じた。海上保安庁は31日午前、北朝鮮が日本海方向に発射した弾道ミサイルはすでに落下したとみられると発表した。同庁はその後、北朝鮮が再び弾道ミサイルの可能性があるものを発射したが、落下したとみられると明らかにした。複数回発射したとみられる。


2022年12月28日:北のジョンウンは金を独り占め・アヘン栽培も軍が行っている/(デイリーNKジャパン) 北朝鮮において金(ゴールド)は、朝鮮労働党の重要な資金源となるため、個人の所有、売買などは認められていない。もっと言うなら、金は独裁者である金正恩総書記の所有物に等しく、誰も手を出してはならないのだ。咸鏡南道(ハムギョンナムド)の栄光(ヨングァン)郡にある、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)第108機械化軍団、通称108訓練所は、様々な「特殊ビジネス」を展開している。白桔梗(ペクトラジ)と呼ばれるアヘン栽培もその一つだ。金鉱での掘削作業は軍が運営して民間人を雇って採掘させ、部隊の兵士が警備しているが、大きな落盤事故が起きた。兆候があったにもかかわらず、外貨稼ぎ計画のノルマが課せられているため、軍が無理させた結果である。作業員3人と兵士12人が生き埋めになり死亡した。兵士は「戦死」扱いになったという。


2022年12月27日:ジョンウンが「朝鮮少年団」に米国への敵愾心を植え付ける/(共同通信) 北朝鮮メディアによると、同国の少年組織「朝鮮少年団」の第9回大会が26、27両日に平壌で開かれた。金正恩朝鮮労働党総書記は出席せず、参加者に送った27日付の書簡で「米国のやつらとその手先があなたたちの家庭を踏みつぶし希望を奪おうと虎視眈々と狙っている」として、米国と対決する意志を持つことを求めた。書簡では「少年団員は革命の仇敵を憎み、敵が襲ってくれば勇猛に戦う気概を見せなければならない」とも求めた。大会には全国の組織から推薦された模範的子どもたちが参加。金正恩氏は次世代の教育を重視し、最高指導者就任後、過去2回の大会には出席した。


2022年12月26日:中朝連携の台湾への軍事的威嚇・朝鮮は韓国ソウル上空にも侵入/(夕刊フジ) 中国と北朝鮮が26日、異例の軍事的威嚇を強行した。中国軍機71機が同日早朝まで台湾周辺で活動し、うち47機が台湾のADIZ(防空識別圏)に一時進入した。北朝鮮のドリーん計5機も同日午前、韓国の領空を侵犯し、一部は首都ソウル上空に侵入した。中国と北朝鮮が連携した可能性もありそうだ。 ノムは連携ではないと考える。単に偶然日時が一致しただけだろう。


2022年12月26日:韓国の防空能力欠如が露呈・北のドローン5機を撃墜できず/(読売新聞) 韓国軍は26日、北朝鮮の無人機5機が同日午前10時25分頃から、南北の軍事境界線を越えて韓国北西部の領空に侵入したと明らかにした。北朝鮮無人機による領空侵犯が確認されたのは2017年以来。韓国軍は戦闘機や攻撃ヘリコプターを出動させ、撃墜を試みたが、失敗した。韓国軍などによると、無人機は翼の長さが約2メートルの小型だった。5機のうち、1機はソウル首都圏の北部地域まで一時接近し、領空侵犯から約3時間で北朝鮮側に戻った。4機は江華島カンファド一帯を飛行し、その後、姿を確認できなくなった。韓国軍は、警告射撃を実施した上で、攻撃ヘリから100発ほど射撃して撃墜を試みたが、墜落による住民への被害を懸念したこともあり、結果的に撃墜できなかった。また、聯合ニュースによると、無人機への対応で出動した韓国空軍の戦闘機1機が離陸後に墜落し、乗員は脱出した。 あまりにもお粗末なことであり、韓国の軍隊だけでなく、兵器自体にも不安があることが分かった。なぜミサイルで迎撃できなかったのだろうか? ミサイルは小さな標的には使えないということなのだろうか?


2022年12月26日:北のハッカー集団が韓国の保安専門家ら892人にサイバー攻撃/(産経ニュース) 北朝鮮のハッカー集団「キムスキー」が、韓国の外交・安全保障の専門家ら892人にサイバー攻撃を仕掛け、少なくとも49人の個人情報を盗んだことが、26日までに分かった。韓国警察当局が明らかにした。警察発表によると、キムスキーは今年4~10月、脱北して現在は韓国国会議員を務めるテ・ヨンホ(太永浩)北朝鮮元駐英公使の秘書や、韓国外務省傘下のシンクタンク名義でメールを大量に送信。偽のリンクサイトにIDやパスワードを入力させるなどし、対象者の住所録やファイルデータを抜き取った。メールは26ヵ国のサーバーを経由し、追跡を回避。警察当局は、北朝鮮による過去の同種事件と手口が類似し、ハッキングの過程で北朝鮮特有の語彙が使用されていたことなどから北朝鮮組織の犯行と結論付けた。太議員は会見で「メールの精巧さに驚いた。私も議員室のメールと勘違いするほどだった」と話した。キムスキーは2014年にも、韓国の原子力発電所職員のパソコンをハッキングし、原発の図面をネット上に流出させたことなどが明らかになっている。北朝鮮では別組織の「ラザルス」など、複数のハッカー集団が活動。ラザルスなど2022年3月、人気オンラインゲームから、暗号資産窃取事件としては過去最大規模となる6億2千万ドル(約822億円)を盗んだことが判明していた。韓国外務省によると、北朝鮮が今年上半期に発射した弾道ミサイル31発の費用は推定4億~6.5億ドル。3月の攻撃1件で費用を賄った計算となっている。


2022年12月23日:韓国が北朝鮮のロシア向け軍需物資供給を非難/(ロイター) 韓国外務省は23日、北朝鮮によるロシア民間軍事会社ワグネル・グループへの軍需物資の供与を非難し、米国がこの問題を国連安全保障理事会に提起するのを支持すると表明した。米ホワイトハウスは22日、ウクライナ戦線のロシア軍能力強化に向けたワグネルへの北朝鮮の最初の兵器供与が完了したと指摘した。これに対し北朝鮮国営の朝鮮中央通信(KCNA)は23日、「根拠がない」とする同国外務省のコメントを報じた。


2022年12月23日:北朝鮮がまた弾道ミサイル発射/(産経ニュース) 韓国軍合同参謀本部は23日、北朝鮮が午後4時32分ごろ、首都平壌郊外の順安(スナン)付近から日本海に向け、短距離弾道ミサイル2発を発射したと明らかにした。防衛省関係者によると、日本の排他的経済水域(EEZ)の外側に落下したとみられる。北朝鮮外務省はミサイル発射に先立ち23日午前、報道官談話を発表。米国が北朝鮮の大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射を非難する国連安全保障理事会の議長声明採択を目指していることに対し「必ず行動で反撃せざるを得ない」と反発し、対抗措置を示唆していた。北朝鮮によるミサイルの発射は2022年で36回目。


2022年12月22日:ロシアのワグネルが北朝鮮から兵器を購入/(東洋経済オンライン) (23.1.1記)  アメリカ国家安全保障会議(NSC)のジョン・カービー戦略広報調整官が「北朝鮮がロシアの民間軍事会社ワグネルに兵器納入を終えた」と発表。


2022年12月21日:北朝鮮がコメ・注射器の中国からの輸入を急拡大/(共同通信) 中国税関総署が20日夜発表した貿易統計で、北朝鮮が11月に中国から約3万172トンのコメを輸入したことが分かった。急増した10月よりさらに大幅に増え、1ヵ月の輸入量では今年最多。食料事情が逼迫している可能性がある。ほかに、10月に続き2ヵ月連続で500万個超の注射器を輸入した。金正恩朝鮮労働党総書記は9月に新型コロナウイルスのワクチン接種を行うと表明し、その後接種を始めたとの情報がある。貿易統計ではワクチン輸入は確認できないが、大量の注射器は接種に使われている可能性がある。


2022年12月18日:北朝鮮は2018年表明の「永久廃棄」したはずのミサイル発射場を使用/(産経ニュース)(12.21記) 18日に弾道ミサイル2発が発射されたとみられる北朝鮮北西部東倉里(トンチャンリ)の「西海(ソヘ)衛星発射場」は、北朝鮮による大陸間弾道ミサイル(ICBM)開発の中心地となってきた。北朝鮮は2018年に同発射場の「永久廃棄」を表明したが、米朝交渉の決裂後は活動が再び活発化している。 北朝鮮の言うことは全て「口から出まかせ」であり、全く信用できない。


2022年12月18日:北が弾道ミサイル2発発射/(読売新聞)日本政府は18日、北朝鮮が18日午前11時11分頃と同52分頃、同国西岸付近から東方向に向けて計2発の弾道ミサイルを発射したと発表した。落下したのはいずれも朝鮮半島東側の日本海で、日本の排他的経済水域(EEZ)外と推定される。航空機や船舶への被害は確認されていない。


2022年12月10日:北朝鮮でみせしめのための公開つるし上げ裁判・銃殺刑も即決で執行/(デイリーNKジャパン) 北朝鮮の両江道(リャンガンド)恵山(ヘサン)市で10月、韓流ドラマや映画などを視聴し、拡散させたとして摘発された高校生ら3人が公開処刑されたとの情報がある。韓流コンテンツのまん延など反社会主義・非社会主義行為を取り締まる82連合指揮部は、飛行場の滑走路に群衆を集めて公開裁判を実施。銃殺刑を即決で執行したという。


2022年12月8日:北朝鮮IT技術者が身分を偽装して外貨獲得/(時事通信) 韓国政府は8日、北朝鮮のIT技術者が国籍や身分を偽装して韓国企業の仕事を受注する恐れがあると警告し、企業に身元の確認の強化を要請した。多くは北朝鮮の朝鮮労働党軍需工業部や国防省などに所属し、収益が核・ミサイル開発に使われているとの見方を示した。韓国政府は、北朝鮮のIT人材は世界各地で毎年数億ドルに達する外貨を稼いでいると指摘している。韓国側企業の責任も問われかねないと警鐘を鳴らした。


2022年12月6日:米韓両軍が5・6日に多連装ロケット演習・北も日本海に90発の砲撃で応える/韓国軍当局者によると、米韓両軍は6日、前日に続き南北軍事境界線に近いソウル北方の江原道鉄原で多連装ロケット砲などの発射訓練を行った。これに対し北朝鮮の朝鮮人民軍総参謀部は同日、米韓に警告する目的の海上への砲撃命令を前線部隊に出したと報道官名で発表。韓国軍によると6日午前10時(日本時間同)ごろから、北朝鮮東部の江原道高城付近から日本海側へ90発余りの砲撃が行われた。前日5日には130発の砲撃を行っている。米韓が訓練で軍事圧力をかけ、北朝鮮が威嚇砲撃を行い緊張が高まっている。6日の共同通信の続報によると、午後午後6時ごろにも、北朝鮮東部の江原道から日本海側へ10発余りの砲撃を行った。


2022年12月5日:北朝鮮が海に向かって砲撃130発/(共同通信) 韓国軍合同参謀本部は5日、北朝鮮が同日午後3時ごろから、日本海と黄海に向けて計約130発の砲撃を行ったと明らかにした。韓国軍によると、北朝鮮は東部江原道と西部黄海南道から砲撃を実施。韓国が海上の境界とする北方限界線(NLL)の北側に着弾した。


2022年11月30日:米が北朝鮮に目に見える形での米軍展開を警告/(共同通信) サリバン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は30日、弾道ミサイルの発射を続ける北朝鮮を抑止するため朝鮮半島周辺で「米国の戦略能力をより目に見える形にする」と述べ、米軍の展開を警告した。米シンクタンク戦略国際問題研究所(CSIS)のオンライン会合で語った。米軍は5日と19日、B1B戦略爆撃機を朝鮮半島に展開し、韓国空軍と合同訓練を実施しており、北朝鮮がさらなるミサイル発射や7回目の核実験を強行すれば、軍事的な圧力を強めて対抗する構えとみられる。


2022年11月27日:北朝鮮で金正恩の娘に権威付け/(共同通信) 北朝鮮の朝鮮労働党機関紙、労働新聞などは27日、金正恩党総書記が娘と共に新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星17」の開発に携わった科学者らと記念撮影をしたと伝え、19日に初めて娘として報じられた少女が金正恩氏に付き添う15枚の写真を掲載した。娘に「尊貴な、お子様」と敬称を付けており、権威付けを図っている。


2022年11月26日:中国が偽りの口実で北朝鮮と協力再開か?/(AFP時事) 北朝鮮の朝鮮中央通信が26日に報道したところによると、中国の習近平国家主席は北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党総書記に対し、中国は世界平和のために北朝鮮と協力する用意があると述べたようだ。習はジョンウンへのメッセージで、「地域と世界の平和と安定・発展・繁栄」のために協力する用意があると述べたとされる。 いつも「平和」を口実にしながら、「自国第一・世界第二」を貫いている。今回も北朝鮮との協力関係・主従関係を再開し、特に軍事的緊張緩和を模索すると思われる。


2022年11月23日:ジョンウン一族は30以上の豪華別荘と5隻のヨット所有/(NEWSポストセブン) 北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党総書記の一族が、北朝鮮周辺の3つの島を中心に全土に30以上の高級別荘や、5隻の豪華大型ヨットを所有していることが明らかになった。金氏の豪華別荘やヨットなどの存在はすでに知られているが、その具体的な数が明らかになったのは初めてだという。米政府系報道機関「ラヂオ・フリー・アジア(RFA)」が衛星画像解析の専門家で、韓国慶北大学地球衛星画像研究所のブルース・ソンハク・チュン副所長の話として報じた。これらのうち、最も豪華なのはジョンウンの生まれ故郷である北朝鮮東海岸中部の江原道元山市にある別荘で、マリーナには豪華な船・乗馬場・射撃場・水遊び場など多数の娯楽施設を備えているという。元山別荘の前の砂浜はまっ白で、浜辺の長さは530メートル。浜辺には大小の別荘が10棟ほどあり、この西側には馬息嶺の山並みが連なるなど、見事な景観を誇っている。ジョンウンの父親の故・ジョンイル(金正日)もここで釣りや海水浴を楽しんだといわれる。2013年の2月と9月の2回、ジョンウンの別荘に招かれた米国の元バスケットボール選手、デニス・ロッドマンは、英紙「The Sun」のインタビューで、そのうちの1つの島にある豪華な別荘は「7つ星の高級ホテルのようだ」と語っている。島を見下ろすと、別荘は森林地帯に位置しており、「ハワイやスペインの豪華な観光地よりも素晴らしい。アメリカの富裕層でも、こんな贅沢はできないだろう」と感嘆している。その他の別荘も多くは金一族の「プライベート・アイランド」に建設されており、一般民衆は立ち入り禁止で、周辺は朝鮮人民軍の兵士が厳重に監視しているという。 国民の飢餓をよそに贅沢にふける指導者は許せない。国民がこれを知ったら革命が起きるだろう。それにしても習近平のことが報じられないのはなぜだろうか?


2022年11月22日:韓国軍が迎撃試験に成功と発表・独自開発のミサイル防衛/(時事通信) 韓国メディアは22日、韓国軍が独自に開発を進める防衛システムの長距離地対空ミサイル(LSAM)がミサイルの迎撃試験に初めて成功したと報じた。北朝鮮の弾道ミサイルを高度50~60キロで迎撃することを目標に開発が進められている。国防省傘下の国防科学研究所が最近、非公開で標的ミサイルを迎撃する試験を行い成功した。試験では弾道弾迎撃ミサイルと対航空機誘導弾を発射した。韓国軍は2024年末までに開発を終え、2027~2028年ごろの実戦配備を目指している。 恐らくこの迎撃ミサイルは役に立たないだろう。北朝鮮は火星17による多弾頭小型核兵器をロフテッド軌道で打ち込み、高度100キロ付近で爆発させる電磁攻撃を仕掛ける可能性がある。ただ、ソウルが北朝鮮国境に近いため、この攻撃は自国やピョンヤンにも影響が及ぶリスクもあるかもしれない(ソウルーピョンヤン間は約200キロ・プサンーピョンヤン間は約540キロ)。


2022年11月21日:北朝鮮国防相がロシアへの輸出用に砲弾の追加生産を指示/(ノム通信/デイリーNKジャパン) 命令が下されたのは、慈江道(チャガンド)の江界(カンゲ)トラクター総合工場と、満浦(マンポ)将子江(チャンジャガン)工作機械工場。いずれも北朝鮮を代表する砲弾と弾頭の生産工場だ。手榴弾・航空爆弾・高射砲弾など、様々な弾薬の生産が命じられた。新たな生産指示が下されるのは極めて異例のことだという。砲弾は普段は半分完成させた状態で保管されるが、今回は最初から完成品を作れとの指示が下された。ロシアに輸出するためであることは明らかである。


2022年11月18日:米韓空軍が北のミサイル発射を受けて合同訓練実施/(ロイター) 米韓空軍は18日、北朝鮮が大陸間弾道弾(ICBM)級の弾道ミサイルを発射したことを受けて、合同訓練を実施した。 韓国国防省が明らかにした。訓練にはF-35A戦闘機が参加した。


2022年11月18日:米が北のミサイル発射に対して緊急会合開催・6ヵ国が参加・「厚かましい国連決議違反」と批判/(ロイター) ハリス米副大統領は18日、北朝鮮の弾道ミサイル発射を受け、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の合間に緊急会合を開催した。緊急会合には米・日・豪・韓国・加・ニュージーランドの代表が出席した。ハリスは、北朝鮮のミサイル発射について「厚かましい」国連決議違反であり、地域の安全保障を不安定化させると主張。「われわれはこうした行動を強く非難し、違法で不安定化を招く行為をやめるよう北朝鮮に改めて求める」と述べた。これらの有志国が北朝鮮に関して会合を開くのは今回が初めて。この日の北朝鮮による弾道ミサイル発射について「最も強い言葉で非難し、断じて容認できないとの点で一致した」という。北朝鮮の完全な非核化に向けて連携を強化していくことでも一致した。


2022年11月18日:北朝鮮が「火星17号」を発射/(共同通信・産経新聞) 北朝鮮メディアは19日、首都平壌郊外の平壌国際空港で18日に新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星17」の発射実験が行われ、金正恩朝鮮労働党総書記が現地指導したと報じた。実験は信頼性と性能が検証され成功したと強調した。ジョンウンは李雪主夫人と娘を伴って現地指導したとされ、子どもの報道は初となる。北朝鮮は18日午前10時14分ごろ、平壌近郊から東にむけてロフテッド軌道を描くようにミサイルを発射した。日本の防衛省によると最高高度約6000キロで69分間で約1000キロ飛翔し、北海道の渡島大島の西約200キロの日本のEEZ内に落下したと見られる。韓国参謀本部によると、最高速度はマッハ22だった。日米はこれに対応して自衛隊F15戦闘機と米軍F16戦闘機による8機の共同訓練を日本海上空で行った。韓米もミサイル発射台を標的とする精密打撃訓練や、編隊飛行訓練を実施した。 北はミサイルを火星に向けて発射したのではない。明らかに米国をターゲットにした。


2022年11月18日:米が衛星画像から「北朝鮮がワグネルに兵器提供」を確認/(読売新聞)(23.1.20追記) 米国家安全保障会議(NSC)のジョン・カービー戦略広報調整官は2023年1月20日の記者会見で、ウクライナ侵略で戦闘員を派遣しているロシアの民間軍事会社「ワグネル」に北朝鮮が兵器を提供した証拠だとする衛星画像を公開した。画像は、2022年11月18日にロシアの鉄道車両5両が北朝鮮に入ったところを捉えたもの。列車は翌19日にコンテナを積んでロシアに戻ったという。米政府は2022年12月、ワグネルが北朝鮮からミサイルや歩兵用ロケットを調達したことを確認したと発表していた。 ミサイル発射のニュースに紛れるようにした可能性もある。


2022年11月17日:北朝鮮がまたミサイル発射・9日以来/(共同通信・FNNプライムオンライン)(11.18追記) 韓国軍合同参謀本部は17日、北朝鮮が同日午前、日本海に向けて弾道ミサイルを発射したと明らかにした。北朝鮮による弾道ミサイル発射は9日以来。日米韓3ヵ国が13日、カンボジアで開いた首脳会談で、北朝鮮に対する安全保障協力を進めることなどをうたった共同声明を採択しており、これに反発した発射であった。北朝鮮のチェ・ソンヒ(崔善姫)外相は同日、ミサイル発射直前に公表した談話で、日米韓首脳が対北拡大抑止の強化で合意した13日の会談について「朝鮮半島情勢を一層予測不可能な局面へ追い込む」と非難し、さらなる軍事的対応を警告した。18日のFNNプライムオンラインの続報によれば、岸田首相が18日、訪問先のタイ・バンコクで、「北海道の西側の我が国のEEZ(排他的経済水域)内に着弾したものと思われる」と発表した。防衛省は、ミサイルが北海道の渡島大島の西約210キロメートルの日本のEEZ内に落下すると見込まれるとして注意を呼びかけていた。 本ブログの記事は18日の「火星17号」発射の記事と一部錯綜している可能性がある。


2022年11月9日:北朝鮮がまた弾道ミサイル1発発射/(共同通信) 北朝鮮は9日午後3時半ごろ、西岸付近から弾道ミサイル1発を東方向に発射した。ミサイルの最高高度は約50キロ以下の極めて低い高度で約250キロ飛行し、日本の排他的経済水域(EEZ)外に落下したとみられる。浜田靖一防衛相が明らかにした。韓国軍合同参謀本部も北朝鮮が同日午後、日本海側に向けて短距離弾道ミサイル1発を、首都平壌北方にある西部・平安南道粛川付近から発射したと明らかにした。韓国軍は7~10日の日程でコンピューターシミュレーション形式の韓国軍単独の指揮所演習「太極演習」を実施中で、北朝鮮が反発した可能性がある。


2022年11月8日:北朝鮮がロシアとの兵器取引否定・あからさまな嘘/(ノム通信/産経ニュース参考) 北朝鮮国防省は8日、「ロシアと兵器取引を行ったことはなく、今後も計画はない」と米政府が指摘する兵器取引疑惑を改めて否定した。同省軍事対外事業局副局長名の7日付談話として朝鮮中央通信が報じた。副局長は「国際舞台でのわが国への見方を曇らせようとする敵対的たくらみの一環だ」と米国を批判した。 歴史が後日明らかにしてくれるだろう。これでならずもの国家であるロシア・イラン・北朝鮮・中国が揃って嘘つき国家であることが明らかになった。


2022年11月6日:北朝鮮からロシアに列車・砲弾提供の疑い/(ノム通信/産経新聞参考)米国の北朝鮮分析サイト「38ノース」は6日までに、商用衛星画像の分析の結果、北朝鮮からロシアに向けて4日に3輌編成の列車が移動したことが確認されたと発表した。積み荷や運行目的は不明だが、砲弾を極秘裏に供給しているとの疑惑がある。列車は4日午前10時25分頃、両国を結ぶ唯一の陸路とされる豆満江の友好橋を渡り、午後2時半頃までに極東沿海地方のハサン駅に移動した。ロシアメディアは11月2日から陸路貿易が再開されたとしていた。


2022年11月5日:北朝鮮がまたまた短距離弾道ミサイル4発発射/(読売新聞) 韓国軍合同参謀本部によると、北朝鮮は5日昼前、平安北道から朝鮮半島西側の黄海に向けて、短距離弾道ミサイル4発を発射した。高度約20キロ・メートルで約130キロ・メートル飛行したという。北朝鮮による連日のミサイル発射を受け、米軍の戦略爆撃機B1Bが5日、朝鮮半島上空に飛来し、米韓両軍の合同訓練「ビジラント・ストーム」に参加した。B1Bが朝鮮半島に展開するのは2017年12月以来。


2022年11月4日:北朝鮮は中東を経由する形でロシアに大量の砲弾供与・米情報/(共同通信) 国連安全保障理事会で北朝鮮の一連の弾道ミサイル発射を協議する4日の公開会合で、米国はロシアと北朝鮮の接近に警戒感をにじませた。米政府高官は北朝鮮が大量の砲弾を中東などに送るように装い、ロシアに供与している情報があると明らかにしている。 米は該当中東国の名を出すべきだ。そうでないと単なる噂に終わってしまう。また敵が誰なのかが分からなくなる。


2022年11月4日:北朝鮮のミサイルに「在庫切れ」観測/(産経ニュース) 北朝鮮が3日夜に発射した短距離弾道ミサイル3発について、2017年ごろまで多用された旧型の「スカッド」系列だった可能性が浮上した。複数の韓国メディアが4日、報じた。北朝鮮は9月下旬以降、異例の頻度でミサイル挑発を続けており、韓国の専門家らは「『在庫切れ』を懸念し調整に乗り出した可能性がある」とみている。 燃料備蓄もあやしい限りだが、昨3日には大編隊を飛ばした。ジョンウンは戦術家でも戦略家でもなく、戦争を知らない世代の甘いボンボンである。むやみやたらに命令ばかりを下して国家を疲弊させているのは火を見るよりも明らかである。


2022年11月4日:北朝鮮が軍機180機で飛行訓練実施・韓国は80機が緊急発進/(時事通信) 韓国軍は4日、北朝鮮の軍用機延べ約180機による北朝鮮空域での飛行航跡を探知したと発表した。韓国空軍戦闘機F35Aなど約80機を緊急発進させたという。米韓両軍は、最新鋭ステルス戦闘機など約240機が参加した大規模空中訓練「ビジラント・ストーム」を実施中で、北朝鮮はこれに反発したとみられる。韓国軍によると、北朝鮮軍用機の飛行が探知されたのは午前11時~午後3時(日本時間同)ごろ。北朝鮮内陸部上空に韓国軍が警戒のために設定した「戦術措置線」の北側や、日本海、黄海の上空を飛行した。戦術措置線は軍事境界線北側20~50キロほどに引かれている。 


2022年11月3日:北がさらに追加のミサイル3発発射/(産経ニュース) 北朝鮮が3日午後9時35分~同49分ごろ(日本時間同)、南部の谷山(コクサン)付近から短距離弾道ミサイル3発を発射したと発表した。北朝鮮は同3日朝にも、大陸間弾道ミサイル(ICBM)と推定される1発を含む弾道ミサイル3発を発射していた。北朝鮮は、米韓両軍が北朝鮮のミサイル発射に対抗して、大規模な空軍訓練「ビジラント・ストーム」の期間延長を決めたことに反発し、3日夜に朝鮮労働党高官の談話で対抗措置を示唆。その直後に3発を追加発射した。


2022年11月3日:北朝鮮が3発のミサイルと1発の未確認飛行体を発射?/(ノム通信/NHKニュース参考) 北朝鮮は3日朝、火星17型と見られる弾道ミサイルを含む3発を発射したとみられる。日本では3発とは別の飛翔体についてJアラートを発したが、レーダーはこの飛翔体が途中で消滅したといい、最初にJアラートで報道された「日本本土を超えた」という事実は無かった。考えようによっては、複数弾頭ミサイルによる実験で、その弾頭の1つが失敗して墜落したのかもしれない。もしそうであったなら、より脅威が高まったと言えるであろう。 日本がなぜEEZを超えた段階で迎撃して撃ち落とさないのか、理由が分からない。北朝鮮の国民が飢餓にあえぐ中、2日間で飛ばしたミサイルは約110億円で、北朝鮮が中国から輸入した米1年分の金額だという。


2022年11月2日:北朝鮮がミサイルを少なくとも10発発射/(AFP時事・読売新聞) 韓国軍合同参謀本部によると、北朝鮮は2日、東西に向けてさまざまなミサイル少なくとも10発を発射した。韓国軍は先に、弾道ミサイルが韓国領海近くに初めて着弾したことを確認していた。韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領は、北朝鮮の挑発行動に対し「迅速な対応」を命じた。さらに北朝鮮は午後1時半頃、日本海に向けて約100発の砲射撃を行った。3日の産経ニュースの続報によると、ミサイルは20発超であったとされ、そのうちの弾道ミサイル1発が初めて、韓国が海の軍事境界線とする北方限界線(NLL)を越え、韓国領海に近い日本海の公海上に落下した。


2022年11月1日:北が「ビジラント・ストーム」に強く反発「史上最もぞっとする代償」に言及/(デイリーNKジャパン) 北朝鮮のパク・チョンチョン(朴正天)朝鮮労働党書記が1日、米韓両空軍による空中合同軍事演習に対して「侵略的かつ挑発的な軍事訓練」だと非難する談話を発表した。朝鮮中央通信が伝えた。米韓空中合同軍事演習「ビジラント・ストーム」をめぐっては、北朝鮮外務省報道官が10月31日、「侵略型戦争演習である」と非難する談話を発表した。朝鮮人民軍(北朝鮮軍)総参謀長を歴任した朴正天が続けて談話を出したことで、今回の軍事演習にいっそう強く反発した形となる。談話は「敵対勢力の度を超える軍事的対決妄動によって、今、朝鮮半島に重大な事態が生じている」としながら、ビジラント・ストームに対して「徹底的にわが共和国を狙った侵略的かつ挑発的な軍事訓練」と強調した。また、「米国防総省はわが共和国の『政権の終焉』を核戦略の主要目標に政策化したし、かいらい国防部長官と合同参謀本部議長をはじめとする南朝鮮軍部好戦狂もわれわれが核を使用する場合、政権を全滅させなければならないというとてつもない妄言を並べ立てた」と述べた。そのうえで、「米国と南朝鮮が恐れずわれわれに対する武力使用を謀るなら、朝鮮民主主義人民共和国武力の特殊手段は課された戦略的使命を直ちに実行するであろうし、米国と南朝鮮は恐るべき事態に直面し、史上最もぞっとする代償を払うことになるであろう」と警告した。そのうえで、「これ以上の軍事的空威張りと挑発を許すことはできない。米国と南朝鮮の狂気を帯びたその『戦争ごっこ』と挑発的な妄言が中断されるべきである」と主張した。


2022年11月1日:北朝鮮は共産主義に最も近い・ただし独裁の弊害/(デイリーNKジャパン) 世界で唯一、計画経済を採用している北朝鮮では、毎年の農業収穫量も、国家計画委員会によって定められる。前年の収穫量をもとにして、収穫量の課題(ノルマ)を課す。金正恩総書記は農業第一主義を掲げ、農業生産高の向上を訴えているが、各地から作況が極めて悪いとの情報が伝わってきていた。現在行われている秋の収穫の結果も、散々なようだ。ある共同農場では収穫量が国家計画の半分にも満たなかった。農場の収穫物は、国が国定価格で買い取り、その結果に応じて農民に再分配される形になっているが、国定価格が極めて安い上に、再分配もまともになされない。決められたとおりにやれば、農民全員が餓死することになる。それを避けるため、農場は収穫量を過少報告し、一部を市場に流して現金化し、食糧を購入して農民に配給していた。ジョンウンはこれを問題視し、農業関係者に責任をなすりつけている。集団農業そのものが、他の国は非効率だととっくの昔に捨て去ったものだ。


2022年10月30日:北朝鮮のお粗末な情報・機密書類がタバコの巻紙に使われる/(デイリーNKジャパン) 北朝鮮で頻繁に行われる政治講演会。朝鮮労働党の政策や方針、対外政策などを伝え、国民がその通りに動くよう指示する思想教育の場だ。また、防犯やコロナ対策など、様々な目的で活用されている。その場で配られる「講演提綱」という資料がある。講演会の内容をまとめたレジュメだが、これが頻繁に国外に流出している。提綱には、誰が見ても特に差し障りのないようなものから、海外に知られたくないものまで、様々な情報が含まれている。徹底した秘密主義の北朝鮮としては、国外流出を避けるために様々な策を取ってきたが、それを戒める文書さえ国外流出してしまう有様だ。朝鮮労働党咸鏡北道委員会(道党)は10月4日、党のイルクン(幹部)・保衛部(秘密警察)・安全部(警察署)の関係者を集めて緊急講演会を行った。重要書類がタバコの巻紙に利用されていた事例があったためだという。国境沿いの地域から数多くの政治事業資料が画像として中国のメッセンジャーアプリを通じて南朝鮮(韓国)に売り払われているとして、摘発され、処罰を受けた者がいると指摘した。


2022年10月29日:北がまた弾道ミサイル発射・今年28回目/(デイリーNKジャパン) 韓国軍合同参謀本部の発表によると、北朝鮮は29日午前11時59分頃から午後0時18分頃までに東部・江原道(カンウォンド)の通川(トンチョン)から朝鮮半島東の海上に向けて弾道ミサイル2発を発射。飛行距離は約230キロ、到達高度は約24キロ、速度はマッハ5だったという。北朝鮮のミサイル発射は巡航ミサイルを含め今年28回目で、14日以来。



2022年10月26日:日米韓が北朝鮮の核実験に対し「比類ない対応」で一致/(ロイター) 日米韓3ヵ国は26日、都内で外務次官協議を開き、北朝鮮が7回目の核実験に踏み切った場合は「比類ない規模の対応」が必要になると警告した。


2022年9月27日:飢餓の北朝鮮で金正恩がアイスクリーム工場建設/(共同通信) 北朝鮮メディアは27日、金正恩朝鮮労働党総書記の指示で首都・平壌に新たに「大城山アイスクリーム工場」が建設され26日に竣工式が行われたと報じた。式にはチョン・ヒョンチョル党書記が出席。あいさつで、ジョンウン(金正恩)が「人民や子どもたちによりよいアイスクリームを食べさせよう」と建設を提案し、場所を決めて建設も指導したと話したとしている。チョンは、工場建設は「国家的な重点対象(事業)」だったとし、金正恩は新型コロナウイルス感染症が拡大していた時期も工事を進めるよう「特別措置」を講じたと述べた。


2022年10月24日:韓国軍が黄海で越境線を超えた北朝鮮の船に警告射撃・北側からロケット砲10発/(読売新聞) 韓国軍合同参謀本部は24日、北朝鮮の船が同日午前3時42分頃、黄海で国連軍が設定した境界線を越えたため警告射撃を行ったと発表した。北朝鮮の朝鮮中央通信によると、北朝鮮軍は韓国側からの警告射撃を受けて、午前5時15分頃、10発のロケット砲射撃を行った。 詳しい状況は分からないが、イカ釣り漁船でない限り午前3時に漁をするはずはないし、北側の偵察船か、挑発のために繰り出された船と思われる。


2022年10月23日:北朝鮮が夜間射撃訓練/北朝鮮北部にある両江道(リャンガンド)の中国との国境沿い地域で最近、深夜にかけて銃声が響き渡る出来事が続き、地元住民を緊張させたと、デイリーNKの現地情報筋が伝えてきた。北朝鮮は新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受けて、国境を封鎖。中央当局は国境警備隊に対し、国境沿いの緩衝地帯に近づく対象に無条件で銃撃を加えるよう指示するなどし、実際に射殺された人も少なくない。そうした事情がある上、このところ朝鮮人民軍(北朝鮮軍)が相次ぎ弾道ミサイルを発射したことを一般国民もすでに知っているため、地元住民らは「何事か」と身構えたようだ。結論を言えば、銃声は地元に駐屯する国境警備第25旅団隷下の大隊が実弾射撃訓練を行ったことによるものだった。ただ、国境警備隊がこの時期に、しかも夜間に実弾射撃訓練を行うのは異例であり、やはり国民に緊張感を与える意図があったのではないかと、現地の人々は解釈しているという。 ノムは北朝鮮による軍事侵攻を心配してしまう。朝鮮戦争は未明の午前4時に開始された。今回の軍事訓練は、韓国住民を銃声に慣れさせて油断させる作戦である可能性もある。


2022年10月19日:北朝鮮が再び砲射撃を約350発/(読売新聞) 韓国軍合同参謀本部によると、北朝鮮が18日夜から19日にかけて、計約350発の砲射撃を行った。北朝鮮は、韓国との緊張を意図的に高め、7回目の核実験や大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射につなげようとしているとの見方が韓国の専門家から出ている。砲射撃は南西部・黄海道ファンヘドから黄海、南東部・江原道カンウォンドから日本海に向けて行われた。砲弾はいずれも韓国と北朝鮮が定めた緩衝区域内に着弾した。 ノムの観方では現在米韓が行っている軍事訓練に対抗したものだと思う。単なるこけおどしであり、取るに足りないニュースである。


2022年10月16日:北が戦時体制強化で防空壕を抜き打ち検査・不備だらけ/(NEWSポストセブン) 北朝鮮は、国内での戦時体制も強化。金正恩朝鮮労働党総書記の指示で党中央委員会が、企業や官公庁、地方政府などに対して、防空壕の抜き打ち検査を実施し、米国や韓国、日本との戦争に備えるように緊急指令を発していたことが明らかになった。これを受けて、工場や企業などは防空壕を点検したが、ほとんどの防空壕が長期間放置されており、屋根や入り口の扉に不具合がおきているなどの整備不良だった。報告を受けた金総書記は激怒し、早急に修理するよう指示した結果、作業員らが大量動員され大急ぎで修理に取り組んだという。工場幹部は「通常の場合、防衛部の連中も防空壕の状態が悪くても、食事やタバコをもらってごまかすことはよくあることだ。でも政府も本当に小さな地下室程度のシェルターを作っておいて、戦争の準備を完了したとは笑わせるものだ」と述べて、逆に政府の対応を批判したという。


2022年10月14日:ロシアに派遣された北朝鮮労働者が大量脱走・戦場への動員を恐れ/(夕刊フジ) プーチン大統領が主導する「特別軍事作戦」の頓挫が伝えられる中、ロシアに派遣された北朝鮮労働者が次々に脱走しているという情報がある。ウクライナのロシア支配地域への動員を恐れ、身を隠しているという。ジョンウン総書記の北朝鮮とロシアは蜜月関係にあるともいわれるが、現地で身の危険を感じる北朝鮮労働者はプーチンを見限り始めているのかもしれない。記事によると、ロシアが制圧を目指すウクライナ東部のドンバス地域で現在、建設需要が高まるなか、ロシア国内で仕事を放棄して身を隠している北朝鮮労働者が増加した。ロシアの消息筋は「労働者は、間もなくウクライナの新しい建設現場に移動するというニュースを受け取った後、多くの人が逃げた。建設作業員だけでなく管理職も逃げ出している」と証言。別の消息筋の話では、極東のウラジオストクの建設現場は空っぽの状態になっているという。国連安全保障理事会は2017年の制裁決議で、北朝鮮労働者の新規受け入れを禁じ、本国送還を加盟国に義務づけた。しかし、制裁逃れのため、就労用以外のビザで入国したケースがあり、ロシアでは観光用や学生用ビザの発給件数が急増したことが国連安保理の北朝鮮制裁委員会・専門家パネルが2020年に公表した年次報告書で明らかになっている。


2022年10月14日:北が短距離ミサイル1発を発射し、多数の砲射撃も行う/(NHK・共同通信) 韓国軍合同参謀本部は14日、北朝鮮が同日夕に日本海に約90発の砲射撃を行ったと明らかにした。朝鮮半島西側の黄海に向けても約300発の砲射撃を行ったという。北朝鮮は未明にも南北軍事境界線付近で砲射撃を行ったばかり。韓国領海への着弾はないとしているが、南北の緊張が一層激化する恐れがある。韓国の尹錫悦大統領は軍人や国民に「(北朝鮮への)確固たる敵対意識」を持つことが重要だと訴えた。韓国政府は「前例のない頻度で、さまざまな時間と場所で発射している」と非難し、14日、約5年ぶりに北朝鮮への独自制裁に踏み切り、圧力強化で臨む姿勢を鮮明にした。


2022年10月14日:北朝鮮が戦闘機からミサイル発射・韓国空軍機が緊急発進/(ロイター) 日本の防衛省は14日、北朝鮮が弾道ミサイルの可能性があるものを発射したと発表した。すでに落下したもよう。韓国の統合参謀本部も14日、戦闘機を緊急発進させたと発表した。約10機の北朝鮮軍機が南北の境界線近くを飛行したという。 北はより過激な挑発に乗り出した。まるで戦争をしたがっているかのようだ。国内情勢が不穏になってきたか、もしくは指導層に過激分子がいるのかもしれない。


2022年10月9日:北朝鮮が未明に短距離ミサイル2発発射/(NHKニュース) 日本の防衛省によると、9日午前1時47分ごろと1時53分ごろ、北朝鮮東岸付近から合わせて2発の弾道ミサイルが東の方向に発射された。2発はいずれも最高高度が100キロ程度、飛行距離がおよそ350キロで、日本のEEZ=排他的経済水域の外側の日本海に落下したとみられる。時間を問わずに発射ができることを誇示したと見られる。


2022年10月6日:北が2発のミサイル発射/(NHKニュース)(10.10記) 韓国軍の合同参謀本部は、北朝鮮が6日朝6時1分ごろから23分ごろにかけて、首都ピョンヤン郊外のサムソク(三石)付近から日本海に向けて短距離弾道ミサイル2発を発射したと発表した。1発目は、飛行距離がおよそ350キロ、高度がおよそ80キロで、マッハ5の速度で飛行し、2発目は、飛行距離がおよそ800キロ、高度がおよそ60キロで、マッハ6の速度で飛行した。韓国軍の関係者は、2種類の短距離弾道ミサイルが発射されたとみられると明らかにした。


2022年10月6日:北朝鮮が軍機12機で示威飛行・韓国軍も30機が緊急発進/(時事通信) 北朝鮮の戦闘機8機と爆撃機4機が、6日午後2時ごろから編隊を組み示威飛行した。対地射撃訓練を行ったとみられる。韓国空軍のF15K戦闘機など約30機が緊急発進して対応した。


2022年10月5日:北が慣例のミサイル発射翌日発表をせず・沈黙に諸説/(読売新聞) 北朝鮮は、4日に発射した中距離弾道ミサイルについて発表していない。主要メディアの報道を通じて発射の翌日の発表を慣例にしてきたが、今年5月以降は事後の発表を控えている。新型コロナウイルスの感染や食料不足で苦しむ住民を刺激しないよう、費用がかさむミサイル発射の公表を控えていると指摘する専門家もいる。


2022年10月5日:米空母が日本海に再展開・北朝鮮牽制へ異例措置/(共同通信) 韓国軍合同参謀本部は5日、北朝鮮の相次ぐ弾道ミサイル発射を受け、9月下旬に米韓海軍の合同演習に参加した米原子力空母ロナルド・レーガンを中核とする空母打撃群が、日本海に再展開すると発表した。韓国軍によると、一度訓練を終えた後で再展開するのは異例で、核・ミサイル開発を続ける北朝鮮への牽制強化となる。レーガンは米海軍横須賀基地が拠点。9月26~29日に米韓海軍の演習、同30日に日本も加わった対潜水艦作戦の訓練に参加し、その後は日本海を離れていた。韓国軍関係者によると、韓国の李鐘燮国防相とオースティン米国防長官が4日の電話会談で再展開を決定。


2022年10月4日:EU大統領が北のミサイルを「国際法違反・強く非難」とツイッターに投稿/(時事通信) 欧州連合(EU)のミシェル大統領は4日、北朝鮮による弾道ミサイル発射について「地域の安全を脅かそうとする意図的な試みを強く非難する」とツイッターに投稿した。ミシェルは、ミサイル発射が「不当な武力行使で、あからさまな国際法違反だ」と強調。EUとして、日本や韓国と連帯していくと表明した。 


2022年10月4日:米が北のミサイル発射非難・「日韓を全力で防衛」と表明/(ロイター) 米国は、北朝鮮が日本上空を通過する長距離弾道ミサイルを発射したことについて「危険で無謀」と非難した上で、日本と韓国を全力で防衛すると表明した。一方、北朝鮮との対話にはオープンな姿勢を維持する構えも示した。


2022年10月4日:米韓が北のミサイル発射に対応して爆撃訓練/(ロイター) 韓国軍によると、米韓の空軍機が4日、北朝鮮の弾道ミサイル発射への対応として、爆撃訓練を実施した。 


2022年10月4日:日米が北のミサイルに対応した訓練実施/(ノム通信・NHKニュース参考) 日米が北のミサイル発射に対応して空自と米軍の航空機と米航空母艦が合同訓練を実施したようだ。 これは4日の夜のニュースで見たが、ネット上ではNHKサイトを含めてどこにも見当たらなかった。恐らく日本の対応としては初めてのことではないかと思われるが、こうした重要なニュースがネット上で消失、もしくは欠落したということに重大な危機を覚える。


2022年10月4日:北朝鮮が中距離弾道ミサイルを発射・日本上空を経て太平洋落下・日本追尾しても破壊せず/(ノム通信/NHKニュース) 北朝鮮は午前7時22分頃中距離弾道ミサイル1発を発射した。日本の東北地方上空を通過し、日本のEEZ外の日本の東3000キロの太平洋に落下した。Jアラート・Mネットで警報したが、破壊をすることはなかった。飛行距離は約4600キロ、高度1000キロであったとされる。これまでで最も長い飛行距離であった。今年23回目となるミサイル発射であった。日本列島横断飛行は2017年以来5年振り。日本はNSCを開催したが、分析の結果日本本土落下はないと判断し、警報は出したが、携帯電話へのアラームは無かった。被害報告はないもよう。


2022年10月1日:韓国の脱北者団体が北朝鮮に向けてビラ散布の風船を飛ばす/(時事通信) 韓国の脱北者団体「自由北韓運動連合」は2日、北朝鮮に向け新型コロナウイルス対策の医薬品、金正恩総書記を批判するポスターなどを大型風船で飛ばしたと発表した。同団体の活動に反発する北朝鮮は8月、ビラなどを散布した場合の報復措置を警告している。自由北韓運動連合によると、1日夜に北朝鮮との軍事境界線に近い京畿道坡州市から風船を飛ばした。南北関係発展に関する法律は北朝鮮に向けたビラなどの散布を禁じており、現場に駆け付けた警察官が風船の一部を押収した。


2022年10月1日:北朝鮮が中国に太陽光発電所建設で3600億円の投資を要請/(NEWSポストセブン参考) 北朝鮮が、新型コロナウイルスの感染収束に伴う近い将来の中国との国境開放を見込み、中国に対して総額25億ドル(約3600億円)もの北朝鮮国内での大規模太陽光発電所建設の投資計画をもちかけていることが明らかになった。この見返りとして、北朝鮮は中国に対し黄海に面する北朝鮮西部沿岸に50平方キロもの魚介類養殖場を10年間無償リースするという。 乞食根性丸出しの要請である。普段から中国に逆らっている国がよくそんな要請などできるものだと感心する。


2022年10月1日:北朝鮮が日本海に短距離弾道弾2発・1週間で4回/(時事通信) 韓国軍合同参謀本部によると、北朝鮮は1日、平壌の順安空港一帯から日本海に短距離弾道ミサイル2発を発射した。日本の井野俊郎防衛副大臣によると、飛距離は約400キロと約350キロ、いずれも最高高度50キロ程度の低高度で、変則軌道の可能性がある。日本の排他的経済水域(EEZ)外に落下したとみられる。北朝鮮は、米韓演習の間はミサイル発射などを控える傾向があり、訓練期間に合わせて立て続けに挑発行為に及ぶのは異例だ。発射されたミサイルは、変則軌道を特徴とする「KN23」や「KN24」だった可能性がある。


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