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【時の言葉】外出を控え、資源消費を減らそう(2022.6.20))

【時事評論2020】

気になるニュースがいくつかあった

2020-04-23
  北朝鮮のキム・ジョンウンが闘病中で重篤というニュースをアメリカのCNNが4月20日に報じた。22日にはアメリカの国防総省が、ジョンウンがまだ軍を掌握しているようだとの観測を発表した。確かにこれまで欠かさなかった建国の父である故金日成(キムイルソン)の生誕記念日行事への参加がヨジョン共に行われなかったことは異常事態の発生を暗示している。またジョンウンはコロナ禍を恐れて首都から逃れて地方にいるという論評もある。
 
  ノムが恐れるのは、もしジョンウンが死に直面した場合、ヤケバチから核ミサイル発射を遺言として指示しないかということだ。これは安っぽい下馬評とは違う。それは確かに起こり得る可能性があることだ。そうなればアメリカの防空能力が試されることになり、一方北朝鮮は消滅することになるかもしれない。替わって覇権を握るのは中国であり、安い労働力を手に入れることで、さらなる経済覇権を握るかもしれない。
 
  もう一つのニュースは22日のトランプのツイッター発言である。先週ペルシャ湾において、イランの機関砲を備えた小型ボートなど11隻がアメリカ海軍艦艇に異常接近したことを受け、「すべて撃沈し、破壊するよう海軍に指示した」とツイッターに書いた。これを受けイランの革命防衛隊のサラミ総司令官が、「イランの船の安全を脅かすアメリカの船があれば、撃沈するよう指示した」と声明を出した。
 
  これは第三次世界大戦が大国と小国の間に生ずる局地戦から始まる可能性が大きいと、ノムが今日の別記事「コロナ後の世界」の記事で示したことが現実になる可能性が出てきたことを意味する。問題はイランがこれ以上アメリカを挑発するかどうかだが、もし挑発すれば今度こそアメリカも面子を掛けて本気で撃沈するだろう。それに対してイランが有効な反撃手段を持ち合わせているとは思えない。だがこれまで一歩も引かなかったイランも何らかの反撃をするだろう。
 
  まるでチキンゲームを見るようだが、いつも戦争というものはこのような局地戦でのエスカレートから始まっている。上記も超大国アメリカが直接関係しているが、コロナ禍に喘いでいるアメリカにそこまで踏み込む勇気と度胸があるか、アメリカは試されている。だがトランプは本気で戦闘に踏み込もうとしているようである。そしてこれらの問題で漁夫の利を得るのは中国であることを念頭に入れておかなければならない。

 
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