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【時事評論2020】

トランプ弾劾に見る法律主義の機能不全(816文字)

2020-02-02
  1月31日に行われたボルトン前補佐官証人喚問は裁決で否決され、5日(米時間)にはトランプ大統領に対して無罪が出されるようです。そもそも上院だけで国家の最重要事項を決議するという矛盾・国民の意志が反映されない矛盾・与党に有利なルールの矛盾、等があり、今回はもし6人の与党議員が造反していればボルトンの召喚は実現していたでしょう。
 
  法律が「有罪」・「無罪」という「100・0主義」を採ってきたことも最大の矛盾です。しかも裁判は上告の度にころころ結論が変わります。まったく科学性がなく、矛盾だらけです。Nomは「罪刑確率主義」を唱えます。何%有罪、という表現が最も科学的なもので民意に近いものになります。刑罰もそれに応じたものにすればいいのです。弾劾裁判の場合は国民投票によって決せられるべき事柄であり、その罪刑確率主義によって得られた結果が70%有罪を下回る場合には不問に付しますが、その記録は後世に残ります。次回大統領選にも響くでしょう。
 
  Nomは「法律主義から道理主義へ」を主張しています。道理主義によればボルトン前補佐官の証人喚問は当然必要と判断されます。その判断は未来社会ではAIがすることになるでしょう。AIは歴史的事例や人間常識からその適否を判断します。また弾劾裁判自体も国民投票と複数AI(統合型)の両方が行われ、国民投票が優先されますが、AI判断が記録として残ります。
 
  法律主義は官僚主義を生み、弁護士支配の社会を生み出します。全ての事象に対応した法律など作れるはずもなく、事象は道理で判断した方が最適な結果をもたらします。民主主義は衆愚政治(ポピュリズム)を生み出します。現代はこのポピュリズムによる矛盾と混乱が世界を覆っていると言えるでしょう。そしてこれは独裁主義に勝てません。ノム思想は民主主義を否定して真社会主義(賢人の支配する世界)を主張します。それについては掲載論文で明らかにしていきます。
 

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