【時事評論2024】
未来世界の性犯罪抑止策
2024-12-25
現代では余りにも性犯罪が横行しており、ニュースの中にも性犯罪に関するものが多い。その原因が、婚姻制度があることによって発生する婚姻外性交の存在や、社会的に性欲を忌まわしいものとして扱う社会の在り方や、商業的に性欲を生理的なものとして処理するする施設(売春宿・置屋・赤線地帯)が無くなってきていることなどがある。未来世界ではこうした性の考え方を根本から覆し、生理的欲求の社会的公認、およびその公的処理施設の設置などを性犯罪抑止策として採用するだろう。ノムのこの独自の提案について、その根拠を以下に示したい。
性犯罪には2つの特徴がある。1つは男だけに限られるという点である。これは性欲の表れ方が男女で異なるためであり、男が主体的に行動する性であるということもある。特に好奇心に基づいた性犯罪が多い。2つめは人間の生理を法的に規制したため無理が生じ、人間界の指導層にも性犯罪と称されるものが生じたことである。トランプは買春相手から訴えられて裁判になった。ジャニーズの社主は契約タレントと多くの同性愛を行ったとされる(20.8.21「政府高官や有名人の性的不祥事」)。同性愛自体は生物界に広く存在する現象であり、それを人間界が犯罪と規定したことから犯罪となったことを理解しなければならない(21.3.21「性の多様性」・23.10.3「性の多様性・その2」・23.10.4「LGBTQ」・23.10.5「同性愛」)。
男の性欲は本能的なものであり、先発的なものである(7.3「性欲の進化」・7.13「性欲の多様化」・23.8.31「男の性生活」)。性犯罪のほとんどが男によるものであることは、それをはっきり証明している。女にも性欲はあるが、それは表に出るほど強烈なものではなく、いつも受容的なものになっている。そして、特に思春期以降の独身男女は、性的処理を自発的に自慰という形で行っている(22.6.5「思春期の進化論的意味」)。だが結婚していても、時には男は浮気という動機から、他の女を求めることもある。そうした性心理は強烈なものであり、時に犯罪を招くこともある。戦争では男は兵士集団の中で自慰をすることもままならないことが多く、性的ストレスに晒されている。それが戦場における強姦という形で表れるが、軍隊は旧日本軍のように、積極的に性欲処理施設を活用すべきであろう。そうすれば戦場での強姦ということもかなり減ると期待される。
古代でも、人間が集落を形成し、小さな社会というものを作り出したときから、性に対する抑制があったと思われる。人間は知能を持つため、動物と違って無分別な性の交わりは許されなかった。動物ならば繁殖の機会があれば、生殖本能のおもむくまま性行動を取り、それは恥ずかしいという観念を持たないものだった。仲間の前で堂々と交尾は為される。だが人間も繁殖を願う一方、男女の奔放な性行動は、集落のコミュニケーションに混乱をもたらした。また無制限な人口増加は、食料が制限されていた時代には、争いや飢餓をもたらす原因ともなった。そこで人間界では性行動を制限するようになり、それは集落の掟、あるいは道徳や宗教という観念で縛ることになった。また法というものが制定されるようになってからは、法的規制も行われるようになった。
婚姻制度が法的規制が始まったことによって誕生したのかどうかはノムには分からない(10.5「現代の結婚制度と未来の結婚制度」)。大局的に見れば、ほとんど同時期に誕生したのかもしれない。人間の性活動を縛るには、婚姻制度が必要だったとも言える。だがそれは平時に通用することであり、戦時には必ず男による強姦や、女の略取があった。古代の戦争ではそれはほぼ公に認められていたと思われる。近代になって、軍の規律という点から、軍事行動における強姦は禁止されることになったが、今でも特にイスラム圏などでは絶えることはない。イスラム圏では殉教すれば7人の処女と交われると一部では宣伝している。旧日本軍は賢明にも、軍に慰安婦を同伴させて、公的に売春を認めた(管理売春制度)(21.1.6「慰安婦問題における国家免除は妥当な主張か?」・22.1.25「慰安婦問題捏造の顛末」・22.8.14「従軍慰安婦の虚実」)。そのお陰で、強姦行為はかなり抑えられたと聞く。
問題は、性行為の中で黙認されるべきものと、禁止されるべきものとが、明確に規定されていないことにある。たとえば性行為ではない性的冗談さえ、今日ではパラーハラスメントと絡めてセクシャルハラスメントという形で犯罪になり得る。冗談も言えない時代になっている。ノムが現役の頃、飲み会で科長が女性教員に対して「女性は自慰をするの?」と真顔を聞いた。だがその質問に対して、ノムを含めて誰も「それは失礼な質問じゃないか」とは言わなかった。ましてや「科長、それは犯罪ですよ」と考えた者はいなかったであろう。ノムとしてはこれは好ましいことではないが、犯罪ではないと考える。女性のお尻を服の上から触った、ということは、今日では立派な犯罪とされる。昔は考えられないことである。人間界が法によってぎすぎすしたものになってきている(20.11.27「法律主義から道理主義へ」)。
未来世界では、性犯罪的行動を常識の範囲内で国民が判断する。裁判官が裁く必要はない。事案を匿名でネットに掲載し、現場に立ち合わせた人の証言を基に、国民がどう考えるか決めれば良い。これが未来世界の直接民主主義の手法となる(22.1.12「直接民主主義」)。多くの人がこうした事例に興味をそそられ、評価は多数集まるであろう。評価は手元のMD(モバイル・デバイス:スマートフォンのようなもの) を使って即時的にできる。ただし、女が性暴力で傷害を受けたなら、それは暴力行為という犯罪で裁かれる。また、近親姦は、同意がないものについてだけ、女側の訴えがあれば訴訟の対象となる。だが拘禁刑に処せられることはなく、矯正教育を受けることになる。他者は訴えることは出来ず、むしろ名誉棄損罪に問われる可能性があるだろう(4.7「地位と名誉」)。
未来世界では、同性愛は犯罪では無くなる。ただ、ノムの考えとしては、同性愛は決して正常ではない在り方であり、少数者に合わせて結婚制度を変えるべきではないと考える。多数者に混乱と戸惑い、そして政治への不信が生まれるだろう。すなわち、LGBTQに合わせた社会制度作りを目指すべきではない。この点ではトランプの主張と一部は同じである(《アメリカ》12.23)。
また、性犯罪を抑制・抑止するために、社会は積極的に性欲処理を行う場を設けるべきであると考える(22.8.3「未来世界の性欲処理施設」)。性犯罪者は矯正教育の後、更生が無理と判断された場合は去勢される。昔は上記したように赤線地帯と呼ばれる娼婦街があった。現代で経済的奴隷とも言われる娼婦を無くすために、未来ではこうした女性を娼婦としてではなく、公務員として待遇すべきであろう。尤もノムの考える性欲処理施設は女性ないし男性を性的行為の対象に考えてはおらず、男女を模したロボットなり性具を使うことを前提にしている(23.10.22「性欲処理施設の具体的手法」・3.9「ロボットの善用」)。だがある意味で女性救済のための施設と考えることもできるかもしれない。男(異性)に歓びを与えることはある意味で社会貢献であり、未来的には称賛される職業になるかもしれない(22.11.25「職業」・7.12「未来世界の男娼・女娼の可能性」)。
(12.24起案・起筆・終筆・12.26掲載)