【時事評論2024】
国格評価
2024-12-31
国格については既にその定義やランキングを試みているが、「国格評価」そのものについては項を設けていなかった(20.9.28「国家の品格(国格)を評価してみた」・20.10.18「国格評価ランキング」・22.8.31「国家の国格」)。前項を書いていてそのことに気付いたので、改めて国格をどう評価するかについて考えてみたい。前項では「文明度評価」について書いたが、この文明度も国格評価の一項目として追加すべきであると考えた(12.30「文明度指数」)。逆に言えば、「文明度指数」そのものが「国格」を表しているとも考えられる。
ちなみに、上記した参考項の20.9.28「国家の品格(国格)を評価したみた」では、評価を「精神性・内政・外形」の3つに大きく分け、「精神性」では①品格・②道徳性・信頼性を評価、「内政」では①政治的安定性・②国民の幸福度・③国民の忠誠度を評価、「外形」では①国土面積・②人口規模・③経済規模・➃国際貢献度、を評価した。これは現代の評価基準である領土面積・人口規模・経済規模・軍事力などを若干取り入れた形となっており、現実的なものに近づけていると言えよう。1位は日本(7.4)・2位はカナダ(7.3)・3位はフランス(6.9)・・・10位はアメリカ(6.2)・・・12位は中国(5.6)・・・ 17位はロシア(4.1)、であった。
参考項の「国格評価ランキング」では、上記の評価項目を使ってランキングを出してみたが、どういうわけか、国際貢献度だけは評価項目に入れていない。データが不足していたからかもしれない。この評価表では、1位はやはり日本(7.92)・2位はアメリカ(7.90)・3位はカナダ(7.46)・・・5位はフランス(7.02)・・・13位は中国(5.49)・・・17位はロシア(4.55)となった。
以上に取り上げた評価項目はどれも妥当なものであるが、これに文明度を加えたらもっと良いものになるかもしれない。文明度指数を算出するための評価項目には、上記評価項目とダブルものがいくつかあるが、”文明度”という視点から評価したものも意味があるだろう。ちなみに、この指数を計算する際に取り上げた評価項目は、①知的レベル・②技術成果・③国家の安定・➃地球の安定への寄与・⑤紛争戦争の少なさ・⑥国民生活の安定度・⑦国民の満足度、であり、①・➃は新たな評価項目と言えるだろう。実際に取り上げた国家が4ヵ国と少なかったのは、評価に対して国民が不満を持つことを懸念したためである。その4ヵ国の順位は、①日本(8.0)・②アメリカ(6.9)・③中国(6.0)・➃ロシア(5.6)、であった。
上記の全ての評価項目に、軍事的規模の評価は一切入れていない。そもそも、軍事を評価することが間違いであると思うし、未来世界には各国には軍備も軍隊も無いからである。無いものを評価してもしょうがないことである。その意味で言えば、現代の軍事大国であるアメリカ・中国・ロシア・北朝鮮などは評価が低くなるのは当然であり、日本が相対的に高く評価されるのも当然の結果と言える。
以上のことを基に、改めて国格を評価する上での基準項目を挙げてみたい。
1.地球環境保全への寄与度
2.文明度
3.国家の安定度
4.国民の幸福度
以上の4項目で十分であると思われる。これらの項目を客観的に示すデータとして、どのような統計を取り上げたら良いかは、これからの課題となる。ノムにはそうした詳細な比較データが分からないからである。未来世界では世界連邦がこうしたデータを全て持ち合わせているので、組織的に言っても連邦が国格を評価するための最適基準項目を選定し、実際に国格評価をするのが妥当であろう(21.3.28「世界連邦の可能性」)。その試算に某国家が関与しないようにするため、また試算担当者に悪意ある恣意的な動機を与えないため、試算にはAIを用いるべきであると考える(21.4.6「ノムAIの提言」)。AIが算定したものには誰も文句のつけようがないからである。これは連邦議会の同意を得て世界に公表される。それは毎月くらいの頻度にするか、毎年発表するかは、やはり連邦が試行錯誤しながら決めることである。頻度が多いほど世界の情勢が反映されやすいが、世界民が過敏になりすぎる欠点もある。毎年1回の方が、安定した運用が可能であろうと思われる。ノムとしても、改めて国格評価ランキングの改訂版№2を試算してみたいと思っている。
(12.24起案・12.31起筆・終筆・掲載22:30)