台湾
2024年6月-11月(11.4 更新)
2030年:リアド万博(サウジアラビア)
2028年:台湾総統選
2025年11月:COP30 (ブラジリア)
2025年11月4日:2026年APEC主催国の中国が台湾参加に注文を付けるか?/(ノム通信/ロイター参考) APECは台湾が加盟する数少ない国際機関の一つだが、政治的な問題を避けるために「チャイニーズ・タイペイ(中華台北)」として参加しており、総統が出席することはない。2026年のAPECは中国南部の深圳で開催される。中国は参加者全員の安全を文書で保証したというが、中国外務省は、台湾の参加は確立された慣行と「一つの中国」の原則を順守することにかかっていると表明した。「一つの中国」をもし台湾が否定すれば、何かが起こるだろう。
2025年11月3日:中国が、韓国要人と日本の高市首相との会談にケチをつける/(ロイター) 韓国・慶州で先週末開催されたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に台湾代表として出席した林信義・元行政院副院長(副首相)は3日、当地で高市早苗首相と会談したことについて、会議に出席している首脳に面会するのは「ごく普通のこと」と述べ、中国の批判を一蹴した。高市首相は、林と握手する写真などを自身のXに投稿。中国外務省は会談を批判し、日本に強く抗議した。 中国に台湾統治の実績がないのに、台湾にケチを付けて自己主張している。大人げない大国とは言えない態度だ。日本の高市は立派に筋を通した。
2025年11月2日:トランプが、「中国は台湾に何もしないと約束した」と主張/(産経ニュース) トランプ米大統領は2日放送のCBSテレビのインタビューで、中国が台湾に侵攻すれば「何が起きるか中国側はよく分かっている」と述べ、自身が大統領でいる間は中国は「何もしない」と約束したと主張した。中国による台湾侵攻への米軍の対応方針に関しては「秘密は明かせない」と明言を避けたトランプは10月30日に韓国で中国の習近平国家主席と会談した。CBSのインタビューは会談後に実施した。 トランプの主張は信用できない。思い込みによるものだからだ。だがトランプ在任中だけは台湾侵攻を控えるだろう。
2025年11月1日:APEC首脳会議閉幕・「慶州宣言」採択/(ノム通信/読売新聞・時事通信参考) 日米や中露など21ヵ国・地域によるアジア太平洋経済協力会議(APEC)の首脳会議が1日、韓国・慶州キョンジュで閉幕した。米国のトランプ政権による高関税政策で世界経済の不透明感が高まる中、自由貿易体制の維持・強化に向けた首脳宣言も採択された。2日目の会議には、初日に続いて高市首相や議長国の韓国のイ・ジェミョン(李在明)大統領、中国の習近平国家主席らが参加した。米国はすでに帰国したトランプ大統領に代わり、ベッセント財務長官が出席した。イは会議の冒頭、「AI(人工知能)と人口構造の変化という共通の課題に対する創造的な解決策を、共に模索できることを期待する」と述べた。イは閉会後、首脳宣言「慶州宣言」が採択されたと説明した。貿易・投資・デジタル革新などAPECの懸案に関する議論が包括的に盛り込まれた。文化創造産業を「新しい成長動力」と認め、協力する必要性も初めて明文化された。だが世界貿易機関(WTO)が明記されず、機能不全を印象付けた。
2025年10月31日:APEC首脳会議開幕/(ノム通信/産経新聞参考) 日本や米国・中国など21ヵ国・地域が参加するアジア太平洋経済協力会議(APEC)の首脳会議が31日、韓国南東部の慶州で開幕した。米国のトランプ政権が高関税政策を強化する中、保護主義への対抗や自由貿易体制の維持・強化に向けた議論が交わされる。会議は2日間の日程で、自由貿易のほか、人工知能(AI)の利用拡大、脱炭素化を巡り議論する。米国はトランプ大統領が習との会談を終えた後、さっさと帰国してしまい、参加を見送った。代理にベッセント国務長官が出席する。
2025年10月31日:頼総統が「実力のみが真の平和をもたらす」と中国の台湾統一を拒否する演説/(時事通信) 台湾の頼清徳総統は31日、北部・新竹県の陸軍基地で米国製主力戦車M1A2エイブラムスによる新部隊の結成式を開いた。台湾有事の際、中国軍の上陸作戦に対抗するため購入を決めた108両の一部で、残りの車両も来年までに順次配備される見通し。頼は式典で「実力だけが真の平和をもたらす」と演説し、軍備増強路線をアピールし、中国の習近平政権が迫る台湾統一を明確に拒否した。
2025年10月26日:中国軍が台湾周辺で爆撃訓練/(時事通信) 中国国営中央テレビは26日、中国軍で台湾方面を管轄する東部戦区が最近、台湾周辺で爆撃機などによる実戦訓練を行ったとSNSで伝えた。中国の習近平国家主席が30日に韓国でトランプ米大統領と会談するのを前に、台湾侵攻時に米軍が台湾軍を支援しないよう牽制する狙いがあるとみられるが、訓練実施日は不明。
2025年10月24日:中国が「台湾光復記念日」新設・頼政権を牽制/(ノム通信/時事通信参考) 中国の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員会は24日、1945年に日本の台湾統治が終了した10月25日を「台湾光復記念日」とすると決定した。習近平政権は、台湾が中国の一部であると内外にアピールし、台湾の頼清徳政権を牽制する狙いがあるとみられる。台湾は既にこの日を「光復節」としている。 他国の記念日を自国の記念日にするというおかしな行動に出た。
2025年10月21日:台湾総統が日本の高市新首相に祝意/(産経ニュース) 台湾の総統府報道官は21日、自民党の高市早苗総裁が首相に選出されたことを受け、「台日双方が経済貿易や科学技術、防災、安全保障などの各分野で交流と協力を引き続き深化させ、インド太平洋地域の安全と安定、繁栄をともに守ることを期待する」との談話を発表した。高市は「台湾の揺るぎない友人」だと強調した。また、9月に東部・花蓮県で発生したせき止め湖の決壊による洪水被害を受けて日本政府が特殊な水位観測ブイを提供したことや、日本人による現地でのボランティア活動に触れ、「台日間には家族のような親しみの情がある」と謝意を示した。
2025年10月18日:台湾最大野党党首に女性の鄭が党員選挙で選ばれる/(時事通信) 台湾の最大野党・国民党は18日、朱立倫主席(党首)の任期満了に伴い党員投票による主席選挙を実施した。即日開票され、「親中派」とみられている前立法委員(国会議員)の鄭麗文(女性:55)が他の5人の候補を破り初当選した。任期は4年。鄭は出馬した6人のうち唯一の女性。「台湾人が『私は中国人だ』と言えるようにする」と語るなど中国寄りの姿勢が鮮明だ。
2025年10月10日:台湾総統が建国記念式典で演説・防衛力強化を訴え/(共同通信) 台湾の頼清徳総統は10日、「中華民国建国114年」を記念する双十節(建国記念日)祝賀式典で演説した。中国が頼政権を独立派と見なし軍事的圧力を強める中、「平和は実力によって実現されなければならない」と述べ、防衛力を強化すると訴えた。
2025年10月4日:台湾総統が日本の自民党新総裁に祝意/(ノム通信/NNN参考) 台湾の与党・民進党は、日本の高市早苗が自民党の新たな総裁に選出されたことを受け、頼清徳総統が民進党主席として祝意を表明したと発表した。
2025年9月25日:台湾の元与党党員4人が中国のスパイ行為に関与・拘禁刑/(AFP時事) 台湾の台北地方法院(地裁)は25日、総統府の元職員を含む与党・民主進歩党(民進党)の元党員4人が中国のスパイ行為に関与したとして、国家機密保護法違反の罪の問われた裁判で、それぞれ拘禁4~10年の判決を言い渡した。4人は、頼清徳総統率いる民進党からスパイ行為に関与した疑いで除名された1ヵ月後の6月に起訴された。
2025年9月25日:韓国人男性が酔って「旭日旗」と誤認・台湾の学生に暴行/(KOREA WAVE) 台湾で、酒に酔った韓国人男性が、現地大学生のTシャツに描かれた模様を日本の旭日旗と勘違いし、暴行を加える事件が起きた。中国メディア「観察者網」によると、韓国人の31歳男性は9月18日午後6時ごろ、台北にある大学付近のバス停で、現地大学生の服装に因縁をつけた。酒に酔っていた男性は、大学生のTシャツに描かれた赤い放射状デザインを旭日旗の文様と誤解し、襟首をつかんで平手打ちを2回加えた。大学生が「自分は台湾人で、この模様の意味も知らない」と説明したにもかかわらず、さらにもう一度頬を打ったという。男性はこの際、「この模様は日本のナチスの象徴だ」と主張したとされる。 台湾での韓国のイメージを損ねた事件となった。
2025年9月23日:台風18号の影響で台湾東部山間部で大規模洪水・せきとめ湖決壊で17人死亡/(読売新聞) 台湾東部・花蓮で23日、台風18号の影響で山間部の「せき止め湖」の水があふれ、大規模洪水が発生した。台湾当局によると、24日夜現在、少なくとも17人が死亡、32人が負傷し、17人が行方不明になっているという。22~25日の累計降水量は700~800ミリと推定される。
2025年9月21日:台湾に「安倍晋三研究センター」設立・式に総統と昭恵夫人/(共同通信) 台湾の国立政治大の「安倍晋三研究センター」設立大会が21日に台北で開催され、頼清徳総統と故安倍晋三元首相の妻、昭恵夫人が看板の除幕を行った。センター設立は日台関係を重視した安倍の外交・経済戦略を研究し、日台の学術交流を推進する狙い。頼は、21日が安倍晋三の誕生日であり、国際平和デーでもあることに触れ「(この日に設立した)意義は極めて大きい」と強調した。
2025年9月18日:トランプが台湾への590億円の軍事支援を見送り/(産経ニュース) 米紙ワシントン・ポストは18日、トランプ米大統領が今夏、中国との貿易交渉や習近平国家主席との首脳会談の可能性を踏まえ、台湾に対する4億ドル(約590億円)超の軍事支援の承認を見送ったと報じた。中国は米国による台湾への軍事支援に反対で、トランプ氏が中国との関係に配慮した可能性がある。8月に米北部アラスカ州で米国と台湾の国防当局協議が開かれ、大規模な兵器売却で合意したとしている。 トランプは日和見主義者だ。中国との関係を壊したくないらしく、習に媚びようとしている。
2025年9月17日:台湾検察が日本人女性の不正を咎めなかったか?/(Record China) 台湾で行われた俳優で歌手の中島健人のライブ会場で28歳の日本人の女性が逮捕された。女性はチケット購入時の当選確率を上げるために日本国内で台湾の居留証を偽造し、複数のアカウントで申し込みを行いチケットを入手していた。会場で他のファンとトラブルになったことで通報され、駆け付けた警察官が調べたところ、偽造した居留証が発見されたという。警察は女を連行したあと、文書偽造の疑いで士林地方検察署に送致した。検察官が取り調べを行った後、保釈金なしで釈放された。強制退去などの処分は下されなかったという。
2025年9月9日:台湾の蔡英文前総統が私的に日本を訪問・中国が反発/(ノム通信/NNN参考) 台湾の蔡英文前総統が私的な日程で日本を訪れていることが分かった。中国外務省は「いかなる口実の訪問であれ、断固反対する」として、日本側に抗議を行ったと明らかにしている。 私的な訪問にまでケチをつけるのが中国流。蔡は去年の退任後、ヨーロッパを2度訪問し、講演で民主主義国家との連携の重要性を訴えるなどしているが、中国はこの時表立った抗議はしていないようだ。
2025年9月5日:台湾裁判所が民衆党の前トップ・柯文哲の保釈認める・保釈金は3億4000万円/(ノム通信/JNN参考) 台湾の検察当局に汚職の疑いで逮捕され勾留中の民衆党の前のトップ・柯文哲に対して、裁判所が保釈を認める決定を出した。台湾の第2野党・民衆党の前のトップ、柯文哲は去年8月、台北市長在任中に企業側の陳情に応じて商業施設の容積率を大幅に増やして便宜を図り、賄賂を受け取ったとして収賄の罪などで起訴された。検察側はこれまでに懲役28年6ヵ月を求刑していたが、台湾の司法院によると、台北の裁判所が5日、柯文哲の保釈を認める決定を出した。保釈保証金は7000万台湾ドル=日本円にしておよそ3億4000万円で、海外へ8ヵ月間行くことを禁じるほか、携帯端末による監視の受け入れなどが条件となっている。
2025年9月3日:台湾総統が軍事パレード批判・野党も「共産党が歴史改ざん」指摘/(時事通信) 台湾の頼清徳総統は3日、「台湾は平和記念のために武器は持たない」とSNSに投稿し、中国が同日行った軍事パレードなどの「抗日戦争・世界反ファシズム戦争勝利80周年」記念式典を批判した。台湾最大野党・国民党の朱立倫主席(党首)も3日の会議で、日中戦争に関し「中国共産党も参加したが主戦場ではなく、国民党が勝利を主導した史実の歪曲(わいきょく)を許さない」と強調。「共産党は絶えず歴史を改ざんし、抗日戦争を主導したと言うが、完全に事実と異なる」と非難した。
2025年8月30日:米上院議員が「米台共同の兵器生産」の考え示す/(ロイター) 米上院軍事委員会の委員長を務めるロジャー・ウィッカー議員(共和党)は30日、台湾が推進している米台共同の兵器生産が将来的に行われるだろうという考えを示した。ウィッカーは米議会で最も強力な台湾擁護者の一人。29日から2日間の日程で台湾を訪問し、初日には頼清徳総統と会談した。
2025年8月29日:米上院軍事委員長が訪台・総統と会談/(産経ニュース) 台湾の頼清徳総統は29日、訪台したウィッカー米上院軍事委員長(共和党)と台北の総統府で会談した。頼氏は軍事圧力を強める中国を念頭に、米台の防衛協力を「一層密接に結びつけたい」と呼びかけた。2030年までに台湾の防衛予算を域内総生産(GDP)比5%まで高める方針も示した。米上院軍事委員長の訪台は、2016年6月の共和党重鎮、マケイン以来約9年ぶり。ウィッカーは「台湾のような自由な国は、自由であり続ける権利と、自己決定を行う権利がある」と述べた。
2025年8月27日:台湾が中国の軍事パレードに出席しないよう呼び掛け/(ロイター) 台湾は来週行われる中国の軍事パレードに出席しないよう人々に呼びかけており、防衛・情報・外交分野の現職や元高官が出席した場合、年金停止などの処分を科すと警告している。中国政府で台湾政策を担う台湾事務弁公室の朱鳳蓮報道官は記者会見で、「台湾の代表者は中国の行事に招待されている」と述べたが、詳細は明らかにしなかった。「台湾の同胞は、関連する記念活動を欠席すべきではないし、欠席することはできない」と述べた。 欠席の自由も中国は認めないつもりらしい。傲慢の一言に尽きる。
2025年8月25日:台湾で「台湾は中国のもの」と発言した日本人2人を強制退去と再入境禁止処分/(共同通信) 台湾移民署は25日、台北市の繁華街で中国国旗を掲げ「台湾は中国のものです」などと発言した日本人2人を強制退去や再入境禁止の処分にしたと発表した。法律に違反し「わが国(台湾)の利益、公共の安全・秩序を害するおそれ」のある行為だとしている。2人はビザなしで台湾に入った。台北市の繁華街、西門町で一連の活動を行い、その様子を撮影した動画が中国の短文投稿サイト「微博」などに投稿された。移民署は25日、2人のうち1人を強制退去と再入境禁止の処分にした。もう1人は既に台湾を離れていたとして再入境禁止処分にした。 中国からカネを貰ってプロパガンダ活動をしたと思われる。国賊ものであろう。なぜ名前が報道されないのか、なにかおかしなものを感じる。
2025年8月23日:台湾で野党立法委員に対する大規模リコール・全て不成立/(読売新聞) 台湾の最大野党・国民党の立法委員(国会議員)7人に対するリコール(解職請求)の是非を問う住民投票が23日、台湾各地で行われた。即日開票され、複数の台湾メディアによると、いずれも不成立だった。7月に行われた24人を対象とした投票と併せ、31人全員が不成立に終わった。少数与党・民進党はリコールを通じた「ねじれ解消」に失敗した。7月の投票に続き、政権がリコール制度を反対勢力追い落としの手段に利用したと有権者が受け止め、支持が広がらなかった模様だ。
2025年8月23日:原発ゼロの台湾で再稼働めぐる住民投票・総統は反対票投じるよう呼び掛け/(ノム通信/JNN参考) 「原発ゼロ」となった台湾で、停止している原発の再稼働の是非を問う住民投票が始まった。台湾では、与党・民進党が東日本大震災の福島第一原発事故などをきっかけに「脱原発」を掲げ、今年5月に唯一稼働していた原発を停止し「原発ゼロ」の状態になっていた。しかし野党側は、電力の安定供給に原発は不可欠だと主張。野党側の要望で23日、原発の再稼働の是非を問う住民投票が始まった。
2025年8月19日:台湾は「安全保障は自ら守る」と強調・トランプ発言受け/(ロイター) トランプ米大統領が「中国の習近平国家主席が、トランプが大統領の座にある限り中国は台湾に侵攻しないと述べた」と語ったことに対して、台湾外交部(外務省)は19日、台湾は自身の安全保障に頼らなければならないとの認識を示した。
2025年8月13日:台湾で「安倍記念館」建設の計画・館長は妻の昭恵/(共同通信) 台湾南部・台南市で台湾人企業家が計画している「安倍晋三記念館」の起工式が今年12月に行われる見通しになった。中央通信社が13日伝えた。故安倍晋三元首相の功績を記念するのが目的で、起工式には館長として妻の昭恵さんが出席する予定。4階建て建物のうち3フロアを記念館として使う計画という。
2025年8月13日:中国が台湾の広島式典出席に反対・横槍を入れる/(共同通信) 中国で台湾政策を主管する国務院(政府)台湾事務弁公室の朱鳳蓮報道官は13日の記者会見で、台湾の代表が広島市での平和記念式典に参加したことについて「中国と国交のある国と台湾によるいかなる形式の当局者往来にも断固反対する」と述べた。日本に「台湾問題の敏感さを認識し、慎重に対処する」ことを求めた。台北駐日経済文化代表処の李逸洋代表(台湾の駐日大使に相当)は6日と9日に広島市と長崎市でそれぞれ開かれた式典に台湾代表として初めて参加した。 中国は気に入らないことがあると「敏感な問題」と表現して横槍を入れるのが常だ。なぜ今頃になって横槍を入れたのか?
2025年8月6日:台湾が広島式典に出席・今後も出席の意向/(時事通信) 台湾の駐日大使に当たる台北経済文化代表処の李逸洋代表は6日、広島市主催の平和記念式典に初めて参列した。式典後、市内で記者団の取材に応じ、「これからも毎年参列できることを期待する」と述べた。80年前の原爆投下では、日本統治下の台湾から仕事や学業などで広島に移り住み、被爆した台湾出身者もいる。
2025年8月1日:台湾への米関税20%・野党は「交渉失敗」と批判/(産経ニュース) 台湾の頼清徳総統は1日、台北の総統府で記者会見し、トランプ米政権から「相互関税」を暫定的に20%とするとの通知を受けたと明らかにした。関税率は4月の公表時の32%より下がったものの「20%は当初からの目標ではない」と述べ、今後もさらなる関税率の引き下げに向けて交渉を継続する方針を強調した。最大野党、中国国民党の朱立倫主席(党首)は1日、関税率が台湾の輸出ライバルである日本や韓国の15%よりも高くなったことから「重大な失敗だ」と記者団に語った。
2025年7月28日:トランプが習に配慮・台湾総統の中南米訪問でのNY立ち寄りを許可せず/(時事通信) 英紙フィナンシャル・タイムズは28日、台湾の頼清徳総統が中南米訪問の際にニューヨークを経由することをトランプ米政権が許可しなかったと報じた。トランプ大統領は年内の訪中に意欲を示しており、中国に配慮した可能性がある。台湾総統の中南米訪問時には、米国に立ち寄るのが慣例となっていた。頼はこれを受け、中南米訪問を見送る方向だという。
2025年7月26日:台湾でのリコール投票が全て不成立・頼政権に逆風/(時事通信) 台湾立法院(国会、定数113)で多数派を占める対中融和的な最大野党・国民党の立法委員(国会議員)24人に対し、リコール(解職請求)の賛否を問う台湾史上最大の住民投票が各選挙区で26日行われた。即日開票され、中央選挙委員会によると、24人のリコールは全て成立しなかった。罷免「ゼロ」の民意に国民党は勢いづき、頼清徳政権には逆風となりそうだ。30日の読売新聞の続報によると、頼総統が与党・民進党の定例会議で謝罪した。
2025年7月25日:台湾外交部長が訪日・私的な訪問/(時事通信) 台湾の中央通信社は25日、林佳竜外交部長(外相)が同日までに訪日したと報じた。在日大使館に当たる東京の台北駐日経済文化代表処を視察し、大阪・関西万博会場も訪問。外交部は「林部長の私的な旅程にコメントしない」としている。
2025年7月23日:台湾で26日、中国派議員のリコールを予定・中国が干渉/(ロイター) 台湾で対中政策を担う大陸委員会は23日、立法院(国会)の全議員の約2割に当たる野党・国民党議員24人を対象に解職の是非を問う住民投票が26日実施されるのを前に、中国が「明らかに」台湾の民主主義に干渉しようとしていると非難した。リコール(解職請求)運動は、当該議員が中国政府に接近していると非難する市民団体が推進している。大陸委員会はフェイスブックへの投稿でロイターの報道や、中国国営メディアの報道を分析する台湾研究機関IORGの調査を引用し、「中国共産党の介入を拒否する」と言明。「台湾の民主的な運営に介入しようとする中国共産党の試みは明白だ」とした。
2025年7月17日:台湾で中国ミサイル攻撃を想定した空襲演習/(ロイター) 台湾で17日、中国のミサイル攻撃を想定した毎年恒例の空襲訓練が行われた。台北市を含む台湾北部全域が一時封鎖された。訓練は30分で終了した。
2025年7月10日:台湾軍が米国から調達した新型戦車を披露/(ロイター) 台湾軍は10日、定例軍事演習「漢光」で米国から調達したM1A2T「エイブラムス」戦車第1陣の火力を披露した。台湾は同戦車を108輌発注。今回披露されたのは昨年12月に納入された第1陣38輌の一部で、残りは今年から来年にかけて納入される予定だ。
2025年7月9日:デマ予言の「世界の終末」が無かったことで日本旅行者激増/(Record China) 台湾メディアの東森新聞は9日、「7月5日に『世界の終末』は訪れず、今は訪日旅行の予約が倍増している」として、台湾で「リベンジ的旅行予約」の波が起きていることを伝えた。記事にある「世界の終末」とは、漫画家たつき諒さんの著書「私が見た未来 完全版」(2021年出版)に「25年7月に大災難がやってくる」と記されていることから広まった「今年7月5日に日本で大地震が発生するのではないか」という憶測を指すとみられ、日本ではインバウンドへの影響も報じられてきた。
2025年7月9日:台湾で大規模防衛演習始まる・市街戦も想定/(産経ニュース) 中国による軍事侵攻を想定した台湾の大規模年次演習「漢光」の実動演習が9日、台湾各地で始まった。中国による「グレーゾーン作戦」への対応や、持久戦で相手の戦力を削る「縦深防御」に重点を置き、期間を従来の5日間から過去最長の10日間に延長。中国が米国の軍事介入前に台湾を制圧する「速戦即決」を目指す中、継戦能力を向上させて抑止力を高める。漢光演習は今年で41回目。国防部(国防省に相当)によると、昨年に続いて、事前のシナリオに沿った「実演」的な演習を減らす。各部隊に敵軍の状況を随時伝達して臨機応変に対応させ、より実戦に近づける。軍中枢との通信が途絶した場合に現場の指揮官が交戦規定に基づいて独自に作戦を遂行する「分散型指揮統制」能力も検証する。15~18日には住民らが防空・救護訓練などを行う「都市強靭化演習」も並行して実施する。今回の演習には、4日発足したばかりの米国製高機動ロケット砲システム「ハイマース」の運用部隊が初めて参加。また10日には、昨年12月に米国から第1陣の38両が到着した最新鋭戦車「M1A2Tエイブラムス」の実弾射撃訓練が公開される。
2025年7月7日:中国が台湾人を1年半の間に154人拘束/(NEWSポストセブン) 台湾で対中政策を担当する大陸委員会は、2024年1月1日から2025年6月30日までの1年半の間に、中国本土で行方不明または拘束された台湾人は合計154人で、そのうち44人が連絡が取れず、15人が中国当局に拘束されており、95人が自由を制限されている状態であることを明らかにした。
2025年7月6日:中国が台湾海峡上空に3本目の新たな航路を運用開始/(ノム通信/JNN参考) 中国民用航空局は6日、浙江省南部から中国大陸と台湾の中間線付近を結ぶ民間航空機の新しい航路の運用を開始したと発表した。3本目の新たな航路となる。中国から台湾へ向かうルートが新たに設定されたことで、中国大陸から台湾に向かってくる航空機が戦闘機か民間機か識別することが複雑になるため、台湾側で防空体制の負担が増えるとの指摘がある。
2025年7月2日:中国軍機37機が台湾との中間線越える/(読売新聞) 台湾国防部(国防省)は2日、同日朝までの24時間で、中国の軍用機延べ53機が台湾周辺で活動し、このうち延べ37機が台湾海峡における事実上の中台境界線となってきた中間線を越えたと発表した。中国軍の艦艇8隻も周辺海域で活動したという。
2025年6月27日:中国の大使館員が台湾絡みでチェコで車列襲撃・台湾が抗議/(読売新聞) 台湾で対中政策を担う大陸委員会は27日、蕭美琴(シャオメイチン)副総統が就任前の昨年3月にチェコを訪問した際、中国の現地の大使館員が故意に蕭の車列を襲撃したとして、中国側に謝罪を求めた。大陸委員会によると、チェコの情報当局は最近、中国の現地の大使館がチェコを訪れた蕭を監視して情報収集を行ったほか、大使館員が運転する車で意図的に蕭と衝突しようとしたと明かしたという。
2025年6月26日:中国が台湾総統の「1つの国」発言で戦闘即応態勢強化へ/(ロイター) 中国国防省報道官は26日の定例会見で、台湾の頼清徳総統が台湾は「当然1つの国」であって、中国には法的ないし歴史的な領有権が存在しないと発言したことについて、人民解放軍は「台湾の独立分離活動を一切容認しない」と表明、国家主権と領土保全を断固として守るため、戦闘即応態勢を強化すると述べた。
2025年6月21日:安倍昭恵夫人が台湾高雄の安倍元首相銅像に献花/(ノム通信/産経ニュース参考) 安倍晋三元首相の昭恵夫人は21日、台湾南部・高雄市の廟(びょう)「紅毛港保安堂」を訪れ、地域住民らの寄付で設置された安倍元首相の銅像に献花した。隣接地で整備が進む「安倍記念公園」も見学した。 日本では安倍元首相は軽んじられているが、台湾ではきちんと銅像を建ててその貢献を称賛している。保安堂には昨年1年間で4000人の日本人が訪れている。昭恵夫人は「主人の魂は常に台湾と共にあると思う」と述べた。
2025年6月14日:台湾で初の「国産潜水艦」が海上試験開始/(AFP時事)(6.18記) いつか起こり得る中国からの攻撃に備えて軍事力を強化している台湾は、初の「国産」潜水艦「海鯤」級の海上試験を開始した。同艦は2016年に開始された潜水艦8隻を自主建造する計画の一環として建造された。建造を手掛けた台湾国際造船は17日、約2年前に公開された潜水艦の海上試験が14日に南部の高雄港で開始されたと発表した。
2025年6月11日:台湾でM6.4の地震・本土全体が揺れる/(産経ニュース) 台湾の気象当局によると、11日午後7時(日本時間同8時)ごろ、東部・花蓮県沖を震源とするマグニチュード(M)6・4の地震があった。震源の深さは30・9キロ。南東部の台東県で震度5弱を観測するなど、台湾本島の全土と澎湖諸島などの離島で揺れた。
2025年6月8日:台湾が海上訓練・船がハイジャックされた事態を想定しての演習/(AFP時事) 台湾南部の高雄で8日、海上訓練「海上安全第12号」が行われた。対テロ作戦や密輸取り締まり、救難といった危険性の高い任務を担当する台湾海岸巡防署の特殊任務部隊(STU)が参加し、負傷者搬送の演習や、船がハイジャックされた事態を想定しての演習を実施した。訓練には4000トン級の巡視船「雲林」も参加。頼清徳総統も視察に訪れた。
2025年6月4日:中国がスパイ工作のために秘匿性の高い通信アプリ開発・使用/(読売新聞) 台湾の政権中枢に対する中国のスパイ事件で、4日発売の台湾誌「鏡週刊」は、中国側に機密情報を漏えいした元民進党関係者らが、中国で開発された秘匿性の高い通信アプリを使用していたと報じた。通信には暗号化技術が使われていたという。市場に出回っておらず、中国が浸透工作のために開発したとみられる。
2025年6月4日:台湾は天安門事件追悼行事を敢行/(時事通信) 中国で民主化運動が武力弾圧された天安門事件から36年に当たる4日、台北市中心部の広場で追悼行事が開かれた。台湾の頼清徳総統はこれに先立ち、フェイスブックに「歴史を直視してこそ未来へ進める」と投稿し、事件を隠蔽する中国の習近平政権を批判した。
2025年6月2日:中国が韓国に軍事威圧・韓国大統領選を控え愚かな行動/(産経ニュース) 中国の軍艦と海警局の船計70隻超が5月下旬、対米防衛ラインとして中国が定める第1列島線(九州沖-沖縄-台湾-フィリピン)の周辺に展開していたことが台湾当局者の話で分かった。第1列島線内の黄海や東・南シナ海、台湾海峡で軍事プレゼンスを誇示し、「内海化」を進める狙いとみて台湾側は警戒している。 韓国でも中国を警戒する国民が増えることだろう。中国は愚かな挑発をした。