国際
2024年10月
2024年10月31日:NATO軍事委員会に英のヘンリー王子が参加・なぜ?/(東スポWeb) ヘンリー王子はニューヨークで31日に行われたNATO軍事委員会にオンラインで参加し、自らが設立した負傷軍人のための国際スポーツイベント「インヴィクタス・ゲーム」について語ったが、SNS上では王室ファンの間で批判が渦巻いている。 英国人ですらなぜヘンリーがNATO軍事委員会に参加できるのか、疑問に思っている。NATOはこんな素人を参加させるべきではなかった。NATOの権威が失われる。
2024年10月31日:ゼ大統領が「2国対1国の戦争」と世界に警告/(読売新聞) ウクライナのゼレンスキー大統領は31日、Xへの投稿で、ロシアに派遣された北朝鮮兵が近くウクライナとの戦闘に投入されるとの見通しを示し、国際社会に早急な対応を呼びかけた。ゼレンスキーは、北朝鮮兵の一部が露西部クルスク州で戦闘準備に当たっていると明らかにし、「これは2国(露朝)対1国(ウクライナ)の戦争だ」と強調した。2014年にロシアがクリミアを一方的に併合した際、「世界的な反応はほとんどなかった」と指摘し、「今日の北朝鮮の関与も同様だ」と不満をにじませた。
2024年10月31日:中国海軍の空母2隻が南シナ海で初訓練/(産経ニュース) 中国国営新華社通信は31日、南シナ海で中国海軍の空母2隻の艦隊が参加した訓練が初めて行われたと伝えた。参加したのは「遼寧」と「山東」の艦隊だが、訓練の実施時期など詳細は明らかにしていない。台湾問題で中国への圧力を増している米国を念頭に、海軍力を強化する取り組みの一環だとみられる。
2024年10月31日:パプアがCOP29不参加を表明/(時事通信) 太平洋の島国パプアニューギニアは31日までに、アゼルバイジャンで11月に開かれる国連気候変動枠組み条約第29回締約国会議(COP29)への参加を見送る方針を決めた。これまでの会議で決定された途上国支援策などが十分履行されていないことを理由としている。温室効果ガスを吸収する熱帯雨林を抱えるパプアの離反は、波紋を広げそうだ。トカチェンコ外相は声明で、パプアでは気候変動に起因するとみられる自然災害が頻発しているにもかかわらず、会議で表明された資金支援が「われわれには一銭も届いていない」と指摘。「空約束と不作為をこれ以上許すことはできない」と訴えた。また、外相は31日、AFP通信に対し「COPは全くの時間の無駄だ」と酷評した。
2024年10月31日:ロシアがウクライナ南部オデーサの重要な橋を攻撃/(ロイター) ウクライナ軍は31日、南部オデーサ州のビルホロドドニストロフスキーにある戦略的に重要な橋が夜間にロシア軍の攻撃を受けたと発表した。ロシア軍が弾道ミサイル「イスカンデル」2発と誘導ミサイル8発を発射したことも明らかにした。攻撃を受けたのは鉄道と自動車道を結ぶ重要な橋で、ロシアのウクライナ侵攻開始以降、何度か標的になっている。今回の攻撃で橋が破損したかは不明。
2024年10月31日:中国は北のICBM発射を批判せず/(読売新聞) 北朝鮮の大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射について、中国外務省の林剣(リンジエン)副報道局長は31日の記者会見で北朝鮮を批判しなかった。 ロシアが北朝鮮に接近している中、敢えて北に対して矛先を向けるのを避けたと思われる。
2024年10月31日:中国は南シナ海で今度はインドネシアにも妨害/(ロイター) インドネシア外務省は31日、南シナ海の排他的経済水域(EEZ)で同国国営エネルギー会社による調査活動が中国海警局船に妨害された事案を受け、南シナ海に関するインドネシアの方針に変わりはなく、自国領土を守るために適切に対応すると述べた。インドネシアは先週、南シナ海南端のナトゥナ諸島付近のEEZで、国営プルタミナが契約した船舶の調査活動を妨害した中国海警局船を退去させる事案が数日間に3回発生したと明らかにした。
2024年10月31日:中国当局がハロウィーンでコスプレ取り締まり・反体制派を警戒/(共同通信) 中国当局は31日、ハロウィーンの集まりが反体制活動につながることを警戒し、上海市を中心にコスプレを取り締まり、若者が集まる公園に警察官を配置して厳重な警備を続けた。北京市中心部の繁華街では警察官らがコスプレのグループを取り囲んだり、衣装を脱ぐよう促したりするのが見られた。習近平指導部は欧米文化の浸透に神経をとがらせ、規制を強めている。上海では11月3日まで警察がパトロールするという。
2024年10月31日:北の秘密警察に逮捕された100人以上が行方不明/(ロイター) 韓国を拠点とする人権団体「転換期正義ワーキンググループ」は31日、脱北を試みたり韓国の親族に電話をかけようとした北朝鮮人100人以上が国家保衛省(秘密警察)に身柄を拘束された後に行方が分からなくなっているとの報告書をまとめた。国連は、国家保衛省が運営する強制収容所に最大20万人が政治犯などとして拘束されていると推定。2014年の国連調査委員会の報告によると、収容者は拷問・性的暴行・強制労働・飢餓といった非人道的な扱いを受けている。
2024年10月31日:パラオ大統領選で義兄弟が再対決/(時事通信) 太平洋の島国パラオで11月5日、大統領選の投票が行われる。再選を目指すウィップス大統領(56)に、返り咲きを狙うレメンゲサウ前大統領(68)が挑む一騎打ちの構図。2人は義理の兄弟に当たる。
2024年10月31日:北が新型弾道ミサイル発射・日本のEEZ外に落下/(ノム通信/JNN参考) 日本の防衛相は31日、北朝鮮がピョンヤン近郊から弾道ミサイルを発射したと発表した。飛行時間は過去最長、飛行高度も過去最高と推定され、専門家は「新型とみられる」と分析している。過去最長のおよそ1時間26分間飛翔し、日本のEEZ=排他的経済水域の外に落下した。林官房長官は北京の大使館ルートを通じて厳重に抗議したうえで、「北朝鮮が更なる挑発行為に出る可能性はある」としている。
2024年10月30日:ロシアが11月5日に北方領土で射撃訓練を通告/(ノム通信/夕刊フジ参考)(11.1記) 外務省などによると、ロシアは10月30日までに、色丹島の北方で射撃訓練を行うと日本などに通告してきた。米大統領選が行われる5日以降、20日まで連日行うとしている。日本政府はこれに外交ルートを通じて抗議した。ロシア軍は近年、日本周辺に航空機や艦艇を頻繁に出動させ、領空侵犯や領海侵入を辞さない軍事活動を活発化している。北方領土では、ミサイル能力の向上と並行して、不定期の大規模演習「ボストーク」を行い、1万人規模の兵員、多数の航空機・艦艇を動員して「他国からの防衛」を想定した演習も行っている。ドローンを投入して「近代戦」を想定した訓練も行われたとされる。開始が5日ということは、米国大統領選を意識して日米同盟を威嚇しようという意図が見える。
2024年10月30日:欧州に出回っている化粧品から有害物質検出/(AFP時事) 欧州連合(EU)の欧州化学品庁(ECHA)は30日、体に害があるとして禁止されている化学物質が、欧州各国で販売されている化粧品285種で見つかったと発表した。 フィンランド・ヘルシンキに拠点を置くECHAは、13ヵ国で販売されている化粧品約4500種を調べた。このうちの6%に当たる285製品で、健康に悪影響があるとして禁止されている物質が含まれていることが判明した。いずれも残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約およびEU法の下で禁止されており、生殖能力の低下や、発がんリスクが高まる恐れがあるという。有害物質が検出された製品についてECHAは、市場から撤去する措置を講じたとしている。
2024年10月30日:レバノン国連軍への砲撃、10月に30件超/(AFP時事) 国連レバノン暫定軍(UNIFIL)は30日、部隊が攻撃にさらされるなどの事案が今月に入り30件以上あったことを明らかにした。施設などに被害を受けたほか、負傷者も出たとしている。そのうち約20件はイスラエル軍の攻撃や作戦行動によるものだった。UNIFILは、イスラエル軍からは担当区域を明け渡すよう繰り返し求められている。一方で28日には、ヒズボラもしくはその関連組織が放ったとみられるロケット弾が南部ナクラに設置されているUNIFIL本部に着弾したという。
2024年10月30日:ウクライナに派兵された北兵士の統括役3人がウクライナ入り/(ロイター) ウクライナ政府は30日、ロシアに派遣された北朝鮮兵の統括役として、朝鮮人民軍総参謀部のキム・ヨンボク副総参謀長など将官3人が現地に入ったと国連安全保障理事会に報告した。3人を含め少なくとも500人の士官がロシアに派遣されたという。 北朝鮮兵はそれぞれ2000-3000人から成る5つ以上の部隊に編成され、ロシア軍部隊に組み込まれる計画だという。 北朝鮮にとってかなり重要人物を派遣したことから、北の派遣兵は単なる傭兵ではないようだ。恐らく通訳問題から新たな段階に入ったと思われる。
2024年10月30日:スロバキア首相がロシアに接近か?/(ノム通信/ロイター) 中欧スロバキアのフィツォ首相は30日、ロシア国営テレビ「ロシア1」に出演し、第二次世界大戦で旧ソビエトがナチス・ドイツに勝利したことを祝う「戦勝記念日」に当たる2025年5月9日にモスクワを訪問したいと語り、ウクライナ戦争への欧州連合(EU)のアプローチを批判した。これを受け、国内の野党から批判の声が上がった。フィツォ率いる左派の民族主義政権は1年前の発足直後にウクライナへの軍事物資の供給を停止し、武器の供給が紛争を長引かせていると主張してきた。
2024年10月30日:アルゼンチン大統領が外相を解任・米の対キューバ禁輸解除に賛成したため/(ロイター) アルゼンチンのミレイ大統領は30日、国連で米国のキューバに対する禁輸措置解除に賛成票を投じたとしてモンディノ外相を解任した。大統領報道官は、ヘラルド・ウェルテイン駐米大使が後任に就くとXに投稿した。国連総会ではこの日、数十年にわたる対キューバ制裁体制の終結を求める決議案を採択。拘束力はないが圧倒的多数で可決され、米国とイスラエルのみが反対票を投じた。ミレイは米国支持を公言しており、キューバやベネズエラと距離を置くなど、周辺や域外の社会主義貿易相手国に対して冷ややかな姿勢を取る。また、アルゼンチンが米国やイスラエルと足並みをそろえたいとも明言している。
2024年10月30日:ゼレンスキー大統領が機密情報漏洩で米国を批判/(ロイター) ウクライナのゼレンスキー大統領は30日、米国製の長射程巡航ミサイル「トマホーク」供与を要請していたことを示唆した。また、同要求は米・ウクライナ間の「機密」情報だったとし、情報の漏洩を非難した。米紙ニューヨーク・タイムズは29日、ゼレンスキー大統領が先月の訪米でバイデン大統領に「勝利計画」を提示した際にトマホークの供与を求めたものの、米当局者は全く実現不可能な要求として退けたと報じた。トマホークの射程距離は約2500キロと、ウクライナが現在保有するどのミサイルよりもはるかに長い。
2024年10月30日:中国当局が9月、英アストラゼネカの社員5人を拘束/(共同通信) 英製薬大手アストラゼネカは30日、同社の中国代表が中国当局の調査を受けていると発表した。どのような調査を受けているのかなど詳細は明らかにしていない。米ブルームバーグ通信が9月、中国広東省深セン市の警察がアストラゼネカの社員や元社員計5人の身柄を拘束したと報道。5人はいずれも中国人で、がん治療薬に関わる仕事をしていたと伝えていた。
2024年10月30日:中印国境から両軍撤退完了/(時事通信) 中国、インド両軍が進めていたインド北部ラダック地方の国境係争地からの撤退が完了した。
2024年10月30日:韓国の脱北者約200人がウクライナ義勇軍に参加を希望/(Newsweek) ロシア軍に合流した北朝鮮部隊が戦闘の最前線に近づくなか、200人近い韓国の脱北者がロシアと戦うウクライナ軍に参加しようとしている。脱北者グループのメンバーは全員、数年の従軍経験を持っている。北朝鮮は国民に兵役を義務付けており、男性の場合、その期間は約10年に及ぶという。北朝鮮軍の総数は100万人をはるかに超える。義勇軍に参加希望の脱北者は、「私たちは心理戦の戦闘員として、拡声器による放送、ビラの配布、通訳など、必要であればどこへでも行く用意がある」と語った。 志願した脱北者の勇気を讃えたい。
2024年10月30日:イスラエルが「1ヵ月停戦案」提示/(時事通信) パレスチナ自治区ガザの停戦交渉で、イスラエルのメディアは29日、同国政府が仲介国カタールに対し、停戦期間を1ヵ月とする案を新たに提示したと報じた。停戦に合わせてイスラム組織ハマスが人質11~14人を解放するのと引き換えに、イスラエルがパレスチナの囚人100人程度を釈放するという内容。ただ、ハマスが求める恒久停戦などは盛り込まれておらず、交渉が進展するかは不透明だ。1ヵ月停戦案は、イスラエルの対外情報機関モサドのバルネア長官が提示した。別の仲介国エジプトのシシ大統領も先に、長期の停戦へつなげるための2日間の停戦案を提示。仲介国を交えて複数の案が議論されているもようだ。
2024年10月30日:北が米の大統領選前後にICBM発射の可能性/(産経ニュース) 韓国国防省の国防情報本部は30日、北朝鮮が北東部、豊渓里(プンゲリ)の核実験場内部の準備を終えたとの分析を国会で報告した。大陸間弾道ミサイル(ICBM)についても発射準備がほぼ完了したと指摘。11月5日の米大統領選前後に、北朝鮮がICBM発射などの軍事的行動に踏み切る可能性があるとの見方を示した。
2024年10月30日:英原潜造船所で重大火災/(AFP時事) 英イングランド北西部にある原子力潜水艦造船所で30日、「重大な火災」が発生し、煙を吸い込んだとみられる2人が病院へ搬送された。火災はカンブリア州バローインファーネスにある英航空・防衛大手のBAEシステムズの造船所で早朝に発生。当局は「核のリスクはない」と強調している。当局は付近の住民に対し、窓やドアを閉め、緊急サービスが出動している間は現場周辺に近づかないよう指示した。
2024年10月30日:イスラエル軍がガザ全域に攻撃/(ロイター) パレスチナ自治区ガザ全域で30日、イスラエル軍による一連の攻撃があり、少なくとも20人が死亡した。医療関係者が明らかにした。
2024年10月30日:Ⅹの詐欺的AIチャットで14歳男子が自殺・母親が提訴/(共同通信) 米南部フロリダ州の14歳の男子生徒が自殺したのは人工知能(AI)とのチャットが原因だとして、生徒の母親が30日までに、開発企業や提携相手のグーグルに損害賠償の支払いを求めて提訴した。提訴は23日付。性的な会話などによる未成年への危険性を認識しながら対策を取らなかったと主張している。生徒は昨年4月からテレビドラマやアニメのキャラクターの性格を模したAIとチャットできるアプリ「キャラクターAI」を利用。女性キャラクターのAIから「愛してる」「私に忠実でいて」などの言葉が送信された。 提訴は当然であり、Ⅹは利益を上げるためにAIを不適切に使っている。特に若者が「キャラクターAI」にはまっている実態が明かされた。
2024年10月30日:ロシア国内で拷問が常態化・戦略化/(AFP時事) 国連の人権専門家は29日、ロシアがウクライナ侵攻開始以降、国内外で拷問の使用を拡大していると警告した。特に侵攻に対する批判を抑え込むために用いられているとしている。国連人権理事会が任命したマリアナ・カツァロバ特別報告者(ロシアの人権状況担当)は会見で「ロシアにおいて拷問は市民空間を抑圧し、反戦派や反体制派、ロシア当局とその政策に異を唱えるすべての人々を沈黙させる道具となっている」と述べた。また、ロシアでは過去30年にわたって拷問の使用が記録されてきたが、ウクライナに対する「全面的な侵攻以降、それは計画的戦略となっている」と述べた。調査結果は人権団体の報告書や分析、ロシア人弁護士や拘束から解放され帰国したウクライナ人の証言などに基づいている。
2024年10月30日:北が米の大統領選前後にICBM発射の可能性/(産経ニュース) 韓国国防省の国防情報本部は30日、北朝鮮が北東部、豊渓里(プンゲリ)の核実験場内部の準備を終えたとの分析を国会で報告した。大陸間弾道ミサイル(ICBM)についても発射準備がほぼ完了したと指摘。11月5日の米大統領選前後に、北朝鮮がICBM発射などの軍事的行動に踏み切る可能性があるとの見方を示した。 この発射が実験的なものであるのか、それとも韓国を直接狙った軍事的行動であるのかは未だはっきりしていない。ノムは後者の可能性が十分大きいと警戒している。
2024年10月30日:北が韓国と戦争準備の懸念/(ノム通信/Newsweek参考) 国際法上は、北朝鮮と韓国はいまだ戦争状態にある。朝鮮戦争の休戦協定は1953年に結ばれ、戦闘は収束したが、北朝鮮政府は2024年1月、何十年にもわたって掲げてきた「韓国との再統一」という目標を正式に放棄し、韓国を「第一の敵対国家」と位置づけた。 最近の動きは北が韓国と戦争を仕掛ける前触れと受け止めることもできる。
2024年10月29日:イランは発表よりも大打撃を被ったか?/(読売新聞) AP通信は29日、衛星画像の分析結果に基づき、イスラエル軍がイラン北部セムナン州にある精鋭軍事組織「革命防衛隊」のミサイル・宇宙開発拠点を攻撃していたと報じた。報道が事実なら、大きな打撃を受けたことになる。26日のイスラエルによる報復を巡ってはイラン側は革命防衛隊の施設は攻撃されていないと報じられていた。一方、イスラエル軍のトップ、ヘルツィ・ハレビ参謀総長は29日、イスラエル南部にあるラモン空軍基地で兵士を前に演説し、「イランが再びイスラエルにミサイル攻撃を仕掛けるならば、我々はイランを非常に激しく攻撃するだろう」と述べた。イランが28日、イスラエルへ報復する方針を表明したことに対する警告とみられる。
2024年10月29日:国連総長がイスラエル首相に文書で抗議/(AFP時事) 国連のアントニオ・グテレス事務総長は29日、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相に書簡を送り、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の事実上機能停止に追い込む可能性のある新法に抗議した。 イスラエル国会が可決した新法は、国内および占領下の東エルサレムでのUNRWAの活動を禁止し、イスラエル当局との連絡や調整を妨げるものであり、これによりガザおよび占領下のパレスチナ自治区ヨルダン川西岸でのUNRWAの活動が事実上終了する可能性がある。
2024年10月29日:フランス海軍も台湾海峡で「航行の自由作戦」/(ロイター) 台湾国防部(国防省)は29日、フランス海軍の艦艇が台湾海峡を北方向に向けて航行したと発表した。台湾海峡を巡っては中国が主権を主張しており、西側諸国がこれを牽制する動きが広がっている。米海軍も同盟国の艦船を伴って、同海峡を月に1回程度通過している。
2024年10月29日:ロシアがロシアによる大規模反撃を想定した戦略核演習実施・ICBM投入/(ロイター) ロシアのプーチン大統領は29日、戦略核戦力の演習を開始したと発表した。敵の攻撃に対する「大規模核攻撃」を想定する演習で、陸海空による「核のトライアド(3本柱)」が対象。この日は大陸間弾道ミサイル(ICBM)「ヤルス」が北西部から極東に向けて発射された。ミサイル防衛システムを突破できる新たな「固定式および移動可能なミサイルシステム」に移行しつつあると明らかにした。ベロウソフ国防相は、テレビ放映されたコメントで「敵の核攻撃に対し戦略攻撃戦力による大規模な核攻撃を行う訓練を行うことがこの演習の目的だ」と説明した。このほか、潜水艦から弾道ミサイル、戦略爆撃機から巡航ミサイルが発射された。
2024年10月29日:イスラエルのUNRWA活動禁止を受けて安保理開催/(共同通信) 国連安全保障理事会は29日、パレスチナ自治区ガザやレバノンなど中東情勢を協議する会合を開いた。各国からはガザで人道支援を続ける国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の国内での活動を禁じるイスラエルの新法に、批判や懸念が相次いだ。イスラエルを擁護する米国の国連大使も「UNRWAに代わる組織はない」と断言し、新法に深い懸念を表明。UNRWA職員がイスラム組織ハマスとつながりがあるとするイスラエルの指摘に関し、国連に調査を求めた。
2024年10月29日:イスラエル軍がガザ北部の住宅を空爆・109人以上死亡/(ノム通信/JNN参考) イスラエル軍が北部ベイトラヒヤの5階建ての住宅を空爆し、これまでに109人が死亡したこの建物には、イスラエル軍が地上作戦を続けるガザ北部ジャバリアから避難してきた人が多く滞在していたという。一方、ヒズボラが保有するミサイルやロケットは2023年10月のイスラエル軍との交戦開始前に比べて、20%程度になっていると推定されている。
2024年10月29日:ブラジルが中国の「一帯一路」参加見送り/(共同通信) 香港メディアは29日、ブラジル政府が中国の巨大経済圏構想「一帯一路」参加を見送る方針を決めたと報じた。中国は習近平国家主席が11月に20ヵ国・地域首脳会議(G20サミット)が開かれるブラジルを公式訪問し、ブラジルの一帯一路参加で合意して目玉としたい考えだったが、目算が外れた。
2024年10月29日:国連が日本に皇室典範改正を勧告・原理主義を適用/(ノム通信/時事通信参考) 国連女性差別撤廃委員会は29日、8年ぶりに行った対日審査の「最終見解」を公表し、女性皇族による皇位継承を認めてない皇室典範の改正を勧告した。選択的夫婦別姓の導入に向けた法改正も求めた。皇室典範は「皇位は、皇統に属する男系の男子が継承する」と定めている。 これは国家の主権を否定したものであり、文化と歴史をも否定するものである。日本の皇室制度は日本人が決めることであり、他国や国連からどうこう言われる筋合いはない。国連は「男女平等」という原理主義を日本に当てはめようとしている。
2024年10月29日:中国が元貴州省トップに執行猶予付き死刑判決・収賄罪で/(共同通信) 中国天津市の中級人民法院(地裁)は29日、収賄罪に問われた元貴州省トップの孫志剛被告に執行猶予2年付きの死刑判決を言い渡した。猶予期間経過後は無期懲役とし、減刑してはならないとした。判決によると、孫被告は湖北、貴州省などの幹部を歴任していた2002年から2023年にかけて、不動産開発などで便宜を図る見返りに計8億元(約170億円)超の金品を受け取った。孫被告は2017~2020年に貴州省トップの同省共産党委員会書記を務めた。
2024年10月29日:アプリで要人の居場所特定可能とル・モンドが報道/(産経ニュース) トランプ前米大統領やロシアのプーチン大統領ら世界の要人の居場所が、警護官が使っているフィットネスアプリ「ストラバ」を通じて特定できると、AP通信が仏紙ル・モンドの報道として伝えた。ストラバは、ジョギングやサイクリングの位置情報を家族や友人と共有することができる。ル・モンドによると、トランプやプーチンらの警護官がこのアプリで公開アカウントを持っているという。 報道は大袈裟に書かれており、警察官はこうした位置情報を共有できるアプリは使っていないはずだ。だがもし違反して使っていたとすれば、確かに可能であろう。
2024年10月29日:ウクライナが韓国と協力強化で合意/(ロイター) ウクライナのゼレンスキー大統領は、韓国の尹錫悦大統領と電話で会談し、ウクライナ戦争への北朝鮮の関与を巡り、両国の連絡体制をあらゆるレベルで強化することに合意した。対抗措置と戦略を策定する。ゼレンスキーが29日、電話会談の内容をXに投稿した。
2024年10月29日:ヒズボラ最高指導者にカセム師就任/(ロイター) レバノンの親イラン武装組織ヒズボラは29日、新しい最高指導者にカセム(71)を選出したと発表した。イスラエルの空爆で1ヵ月前に死亡したナスララの後任となる。カセムは1991年にヒズボラのナンバー2に選出された。外国メディアとのインタビューに応じるなど、ヒズボラのスポークスマンとしての役割も果たしてきた。ただナスララのようなカリスマ性や威厳は持ち合わせていないという声がある。
2024年10月29日:ロシアが支配地域を急速拡大/(ロイター) ロシアは20─27日の1週間でウクライナの領土196.1平方キロメートルを制圧した。今年に入ってから1週間当たりで最速の進軍ペースという。ロシアはウクライナの2割弱を支配。2014年に併合したクリミア、ドネツク州とルガンスク州で構成される石炭・鉄鋼地帯であるドンバス地方の約80%、ザポロジエ州とヘルソン州の70%以上に及んでいる。
2024年10月29日:昨年、習が図々しくも米国の公式見解修正を要求・米は拒否/(ロイター) 中国の習近平国家主席は2023年11月にサンフランシスコ近郊でバイデン大統領と会談した際、台湾独立に関する米政府の公式見解について文言の修正を求めた。米政府は現在、公式見解として台湾の「独立を支持しない」と表明しているが、習氏側は「台湾の独立に反対する」との表現に修正するよう求めたという。習の側近はその後も数ヵ月にわたって文言の修正を求めたが、米国側は拒否し続けた。 主権国家が主権国家に公式の方針の変更を求めることなど考えられないことだ。(20.12.26「主権論」)
2024年10月28日:北の崔善姫外相がモスクワ訪問/(ノム通信/Newsweek参考)(10.30記) 北朝鮮の崔善姫外相は28日、モスクワ訪問に出発した。モスクワでハイレベルの会談を行い、追加派兵とその見返りについても交渉する可能性があるとみられている。
2024年10月28日:習近平が北京でフィンランド大統領と会談・EU切り崩し狙う/(時事通信) 中国の習近平国家主席は29日、フィンランドのストゥブ大統領と北京の人民大会堂で会談した。両氏は経済や再生可能エネルギーなど多分野での協力強化で合意。習政権は31日からスロバキアのフィツォ首相を中国に招待しており、対中通商摩擦を抱える欧州連合(EU)加盟国の切り崩しを狙っているもようだ。
2024年10月28日:エルサルバドルでギャング一掃作戦・2500人投入/(AFP時事) 中米エルサルバドルの首都サンサルバドル郊外で28日、兵士や警官約2500人を投入した大規模なギャング取り締まり作戦が実施された。ギャング対策を強化しているナジブ・ブケレ(NayibBukele)大統領肝入りの作戦とされる。 ブケレ氏はSNSへの投稿で、サンサルバドル郊外の問題の地区に潜伏しているギャング構成員を「最後の一人まであぶり出す」ことが目標だと宣言した。
2024年10月28日:中国が反スパイ法で韓国人を初逮捕/(時事通信) 韓国メディアは29日、中国安徽省合肥市に住む50代の韓国人男性がスパイ容疑で逮捕されたと報じた。中国は昨年に反スパイ法を改正。その後に同法違反で韓国人が逮捕されたのは初めて。この韓国人は昨年末に拘束された。その後、中国検察当局が事件を引き継ぎ、2024年5月に反スパイ法違反容疑で逮捕した。中国の半導体企業に勤めており、韓国側に関連情報を流出した疑いが持たれているという。 どういうわけか、中国拘束の外国人の名前はいつも報道されない。韓国メディアはそれを知っているはずである。
2024年10月28日:南アがイスラエルの集団殺害の証拠「メモリアル」をICJに提出/(ノム通信/AFP時事参考) イスラエルがパレスチナ自治区ガザ地区で「ジェノサイド(集団殺害)」を行っているとして国際司法裁判所(ICJ)に提訴している南アフリカがこのほど、「証拠」を提出した。文書は「メモリアル」と呼ばれており、750ページ超のテキストに加え、裏付けとなる物証と4000ページ超の付属書類から成る。一般には公開されない。同国大統領府が28日、明らかにした。オランダ・ハーグに拠点を置くICJの職員は28日、南アから文書を受け取ったことを認めたが、それ以上の説明は差し控えるとした。スペイン・ボリビア・コロンビア・メキシコ・トルコ・チリ・リビアなど、複数の国が訴訟に賛同しているICJの判決には法的拘束力があるが、執行機関や具体的な手段はない。イスラエルの攻撃で死亡したパレスチナ人は少なくとも4万3020人に上り、民間人が大多数を占める。国連は、保健当局の統計は信頼できるとしている。 ノムも保健当局の統計は常識的に考えて信頼できると考える。イスラエルは過剰防衛の罪・集団殺害の罪を甘んじて受けるべきだが、ノムはイスラエルの立場を支持する。悪に対しては果然と戦うべきだと考える。(23.10.14「イスラエルとハマスのどちらに大義があるか?」)
2024年10月28日:ジョージアで数万人の抗議デモ・議会選結果に不満/(ノム通信/共同通信参考) ジョージア(グルジア)の首都トビリシ中心部の議会前で28日夜、26日に行われた議会選の結果に抗議するデモがあり、AP通信によると数万人が参加した。現地メディアによると、拘束される人もなくデモは終了したが、一部で治安当局との小規模な衝突があったもようだ。中央選挙管理委員会は27日、親ロシアの与党「ジョージアの夢」が約54%を得票したとの暫定結果を発表していたが、最終結果は発表していない模様。
2024年10月28日:G7がウクライナ支援融資の枠組み発表/(ノム通信/時事通信参考) G7は先週、米ワシントンで開いたG7財務相・中央銀行総裁会議で支援枠組みについて合意していたが、28日にロシアの凍結資産を活用した総額500億ドル(約7兆6500億円)のウクライナ支援枠組みの詳細を公表した。この文書には、ロシアが戦争を止めてウクライナに与えた損害を賠償をするまで、資産は凍結されると明記された。
2024年10月28日:イスラエル議会がUNRWAの活動禁止法案を可決/(読売新聞) イスラエル国会は28日、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)のイスラエル国内での活動を禁じる法案を賛成多数で可決した。
2024年10月28日:北軍がロシアのクルスク地域に展開/(産経ニュース) 北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長は28日、ロシアによるウクライナ侵略に関し、ロシアに派遣された北朝鮮の軍部隊が露南部クルスク地域に展開したことを確認したと明らかにした。ウクライナが越境攻撃を行う同地域では、ロシアとの間で激しい戦闘が続いている。ブリュッセルのNATO本部での臨時会合で、韓国情報機関の国家情報院(国情院)や同国国防省の高官から派兵の実態について説明を受けた後に声明を発表した。ルッテはまた、ウクライナ戦争で露軍兵士の死傷者数は60万人以上に上ったとし、北朝鮮への派兵要請は「プーチン露大統領が外国の支援なしには戦争を継続できない、切羽詰まった状態に陥っていることを示すものだ」と強調した。会合には日韓とオーストラリア、ニュージーランドの大使も参加した。
2024年10月28日:2023年も温室効果ガス濃度が史上最高更新/(時事通信) 世界気象機関(WMO)は28日、大気中の主要な温室効果ガスの世界平均濃度が2023年も観測史上最高を更新したと発表した。二酸化炭素(CO2)は420ppmで+2.3ppm、メタン(CH4)は1934ppbで+11ppb、一酸化二窒素(N2O)は336.9ppbで+1.1ppb上昇だった。いずれも1984年の解析開始以来、ほぼ一貫して上昇しており、過去10年間は上昇ペースが加速しているという。WMOの温室効果ガス世界資料センターは日本の気象庁が運営している。
2024年10月28日:イスラエル軍が病院でハマス戦闘員約100人を拘束/(ロイター) イスラエル軍は28日、パレスチナ自治区ガザ北部のカマル・アドワン病院に突入し、「民間人の避難に紛れて逃げようとしたテロリストを含め、約100人のテロリストを敷地内で拘束した。病院内と周辺から武器・テロ資金・情報文書を発見した」との声明を発表した。ガザの保健当局は、病院に戦闘員がいることを否定している。
2024年10月28日:イラン革命防衛隊トップが報復示唆/(AFP時事) イラン革命防衛隊(IRGC)の最高司令官ホセイン・サラミは、イスラエルによる26日の軍事拠点への空爆を受け、イスラエルは「目標達成に失敗した」との見方を示し、イスラエル軍が味わう「苦い結果は想像を絶するものになるだろう」と警告した。マスード・ペゼシュキアン大統領は、「われわれは戦争を望んではいないが、わが国と国民の権利は守る」と述べ、「シオニスト政権(イスラエル)の侵略に対し、適切に対応する」と主張した。イランのメディアが28日、報じた。
2024年10月28日:米海軍が艦船にパトリオット搭載計画・対中国ミサイル/(ノム通信/ロイター参考) 米海軍は、中国が太平洋で極超音速兵器を配備して艦船を撃沈することを懸念し、一部の艦船に迎撃ミサイルシステム「パトリオット」を搭載する計画を進めている。中国のミサイル技術の進歩が見込まれていることが背景にあるという。PAC3はすでにウクライナでロシアの極超音速ミサイルを撃墜している。
2024年10月28日:北京の路上で男が切りつけ事件/(ノム通信/JNN参考) 中国の北京市内の路上で、刃物を持った男が5人に切りつける事件が起きた。中国では刃物による切りつけ事件が相次いでいる。28日午後3時20分すぎ、北京市北西部にある海淀区の中関村第3小学校の近くの交差点で、刃物を持った男が5人に切りつける事件が起きた。被害者のうち3人は未成年だが日本人は含まれていない。警察の発表によると、男は50歳で現場で取り押さえられ、被害者5人はいずれも命に別状はないという。
2024年10月28日:ボリビア政府が暗殺疑惑を否定/(ノム通信/ロイター参考) ボリビアのモラレス元大統領が乗っていた車輛が27日に銃撃されたが、これについて政府とモラレスの言い分が全く異なっている。政府は28日、政府が主導してモラレスを狙ったとの見方を否定し、モラレスの車列が巡回中の麻薬取締特別警察に発砲したと、あり得ないような主張をした。一方モラレスは、政府が暗殺を企てたと主張している。カスティージョ内相は記者会見で、麻薬密売取締部隊が通常の高速道路巡回を行っていたところ、モラレスの車列が警官に発砲し、車で轢いたと述べた。モラレスは27日のラジオインタビューで、警察が発砲したため撃ち返したと発言している。 この方があり得る話であると思われる。政府はモラレスの車列が麻薬を輸送していた疑いがあると指摘したが、証拠は示していない。
2024年10月27日:ボリビアで元大統領の車列が銃撃を受ける/(ノム通信/ロイター参考) ボリビアのモラレス元大統領が乗っていた車輛が27日に銃撃された。詳細は不明。
2024年10月27日:ロシア軍がさらに東部で前進・集落制圧/(AFP時事) ロシアは27日、ウクライナ東部でさらに前進し、ウクライナ支配下にある要衝の工業都市クラホベから北に8キロ離れた集落イズマイロフカを制圧したと発表した。集落には以前約200人が暮らしていた。
2024年10月27日:ロシア兵がウクライナ東部で民間人銃撃/(AFP時事) ウクライナ検察が27日明らかにしたところによると、東部の前線の町セリドベでロシア兵が民間人に発砲した疑いが浮上し、捜査を行っている。検察によると、ウクライナ兵が現場に到着し、負傷者を攻撃されやすい場所から移動させ、応急処置を施したという。また検察は、ロシア軍が市内で女性2人を射殺したとの報告についても捜査中としている。ロシア軍の占領下にある地区で「民間人の遺体が発見された」という。
2024年10月27日:リトアニアが政権交代・中道左派が第1党/(時事通信) バルト3国のリトアニアで27日、議会選挙(一院制、定数141)第2回投票が行われ、13日実施の第1回投票と合わせて、中道左派野党・社会民主党が第1党の座を得た。政策の近い2党と組めば過半数に届き、政権交代が濃厚となった。公共放送LRTによると、社民党党首は「国民は(現政権とは)全く違う政府を必要としている」と勝利を宣言。中道左派の新党「リトアニアのために」と農民・グリーン同盟と連立協議に入った。リトアニアはロシアの侵攻を受けるウクライナの強力な支援国。政権交代した場合でも支援方針は変わらない見通しだ。
2024年10月27日:日本の衆院選で与党惨敗により過半数割れ/(ノム通信/夕刊フジ参考) 日本で27日に行われた衆議院選挙(日本は2院制)で、与党の自民党と公明党の連立政権は過半数割れ(233議席が215議席)となり、政局に流動性が生まれた。石破茂首相が派閥裏金問題で非公認とした議員に対し、2000万円を支給したことが決定的敗因となった。自民党内では憤怒の声が渦巻き、保守派を代表する高市早苗前経済安保相への交代論が浮上している。石破首相は続投を目指しているが、言動に一貫性が無かったことが不信任を招いている。米国は、日本政治が流動化する可能性があるとして注視している。従来の自民党中心の政治が不安定になれば、自衛隊と米軍の連携強化など安全保障政策の推進が遅滞するとの懸念もある。英国のBBC放送は27日、「日本の選挙は通常、安定的で退屈だが今回は違った」と指摘した。与党の弱体化で日本の政治的安定が損なわれることへの懸念も示した。
2024年10月27日:イスラエル軍が退避警告なしにレバノン南部を空爆・21人死亡/(AFP時事) レバノン保健省は、27日のイスラエル軍の攻撃により、南部の各地で少なくとも計21人が死亡したと発表した。イスラエルが9月、イスラム組織ヒズボラへの攻撃を開始して以来、ハレトサイダ一帯にはレバノン南部の他の地域からの避難者が多数集まっていた。レバノン軍は、一帯への立ち入りを禁止した。AFP特派員によると、イスラエル軍は攻撃前に避難警告を出さなかった。
2024年10月27日:イスラエルのモサド本部近くでトラックテロ・1人死亡/(ノム通信/共同通信参考) イスラエル中部の商都テルアビブ北部で27日午前、トラックがバス停に突っ込み、地元メディアによると1人が死亡した。負傷者は30人超に上った。警察によると、トラックの運転手は現場で居合わせた市民に射殺された。警察はテロの可能性があるとみて捜査を始めた。現場はイスラエルの対外情報機関モサド本部の近く。警察によると、運転手はアラブ系住民の男で、バスから乗客が乗り降りしているところにスピードを緩めず突っ込んだという。
2024年10月27日:イランのハメネイがイスラエル攻撃に言及せず/(時事通信) イランの最高指導者ハメネイ師は27日、首都テヘランで演説し、イスラエルが26日にイランに対して行った報復攻撃について「誇張も過小評価もすべきでない」と語った。 これまでの激しい言葉の応酬から一転して言葉を失ったということは、甚大な被害で戦意を喪失したとみられる。
2024年10月27日:イスラエル首相が「イランへの報復で目的達成」と語る/(時事通信) イスラエルのネタニヤフ首相は27日、大規模ミサイル攻撃への報復としてイランに行った攻撃について、「全ての目的を達成した」と語った。さらに「(攻撃は)正確で強力だった」と強調した。イラン側は兵士4人が死亡したものの、限定的被害にとどまったとの立場を強調している。しかし、サウジアラビアのメディアは26日、イスラエルの攻撃で、ミサイル燃料製造工場が破壊され、再稼働に少なくとも2年はかかると報じた。
2024年10月27日:イスラエルの限定報復にはバイデンの必死の制止が/(ロイター) イスラエルは26日、イランの重要な防空システムやミサイル生産施設を破壊したが、重要なのはイランの核開発施設やエネルギー関連インフラには手を出さなかったことだ。バイデン大統領の最重要要求2点を守った形だ。反撃までの3週間、全面戦争への発展を防ごうとバイデン政権が必死にイスラエルへ影響力を行使していたことが、米政府高官や元高官らの話で明らかになった。
2024年10月27日:ジョージアの親欧米派大統領が「不正選挙」に抗議/(ノム通信/NNN参考) ジョージアの総選挙でロシア寄りの与党が勝利したことを受け、親欧米派のズラビシビリ大統領は27日、野党とともに記者会見を開き、「選挙に不正があり、皆さんの票が奪われた」とした上で、EU(=ヨーロッパ連合)への加盟阻止をもくろむロシアによる“特別作戦”があったと主張した。選挙で不正な介入があったとして抗議を呼びかけた。「ロシアによる国の乗っ取りだ」と非難している。
2024年10月26日:ジョージアの親露強権与党が勝利/(産経ニュース) 南カフカス地方の旧ソ連構成国ジョージア(グルジア)で26日、議会選(定数150)が行われた。同国が親ロシア路線と親欧米路線のどちらに進むかを方向付ける重要選挙と位置付けられ、国際的関心を集めた。中央選管の発表によると、親露色を強める与党「ジョージアの夢」が54%の得票率で勝利した。親欧米路線への回帰を訴えた野党側は開票不正が起きたとし、結果を認めず抗議活動を行うと表明した。
2024年10月26日:ゼ大統領が支援国に「強い決断不足」表明/(共同通信) ウクライナのゼレンスキー大統領は26日の声明で「欧州で北朝鮮との戦いを強いられる」と危機感を示し、ウクライナ支援国の「力強い決断の不足」がロシアを増強させていると訴えた。ロシア領への長距離攻撃の容認が米欧から得られない現状への不満があるとみられ、「言葉だけではない具体的な行動」を支援国に求めた。
2024年10月26日:中国がベトナム領海内の西沙諸島に大規模なレーダー基地建設/(ノム通信/NEWSポストセブン参考) 中国が実効支配している南シナ海のパラセル諸島(西沙諸島)のトリトン島(中国名=中建島)に、中国が大規模な新しいレーダーシステム基地を建設していることが明らかになった。トリトン島はベトナム中部沿岸から東に250kmのところに位置し、本来はベトナムの領有していた。2014年以降、ベトナム国内では反中デモが繰りかえされており、今回のレーダー基地建設で中国の軍事基地化が進めば、さらなる大規模な反発行為が引き起こされることも予想される。
2024年10月26日:中国開催の日中韓協力セミナーで北朝鮮が議論の対象に/(共同通信) 日中韓3ヵ国の協力に関するセミナーが26日、中国吉林省長春市で開かれた。各国政府や産業界、学界、メディアの代表約150人が参加し、安全保障や経済を主要テーマに3ヵ国が直面する課題や協力の展望を議論した。金杉憲治駐中国大使も出席し、北朝鮮による核ミサイル開発に対する「深刻な懸念」を表明、問題解決に向けた3ヵ国の共同対処への期待も示した。中国の孫衛東外務次官は「3ヵ国が各分野での協力を深め、新たな局面を切り開きたい」と語るに留まった。
2024年10月26日:英連邦が「英国による奴隷制の償い」を議論へ/(ノム通信/時事通信参考) 南太平洋のサモアで開催された英連邦首脳会議は26日、過去の奴隷制の「償い」について議論を進めることで合意し、閉幕した。奴隷貿易が行われたアフリカやカリブ海地域の加盟国の要求が受け入れられた。会議に出席したチャールズ英国王は、植民地支配時代の負の歴史に直面する形となった。21日にはサモアに先立ち訪れたオーストラリアで、先住民の上院議員から「(英国人は)大虐殺をした。盗んだ土地を返せ」と罵倒された。国王とカミラ王妃は26日、帰国の途に就いた。 過去のことで責められ、気の毒としか言いようがないが、チャールズ国王は失望の中で帰国することになった。
2024年10月26日:中東諸国からイスラエルへの非難相次ぐ/(時事通信) イスラエルによるイランへの報復攻撃を受け、中東諸国からは26日、攻撃を非難する声が相次いだ。サウジアラビア・エジプト・カタールもそれぞれの外務省が生命を発表した。
2024年10月26日:ロシア派兵部隊をジョンウン側近が統括/(ノム通信/共同通信参考) ロシアに派遣された北朝鮮軍部隊の統括役として、朝鮮人民軍総参謀部のキム・ヨンボク副総参謀長がロシアに入国したことが26日、ウクライナ軍筋の話で分かった。キムは「暴風軍団」の異名を取る特殊部隊の第11軍団のトップなどを歴任し、ジョンウンの軍側近の一人。同筋によるとウクライナ当局はロシア軍が作成した北朝鮮派遣部隊の幹部リストを入手、キムは最上位に位置付けられていた。 この報道が正しければ、北朝鮮は傭兵を送ったのではなく、正規軍を送ったことになる。事は重大である。
2024年10月26日:キリバスのマーマウ大統領が3選・親中路線継続/(時事通信) 太平洋の島国キリバスの大統領選は26日、開票が進み、現職のマーマウ(64)の3選が確実となった。マーマウ政権は2019年に台湾と断交して中国と国交を樹立。3期目も親中路線を継続する方針だ。25日に投票が行われた大統領選は、野党の参戦が事実上阻まれ、出馬したのはマーマウと国会議員2人の与党系候補のみだった。AFP通信によると、26日午後時点でマーマウの得票率は約55%。
2024年10月26日:中国系ハッカーが米大統領選を標的に/(読売新聞) 米紙ニューヨーク・タイムズなどは25日、11月の米大統領選で共和党候補のドナルド・トランプ前大統領の携帯電話が中国系ハッカーの標的になっていたと報じた。副大統領候補のJ・D・バンス上院議員の携帯電話も狙われたという。米当局者の話として伝えた。
2024年10月26日:イランに限定的被害/(ロイター) イラン当局は26日、イスラエル軍がこの日実施したイラン軍事施設への攻撃について、防空システムによる迎撃に成功したが、複数の場所で「限定的な損害」が出たと発表した。イランのメディアは首都テヘラン周辺で爆発音がしたと報じた。
2024年10月25日:北派兵は傭兵・対価は1人当たり30万円・有事でのロシア介入を期待/(ノム通信/産経ニュース参考) 北が兵士を派遣したのは事実上の傭兵扱いであり、北朝鮮内では秘密事項となっている。ロシア兵への偽装がその証拠となる。ロシア軍の命令に従い、弾除けとして消耗される運命にある。韓国の情報機関、国家情報院(国情院)は、北朝鮮が派兵の対価として1人当たり2000ドル(約30万円)相当を得るとの見方を示し、見返りに経済難の打開や朝鮮半島有事でのロシアの介入を期待していると北朝鮮の思惑を分析した。 ジョンウンの脳裏には、軍事同盟によって朝鮮半島有事の際に、ロシアが参戦してくれることを期待しているのだろうが、今回の派兵が傭兵であれば、ロシア参戦は期待できないだろう。北がロシア兵を傭兵にしたいと思っても、北にはそれだけの資金はない。
2024年10月25日:中印国境で両軍が撤退開始・衝突回避の合意受け/(ロイター・時事通信) 中印両国が25日、国境の係争地で警戒に当たる両軍の撤退を開始した。中印関係は2020年の国境地帯での両軍の衝突後、急速に悪化したが、10月21日に関連地域での軍による巡視について合意に達した。23日には、中国の習近平国家主席とインドのモディ首相が5年ぶりに首脳会談を実施。関係修復と意思疎通の維持で合意していた。
2024年10月24日:オーストリア議会が極右議員を議長に選出/(AFP時事) オーストリア議会は24日、初めて極右議員を議長に選出した。この議員は、同国の大規模なユダヤ人団体から、「ナチス・ドイツの犯罪者を称賛した」ことがあると非難されている。極右・自由党(FPOe)は先月の下院選で有効投票総数の約3分の1を獲得して初めて第1党となったが、連立相手を見つけられず組閣できていない。だが、第1党として、弁護士で元大統領候補でもあるワルター・ローゼンクランツ議員(62)を議長に指名した。議員は秘密投票で有効投票162票中100票を獲得した。
2024年10月24日:プーチンがBRICS首脳会議でウクライナ紛争終結の主要同盟国の声に直面/(ノム通信/AFP時事参考) ロシアのウラジーミル・プーチン大統領はBRICS首脳会議で、参加主要同盟国からウクライナ紛争を終結すべきだ、との声に押された。これに対しプーチンは、「米大統領選後の米ロ関係の行方は米国次第だ。米国がオープンであれば、われわれもオープンになる。そうすることを彼らが望まないのであれば、それでも構わない」と語り、見当違いの答えに終始した。
2024年10月24日:トランプ支持のマスクが22年からプーチンと定期連絡/(時事通信) 米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は24日、実業家イーロン・マスクが2022年からロシアのプーチン大統領と定期的に連絡を取っていると報じた。バイデン政権の一部も情報を把握しており、対ロ安全保障政策への影響を懸念しているという。マスクは、米大統領選で積極支援する共和党候補のトランプ前大統領が当選した場合、政府の要職に就く可能性が取り沙汰されている。 マスクは事実上の内通者(国家の裏切り者)となっているようだ。
2024年10月24日:イスラエル軍の攻撃でレバノン兵3人死亡/(ロイター) レバノン軍はイスラエルの攻撃により兵士3人が24日に死亡したと発表した。南部の村ヤテル近郊で負傷者を避難させている最中に殺害されたという。 イスラエル軍はこれまでレバノン軍に対する軍事作戦は行っていないと主張している。今回の攻撃についてはコメントしていない。
2024年10月24日:イスラエルがモサドの長官を27日にカタールに派遣と表明/(ノム通信/NNN・ロイター参考) 停戦と人質解放をめぐる交渉再開に向け、イスラエル首相府は、情報機関モサドのバルネア長官が27日に仲介国のカタールを訪問すると発表した。CIA=アメリカ中央情報局の長官らと協議するということだが、ハマスとイスラエル双方の溝は埋まっておらず、先行きは不透明だ。
2024年10月24日:イスラエル軍がガザ地区中部の学校の避難所に空爆/(ノム通信/NNN参考) パレスチナ自治区ガザ地区中部の避難所として使われていた学校が24日、イスラエル軍の空爆を受け、少なくとも17人が死亡、42人が怪我をした。ほとんどは女性と子どもだという。イスラエル軍は、学校につくられていたハマスの司令部を標的にしたと説明している。 ハマスが「パレスチナ人の盾」と呼ばれる作戦を取っている以上、こうした義性は避けられない。国際社会もパレスチナ人もハマスをこそ非難すべきだ。パレスチナ人にとってはハマスを支持した自業自得の結果と言える。
2024年10月24日:ドイツがウクライナのNATO加盟要求を拒否/(AFP時事) ドイツのオラフ・ショルツ首相は24日、ウクライナのゼレンスキー大統領が西側諸国に「勝利計画」を提示した際に求めた北大西洋条約機構(NATO)への即時加盟要請を退けた。ショルツ氏は公共放送ZDFのインタビューで、「戦争中の国がNATO加盟国になることは絶対にあり得ないと認識することが重要だ」「誰もがこのことを知っており、異論を差し挟む余地はない」と述べた。ショルツは、ウクライナ紛争をロシアとNATOの直接戦争にエスカレートさせてはならないとの立場を再確認した。また、ウクライナが求めているドイツ製長距離巡航ミサイル「タウルス」の供与についても改めて反対を表明した。タウルスは、ロシア領奥深くの標的を攻撃可能とされる。
2024年10月24日:パリでレバノン支援国際会議・10億ドルを拠出/(ロイター) フランスのパリで24日、レバノン支援に関する国際会議が開かれ、人道支援などに10億ドルを拠出することで合意した。フランスのバロ外相はイスラエルに対し、停戦のメッセージに耳を傾け、外交に集中するよう求めた。会議には約70ヵ国と15の国際機関の代表が集まったが、高官の派遣を見送った米国の存在感は薄く、大統領選も近いことから、近く停戦が実現する公算は小さい。 70億ドルも拠出できるのなら、ウクライナの軍事支援に充てるべきだ。レバノンのような無能な国家に支援する大義はない。
2024年10月24日:ロシアがフーシ派に商船位置情報提供/(ノム通信/JNN参考) アメリカのウォール・ストリート・ジャーナル紙は24日、ヨーロッパの複数の防衛当局者らの話として、今年初め、「フーシ派」が紅海を航行する欧米の船舶をミサイルや無人機で攻撃した際に、ロシアが提供した衛星データを使用したと報じた。データは、「フーシ派」を支援するイランの精鋭部隊「革命防衛隊」のメンバーを通じて渡されたとしている。ロシアによる情報提供は、世界有数の石油運搬航路である紅海において船舶を攻撃することで、ウクライナを支援する欧米諸国などの経済や国際秩序に打撃を与える狙いがあるとしている。
2024年10月24日:ロシアに派兵された北朝鮮兵の中に将軍3人と士官500人/(ノム通信/共同通信参考) ロシアに派遣された北朝鮮部隊は24日、西部クルスク州に到着した。人数は不明だという。ウクライナ国防省情報総局によると、ロシアに送られた北朝鮮兵は推計約1万2千人で、将軍3人と士官約500人が含まれる。
2024年10月24日:ICCのつわもの検察官に不祥事報道/(共同通信) 英紙デーリー・メールが、ICCのカーン主任検察官による女性職員へのハラスメント疑惑を報じていたことで、国際刑事裁判所(ICC)締約国会議議長は24日、「ICC検察官の事務局員への不適切行為疑惑に関する報告を把握している」との声明を出した。カーンは疑惑に「真実はない」と全面否定している。カーンはプーチンとネタニヤフの逮捕状を請求したことで知られる。
2024年10月24日:G20加盟国に意見の相違・経済見通しのみ議論して閉幕/(ロイター) 20ヵ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議は24日、世界経済の「ソフトランディング(軟着陸)」に向け楽観的な見方を示すとともに、保護主義への抵抗を呼びかける共同声明を採択して閉幕した。世界の抱える紛争を取り上げることに賛否両論があったという。
2024年10月24日:イスラエルがUNRWA職員のハマス司令官を殺害・奇襲攻撃に関与/(ノム通信/ロイター参考) イスラエル軍は24日、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の職員で、イスラム組織ハマスが2023年10月7日に行ったイスラエルへの大規模攻撃に参加していたとされるハマスの司令官を殺害したと発表した。日時・場所・状況は不明。イスラエル軍によると殺害されたのは、ハマス司令官のモハマッド・アブ・イティウィ。イスラエル民間人の殺害と拉致に関与していたとされる。モハマッドは2022年7月からUNRWAに雇用されており、同機関の職員リストに名前が記載されていたという。
2024年10月24日:モルドバ警察がロシアの買収工作を発表・59億円/(共同通信) 旧ソ連構成国モルドバで20日に実施された欧州連合(EU)加盟の是非を問う国民投票と大統領選について、モルドバの警察当局は24日、ロシア側から買収目的で計3900万ドル(約59億2千万円)が有権者に支払われていたと発表した。警察は、現金を受け取った有権者も捜査対象になると表明した。国民投票では、加盟賛成が反対をわずかに上回り、大統領選では親欧米の現職サンドゥ大統領と親ロシアのドドン前大統領の支持を受ける元検事総長ストヤノグロ氏が決選投票に進んだ。 ロシアの他国の選挙への露骨な介入が明らかになった。
2024年10月24日:イスラエル軍がレバノン各地160ヵ所以上を空爆/(時事通信) イスラエル軍は24日、過去24時間でレバノン各地で160ヵ所以上の標的を空爆したと発表。レバノン国営通信によれば、首都ベイルート南郊で少なくとも17回の空爆があり、ビル6棟が破壊された。イスラエル軍は9月23日以降、大規模空爆を続け、犠牲者は1500人以上と報じられている。
2024年10月24日:ファーウェイが製品に台湾製半導体を使用/(ロイター) 半導体受託生産世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)は、自社半導体が中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)の製品から見つかったのを受け、使われた半導体に関連した顧客に対する出荷を停止した。出荷を停止した顧客名は明らかにされていない。台湾当局筋が明らかにした。米国は2年前からファーウェイ向け半導体輸出を規制している。
2024年10月24日:北朝鮮兵2千人がロシア西部へ移動/(共同通信) ロシア東部の演習場で訓練を終了した北朝鮮兵約2千人が、ウクライナ国境に近いロシア西部に向けて列車などで移動していることが24日、分かった。ウクライナ軍筋が共同通信に明らかにした。ウクライナが越境攻撃を行っているロシア西部クルスク州には10月初めごろ、北朝鮮軍の士官らが先遣隊として入り、受け入れ準備を進めていることも判明した。
2024年10月24日:トルコがクルド人武装勢力を攻撃/(AFP時事) トルコの首都アンカラ近郊の軍事企業「トルコ航空宇宙産業(TAI)」の本社が23日、何者かに襲撃され5人が死亡、22人が負傷した。政府は、反政府武装組織「クルド労働者党(PKK)」の「テロ攻撃」である可能性が高いとして、イラク北部とシリアの標的への攻撃を開始したと発表した。襲撃の数時間後、国防省は「イラク北部とシリアのテロリストの標的に対する空爆を実施した」と発表。「計32ヵ所の標的の破壊に成功した」としている。作戦は継続中という。
2024年10月24日:BRICS首脳会議には36ヵ国の首脳が出席/(Newsweek:木村正人) プーチン大統領は10月22日、3日間の日程でロシア南西部の都市カザンで始まったBRICS(新興国)首脳会議で中国・インド・イランを含む36ヵ国の首脳をもてなした。ドル取引を減らし、西側の経済制裁の威力を減じるのがサミットの狙いだ。国連のアントニオ・グテーレス事務総長は昨年と同様、サミットに出席し、西側諸国を怒らせた。BRICSは世界経済の35.6%、人口の45%を占め、G7(主要7ヵ国)のそれを上回る。西側が国際秩序を形作る力を失いつつある中、BRICSは西側以外の国が自律性を強化するための選択肢の一つになっている。
2024年10月24日:中国が根拠を示さず宇宙計画機密を外国が窃盗と主張/(ロイター) 中国国家安全省は、外国の情報機関が中国の宇宙計画から機密情報を盗もうとしていると主張した。宇宙で軍拡競争が激化し、新たな「軍事闘争の戦場」となりつつあると指摘した。
2024年10月24日:ベラルーシの大統領選にルカシェンコ出馬表明・前言撤回で約束破り/(産経ニュース) ロシアと軍事同盟を結ぶ旧ソ連構成国ベラルーシは23日、2025年1月26日に大統領選(任期5年)を実施すると発表した。現職のルカシェンコ大統領(70)は7選を目指して出馬する意向を表明した。ルカシェンコは従来、次期大統領選には出馬しないと主張していたが、前言を撤回した形。「欧州最後の独裁者」との異名を持つルカシェンコによる強権統治が約30年間にわたり続くベラルーシでは、2020年の前回大統領選で反体制派が結集。体制転換機運が高まった。しかし、政権側がルカシェンコの「圧勝」による6選を発表したことで、開票不正が起きたとする大規模な抗議デモが発生。政権側はデモを武力鎮圧し、反体制派や独立系メディアも壊滅させた。欧米諸国は政治弾圧だとしてベラルーシに制裁を科した。ルカシェンコはデモを受け、「大統領権限を縮小する改憲を行った後、大統領を退任する」「次期大統領選には出馬しない」と繰り返し表明。政権側は22年、「国民投票」で多数派の支持を得たとして改憲を実施した。改憲では、それまで無制限だった大統領任期が最大2期に制限された一方、ルカシェンコ氏の過去の任期はリセットされ、同氏の次期大統領選出馬が可能となっていた。改憲成立後もルカシェンコは退任せず、国外に逃れた反体制派は「ルカシェンコは約束を破って大統領を続けるつもりだ」と指摘していた。 ルカシェンコはやはり嘘つきのペテン師だった。
2024年10月23日:ネタニヤフが「ヒズボラによるイスラエル侵攻計画」を主張/(AFP時事) イスラエルのネタニヤフ首相は23日、レバノンのヒズボラが地下トンネルを使ってイスラエルへの「侵攻」を計画していたことが判明したと主張した。小型四輪駆動車やミサイルなどを使う計画だったとしている。
2024年10月23日:ハンガリーのオルバンが国民にEUに抵抗を呼び掛け/(AFP時事) ハンガリーはEUの輪番議長国を務めているが、国粋主義者のオルバン首相は、EUで最もロシアに近い指導者として知られる。オルバンはこれまでも西側諸国とロシアの間で戦争になる恐れがあると煽り、その原因はEUと北大西洋条約機構(NATO)にあると主張している。2010年から実権を握るオルバンは現在、与党「フィデス・ハンガリー市民同盟」を離脱して野党指導者となったマジャル・ペテルの前例のない挑戦を受け、強まる圧力にさられている。マジャルはオルバンの演説後にデモ行進し、「オルバン政権はロシアに屈服している」と非難した。
2024年10月23日:BRICSが欧米への対抗軸に/(ノム通信/読売新聞参考) ロシアや中国、インドなどで構成するBRICSは23日、首脳会議の全体会合を開いた。議長国ロシアのプーチン大統領はBRICSの国際社会での重要性を強調し、加盟国の首脳らはBRICS内で13ヵ国が加盟する「パートナー国」の新設を確認した。パートナー国は、トルコ・インドネシア・アルジェリア・ベラルーシ・キューバ・ボリビア・マレーシア・ウズベキスタン・カザフスタン・タイ・ベトナム・ナイジェリア・ウガンダである。欧米諸国への「対抗軸」にBRICSを位置づける姿勢を明確に打ち出した。会合で採択された首脳宣言「カザン宣言」では、経済制裁について「違法で一方的な措置による破壊的な影響を深く懸念する」と明記し、ロシアやイランなどへの制裁を続ける米欧を牽制した。プーチンは「拡大BRICS」が経済力や人口などで先進7ヵ国(G7)を圧倒していると自信を見せた。ロシアには米国やG7こそ「世界で孤立している」と発信する狙いがある。BRICSは5ヵ国体制だったが、1月にイラン・エジプト・アラブ首長国連邦(UAE)・エチオピアが加盟した。首脳会議は9ヵ国体制になってから初めて。23日の会合は、体調不良でオンライン参加したブラジルのルラ・ダシルバ大統領を除く8首脳が対面で参加した。
2024年10月23日:習とモディが会談・緊張緩和へ/(産経ニュース) ロシアを訪問中のインドのモディ首相は23日、「BRICS」首脳会議が開かれている露中部カザンで、中国の習近平国家主席と5年ぶりに会談した。両国は印北部カシミール地方の係争地で起きた軍の衝突で関係が悪化していたが、緊張緩和を図った。
2024年10月23日:トルコの防衛大手企業の本社で大規模爆発/(ロイター・産経ニュース) トルコの首都アンカラ近郊にある防衛大手「トルコ航空宇宙産業」の本社で23日、大規模な爆発が起きた。トルコ内務省高官はXに「銃撃を含むテロ攻撃」があり、死傷者が出たと投稿した。アンカラでは2023年10月、内務省付近で自爆テロが発生した。非合法武装組織クルド労働者党(PKK)系列組織が、事実上の犯行声明を出している。
2024年10月23日:イスラエル軍が48時間でヒズボラ司令官3人と戦闘員70人殺害/(ロイター) イスラエル軍は23日、レバノン南部で過去48時間にイスラム教シーア派組織ヒズボラの司令官3人と戦闘員約70人を殺害したと発表した。
2024年10月23日:北がヒズボラにトンネル工事で協力か?/(ノム通信/文春オンライン参考) 北朝鮮は韓国よりも早く深度100mの地下鉄を走らせた。その地下は要塞化され、核シェルター並みだと言われる。その技術を北朝鮮は外貨獲得の為にヒズボラにも提供したようだ。工事を協力したとも言われる。だがナスララが潜んでいた地下は深度18mだったため、イスラエル軍はバンカーバスター弾を80発撃ち込んでナスララの殺害に成功した。ジョンウンはこれを聞いて極度に恐れただろう。彼は平壌市内にも複数の宿舎を用意し、常に就寝する場所を変えていると言われる。1週間のうちに3度も平壌上空に無人機の進入を許したことが事実ならば、ジョンウンの警護態勢も不完全だということになる。韓国軍が11日に発射訓練を公開した空対地誘導巡航ミサイル「タウラス」が、北朝鮮にとっては脅威だろう。タウラスは射程500キロ以上。速度が劣るものの、レーダーを避けて低空を飛行し、標的の精密攻撃が可能だ。北がロシアに派兵したのは、こうしたハイブリッド戦略を学ばせるためもあるようだ。
2024年10月23日:米がウクライナに3兆円規模の融資/(ノム通信/JNN参考) アメリカのイエレン財務長官は、ロシアの凍結資産を利用したG7=主要7ヵ国によるウクライナへの500億ドルの追加融資のうち、アメリカが4割にあたる200億ドルを拠出する方針を明らかにした。G7=主要7か国は今年6月のサミットで、ロシアの凍結資産から得られる運用益を活用し、ウクライナに対して総額500億ドルを追加で融資する枠組みを策定することで合意している。イエレン財務長官は22日、記者会見し、アメリカがこのうちの4割にあたる200億ドル、日本円でおよそ3兆円を拠出する方針を明らかにした。「停戦に至った場合でも、ロシアの資金で返済が行われることでウクライナと合意している」と述べ、アメリカ国民に負担が生じることはないと強調した。
2024年10月23日:プーチンが習・モディと会談/(ノム通信/JNN参考) 新興国でつくるBRICSの首脳会議がロシアで始まり、プーチン大統領は中国の習近平国家主席と会談し「包括的な戦略パートナーシップの高みに達した」と強調した。一方、プーチンはインドのモディ首相とも会談。モディはウクライナ侵攻について「平和的手段で解決されるべきだ」と指摘し、和平実現のため「支援を提供する用意がある」とした。 儀礼的会談に終わったようだ。
2024年10月23日:経済破綻のスリランカでゾウによる被害続出/(ノム通信/産経ニュース) スリランカは各国からの支援で不要な空港・港湾・道路という巨額プロジェクトを推進し、借金が返せなくなったデフォルトに陥った。特に中国の2国間債務は巨額のため、港湾運営権を売り渡してしまった。いわゆる「債務の罠」に引っかかったのである。一方、開発で棲む場所を追われたゾウや孔雀など、動物たちが空港周辺で野放し状態となっており、2023年だけで170人余がゾウの被害で亡くなった。農作物の被害もひどい。9月の大統領選では、国会(一院制、225議席)にわずか3議席しかもたない左派マルクス・レーニン主義政党の党首が当選した。
2024年10月23日:イスラエル軍が病院近くを空爆・18人死亡60人負傷/(ノム通信/NNN参考) レバノンの首都ベイルート南部の病院近くで21日、イスラエル軍による空爆があり、レバノンの保健当局は、4人の子どもを含む少なくとも18人が死亡、60人がけがをしたと明らかにした。米CNNによると、イスラエル軍は攻撃前にベイルート南部に避難命令を出していたが、病院の周辺は対象地域に含めていなかったという。イスラエル軍は他にも複数のヒズボラ関連施設に空爆を行った。レバノン政府は、この日だけであわせて63人がイスラエル軍の攻撃で死亡したと明らかにしている。
2024年10月22日:ミャンマー武装勢力が主要なレアアース鉱山の支配権握る/(ロイター) ミャンマーの少数民族武装勢力、カチン独立軍(KIA)の報道官は22日、KIAが北部カチン州の主要なレアアース(希土類)鉱山の支配権を握ったとロイターの取材に対して明らかにした。
2024年10月22日:ウクライナの検事総長が辞意表明/(読売新聞) ウクライナのアンドリー・コスティン検事総長は22日、徴兵逃れに関する不正に検察官が関与した疑いが発覚したことを受け、辞意を表明した。障害の認定機関が徴兵逃れの不正に加担していることを見逃す代わりに、検察官も障害者認定を受けて手当などの利益を不当に受けていた可能性がある。地元メディアは10月、西部フメリニツキー州の検察官約50人が不正に障害者資格を取得していたと報じた。組織的な不正が浮上し、同州検察トップが辞任していた。22日の国家安全保障国防会議で検察官を含む公務員の障害者偽装が議論され、ゼレンスキー大統領はこの日、不正の温床とされる障害認定の機関を年内で解散する大統領令を出した。
2024年10月22日:南ア大統領が「ロシアの同盟国」と発言/(ロイター) 南アフリカのラマポーザ大統領は22日、主要新興国で構成するBRICS首脳会議が開かれるロシア中部カザンでプーチン大統領と会談し、南アはロシアを大切な同盟国と見なしていると述べた。
2024年10月22日:中国軍空母「遼寧」が台湾海峡を通過/(ロイター) 台湾国防部(国防省)は23日、中国軍の空母「遼寧」の艦隊が22日夜に台湾海峡を通過したと発表した。台湾が実効支配する東沙諸島(プラタス諸島)の周辺海域から北方向に航行したという。これについて台湾の顧立雄国防部長(国防相)は23日、記者団に、飛行禁止や航行禁止区域は設けられなかったとし、実際に禁止区域を設けて封鎖を実施すれば「国連の決議に基づき戦争の一種と見なされることになる」と指摘。軍事演習と封鎖は全く国際社会への影響が異なるとし、世界の輸送量の5分の1が通過するとされる台湾海峡で封鎖を行えば「国際社会が座視することはできないだろう」と強調した。
2024年10月22日:クロアチアでいじめっ子の再登校で児童1000人が授業ボイコット/(AFP時事) クロアチアの首都ザグレブの小学校で22日、いじめ加害者とされる9歳男児が登校を再開したのを受け、児童約1000人が授業をボイコットした。保護者らの証言によると、男児は以前通っていた学校でもいじめをしていたとされ、それに抗議してクラスメート全員が授業をボイコットしていた。男児は今月、今の学校に転入してきた。保護者らは、男児は暴力や脅迫、暴言、セクシュアルハラスメント(性的嫌がらせ)などの言動があったと主張。保護者らは、転入について事前の通知がなかったこと、少年が再び攻撃的な言動を取り始めたことを挙げ、反発した。22日夜には、保護者数百人が学校の前に集まって抗議した。
2024年10月22日:スウェーデンの病院で誤診により女性33人の子宮摘出/(AFP時事) スウェーデンのウプサラ大学病院は22日、2023~24年に子宮がんのおそれがあると誤診し、不必要な子宮摘出手術を女性33人に実施したことを認めた。対象の女性は38~85歳。大半は50~60代だった。症例数の異常な増加に同院が気付き、調査が行われた。同院によれば、33人は子宮体がん(子宮内膜がん)の前駆病変である類内膜上皮内腫瘍(EIN)と診断された。だが調査の結果「誤診」と判明し、「手術は必要なかった」とされた。同院の医長は深い遺憾の意を表明し、同院は被害を受けた女性たちに補償を申請する機会を設けるとしている。
2024年10月22日:韓国を狙ったサイバー攻撃の8割が北朝鮮/(KOREA WAVE) 最近、韓国を対象としたサイバー攻撃が頻発しており、その約8割が北朝鮮によるものと判明した。韓国のサイバーセキュリティ会社「ログプレッソ」が22日に発刊した「サイバー脅威インテリジェンスリポート」で明らかにした。国家情報院によると、昨年、韓国の公共機関を対象としたサイバー攻撃は1日平均162万件。ログプレッソが北朝鮮発のサイバー攻撃の事例と実際のハッカーのメール情報を分析した結果、うち約80%が北朝鮮による攻撃であることを確認した。北朝鮮は現在、アジア太平洋ネットワーク情報センターから公式に割り当てられたIPアドレス帯と、ロシアおよび中国の通信会社が提供するIPアドレス帯を使用している。北朝鮮国内でもインターネットは利用されているが、外部インターネットにアクセスできるのはごく限られたユーザーのみだ。ログプレッソは、公開されている情報を世界中から収集する「オシント(Open Source Intelligence)」を活用して攻撃者の分析をした。過去に韓国の主要な公共機関を攻撃した「マルウェア」(悪意のあるプログラムやソフト)を分析した結果、サイバー攻撃者が北朝鮮と直接関連のある特定のメールアカウントとIPアドレスを使用していたことを確認した。最近では、攻撃者がマルウェア情報に他者や集団の情報を偽装する手口を使っているため、攻撃グループを特定するには多角的な分析が必要になっている。ログプレッソの関係者は「勤務時間外の週末や早朝、祝日などでの攻撃に効果的に対応するためには、ソア(Security Orchestration, Automation and Response)の導入を勧める。セキュリティー運用業務を自動化して標準化することで、サイバー攻撃に対応する平均時間『MTTR』を短縮することが重要だ」と説明している。
2024年10月22日:イスラエルがヒズボラ指導者後継候補のサフィエディン殺害を確認/(ロイター) イスラエル軍は22日、レバノンの親イラン武装組織ヒズボラの幹部で次期最高指導者候補と目されていたハシェム・サフィエディン師の殺害を確認した。レバノンの首都ベイルート南郊で3週間前に実施した空爆で殺害したという。イスラエルは10月、サフィエディンがおそらく排除されたとしていたが、死亡を確認するのは初めて。
2024年10月22日: ヒズボラが、公船風のイスラエルとの交渉はないと表明/(ロイター) レバノンの親イラン武装組織ヒズボラは22日、イスラエルとの戦闘が続く間はいかなる交渉も行わないと表明した。
2024年10月22日:BRICS首脳会議で中露が対欧米で結束/(共同通信) 主要新興国で構成するBRICS首脳会議が22日、ロシア中部カザンで開幕。議長国ロシアが2022年のウクライナ侵攻開始後に主催する最大の国際会議で、プーチン大統領は国際的孤立のイメージを払拭し、非欧米諸国による結束誇示を狙う。中国の習近平国家主席も参加、新興・途上国「グローバルサウス」の経済や安全保障分野で影響力を強め、欧米への対抗軸の形成を図る。プーチンは22日に習と会談し国交樹立75年を迎えた中ロ関係は「全面戦略協力パートナーシップの高みに達した」と強調し「現代の関係構築の模範だ」と自賛。習も対ロ関係発展を推進すると応じた。インドのモディ首相はプーチンとの会談でウクライナ侵攻に関し「平和的手段によって解決されるべきだ」と強調し、和平実現へ「支援の用意」を表明した。同日に夕食会も開く。BRICS加盟国が今年9カ国に拡大後、初の首脳会議。
2024年10月22日:オーストリアでは極右を除いた政権が発足へ/(共同通信) オーストリアのファンデアベレン大統領は22日、9月の総選挙で第1党となった「極右」の自由党ではなく、第2党の中道右派、国民党を率いるネハンマー首相に組閣を要請した。第3党の中道左派、社会民主党との連立協議を指示。元ナチス党員らが創設した自由党からの首相就任や同党主導の政権発足を阻止した。
2024年10月22日:ロシアの爆撃機2機が日本海飛行・戦闘機同行/(共同通信) ロシア国防省は22日、長距離戦略爆撃機「ツポレフ95MS」2機が日本海の公海上を飛行したと発表した。複数の戦闘機スホイ30が同行し、飛行は約10時間に及んだという。
2024年10月22日:PLO職員が日本の被災地で研修・復興の経験学ぶ/(時事通信) パレスチナ解放機構(PLO)で自治区ヨルダン川西岸の難民問題を担当する職員らが22日、東京電力福島第1原発事故で一時全町避難した福島県浪江町で研修を行った。復興の経験をパレスチナ難民の支援に生かすことが目的。ヨルダン川西岸の難民キャンプ運営に技術協力する国際協力機構(JICA)が招いた。研修は2018年以来2度目。バスで町内を視察して回ったほか、原発事故以降の地域づくりの事例を基に、町の関係者と意見交換した。前日には宮城県東松島市も訪問し、がれき処理や災害備蓄など緊急時の対応を学んだ。
2024年10月22日:イランがイスラエル人雇い、核科学者殺害を指示/(共同通信) イスラエル国内治安機関シャバクと警察は22日、国内の核科学者らの殺害を計画したなどとして東エルサレムの住民7人を9月に拘束したと明らかにした。リーダー格の男(23)は、イスラエルと敵対するイランから指示を受けていたとしている。計画実行前に7人は拘束された。
2024年10月22日:ASEANが同盟相手に「中国選ぶ」が5割超/(産経ニュース) 東南アジア諸国連合(ASEAN)の10加盟国の識者らを対象にした年次調査で、対立する米国と中国のいずれかと同盟を結ぶことをASEANが迫られた場合、中国を選ぶべきだとの回答が2020年の質問設定以来初めて、米国を上回った。調査はシンガポールのシンクタンク「ISEASユソフ・イシャク研究所」が今年1~2月、研究者や市民団体代表、政府関係者ら約2千人を対象に実施した。調査の結果、中国との同盟を選んだ回答は過半数の50.5%を占めた。米国は49.5%だった。2023年の前回調査では、米国が61.1%、中国が38.9%だった。今回の調査ではマレーシア・インドネシア・ラオス・ブルネイの各国で中国の支持が顕著に増加し、7割を超えた。各国とも巨大経済圏構想「一帯一路」などで中国による貿易、投資が拡大している。フィリピンは8割超が米国を支持し、ベトナム、シンガポールなども過半数が米国を選択。各国で判断が割れた。米中対立のリスク回避のために信頼できる戦略的パートナーとしては、欧州連合(EU)が37.2%でトップ、次いで日本(27.7%)が選ばれ、インドやオーストラリア・英国・韓国を上回った。
2024年10月22日:G7が共同声明でロシアの凍結資産は終戦後も続くと明記/(共同通信) 日米欧の先進7ヵ国(G7)が、ロシアの凍結資産の運用益を活用した500億ドル(約7兆5千億円)規模のウクライナ支援に関し、ロシアとウクライナの戦争終結後も資産の凍結を続ける方針を固めたことが22日、分かった。月内にも公表する共同声明に明記する。外交筋が明らかにした。
2024年10月22日:ウクライナ人口が露侵攻以降1000万人減少/(AFP時事) 2022年2月のロシアによる侵攻開始以降、ウクライナの人口が1000万人減少したことが分かった。国外への避難や、出生率の減少が主な要因。国連が22日、発表した。
2024年10月22日:北が露に派遣したのは「暴風軍団」/(共同通信) 北朝鮮がロシアのウクライナ侵攻を支援するのに派兵したとされる特殊部隊は「暴風軍団」と呼ばれる精鋭の第11軍団に所属する。暴風軍団は4万~8万人規模とされ、1968年に韓国大統領府襲撃未遂事件を起こした部隊が母体だとみられている。 北の精鋭部隊がロシアで無駄死にすれば、北の韓国への脅威が少し減ることになる。
2024年10月22日:ブリンケンが中東歴訪開始/(産経ニュース) ブリンケン米国務長官は22日、イスラエルに到着し、中東歴訪を開始した。イスラエルではネタニヤフ首相らと会談し、パレスチナ自治区ガザで続くイスラム原理主義組織ハマスとの停戦などを協議する。イスラエル軍がハマス最高指導者のシンワールを殺害し、米政府は停戦の好機だとして交渉を推進する構え。ガザの戦後統治策やレバノンの親イラン民兵組織ヒズボラとの停戦も議題となる。
2024年10月22日:中国と教皇庁が司教任命権で暫定合意を延長/(共同通信) 中国外務省は22日、中国での司教任命権問題を巡る暫定合意を4年間延長することでローマ教皇庁(バチカン)と合意したと発表した。国交のない両国は、中国が国内の司教を独自に任命して対立していたが、2018年に暫定合意を結び歴史的な和解を果たした。暫定合意は2020年と2022年に延長され、今回で3度目の延長。
2024年10月22日:シンガポール初代首相の息子が政治亡命を表明/(ノム通信/ロイター参考) シンガポールのリー・クアンユー初代首相の息子、リー・シェンヤンは22日、国連難民条約に基づき政治亡命中だと明らかにした。シェンヤンは英国に滞在中のようだ。「十分に根拠のある迫害の危険に直面しており、安全にシンガポールに戻ることができない」と英政府が判断したとフェイスブックに投稿した。 亡命理由がはっきりせず、亡命を理由にして遺された自宅処分を巡り何らかの容疑が出てくることを回避した可能性がある。
2024年10月22日:韓国が北の露派兵に対抗してイスラエルに武器供与も検討/(ノム通信/ロイター参考)韓国大統領府の高官は22日、北朝鮮とロシアの軍事協力への対抗措置として、ウクライナへの直接的な武器供与を検討する可能性があると述べた。韓国は主要な武器生産国だが、一部西側諸国やウクライナの致死性武器提供要請に対し、これまでは地雷除去装置などの援助にとどめていた。北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長は21日に尹錫悦大統領との電話会談で情報共有強化に向けた代表団派遣を要請。これを受け、情報・防衛当局者のチームが「数日以内に」NATO本部を訪問する予定という。
2024年10月22日:ウクライナが酒醸造工場を攻撃対象に/(ロイター) ロシア当局者が22日明らかにしたところによると、ウクライナ軍が夜間にロシアのエタノール工場を無人機(ドローン)で攻撃し、火災が発生した。ロシアにある別の蒸留酒製造所2ヵ所もドローン攻撃を受けた。
2024年10月22日:ハマスが集団指導体制に・指導者暗殺を恐れてか?/(AFP時事) ハマスの情報筋2人は、同組織は先週イスラエル軍に殺害されたヤヒヤ・シンワル最高指導者(61)の後任として、カタールの首都ドーハを拠点とする5人のメンバーから成る委員会を任命する方向で動いていると明らかにした。全員、カタールを拠点としている。
2024年10月22日:NZの空港では「ハグは3分」・理由に科学的説明登場/(AFP・産経ニュース) ニュージーランド南島にあるダニーデン空港の降車エリアに「ハグは3分まで」の看板がお目見えした。「3分を超える場合は15分まで無料の駐車場へ」と呼びかけている。別れを惜しむカップルのハグで降車レーンが混雑することを防ぐ措置という。SNS上では賛否両論だが、空港当局者は「幸福感を高めるホルモンであるオキシトシンを放出するには20秒間で十分。それ以上は気まずい」と指摘している。
2024年10月21日:北の国連代表が真っ赤な嘘・ロシア派兵を否定/(AFP時事) 北朝鮮の国連(UN)代表は21日、国連総会の委員会会合で、北朝鮮はウクライナに侵攻するロシアを支援するための派兵を行っていないと述べた。
2024年10月21日:イランがIAEAに書簡・イスラエルが核施設攻撃の脅迫/(ノム通信/ロイター参考) イラン外務省の報道官は21日の記者会見で、イスラエルがイランの原子力施設を攻撃すると脅迫していると訴える書簡を国連原子力機関(IAEA)に送付したと明らかにした。報道では脅迫の証拠は示されていない。
2024年10月21日:ウクライナの女性兵士は4万5000人・女性徴兵始まるか?/(Newsweek) 今年1月時点で既に軍務に就く女性は4万5000人を超えている。既に1万人が前線に出ている。ウクライナ軍は女性の徴兵に踏み切るのか?
2024年10月21日:韓国の医師が海外に目を向ける/(ノム通信/Record China参考) 韓国・週刊朝鮮の21日の記事によると、韓国で大学医学部の定員増を柱とする医療改革をめぐって政府と医療界の対立が長期化する中、海外に目を向ける医師が増えているという。19日に日本の医療法人徳洲会(徳洲会グループ)の説明会が行われ、参加資格は韓国の医師免許所持者かつ日本の医師国家試験の出願者となっていたが、定員50人が早々に埋まったという。大韓開業医協議会によると、辞職した専攻医(研修医)の10人に2人は海外を目指して準備している。ベトナムのある大型病院では、週44時間勤務、月給3000万ウォン(約327万円)で韓国人医師の採用に乗り出しているという。 カネのために国を捨てるような行為だ。よくそんな真似ができるものだ。国民性を疑う。
2024年10月21日:米が北の露派兵の事実関係を同盟国と協議/(ノム通信/産経ニュース参考) カービー米大統領補佐官は21日の記者会見で、北朝鮮がウクライナへの侵略を続けるロシアに地上部隊を派兵したとされる問題で、事実関係を調査するため同盟諸国と協議していると明らかにした。近日中にも調査内容を公表する計画があるとも述べた。協議中の国名に触れなかったが、NATO諸国に加え韓国も含まれているようだ。カービーはまた、ウクライナでの露軍の死傷者数が「1日当たり1200人超」に上るとの概算を示し、「歴史的な数だ」と指摘した。
2024年10月21日:ベルリン慰安婦像の撤去が延期・韓国系団体が差し止め請求/(産経ニュース) ベルリン市ミッテ区に慰安婦像を設置した韓国系市民団体が今月、区の像撤去命令に対抗し、差し止め請求訴訟を起こしたことが分かった。同団体が明らかにした。訴訟中は区による強制執行は難しく、慰安婦像の撤去は先延ばしにされる可能性が出てきた。像を設置した「コリア協議会」の韓静和(ハン・ジョンファ)代表は21日、産経新聞の取材に対し、訴えを先週、ベルリンの行政裁判所に出したと述べた。「裁判は1~4ヵ月はかかる。その間、強制撤去はできないはず」と語った。ミッテ区議会では9月、像存続を求める動議が賛成多数で採択されたうえ、撤去に反対する署名は3000人にのぼったとし、訴えを正当化した。動議に法的拘束力はない。
2024年10月21日:イスラエル軍がヒズボラ軍資金の流れと隠し場所を公開/(読売新聞) イスラエル軍報道官は21日、レバノン南部で戦闘を続けるイスラム教シーア派組織ヒズボラの軍資金の流れと、資金が隠されているとするレバノンの首都ベイルートの病院地下壕ごうの見取り図について機密を解除し、公開した。ヒズボラの資金源を断ち、弱体化を図る方針だ。報道官は記者会見で、ヒズボラの後ろ盾であるイランが、石油売却で得た収入を現金や金で在レバノン大使館へ空輸し、ヒズボラに直接届けていると主張したシリアの首都ダマスカスを21日に空爆し、ヒズボラ金融部門の責任者を殺害したことも発表した。
2024年10月21日:米国防長官がキーウ訪問・4億ドルの新たな軍事支援表明/(ロイター) オースティン米国防長官が21日、ウクライナの首都キーウを訪問し、4億ドルの新たな軍事支援を発表した。オースティン長官のキーウ訪問は4回目。ウクライナのゼレンスキー大統領との会談で「米国はここで何が重要なのかを理解している」と述べ、追加の弾薬、装甲車、対戦車兵器のための新たな支援策を発表した。
2024年10月21日:中印が国境紛争解決で合意/(ロイター) インドと中国は、ヒマラヤ山中の国境地帯のパトロールに関する取り決めに合意した。インド外務省が21日、明らかにした。「2020年にこの地域で発生した問題から手を引き、問題を解決することにつながる国境地帯の実効支配線に沿ったパトロールの取り決め」で合意したと述べた。2020年の軍事衝突で始まった紛争の解決につながるとしている。
2024年10月21日:アゼルバイジャンが石破首相にCOP29訪問要請/(産経ニュース) 訪日した旧ソ連・アゼルバイジャンのエルチン・アミルバヨフ大統領特使が東京都内で産経新聞のインタビューに応じ、11月に首都バクーで開催される国連気候変動枠組み条約第29回締約国会議(COP29)に、石破茂首相の招待を目指す意向を明らかにした。対立する隣国アルメニアとの和平進展に向け日本の協力を得たい考えも示した。
2024年10月21日:ガザ女性が水不足から自前で海水から水を作る/(ノム通信/共同通信参考) イスラエル軍の攻撃が続くパレスチナ自治区ガザの南部ハンユニスで、エンジニアの女性(50)が海水を浄化する装置を作り、地域の多くの避難民に飲み水を提供している。装置はがれきから集めた材料も使った。ガザは水資源が乏しく、インフラ施設も破壊されて状況は悪化。女性は「水は命に関わる。より多くの人にこの水を使ってもらいたい」と話す。屋上に作った蒸留装置は太陽熱を利用したもの。
2024年10月21日:豪議員がチャールズ英国王に非難の言葉を浴びせる/(AFP時事) オーストラリアで21日、連邦議会を訪問したチャールズ英国王に対し、先住民のリディア・ソープ上院議員が反植民地主義的な言葉を浴びせる一幕があった。チャールズ国王の演説後、無所属のソープは約1分間にわたり、「私たちの土地を返せ!私たちから盗んだものを返せ!」などと叫び、痛烈に非難した。オーストラリアは100年以上にわたり英国に植民地として支配された。その間に数千人のアボリジニが殺害され、コミュニティー全体が強制移住させられた。オーストラリアは1901年に実質的に独立したが、完全な共和制には移行せず、現在の国家元首はチャールズ国王となっている。 豪は時代に合わせて英連邦から脱退すべきだ。過去の問題を引きずることは良くない。
2024年10月21日:韓国がロシア大使に抗議・北軍派遣は違法と/(ロイター) 韓国外務省は21日、ウクライナへの派兵を目的とした北朝鮮軍兵士のロシア派遣について、駐韓国ロシア大使を呼んで抗議し、北朝鮮兵の即時本国帰還を求めた。
2024年10月21日:イスラエル軍がヒズボラ関連金融機関を集中攻撃/(AFP時事) イスラエルは、レバノンのヒズボラに資金を提供しているとされる金融機関の支部への爆撃を開始した。レバノン国営通信社NNAは、ベイルート南郊が11回攻撃され、その大半が金融機関アル・カルド・アル・ハサンの支部を標的にしたものだったと報道。東部ベカー平原および南部の支部も攻撃を受けたとしている。ベイルート空港付近もイスラエル軍の攻撃を受けた。同空港は、人道支援の主要な受け入れ窓口で、紛争避難民の重要な出国経路にもなっている。
2024年10月20日:中国人愛国者が海外でも子どもらを殺傷/(Record China) スイスのチューリッヒでは、路上を行く幼稚園児の集団に襲い掛かった。幼稚園児は幼稚園から学童施設まで、学童施設の職員に付き添われて移動中だった。この事件で幼稚園児3人が負傷し、1人は重傷だったオーストラリアで33歳の中国人の男が生後9カ月の赤ちゃんに熱いコーヒーを浴びせて全身60%に重度のやけどを負わせた。極端なナショナリズムの「毒の炎」はすでに、国境を越えて広がっている。われわれは警戒せねばならない。このような感情がさらに拡大することを許してはならない。
2024年10月20日:ヒズボラ副指導者がイランに脱出・攻撃恐れ/(時事通信) アラブ首長国連邦(UAE)のメディアは20日、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラのナンバー2、カセム師がレバノンからイランに脱出したと報じた。ヒズボラの後ろ盾であるイラン指導部が、イスラエルによる殺害を恐れて指示したという。イスラエル軍はヒズボラへの攻勢を強め、9月末に最高指導者ナスララを殺害。その後10月には後継候補と目されていたサフィエディン師を標的に空爆を実施した。サフィエディンも死亡したとの見方が強い。 宗教的指導者が自ら逃亡するとはイスラム教も情けないものだ。踏みとどまって死んでこそ英雄になれるのに。
2024年10月20日:イスラエル軍がガザとベイルートの両方で攻撃激化/(読売新聞) パレスチナ自治区ガザ北部ベイトラヒヤで19日、イスラエル軍による激しい空爆があり、ガザ保健当局は20日、死者・行方不明者が87人に上ると発表した。軍は20日、レバノンの首都ベイルートの「ヒズボラ情報機関本部の司令部と兵器工場」も空爆したと発表した。ガザとレバノン双方で攻撃をさらに強めている。
2024年10月20日:日本のフィリピン大使が非戦を誓う/(共同通信) 太平洋戦争で連合国南西太平洋方面軍のマッカーサー司令官がフィリピン奪還に向け中部レイテ島に上陸してから80年となった20日、同島パロで記念式典が開かれた。日本の遠藤和也大使が出席し「日本国民は戦争の惨禍を繰り返さないと決意している」と誓った。 これは日本が防衛の為であっても戦わないという意思表示だと受け取られる可能性があり、誤ったメッセージである。日比間では自衛隊とフィリピン軍の合同演習を容易にする「円滑化協定」が7月に署名されている。
2024年10月20日:ロシアが北朝鮮兵の軍服を用意/(ノム通信/共同通信参考) ウクライナ文化情報省の戦略コミュニケーション・情報セキュリティーセンターは20日、ロシア軍がウクライナ侵攻を支援する北朝鮮兵士に装備品を支給するため、軍服や靴、帽子のサイズを質問する朝鮮語の調査票を用意していたと発表した。ロシアに到着した北朝鮮兵に提出を求めたとみられ、韓国メディアは北朝鮮の派兵を裏付ける証拠だと注目している。同センターは、調査票とされる電子データを公開した。 ロシアは北朝鮮兵をロシア兵に偽装するため、軍服を用意するだけでなく、身分証さえ偽造している。
2024年10月20日:ウクライナ軍がロシア領内の武器施設を攻撃強化/(共同通信) ウクライナ軍がロシア領内にある無人機の保管施設や弾薬庫への攻撃を強めている。今月に入りロシア併合地域にある石油ターミナルも標的にした。ロシア軍の後方支援に打撃を与え、ウクライナ全土で続くミサイル・無人機攻撃の抑制や東部戦線の難局打開につなげたい狙いがあるとみられる。ウクライナ軍は10月9日、ロシア南部クラスノダール地方にある攻撃型ドローン・シャヘド約400機が保管された施設を攻撃した。そのためか、連日連夜空襲警報が鳴り響いたウクライナで、13日夜から14日未明にかけてはドローン攻撃が無かった。9月にはロシア西部トベリ州や南部ボロネジ州などで複数の弾薬庫を破壊。10月に入っても無人機施設のほか、ロシアが併合したクリミア半島の港にある石油ターミナルや、東部ルガンスク州のロシア占領地域の燃料貯蔵庫も攻撃した。
2024年10月20日:インドネシアでジョコ院政体制確立/(ノム通信/時事通信参考) インドネシアの大統領に20日、前政権で国防相を務めたプラボウォ(73)=グリンドラ党党首=が就任した。任期は5年。ジャカルタで同日、就任式が行われた。 プラボウォは事実上前大統領のジョコから指名されており、副大統領にもジョコ前大統領の長男で、中ジャワ州ソロ(スラカルタ)市の前市長ギブラン(37)が就任する。 事実上のジョコ院政体制が確立したと言えるだろう。
2024年10月20日:中国建国75年・ジョンウンが祝電に習が答電/(共同通信) 北朝鮮メディアは20日、中国の建国75年に際して金正恩朝鮮労働党総書記が送った祝電に対し、習近平国家主席が答電で謝意を示したと報じた。習は北朝鮮の国民を「兄弟」とし、「伝統的な友好は歳月が過ぎるほど堅固になっている」と強調。今後も協力を発展させると記した。 近年北朝鮮がロシアと軍事協定を結んで接近しつつあるのに対して、相対的に中国とは疎遠になっている。習は気持ちとして北朝鮮との関係をより強力にしたいようだ。
2024年10月20日:ロシア軍がウクライナ要衝クピャンスクに迫る/(共同通信) 英国防省は19日、ロシア軍がウクライナ東部ハリコフ州の要衝クピャンスクの20キロ付近に迫っている可能性が高いとの分析を発表した。クピャンスクは州都ハリコフや同州イジュムにつながる幹線道路が集まる。ウクライナ軍が2022年9月に奪還したが、再び制圧される恐れがある。
2024年10月19日:ウクライナ軍がロシア西部ブリャンスク州の工場を攻撃/(ノム通信/共同通信参考) ロシア西部ブリャンスク州にある軍事用の小型電子製品の工場で火災が発生している映像が19日、インターネットで拡散した。工場がウクライナ軍の攻撃を受けたとみられる。
2024年10月19日:初のG7国防相会合・ガザ停戦・国連レバノン暫定軍支援の共同声明/(読売新聞) G7は19日、イタリア南部ナポリで国防相会合を開いた。パレスチナ自治区ガザでの即時停戦や人質の解放を改めて求め、イスラエル軍の攻撃を受けた国連レバノン暫定軍(UNIFIL)に対する支援の必要性を盛りこんだ共同声明を採択し、閉幕した。
2024年10月19日:ドイツでも議員から反イスラエルの声/(AFP時事) ドイツ連邦議会のアイダン・オーズス副議長は18日、イスラエルへの反感を示す投稿を共有したことで批判の的となった。オーズスは、オラフ・ショルツ首相と同じ中道左派の与党・社会民主党(SPD)所属。オーズスが共有したのは、イスラエルのシオニズム運動に反対する米国拠点のユダヤ人団体「平和へのユダヤ人の声」の投稿。建物が炎上する画像に「これがシオニズムだ」とのメッセージが添えられたものだった。オーズスはその後投稿を削除。オーズスは5人の副議長の1人であるが、同党に所属するベアベル・バース連邦議会議長も、「明らかに反シオニズム的な内容のメッセージの拡散は、受け入れられない」と非難した。
2024年10月19日:ヒズボラがネタニヤフ私邸をドローン攻撃・負傷者なし/(時事通信) イスラエル首相府は19日、中部カイサリアにあるネタニヤフ首相の私邸がドローン攻撃の標的になったと明らかにした。地元メディアなどが伝えた。当時ネタニヤフや夫人は不在だった。ドローンはレバノンから飛来し、イスラエル軍と交戦するイスラム教シーア派組織ヒズボラが発射したとみられる。軍の声明によると、ドローン3機のうち2機を撃墜し、残る1機が建物に衝突した。負傷者はいなかった。
2024年10月19日:ハリケーンの影響でキューバ全土で大規模停電/(共同通信) キューバ全土で17~18日に大規模な停電があり、各地の学校が休校になるなど影響が広がった。発電所の故障やハリケーンによる燃料輸送が滞ったことによる燃料不足が原因。キューバでは発電設備の老朽化や燃料不足で以前から停電が頻発。政府は米国の経済制裁で燃料輸入が妨げられていると主張している。
2024年10月19日:ヒズボラはイランの革命防衛隊が創設/(ノム通信/文春オンライン:池上彰参考) ヒズボラは「神の党」という名称のイスラム教シーア派の武装勢力であるが、イスラエル軍が1982年6月にレバノン南部に侵攻した際、イランの革命防衛隊によって創設された。イランでは、1979年のイラン・イスラム革命によって成立したシーア派政権が「革命の輸出」を始めていた。その1つがヒズボラである。
2024年10月19日:プーチンは非難と逮捕を恐れてG20欠席/(時事通信) ロシアのプーチン大統領は、モスクワ郊外で行われた新興国グループ「BRICS」加盟各国メディアとの記者会見で、11月中旬にブラジル・リオデジャネイロで開かれるG20サミットを欠席する意向を示した。大統領府が18日、明らかにした。ウクライナ侵攻を始めた2022年以降、国際的な非難と孤立を避けるべく対面出席を見送っており、今回も同様の対応を取る。ブラジルは国際刑事裁判所(ICC)加盟国であり、逮捕状が出ているプーチンは逮捕される可能性がある。
2024年10月19日:ロイターがシンワルを英雄視する記事を発信/(ノム通信/ロイター参考) ロイターは18日の報道で、ガザ住民がシンワルの死を「英雄的死」と称賛しているという記事を書いた。 西側にとってハマスを称賛視するかのような記事の書き方は好ましくないはずだ。ロイターは客観的立場に立ってもいないし、単に講読数を増やしたいだけのようだ。
2024年10月18日:ロシアのメドベージェフが久々に暴言/(ノム通信/Newsweek参考) ドミトリー・メドベージェフ前大統領は18日、核兵器使用に関する警告を発し、「時間は残りわずかだ」と述べた。彼は最近、ウクライナによる核兵器製造説を捏造して振り撒いている。
2024年10月18日:ヨルダン川西岸入植ユダヤ人がパレスチナ人の畑を襲撃/(ロイター) 国連人道問題調整事務所(OCHA)は18日、パレスチナ自治区ヨルダン川西岸でイスラエル軍がパレスチナ人を殺害したり、ユダヤ人入植者がパレスチナ人のオリーブ畑を襲撃しているとして、「まるで戦争のような」戦術を取っていると非難した。
2024年10月18日:ミャンマーの中国総領事館で爆発・建物損傷/(産経ニュース)(10.20記) ミャンマー第2の都市、中部マンダレーにある中国総領事館で18日夕に爆発があり、建物の一部が損傷した。死傷者はなかった。民主派系メディア「イラワジ」は、手榴弾による攻撃と報道。国軍は「テロリストによる犯行」とみている。
2024年10月18日:中国の台湾制圧の野望/(まいどなニュース) これまでの中国側の行動を見ていると、台湾の発言や行動に対して突発的に反応しているというより、対抗措置が極めて整備、統率されたものであり、事前に入念に計画されていた可能性が非常に高い。台湾を実効支配し、その後台湾を軍事的最前線として基地化し、その後西太平洋への影響力を拡大するというのは中国が描く海洋軍事戦略であり、その一環で台湾側への対抗措置は十分に検討されていよう。
2024年10月18日:北朝鮮軍がロシアで軍事訓練を受けている/(産経ニュース・読売新聞)(10.19追記) ウクライナメディアは18日、同国軍情報当局筋の話として、北朝鮮軍がハバロフスクやウラジオストクなど露極東の4都市で実戦投入に向けた訓練を受けていると報じた。ウクライナ国防省情報総局のブダノフ局長は、ロシアに派遣された北朝鮮軍の規模を「1万1000人」だと指摘。ブダノフはまた、北朝鮮軍が11月1日までに訓練を完了し、うち2600人がウクライナ軍の越境攻撃を受ける露西部クルスク州に投入される見通しだと明らかにした。ウクライナの情報安全保障センターは18日、北朝鮮兵がロシア国内の訓練場で装備品を受け取っているとする動画をSNSで公開した。米国のカート・キャンベル国務副長官は18日、北朝鮮がロシアに協力し、大規模派兵を進めているとされることについて「国際政治の中で不吉な展開だ」と述べ、危機感をあらわにした。19日の読売新聞の続報によると、ロシアの海軍輸送船で8日から13日にかけてロシアに着いた1500人の特殊部隊は、ウラジオストクやハバロフスクなどに分散してロシア軍と合流し、ロシア軍服とロシア製武器を支給された。現在は戦線投入に向けた訓練が行われているという。特殊部隊員らには、北朝鮮人に顔立ちが似ている地域の住民と偽装した身分証も渡されたといい、韓国の国情院は「(ロシアが)北朝鮮軍の戦線投入を隠そうとしている」とした。 ウクライナや韓国の諜報能力もすごいものだ。
2024年10月18日:ウクライナが東部の集落奪還/(産経ニュース) ロシアによるウクライナ侵略で、ウクライナ国防省情報総局は18日、同国軍が東部ハリコフ州の集落クルグリャコフカを露軍から奪還したと発表した。クルグリャコフカは露軍が制圧を狙う同州の都市クピャンスク方面に位置している。東部では戦力に勝る露軍が徐々に前進しているが、ウクライナも反撃を試みているもようだ。
2024年10月18日:ベルリンで米・英・独・仏首脳会談・中東ウクライナ協議/(ノム通信/時事通信) 米英独仏4ヵ国首脳は18日、ベルリンで会談し、中東情勢やロシアの侵攻を受けるウクライナの支援方針について協議した。ドイツのショルツ首相は、戦争不拡大のためにはウクライナを犠牲にするつもりのようだ。
2024年10月18日:イスラエルのガザ避難命令は戦争犯罪の可能性・国連/(AFP時事) 国連のボルカー・ターク人権高等弁務官は17日、イスラエルがパレスチナ自治区ガザ地区北部住民に科した「大規模な強制移動」について、「必要不可欠な軍事的理由」に基づいたものでない限り、戦争犯罪に該当する可能性があると警告した。タークは「イスラエルによる避難命令は、ガザの他の地域から北部を完全に切り離す意図があるように見える」と指摘。
2024年10月18日:トルコの穀倉地帯に陥没穴・地下水過剰使用で/(AFP時事) トルコ・コンヤ県で農業を営むファティ・シクさん(45)は、地面に突然大きな穴が開いてのみ込まれてしまう恐れがあると知りつつも、トラクターでトウモロコシ畑を耕し続ける。農業が盛んなコンヤ県はトルコの「パンかご」とも呼ばれる。地元カラプナル出身のシクさんの土地には巨大な陥没穴がすでに二つある。コンヤ県のあるアナトリア(Anatolia)半島の中部一帯には、何世紀も前から陥没穴が存在しているが、近年、その数が急増している。専門家は、度重なる干ばつとそれに伴い農業潅水で地下水を過剰に利用していることがその背景にあると指摘する。
2024年10月18日:ロシアが穀物を高く売るため「BRICS取引所」の創設提案/(ロイター) ロシアは同国の都市カザンで22-24日に開く新興国グループ「BRICS」首脳会議を控え、「BRICS穀物取引所」の創設を提案した。国際市場で農産物の価格決定力を高めることが狙い。
2024年10月18日:レバノンがイスラエルに反撃しない訳/(ノム通信/Newsweek参考) レバノン国軍は弱小であり、戦闘機を保有していない。兵士7万人の多くは2~3の仕事を掛け持ちしている。イスラエルとの圧倒的軍事力の差が、レバノンが反撃できない理由であるが、多くの欧米諸国は、ヒズボラをテロ組織に指定しているから、ヒズボラに味方すれば、レバノンはテロ支援国家と見なされかねず、国際的支援が絶たれる可能性がある。経済的に破綻しているレバノンとしてはそれだけは避けたいと考えている。2006年以降、レバノンはアメリカから計30億ドル以上の軍事援助を受けてきたという事情もある。多くのレバノン市民は、ヒズボラは1982年と2006年のイスラエルによるレバノン侵攻を利用して、自らの影響力を拡大してきたと考えている。レバノンでは、かつての内戦終結時に、大統領はキリスト教マロン派、首相はスンニ派、国会議長はシーア派から出すという権力配分が決められた。そんななか軍は唯一の中立機関であり、宗派間の緊張が生じたとき唯一仲裁に入ることができるアクターと見なされている。レバノン軍のジョゼフ・アウン最高司令官はマロン派で、次期大統領として反ヒズボラ派の間で最大の支持を集めている。
2024年10月18日:イスラエル軍がヒズボラの地域司令官を殺害/(ロイター) イスラエル軍は18日、ヒズボラのレバノン南部タイベを管轄する司令官を殺害したと明らかにした。
2024年10月18日:NATO国防相会合閉幕・ゼレンスキー大統領が日本に謝意/(産経ニュース) ブリュッセルで開かれた北大西洋条約機構(NATO)国防相会合は18日、ロシアに侵略されたウクライナに対する軍事支援の強化と、ウクライナの将来的なNATO加盟を確認して閉幕する。参加したウクライナのゼレンスキー大統領は日本からの支援に関し「日本は本当に力強い相棒だ。日本がいなければ生き残れなかった」と謝意を表明した。
2024年10月18日:ハマス幹部がシンワルの死亡を認める/(ノム通信/NNN参考) 17日にイスラエル軍により殺害されたハマス最高幹部シンワルの死亡を、政治部門の幹部ハリル・ハイヤが18日に認めた。
2024年10月17日:米がロシア使用のドローンに中国企業が関係しているとして中国企業に制裁/(産経新聞) 米財務省は17日、ロシアがウクライナ侵略で使用する長距離の攻撃用無人機の生産に関与したとして、中国などに拠点を置く3企業と1個人に制裁を科した。米国内の資産が凍結される。ロシアに武器を直接供給する中国企業が制裁対象となるのは初めてとしている。ミラー国務省報道官は声明で、ロシア企業の協力の下、中国で生産された無人機がウクライナで重要インフラの破壊や多数の負傷者を生み出していると指摘。「ロシアに対する軍事的支援には引き続き代償を負わせる」と警告した。
2024年10月17日:豪がウクライナに米国製「エイブラムス」戦車49輌を供与と発表/(ノム通信/乗りものニュース参考)(10.20記) オーストラリアは2024年10月17日、ウクライナに対してM1「エイブラムス」戦車49両を供与すると発表した。同戦車の供与は2億4500万オーストラリアドル(日本円で約245億円)相当にわたる新たな支援パッケージの一部だという。米国が最初に供与したM1A1は31輌だが、約半数のM1A1が使い物にならなくなっている。ウクライナにとっては朗報となる。
2024年10月17日:ウクライナ軍発表のロシア戦車破壊数が9000台を超える/(ノム通信/乗りものニュース参考)(10.20記) ウクライナ国防省は17日、ロシア軍との戦いにおける最新の戦果を発表した。17日時点では、戦車9004輌・装甲戦闘車輌1万8002輌・火砲1万9510門・多連装ロケット1232門/輌・ドローン1万7104機・軍用ジェット機369機・ヘリコプター329機・各種艦艇28隻・潜水艦1隻などを破壊したと報告している。予備保管していた戦車は最大1万200輌だったが、その大部分を失ったことになる。
2024年10月17日:ゼレンスキー大統領が核兵器保有の可能性に言及/(AFP時事) ウクライナのゼレンスキー大統領は17日、欧州連合(EU)首脳会議で、「ウクライナは自衛のための核兵器を保有するか、何らかの同盟を結ぶ必要がある」と述べた。ゼレンスキーは18日、テレビ放映されたインタビューで自身の発言について、「(ウクライナとしては)世界に対する脅威や核兵器を生み出すつもりはなかった」と釈明した。ウクライナは1991年のソ連崩壊に伴い、世界第3位の核兵器保有国となった。だがその3年後、ロシアと米国に安全保障を確約され、核兵器を放棄。ブダペスト覚書として知られるこの安全保障は、署名国がウクライナおよびその他の旧ソ連構成国の領土保全と独立を尊重することを求めている。ゼレンスキーは18日、ウクライナはブダペスト覚書に基づき核兵器を放棄したにもかかわらず、安全保障も領土保全も得られていないと訴えた。さらに、ウクライナは核の傘を取り戻そうとしているわけではなく、NATO加盟を望んでいると主張した。
2024年10月17日:IS掃討開始から10年・アフリカで脅威拡大/(ロイター) 米主導で進めてきた過激派組織IS掃討作戦が17日、正式な開始から10年の節目を迎えた。同作戦への逆風が強まる中、米国と北大西洋条約機構(NATO)同盟国はブリュッセルで今後の方針を協議した。米軍は今夏、西アフリカのテロ対策拠点としていたニジェールの基地から撤収を迫られた。アフガニスタンでは2021年にイスラム主義組織タリバンが権力を掌握、イラクは駐留米軍の削減と連合軍の活動終了を求めている。社会の関心はロシアのウクライナ侵攻や中東の紛争に集まっているが、米当局者はアフリカなどでISの脅威が高まっていると警告している。NATOのルッテ事務総長は「脅威は進化している」とし、「単独犯による攻撃が増加している。テロリストはますます新技術を使うようになり、震源地はサヘル地域(サハラ砂漠南部)に南下している」と述べた。
2024年10月17日:邪悪国家ロシアがモルドバ人に騒乱訓練計画・大統領選妨害のため/(ロイター・NNN) モルドバの警察当局は17日、ロシアでモルドバ人数百人に暴動や騒乱の訓練を受けさせる計画を察知したと発表した。大統領選と欧州連合(EU)加盟の是非を問う国民投票を20日に控え、ロシアによる介入疑惑が相次ぎ浮上している。20日のNNNの続報では、ロシアが13万人以上のモルドバ国民に賄賂を渡し大規模な票の買収を行っていると警察当局が明らかにしている。
2024年10月17日:ドイツがイスラエルへの武器供与を倍増・国際法遵守は必須と/(ロイター) ドイツのショルツ首相は17日、今後もイスラエルへの武器供給を通じて自衛支援を継続すると述べる一方、イスラエルは国際法を順守しなければならず、最終目標は2国家解決だと言明した。ドイツは過去8週間でイスラエル向けに約3100万ユーロ(3400万ドル)相当の武器輸出を承認。これは年初から7月中旬までの2倍以上となる。
2024年10月17日:バイデンがネタニヤフと電話会談/(読売新聞) 米国のバイデン大統領は17日、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相と電話で会談した。イスラム主義組織ハマスの最高幹部ヤヒヤ・シンワルの殺害を評価した上で「パレスチナ自治区ガザの停戦に向けて前に進む時だ」と促した。
2024年10月17日:バイデンが最後の訪欧開始・ウクライナ中東巡り/(ノム通信/ロイター参考) バイデン米大統領は17日、ドイツのベルリンに到着した。18日にドイツ大統領および首相と二国間会談を行った後、フランス・英国の首脳らとロシアのウクライナ侵攻などについて協議する。 ハリケーンで延期していた訪欧歴訪が始まった。任期は今年一杯であり、これが任期中最後の訪問となるだろう。
2024年10月17日:国連が日本に内政文化干渉/(時事通信) 国連の女子差別撤廃委員会は17日、日本の女性政策を審査する会合をスイス・ジュネーブで開いた。同委の対日審査は8年ぶりで、この日の議論を踏まえ、改善勧告を含む報告書を近く公表する。同委は2003・2009・2016年の過去3回の報告書で、夫婦同姓を定めた民法第750条が「実際には多くの場合、女性に夫の姓を選ぶよう強制している」などと指摘し、改正を勧告した。選択的夫婦別姓が争点の一つとなっている衆院選(27日投開票)を前に、今回の会合でも議題に上ったが、内閣府の岡田恵子男女共同参画局長は「国民の意見や国会の議論を注視しながら、司法の判断も踏まえさらなる検討を進める」と述べるにとどめた。1981年、性差に基づく不平等の是正を掲げた女子差別撤廃条約が発効し、日本は1985年に批准した。専門家23人で構成する委員会が、締約国189ヵ国の履行状況を審査している。 日本は独自の文化によって安定した社会を築いている。西欧の差別意識は日本にはない。日本が文化を侵食されるなら、委員会を脱退した方が良い。
2024年10月17日:バイデンもNATO事務総長もイスラエルによるヤヒヤ・シンワール氏殺害を称賛/(ノム通信/産経ニュース参考)(10.18追記) 米国のバイデン大統領は17日、イスラエル軍によるイスラム原理主義組織ハマス最高指導者のヤヒヤ・シンワール殺害を聞いて「良い日だ」と称賛した。NATOのルッテ事務総長も17日の記者会見で、シンワール殺害について「私個人としては彼の死を惜しまない」と述べた。英国首相もスターマーも「悼まない」と述べた。 ノムもイスラエルの行動を称賛する。悪は徹底的に排除しなければならない。(23.11.11「善と悪」)
2024年10月17日:イスラエル軍がハマス最高指導者殺害の可能性/(時事通信・産経ニュース)(10.18追記) イスラエル軍は17日、パレスチナ自治区ガザで殺害した3人の「テロリスト」の中に、イスラム組織ハマスの最高指導者シンワルが含まれている可能性があり、確認中だと発表した。イスラエル側はシンワル氏の遺体かどうかDNA型鑑定を行っている。イスラエル軍は7月、当時ハマス最高指導者だったハニヤを訪問先のイランで暗殺。ハマスは8月、ガザ地区トップのシンワルを後任に選出していた。シンワルは奇襲の首謀者とされ、ガザで徹底抗戦を唱えてきた主戦派。対イスラエル闘争の象徴的存在で、イスラエル軍の最大の標的となってきた。死亡が確認されれば、組織の弱体化だけでなく、戦闘員の士気低下を招く可能性があり、1年以上続くイスラエルとハマスのガザでの戦闘は重大な局面を迎えることになる。18日の産経ニュースによると、イスラエルは殺害を17日に確定し、バイデンが「世界にとって良い日」とメッセージを出した。
2024年10月17日:台湾前総統が欧州議会議員と懇談/(時事通信) 欧州歴訪中の台湾の蔡英文前総統は17日、ブリュッセルの欧州連合(EU)欧州議会を訪れ、台湾に友好的な一部議員と懇談した。駐EU兼駐ベルギー台北代表処(大使館に相当)は蔡のベルギー訪問について「台湾と欧州の実質的な友好関係を引き続き推進することが目的だ」と説明した。
2024年10月17日:EU首脳会議にゼレンスキー大統領参加/(時事通信) 欧州連合(EU)は17日、ブリュッセルで首脳会議を開催した。ロシアの侵攻を受けるウクライナへの支援のほか、悪化する中東情勢について協議。ウクライナのゼレンスキー大統領も会議に招かれた。ゼレンスキーは冒頭、対ロシア戦勝計画に関して「ロシアは武力で何も達成できないと判断した場合にしか外交に頼らない」と強調。「戦争を終わらせるために適切な条件を設定しなければならない」と訴えた。
2024年10月17日:中国が尖閣諸島周辺から日本漁船を排除と主張/(ノム通信/AFP時事参考) 中国の海警局は17日、日本の領海である尖閣諸島最大の魚釣島から西に約10キロの海域で操業していた日本漁船1隻を「追放」したと発表した。中国海警局の報道官は、「中国領海に不法侵入した」と主張しているが、この領域は日本の領海である。海保はAFPに対し、中国当局は実際には行われていないにもかかわらず追放したと発表することがあると述べた。
2024年10月17日:イスラエルがガザ北部を封鎖・大量虐殺に該当か?/(ロイター) ガザ当局の報道担当ディレクター、イスマイル・サワーバタは、イスラエル軍が170日連続でガザ北部を包囲し、人道支援の拠点を全て閉鎖していると明らかにした。過去10日間のイスラエル軍の攻撃で342人が死亡したという。ジャバリアの住民はイスラエル軍が空爆や戦車の砲撃、建物に仕掛けた爆弾などで住宅を破壊したと語った。住民らによると、イスラエル軍はガザ市の北に位置するベイトハヌーン、ジャバリア、ベイトラヒヤを事実上封鎖し、避難命令に従って町を離れることが認められた家族以外の移動を禁止した。国連によると2日から15日までの間、ガザ北部には食料援助物資が届いていない。
2024年10月17日:バングラデシュ特別法廷が前首相に逮捕状・人道に対する罪で/(時事通信) バングラデシュの特別法廷は17日、治安部隊を投入し、7~8月の反政府デモを暴力的に鎮圧しようとしたなどとして「人道に対する罪」の容疑でハシナ前首相に対する逮捕状を発付した。ハシナは現在隣国インドに滞在中。両国は犯罪人引き渡し条約を結んでいるが、ハシナの移送が実現するかは不透明だ。同法廷はまた、ハシナ氏と前与党アワミ連盟(AL)幹部ら計46人を11月18日までに逮捕し、出廷させるよう関係当局に指示した。主任検察官は9月、「ハシナ氏だけでなく虐殺に関わった全ての人々を正式な裁判にかける」と述べていた。
2024年10月17日:ロシアで戦争犯罪を称賛する文化が蔓延/(ノム通信/Newsweek参考) 最近になってロシア軍はウクライナの捕虜を積極的に殺害するようになった。ロシア軍に処刑されたウクライナ兵捕虜は10月14日時点で102人に上る。テレグラムには、数十万から100万人を超えるフォロワー数を誇るロシア人軍事ブロガーのチャンネルがいくつもあるが、クレムリンとつながりがあるこうしたチャンネルは、いわばクレムリンのお墨付きを得た宣伝マシンの立場で、ウクライナ兵捕虜の処刑を正当化するばかりか、賞賛している。より広範なロシアの超国家主義者コミュニティーでは、戦争犯罪を正当化し、賞賛する文化的規範が強化されている。ロシア軍だけでなく、ロシア社会全体がこの戦争を通じて、正常な人間性を失い、過激化しているという。
2024年10月17日:中国がインドに台湾問題でくぎを刺す/(ロイター) 中国外務省の毛寧報道官は17日の定例会見で、台湾がインドに3ヵ所所目の代表事務所を開設したことを受け、インドに対し台湾問題に慎重に対処し、中国とインドの関係改善に悪影響が出ないようにすべきだと述べた。 独立国台湾が行うことに中国は口を出すべきではない。
2024年10月17日:世界の11億人が深刻な貧困・国連報告/(AFP時事) 世界の10億人以上が深刻な貧困状態にあり、その半数以上が子どもであることが分かった。国連開発計画(UNDP)が17日、報告書を発表した。オックスフォード貧困・人間開発イニシアチブ(OPHI)と共同で発表された報告書によると、戦争中の国々では貧困率が3倍高い。2023年は第2次世界大戦以降で最も紛争の多い年となった。UNDPとOPHIは、112ヵ国の合計63億人のデータを収集し、2010年から毎年「多次元貧困指数(MPI)」を発表している。この指数は、適切な住居・衛生設備・電力利用・調理燃料・栄養・就学率などの指標を使用している。2024年の状況についてUNDPの主任統計担当者は「11億人が多次元貧困に苦しんでおり、そのうち4億5500万人が紛争の影響下で生きている」と指摘した。世界の子どもの27.9%がこうした状況に置かれている。多次元貧困層全体の83.2%がサハラ以南のアフリカと南アジアに住んでいることも示された。最も多いのはインドで、人口14億人のうち2億3400万人。パキスタン、エチオピア、ナイジェリア、コンゴ民主共和国(旧ザイール)が続き、これら5ヵ国で貧困層11億人のほぼ半数を占める。
2024年10月17日:イスラエルも「人間の盾」を利用と米メディアが報じる/(AFP時事) ニューヨーク・タイムズ紙は、イスラエル軍の部隊に家族から引き離されて手錠を掛けられた当時17歳だった若者が、爆発物よけとして部隊の前を歩かされたと報じた。その後、若者は訴追されることはなく解放されたという。 ハマスとイスラエルでは人間の盾の規模が全く異なる。同列に扱うのはおかしい。たとえばトンネル内を道案内させるということはあり得ることだ。
2024年10月17日:ロシアがウクライナのエネルギーインフラ施設攻撃・損害無し/(ロイター) ロシア軍は夜間にウクライナ南部ミコライウ州のエネルギーインフラを攻撃した。ドローン56機とミサイル1発を発射した。ウクライナ空軍は前線に近い地域で5回のインフラ施設への攻撃があったと報告した。22機のドローンを撃墜し、27機は電子戦システムによりウクライナ領内に墜落したとみられると発表した。2機はベラルーシに向かったという。キーウと周辺地域の当局から重要インフラへの被害や死傷者の報告はない。
2024年10月17日:英国王が治療を一時休止して名誉ある職務を優先/(時事通信) チャールズ英国王が18~26日の日程で、オーストラリアと南太平洋の島国サモアを訪問する。2月にがんとの診断が公表されて以降、欧州以外を訪れるのは初で、治療を一時休止して外遊に臨むという。豪州の元首でもある国王の同国訪問は、2022年の即位後初めて。カミラ王妃も同行して首都キャンベラと最大都市シドニーを訪問し、アルバニージー首相はじめ要人らと面会する。サモアでは56ヵ国が加盟する英連邦の首脳会議に出席する。
2024年10月17日:オランダも難民不認定者移送計画・ウガンダへ/(AFP時事) オランダは難民申請を認定しなかった人々を、アフリカ東部ウガンダに移送することが可能かどうか検討している。同国メディアが16日、報じた。極右・自由党(PVV)が主導するオランダの連立政権は、移民抑制に向けて取り組んでいる。
2024年10月17日:トランプが根拠なしに「私は体外受精の父」と発言・傲慢な嘘つきが冗談/(ロイター) 米大統領選の共和党候補トランプ前大統領は16日、女性有権者向けのタウンホールで「私は体外受精(IVF)の父」だと発言した。生殖に関する問題で信頼できる候補だと自身を印象付ける狙いがある。トランプ陣営の広報担当者カロリン・リービットが、トランプの「体外受精の父」発言をジョークだと説明した。
2024年10月16日:習近平が露朝接近に苛立ち/(Newsweek:木村正人)(10.28記) 中国の習近平国家主席は16日、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記の中国建国75周年の祝辞に対して15日遅れで書簡を返した。「友好的な隣国」という伝統的言及はなく、緊密化する北朝鮮とロシアの軍事協力に対する習主席の不快感の現れとみられている。両首脳の親交を記念する「足跡銅板」も6月に取り外された。CSISの衛星画像の分析によれば、北朝鮮とロシア間の鉄道輸送はかつてないほど活発だ。
2024年10月16日:中国の病院でスタッフが未払いボーナス・給与でデモ/(Record China)(10.21記) 中国・広東省汕尾市の人民病院で16日、医療スタッフらが給与の支払いをめぐってデモを行った。大皖新聞など複数の中国メディアが報じた。ネットには全国的に病院経営が苦しい状況を指摘するものがある。
2024年10月16日:国連が北朝鮮を監視する新たな組織立ち上げ/(日経新聞・共同通信) (10.20記) 韓国外務省は16日、北朝鮮に対する国連制裁の履行を監視する新たな組織「多国間制裁監視チーム(MSMT)」を11ヵ国で発足すると発表した。日米韓3ヵ国が主導する。国連の北朝鮮制裁に関する専門家パネルがロシアの拒否権で活動停止したのを踏まえ、情報共有を強化する。北朝鮮メディアは20日、崔善姫外相が「主権侵害行為だ」と談話で反発したと伝えた。参加する11ヵ国を全て名指しし「必ず代償を払うことになる」と警告した。
2024年10月16日:米空軍がB2爆撃機でイエメンを空爆・イラン牽制/(時事通信) 米中央軍は16日、イエメンの親イラン武装組織フーシ派支配地域の地下にある多数の兵器保管施設に対し、B2戦略爆撃機などで空爆を加えたと発表した。米国はイスラエル攻撃や商船襲撃を続けるフーシ派に空爆を繰り返しているが、米CNNテレビによると、B2爆撃機が使用されたのは初めて。地下施設で核開発を進めるイランを牽制する狙いもあるとみられる。
2024年10月16日:イスラエルが報復準備整う・対象は軍事施設限定/(読売新聞) 米CNNは16日、情報筋の話として、イスラエルが計画しているイランへの報復攻撃の準備が整ったと報じた。イスラエルは攻撃を軍事施設に限定すると米側に伝えたという。実行された場合のイランなどによる反攻に備え、米国は防空支援のため、イスラエルにミサイル防衛システム「最終段階高高度地域防衛(THAAD=サード)」を配備し、米兵約100人を派遣している。
2024年10月16日:中国がマレーシアと南シナ海の領有権問題について初対話/(時事通信) 中国外務省は16日、南シナ海の領有権問題を巡り、マレーシア側と初の2国間対話を実施したと発表した。マレーシアのランカウイ島で行われ、中国からは陳暁東外務次官らが出席。海洋問題に関する実務協力の推進について協議し、「共通認識に達した」としている。 2国間対話では圧倒的に強国の中国に有利に決まっている。なぜマレーシアは2国間対話に応じたのか? 脅しを掛けたに違いない。
2024年10月16日:反捕鯨のワトソンがフランスに政治亡命申請/(ノム通信/AFP時事参考) デンマーク自治領グリーンランドの政庁所在地ヌークで7月に拘束され、日本が身柄引き渡しを求めている反捕鯨団体「シー・シェパード」の創設者、ポール・ワトソン容疑者(73)が数日前、フランスのエマニュエル・マクロン大統領に書簡で政治亡命を求めた。ワトソン容疑者は今年7月、日本の要請を受けて国際刑事警察機構(インターポール、ICPO)が2012年に発行した「赤手配書」に基づきデンマーク領グリーンランドのヌークで逮捕された。ワトソン容疑者は逮捕されるまで、フランスに居住していた。フランスはデンマーク政府に対し、ワトソン容疑者の身柄を日本に引き渡さないよう求めている。ワトソンは日本の捕鯨の「違法性を非難」しただけだと主張しているが、これは真っ赤な嘘であり、捕鯨妨害の実力行使をした。
2024年10月16日:イスラエル軍がレバノンの市庁舎を攻撃・死者16人・市長も/(時事通信) レバノン保健省は16日、同国南部ナバティエ市庁舎への攻撃による死者が16人に上ったと発表した。負傷者は52人。レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラと交戦するイスラエル軍はナバティエへの空爆を認めた上で、民間施設の近くに設置されたヒズボラの司令室や武器庫を狙ったと主張した。
2024年10月16日:レバノン南部で最新鋭ロシア兵器発見/(AFP時事) イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は16日に公開された仏紙フィガロとのインタビューで、イスラエル軍がレバノン南部で同国のイスラム教シーア派組織ヒズボラの拠点を捜索した際、「最新鋭」のロシア製兵器を発見したと語った。「当該地域ではレバノン正規軍だけが兵器の保有を認められているが、ヒズボラが数百のトンネルと武器庫を掘っており、そこで最新鋭のロシア製兵器が大量に見つかった」と述べた。米紙ワシントン・ポストも、レバノン領内でのイスラエル軍の作戦中にロシア製および中国製の対戦車兵器が発見されたと報じている。
2024年10月16日:ナイジェリアで燃料価格が3倍に高騰・事故多発/(共同通信) ナイジェリア北部ジガワ州で15日から16日にかけての夜間、燃料輸送車が事故を起こして爆発し、ロイター通信などによると、周辺にいた147人が死亡した。燃料価格の高騰にあえぐ住民らが周辺に散乱した燃料を回収しようと集まり、爆発に巻き込まれて被害が拡大したとみられる。9月8日にも西部ナイジャ州で事故に伴う爆発が発生し、少なくとも48人が死亡した。昨年初め以来約3倍になった燃料価格の上昇により、事故現場での燃料回収が常態化しているという。
2024年10月16日:中露主導のSCO首脳会議閉幕/(時事通信) 中国とロシアが主導する上海協力機構(SCO)首相会議は16日、パキスタンの首都イスラマバードで2日間の日程を終えて閉幕した。パキスタンと敵対関係にあるインドのジャイシャンカル外相も参加したが、パキスタン側と個別会談はしなかった。印外相のパキスタン訪問は9年ぶり。
2024年10月16日:中露の首相が会談/(時事通信) パキスタンの首都イスラマバードを訪問中の中国の李強首相は16日、ロシアのミシュスチン首相と会談した。中国外務省が発表した。
2024年10月16日:ゼレンスキー大統領が「勝利計画」公表/(ロイター) ウクライナのゼレンスキー大統領は16日、ウクライナ議会で演説し、対ロシア戦争を終結させる「勝利計画」を発表した。友好国の支援に依存する5つの柱からなり、北大西洋条約機構(NATO)加盟交渉への無条件での招待や、具体的な武器支援が含まれる。詳細は明らかにしなかったが、公表できない追加条項があると述べた。
2024年10月16日:世界的にインターネットの自由度が低下/(AFP時事) 国際人権監視団体「フリーダム・ハウス」は16日に発表した調査結果で、ミャンマーのインターネットにおける自由度は世界最低水準だと報告した。中国と同程度の低スコアを記録した国は、ここ10年でミャンマーのみ。フリーダムハウスによると、世界全体でインターネットの自由度は14年連続で低下している。自由度が増加している国よりも、減少している国の方が多い。
2024年10月16日:ロシアが北朝鮮に頭を下げる・北が兵士1万人派遣/(読売新聞) ウクライナの英字ニュースサイト「キーウ・インディペンデント」は15日、西側諸国筋の情報として、ウクライナ侵略を続けるロシア軍に北朝鮮兵1万人が派遣されていると報じた。報道では、「(侵略開始から)2年半が経過した露軍は北朝鮮に頭を下げ、支援を求めざるを得なくなったことを示している」とする英国の元駐露武官の分析に言及した。派遣された北朝鮮兵の役割は明らかになっていないという。18人が既に逃亡したという。 北も経済的に切羽詰まっており、兵の派遣で外貨稼ぎをしようとしたが、それは国家崩壊に繋がる恐れがある。脱北よりも容易に亡命可能になるからだ。戦場には垣根はない。
2024年10月16日:イランが米兵も攻撃対象と警告/(共同通信) イラン政府が米政府に対し、イスラエルがイランに反撃した場合、イスラエルに展開する米兵もイランの攻撃対象になると警告したことが16日、分かった。
2024年10月15日:ミャンマーは世界最大の麻薬取引拠点・「ハッピーウォーター」登場/(ノム通信/JNN参考)(10.20記) 2021年のクーデター以降、軍と民主派・少数民族の武装勢力による戦闘が激化しているミャンマー。内戦状態が長期化するなか、麻薬をめぐる深刻な問題も広がっている。いまや世界最大の麻薬密造拠点となったミャンマーの国境地帯を取材すると、“新種の薬物”が流通しているとみられることも分かった。ミャンマーの民主派組織、NUG=国民統一政府は15日、傘下の武装組織が制圧したミャンマー軍の拠点から大量の麻薬を発見したとする声明を発表した。アヘン約2トン以上である。ミャンマーではクーデター以降、アヘンの推定生産量が約1080トン(2023年)に急増している。軍は士気高揚のために自ら麻薬を使うだけでなく、軍費を密輸で稼いでおり、麻薬対策を何もしておらず、乱用を黙認することで賄賂を受け取っている。「ハッピーウォーター」と呼ばれる新種の合成麻薬は覚醒剤やヘロイン、幻覚作用のあるケタミンなどを混合し粉末状にしたもので、ティーパックのようなパッケージに梱包されて売られている。水や酒に溶かして飲むことが多いという。成分は強力で、質が悪く危険だ。ミャンマーから密輸されるこれらの薬物は、アジアを中心に世界中へと広がっている。
2024年10月15日:福島処理水採取に中国・韓国も参加/(共同通信) 国際原子力機関(IAEA)は15日、東京電力福島第1原発の処理水海洋放出を検証するため、原発周辺で海水を採取したと発表した。IAEAと日本政府が9月に合意したモニタリング(監視)体制拡充に基づき、中国と韓国、スイスの分析機関の専門家も参加した。体制拡充後、中国側の専門家が海水採取に参加したのは初めて。
2024年10月15日:北朝鮮兵がクルスク州に展開・18人逃亡/(読売新聞) 英BBCロシア語版などは15日、複数のウクライナ情報機関関係者の話として、最大3000人の北朝鮮兵の部隊がロシア極東ブリヤート共和国ウランウデ付近の露軍基地で、訓練を受けていると報じた。 英字ニュースサイト「キーウ・インディペンデント」も15日、北朝鮮兵1万人がロシアに派遣されたと伝えた。ウクライナ国営通信は、自国の情報機関が露西部ブリャンスク州と、クルスク州で約3000人の北朝鮮兵を確認しており、このうち18人が逃亡したと報じている。クルスク州ではウクライナが越境攻撃を続けている。
2024年10月15日:米国がイスラエルにミサイル防衛システム運用を理由に米兵100人を派遣/(読売新聞) 米国防総省のサブリナ・シン副報道官は15日の記者会見で、イスラエルへのミサイル防衛システム「最終段階高高度地域防衛(THAAD=サード)」配備に合わせ、運用のため約100人の米兵を派遣すると明らかにした。 タイミングからして米は矛盾した行動を取っている。イスラエルに支援を打ち切ると脅しを掛けておきながら、兵を派遣するのは明らかな矛盾だ。
2024年10月15日:米国がイスラエルに「軍事支援停止」もあり得ると警告/(AFP時事) 米国務省のマシュー・ミラー報道官は15日、アントニー・ブリンケン国務長官とロイド・オースティン国防長官がイスラエルに対し、パレスチナ自治区ガザへの援助レベルを30日以内に改善しなければ、数十億ドル規模の軍事支援の一部を停止することもあり得ると警告したことを明らかにした。イスラエルに対し、1日当たり少なくとも350台の援助トラックの通行を認めることのほか、5番目の検問所の開設を要請。また、作戦上の必要がない場合にはパレスチナ人住民に対する避難指示を解除するよう求めている。書簡は30日以内の行動をイスラエルに求めており、結果を検証できるのは大統領選後となる可能性がある。
2024年10月15日:ヒズボラが停戦望むもイスラエルは「容赦ない攻撃」表明/(時事通信) レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラのナンバー2、カセム師は15日に公開されたビデオ演説で、イスラエルへの攻撃能力を誇示した上で、同国に対し「(攻撃を防ぐ)解決策は停戦だ」と訴えた。停戦すれば、交渉を経て、避難を強いられているイスラエル住民が国境地帯に帰還できると述べた。一方、イスラエルのネタニヤフ首相は14日、ヒズボラに対し「レバノン全土で容赦ない攻撃を続ける」と強調している。
2024年10月15日:北朝鮮が韓国に通じる道路を爆破/(ノム通信/NNN・産経ニュース・JNN参考) 韓国軍によると、北朝鮮は15日、軍事境界線付近の韓国とつながる道路の爆破に踏み切った。今月9日には「この道路を完全に遮断し、要塞化する工事を始める」と明らかにしていた一連の強硬姿勢でアメリカや韓国に揺さぶりを掛ける狙いがありそうだ。産経ニュースによると、韓国軍はこれに対し警告射撃をしたという。JNNの続報では、韓国軍が工事の様子を捉えた映像を公開した。
2024年10月15日:米比海兵隊がフィリピンで共同訓練開始・陸自も参加/(AFP時事) フィリピンの北部と西部で、米比海兵隊の年次共同訓練「カマンダグ」が始まった。台湾から約800キロに位置するルソン北岸の防衛に重点を置いている。 前日に中国が台湾周辺で軍事演習を実施したばかりだが、フィリピン海兵隊司令官のアルトゥーロ・ロハス少将は首都マニラで行われた開会式で、かねて計画されていた訓練で「地域で(現在)起きていることとは一切関係ない」と明言した。米比からそれぞれ1000人余りが参加する他、両国より人数は少ないものの日本の陸上自衛隊やオーストラリア・英国・韓国などの軍も参加する。報道資料によれば、水陸両用作戦、化学・生物兵器への対応などの訓練も予定されている。
2024年10月15日:レバノンの被害甚大・避難命令は全土の25%に及ぶ/(ロイター) 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は15日、イスラエル軍の避難命令により、レバノンの国土の4分の1以上が影響を受けていると明らかにした。イスラエル軍はレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラを攻撃するために、2週間前に同国への侵攻を開始した。レバノン政府によると、イスラエルの攻撃により過去1年間で少なくとも2309人が死亡し、120万人以上が避難を余儀なくされた。
2024年10月14日:イスラエル軍が攻撃範囲拡大・キリスト教徒が主の北部も初めて攻撃/(ロイター) イスラエル軍は14日、ヒズボラに対する攻撃の範囲を拡大し、キリスト教徒が主に居住する北部のアイトゥを初めて攻撃した。住宅が空爆され、少なくとも22人が死亡した。イスラエルはアイトゥへの攻撃についてコメントしていない。
2024年10月14日:1機7万円の格安兵器・ドローンが変えた戦争/(ノム通信/JNN参考) ロシアが「特別軍事作戦」を発表しウクライナへの攻撃を開始した。3日で陥落すると言われていた首都キーウだったが、ウクライナ軍が予想を上回る抵抗を見せロシア軍を撃退。そうしたなかで、多くのキーウ市民は戦火を避け国外への避難を余儀なくされた。あれから約2年半。戦争が続くウクライナはどうなっているのか。外面的に見れば、アイスクリームショップも営業していて、戦争をしている国だとは思えないところもある。だが街中には兵士募集が行われている場所もある。マンションの1室では15台の3Dプリンターがドローンの部品を製造している。
2024年10月14日:蔡英文前総統が欧州歴訪・「民主主義譲らず」/(時事通信) 欧州歴訪を始めた台湾の蔡英文前総統は14日、チェコの首都プラハで開かれている国際会議「フォーラム2000」で演説した。蔡は、中国が同日に大規模軍事演習を行ったことについて「独裁体制は民主的体制を弱体化させるために、ますます攻撃的になっている。本日の演習が最新の行動だ」と指摘。その上で「民主主義は譲れない」と述べ、軍事的圧力に屈しない姿勢を明確にした。
2024年10月14日:中露国防相が北京で会談/(ノム通信/産経ニュース参考) 中国の董軍(とう・ぐん)国防相は14日、ロシアのベロウソフ国防相と北京で会談した。中国国防省によると、董は中露両軍が「戦略的な協力を深めるべきだ」と露側に呼び掛けた。両軍で「両国の共通利益」と「世界の戦略的安定」を守ることも訴えており、中露両国に圧力を強めている米国に共同で対応していくことを改めて確認したとみられる。ベロウソフも「ロシアと中国の軍事協力は、世界と地域の平和、安定を守る重要な要因だ」と述べ、中国側との協力を強化することに意欲を示した。中国国防省の発表は台湾や軍事演習については触れていない。
2024年10月14日:中国軍が台湾周辺で過去最大の演習・軍機153機確認・空母も参加/(産経ニュース)(10.17改訂) 中国軍が14日実施した大規模軍事演習を巡り、台湾の国防部は14日夕に記者会見を開き、同日午後4時半までに中国の軍用機延べ125機が台湾周辺で活動したのを確認したと発表した(17日に153機に訂正)。1日の数としては過去最多という。このうち延べ90機が台湾海峡の暗黙の「休戦ライン」である中間線やその延長線を越えるなどした。このほか中国の軍艦17隻と中国海警局の船17隻も台湾周辺で確認された。中国の空母「遼寧」の艦隊は台湾本島の南東沖で確認され、艦載戦闘機の「殲15」が台湾本島南東の空域に進入したとしている。台湾が設定する「領海」と「接続水域」、その上空への中国軍艦と軍用機による進入はなかった。17日の続報では、内陸部に向けてミサイル2発を発射したとしている。ロシア海軍の駆逐艦2隻が、中国軍の演習と連動していた可能性を指摘されている。
2024年10月14日:イスラエル・レバノン・ハマス三方に損害/(時事通信) イスラエル軍は14日、北部ビンヤミナ付近の基地に13日、ドローン1機が激突し、兵士4人が死亡したと発表した。イスラエルのメディアによると、約60人が負傷したという。報道によれば、発射されたドローンは海側からイスラエルに侵入。警報は鳴らず、基地の食堂を直撃した。これより先、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラが攻撃を実行したと明らかにしていた。イスラエル軍は地上侵攻したレバノン南部で作戦を続行。軍は14日、ヒズボラの戦闘員数十人を殺害し、標的約200ヵ所を空爆したと発表した。イスラエル軍はパレスチナ自治区ガザでも攻勢を続けており、軍は14日、中部デイルバラの病院を空爆したと明かした。イスラム組織ハマスの司令室があったとしている。パレスチナ通信は、この空爆で4人が死亡、約70人が負傷したと報じた。
2024年10月14日:中国海警局が台湾周辺でパトロール/(産経ニュース) 中国で海上警備を担う中国海警局(海警)は14日、台湾の周辺を船隊がパトロールしたと発表した。中国人民解放軍が台湾の周辺を取り囲む形で同日実施した軍事演習に合わせた。パトロールは4つの編隊が台湾本島を一周する形で実施したという。また、台湾が実効支配する中国大陸に近い離島の馬祖島や東引島の周辺海域でも臨検などの訓練を行ったと発表した。海警は、中国軍が5月に台湾周辺で行った軍事演習「連合利剣―2024A」の際にも歩調を合わせて訓練を行っている。海警は中央軍事委員会の指揮下にあり、装備、組織の両面で「第2海軍」化が進んでいる。
2024年10月14日:北朝鮮がウクライナ戦場に士官・技術者を派遣/(共同通信) ウクライナのゼレンスキー大統領は13日夜の声明で、侵攻を続けるロシアと北朝鮮の結束が増しているとし「武器だけでなく、北朝鮮から占領軍への人の移送についてもだ」と断言した。今月、ロシア占領地域での北朝鮮士官の死亡や北朝鮮技術者の派遣に関する報道が相次いでいた。
2024年10月13日:イスラエル軍がレバノン南部で「メディアツアー」実施/(ノム通信/AFP時事参考) イスラエル軍は13日、AFPカメラマンら報道陣を伴ってレバノン南部に越境し、ヒズボラの拠点だとする場所3ヵ所を公開した。うち2ヵ所はトンネルで、イスラエル国境からわずか数百メートルの位置にある。またトンネルの1つは国連レバノン暫定軍(UNIFIL)の駐屯地から300メートルも離れていなかった。 UNIFILは何の役にも立っていないとイスラエル軍は主張したいようだ。
2024年10月13日:スペースXが5回目でロケット回収に成功/(ノム通信/時事通信参考) 実業家イーロン・マスク氏が設立した米宇宙企業スペースXは13日朝(日本時間同日夜)、南部テキサス州の拠点で、5回目となる大型宇宙船「スターシップ」の無人打ち上げ試験を実施した。打ち上げに利用した大型ロケットブースター「スーパーヘビー」の発射台での2本のアームがロケットをキャッチする形で回収に初めて成功。ロケットの再利用へ前進した格好だ。
2024年10月13日:中国軍が台湾を囲む軍事演習開始/(ノム通信/JNN参考) 中国軍はきょうから、台湾を取り囲む形で軍事演習を行うと発表した。台湾島に艦船や軍用機を接近させ、「重要な港湾の封鎖や海上、地上目標への攻撃などを行う」としている。今回の演習は「連合利剣-2024B」とされており、5月の演習に続くものと位置づけられている。一方、台湾国防部は「理性の無い挑発行為だ」と中国側を非難。その上で「適切な兵力を配備して実際の行動をもって自由と民主主義を守り、中華民国の主権を守る」としている。 中台紛争と韓朝紛争が同時に起きる可能性が高くなっている。中朝は連動した動きを模索しているのかもしれない。
2024年10月13日:北朝鮮が砲撃準備態勢を指示・緊張激化/(産経ニュース) 北朝鮮が韓国の無人機による平壌上空への領空侵犯を主張している問題を受け、北朝鮮国防省報道官は13日夜、朝鮮人民軍総参謀部が韓国との「国境」付近の砲兵部隊に砲撃準備態勢を整えるよう指示したと発表した。朝鮮中央通信が伝えた。金正恩氏の妹、キム・ヨジョン(金与正)党副部長が12日夜、次に発見した場合は即座に「惨事が起きる」として軍事的な報復措置を警告していた。この警告に対し、韓国国防省は13日、韓国国民の安全に危害を加えれば「北朝鮮の政権が終末を迎えると警告する」との声明を発表。
2024年10月13日:ネタニヤフがグテレスにレバノン暫定軍撤退を要求・初めてではないと主張/(時事通信) イスラエルのネタニヤフ首相は13日、ビデオ演説で、レバノン南部のイスラム教シーア派組織ヒズボラとの戦闘地域から、国連レバノン暫定軍(UNIFIL)を撤退させるようグテレス国連事務総長に求めた。ネタニヤフは、何度も撤退を求めてきたが拒否されたと主張。結果として国連はヒズボラに「人間の盾」を提供していると持論を展開した。イスラエル軍は13日、過去24時間で、ヒズボラに関連するレバノンの標的約200ヵ所に空爆を加えたと発表した。レバノンの国営メディアによると、イスラエル軍は南部のヒズボラ支配地域で市場やモスク(イスラム礼拝所)を空爆した。
2024年10月13日:ゼレンスキー大統領に焦り・米欧の「勝利計画」賛同が得られず/(読売新聞) ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は10・11日に英仏独などの欧州主要国を歴訪した。ドイツで12日に開催予定だった支援国の首脳級会合が、米国のバイデン大統領の欠席で中止となったことを受けたものだ。ロシアの侵略終結に向けて策定した「勝利計画」については協議継続の確認にとどまった。ウクライナの勝利計画は、米欧の供与した長射程兵器によるロシア領への攻撃容認や、北大西洋条約機構(NATO)加盟の早期実現が盛り込まれているとみられている。ウクライナの強く求める長射程兵器の使用制限の緩和には了承は得られなかった模様だ。ロシア側を刺激するとの懸念が根強いためとみられる。
2024年10月12日:テスラ車がフランスで原因不明の火災・4人死亡/(AFP時事) フランス西部ニオール郊外で12日夜、米電気自動車大手テスラの車両が原因不明の火災を起こし、乗っていた4人が死亡する事故があった。検察が13日に明らかにした。 警察に近い筋によると、乗っていたのは運転手と、近くの町メルのレストラン従業員だった。 これまでの報告によると、車は複数の道路標識に高速で衝突。警察は、救助隊が現場に到着した時点で4人は既に死亡していたとしている。テスラ車の安全性に関する問題をめぐっては、これまでもたびたび話題に上ってきた。2018年には米西部シリコンバレーの高速道路を自動運転で走行していた「モデルX」がコンクリート製の中央分離帯に衝突した事故があった。
2024年10月12日:ASEAN起草の合意声明案をロシアと中国が阻止/(ロイター) ある米政府高官は12日、東南アジア諸国連合(ASEAN)が起草した東アジア首脳会議の合意声明案をロシアと中国が阻止したと、ロイターに明らかにした。反対の主な理由は南シナ海に関する文言という。ASEAN10ヵ国が合意した声明草案は10日夕方、東アジア首脳会議(18ヵ国)に提示。高官によると、米国・日本・オーストラリア・韓国・インドが草案への支持を表明する一方、「ロシアと中国は反対した」という。
2024年10月12日:イスラエル軍がレバノン北部にも空爆・国連軍で新たに負傷者/(ロイター・産経ニュース) イスラエル軍は12日もレバノンでイスラム教シーア派組織ヒズボラへの攻撃を実施し、新たに北部でも作戦を展開した。国連レバノン暫定軍(UNIFIL)では3日連続で銃撃による5人目の負傷者が出た。UNIFILに要員を派遣する英仏独中など約40ヵ国は12日、攻撃を「強く非難する」との共同声明を出した。イスラエルへの国際的批判が高まっている。レバノン保健省によると、空爆で少なくとも15人が死亡、37人が負傷した。東部のバールベックとベカー渓谷で5つの病院がイスラエルの空爆で損壊したと明らかにした。イスラエル軍は、12日にヒズボラから320発近い砲撃があったと発表。イスラエル北部の一部地域を立ち入り禁止とした。またレバノン南部の23の村に避難命令を出した。
2024年10月12日:日米が「宇宙非核決議案」を国連総会に共同提出・年内採択の公算/(共同通信) 日本と米国が共同で、宇宙空間に核兵器や大量破壊兵器を配備しないよう各国に求める決議案を国連総会第1委員会に提出したことが12日、分かった。法的拘束力はないものの、採択されればノーベル平和賞受賞が決まった被団協が目指す「核なき世界」に向け、宇宙分野で各国が歩調を合わせることになる。
2024年10月12日:キャビアが中国産進出で大衆のものに/(ノム通信/NNN参考) 中国の「過剰生産」が問題となっているが、キャビアも今や中国産が世界一となっている。キャビア1缶を載せたチャーハンが中国の成都では1800円で食べられる。四川省の生産地には「全世界のキャビアの14%は四川省から」という看板も見られる。ここで養殖されているチョウザメの数はおよそ2000万匹。キャビアができるまでに8年から15年掛かるという。中国式養殖技術は中国各地に広がり、いまや、世界で生産されるキャビアの60%以上が中国産となっている。ロシア産として市場に出回っているキャビアのおよそ4割が実はラベルを偽造した安価な中国産だという。
2024年10月12日:トヨタのSUVがウクライナの軽装甲機動車に変身/(ノム通信/乗りものニュース参考) トヨタ製のベストセラーSUV「ランドクルーザー」がウクライナ国防省の軽装甲車「ジュラ」に変身した。乗員室部分はオリジナルの装甲キャブとなっており、ルーフに回転銃座を備えており、そこには機関銃を設置できる。その分サスペンションは強化されている。クロスカントリー能力は原型のランドクルーザー同様優れており、航続距離も650km以上を確保しているそうだ。偵察やパトロール任務だけでなく、物資輸送や負傷者救護などさまざまな用途に使えるという。
2024年10月12日:ダライ・ラマが日本被団協を称賛/(ノム通信/JNN参考) 今年のノーベル平和賞に「日本被団協=原水爆被害者団体協議会」が選ばれたことを受けて、ノーベル平和賞の受賞者でチベット仏教の最高指導者、ダライ・ラマ14世が「我々すべてに核廃絶へ向かう勇気を与えるものだ」とするメッセージを12日に公式ウェブサイトで発表した。「広島と長崎を訪れたとき、核爆発を生き延びた人たちの計り知れない苦しみを感じ取った」と、自らが被爆地を訪れた際の体験に言及しました。そのうえで、「核の恐怖を体験し、生き延びたからこそ、日本被団協を立ち上げた人たちは核兵器廃絶の必要性を力強く訴えることができた」と活動の意義をたたえた。
2024年10月11日:ナワリヌイが回顧録で獄死を予見/(AFP時事) 今年2月に北極圏の刑務所で獄死したロシアの反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイが、自身の獄死を予見していたことが、米誌ニューヨーカーが11日に公開した回顧録の抜粋で明らかになった。「Patriot(愛国者)」と題された回顧録はナワリヌイ氏が獄中で記した日記とそれ以前に記した文書をまとめたもので、今月22日に米出版社クノッフ(Knopf)から発売予定。ナワリヌイは受刑者仲間や刑務官から、「なぜロシアに戻って来たのかと聞かれる」として、「私は祖国を見限ったり、裏切ったりしたくない。自分の信念が意義あるものなら、そのために立ち上がり、必要ならば犠牲を払う覚悟が必要だ」と答えている。
2024年10月11日:世界の女性の2割が少女期に性被害・ユニセフ推計/(共同通信) 国連児童基金(ユニセフ)は世界の女性の2割が少女期に性的暴行やハラスメントを受けたことがあるとの推計を公表した。国連が定めた11日の「国際ガールズ・デー」に合わせた調査。サハラ砂漠以南(サブサハラ)のアフリカでは最多の7900万人以上が被害に遭ったとし「紛争地の状況がひどい」と指摘した。 2010~22年の120カ国のデータなどを基に推計した。推計によると18歳までに強姦などの性的暴行やインターネットでのハラスメントを受けた女性は世界で約6億5千万人。東・東南アジアではサブサハラのアフリカに次ぐ少なくとも7500万人が標的にされた。アフリカの紛争地では4人に1人が性的暴行を受けたと分析した。
2024年10月11日:ヒズボラが「停戦に向けての外交努力を歓迎」と発言/(ロイター・時事通信) イスラエルと交戦するレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの報道担当者は11日の記者会見で、「国内外の政治的努力を歓迎する」と語り、外交を通じた戦闘停止について検討する構えを示した。米国務省は11日、ブリンケン長官がレバノン国会のベリ議長と電話会談し、「外交的解決に向けた米国の強い関与」を強調したと発表した。ベリはヒズボラと同じシーア派出身。ヒズボラのナンバー2のカセム師は先に、ベリの努力を支持すると伝えていた。 ヒズボラとしては予想以上の深刻な人的損失に耐えかねたようだ。理由はともかく、早く停戦した方がヒズボラにとって良いことは確かだろう。
2024年10月11日:米国務長官がレバノン首相と電話会談/(時事通信) イスラエル軍とレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラとの交戦を巡り、ブリンケン米国務長官は11日、レバノンのミカティ首相と電話会談した。国務省によると、ブリンケンは外交的解決に向けて米国が深く関与すると改めて強調した。
2024年10月11日:ゼ大統領がドイツ首相と会談/(共同通信) 10日に英国首相・フランス大統領と会談したゼレンスキー大統領は、続けて11日、イタリア首相・ドイツ首相と会談した。ドイツ首相のショルツは、年末までにベルギーやデンマークなど他の同盟国と共に防空システムやゲパルト対空戦車などを含む14億ユーロ(約2280億円)相当の軍事支援をすると表明した。
2024年10月11日:イスラエル軍が国連レバノン暫定軍を砲撃・スリランカ兵2人が負傷/(読売新聞) レバノン南部の平和維持を担う国連レバノン暫定軍(UNIFIL)は11日、南部ナクラの本部にある監視塔付近で爆発が2回起き、兵士2人が負傷したと発表した。付近で展開していたイスラエル軍はUNIFILの陣営に向け砲撃したことを認めた。10日にはインドネシア兵2人が負傷しており、UNIFILは国際人道法違反だとして非難している。米政策研究機関「戦争研究所」によると、イスラエル軍は地上戦でレバノン南東部の一部地域を制圧し、3地点で進軍を続けている。ヒズボラの抗戦が弱まっている模様だ。
2024年10月11日:米がイランに対する経済制裁を拡大/(ノム通信/JNN参考) 米政府は11日、イランの大規模ミサイル攻撃を受けてイランに対する経済制裁の拡大を発表。アメリカが違法と指摘し「幽霊船団」と呼ぶイラン産原油の海外輸送を行う船や、海運会社を制裁対象に加えた。イランの軍事開発やイスラエルを攻撃するイスラム組織への武装支援などを制限する目的だという。
2024年10月11日:ロシアが東部の小都市トレツクに進軍/(共同通信) ロシア軍が進軍を続けるウクライナ東部ドネツク州の小都市トレツクの地元当局者が11日、トレツクの半分程度がロシア軍に制圧されたと述べた。ウクライナメディアが報じた。戦闘で廃虚と化した市内に住民約1150人が残っているという。ロシア軍の進軍速度は遅く、ウクライナの反撃を受けている。
2024年10月11日:ニカラグアが象徴的なイスラエルとの断交を表明/(ノム通信/AFP時事参考) ニカラグアはイスラエルと国交を持っていないが、左派のダニエル・オルテガ大統領は、イスラエルによるイスラム組織ハマス(Hamas)との1年に及ぶ交戦を激しく批判してきた。オルテガの妻でもあるロサリオ・ムリジョ副大統領は、オルテガがこのたび、パレスチナ自治区への攻撃を理由にイスラエルと断交するよう命じたと明らかにした。 夫婦で大統領と副大統領を務めていること自体、奇異であり、独裁を思わせる。今回の措置も奇異であるが、国民が支持しているならそれもまたありか?2018年に暴動が起きている。
2024年10月11日:国連調査委が、イスラエルがガザで「絶滅行為」と非難/(AFP時事) イスラエルとパレスチナ自治区ガザ地区における国際法違反疑惑に関する国連の独立国際調査委員会は10日、イスラエルがガザで意図的に医療施設を標的にし、医療従事者を殺害・拷問しているとの報告書を発表し、同国が絶滅行為を含む「人道に対する罪」を犯していると非難した。調査委は声明で「イスラエルはガザに対する広範な攻撃の一環として、同地区の医療システムを破壊するために組織的な方針を取っている」と指摘。「医療従事者と医療施設を執拗かつ意図的に攻撃することで、戦争犯罪、そして人道に対する罪である絶滅行為を犯している」と非難した。3人の委員から成る調査委は2021年5月、国連人権理事会によって設置された。イスラエルとガザにおける国際法違反疑惑について調査しており、報告書の発表は、2023年10月7日にガザ紛争が勃発して以来2回目。
2024年10月11日:プーチンがイラン大統領と初会談・包括戦略条約調印へ/(時事通信) ロシア大統領府などによると、プーチン大統領は11日、中央アジアの旧ソ連構成国トルクメニスタンを訪問し、隣国であるイランのペゼシュキアン大統領と対面で初会談した。双方は西側諸国から受ける制裁を念頭に、国際問題に対する両国の立場が「近い」ことを確認。ペゼシュキアンが今月の新興国グループ「BRICS」首脳会議に合わせてロシア中部カザンを訪れて包括的戦略パートナーシップ条約に調印するのに加え、しかるべき時期に改めて公式訪ロすることで一致した。 悪の枢軸がいよいよ同盟関係を築き始めた。しかし約束を守らないロシアにイランは警戒しているだろう。
2024年10月11日:北が「韓国がドローンを侵入させた」と濡れ衣を着せる/(ノム通信/JNN参考) 北朝鮮外務省が国営メディアを通じ、「韓国が首都・平壌の上空に無人機を侵入させた」と非難する声明を発表した。韓国軍は否定している。朝鮮中央通信によると、北朝鮮外務省は11日に発表した「重大声明」で、「韓国が今月3日と9日、10日に無人機を平壌上空に侵入させ、我が国の尊厳を傷つけるビラを散布した」と主張。「必ず代価を支払わなければならない軍事的な攻撃行為だ」と非難した。「戦争が勃発しかねない、無責任で危険な挑発行為を直ちに中止しなければならない」と要求した。 戦争を起こしたいのは北朝鮮側であり、その口実を作ろうとしているようだ。
2024年10月11日:レバノンの医療関係者がイスラエル攻撃で100人以上死亡/(ロイター) 国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)は11日、イスラエルとレバノンの親イラン武装組織ヒズボラの紛争が2023年10月に始まって以降、レバノン全土で100人以上の医療関係者・救急隊員が死亡したと発表した。世界保健機関(WHO)の報道官によると、9月17日以降、レバノンの医療施設に対する攻撃は18件あり、72人の医療関係者が死亡した。
2024年10月11日:スペイン首相がイスラエルへの武器売却中止を要請・国連部隊攻撃で/(ロイター) スペインのサンチェス首相は11日、イスラエル軍による国連レバノン暫定軍(UNIFIL)への攻撃を非難し、イスラエルへの武器売却を中止するよう国際社会に求めた。UNIFILがイスラエル軍の攻撃を報告するのは3日連続。UNIFILはスペインの司令官が指揮しており、同国はレバノンに650人の部隊を派遣している。
2024年10月11日:東アジアサミットで米中応酬/(時事通信) ラオスの首都ビエンチャンで開かれた東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議は11日、最終日を迎え、日米中ロなどが加わる東アジアサミット(EAS)を開催した。フィリピンなどと中国が領有権を争う南シナ海問題では、対立する米中が激しい応酬を繰り広げた。
2024年10月11日:イスラエル軍が「イスラム聖戦」最高司令官を殺害/(AFP時事) イスラエル軍は11日、占領下に置くパレスチナ自治区ヨルダン川西岸トルカレムにある避難民キャンプを爆撃し、ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスの同盟組織、イスラム聖戦のモハマド・アブドラ最高司令官を殺害したと発表した。アブドラは、前の司令官がイスラエルの攻撃で殺害されたことを受けて、8月下旬に後を引き継いだばかり。 殺害をどうやって確認したのか不明。
2024年10月11日:ロシアがウクライナの貿易拠点オデーサに集中攻撃/(ロイター・産経新聞) オデーサ州に対するロシアの攻撃は過去5日間で4回目。3ヵ月で60回となっている。11日は10月9日にロシアのドローン攻撃で死亡した人々を追悼する服喪の日となっていた。キペル知事によると、オデーサ州では過去2日間のロシア軍の攻撃で民間人13人が死亡した。大半が若者だった。オデーサ港はウクライナの重要な輸出拠点。同国のコスティン検事総長はロシア軍が民間インフラを標的にしていると非難した。
2024年10月11日:米国務長官が中国の海洋覇権主義を非難/(AFP時事) 米国のアントニー・ブリンケン国務長官は11日、ラオスで開かれた東南アジア諸国連合(ASEAN)などが参加する「東アジアサミット(EAS)」で、南シナ海での中国の行動が「ますます危険さを増している」と非難するとともに、米国は航行の自由を支持すると表明した。
2024年10月11日:ノーベル平和賞が日本の「被爆者団体」に/(毎日新聞・時事通信) ノルウェーのノーベル賞委員会は11日、日本原水爆被害者団体協議会に今年のノーベル平和賞を授与すると発表した。日本の平和賞受賞は1974年の佐藤栄作元首相以来50年ぶり。国際機関や各国政府からは11日、称賛の声や祝意が相次いだ。
2024年10月11日:イスラエル軍がまたもUNIFILを攻撃/(ロイター・時事通信) イスラエル軍は11日もUNIFILの監視塔に発砲し2人が負傷した。UNIFILは、1978年の国連安保理決議に基づき設立された平和維持活動(PKO)。50ヵ国の計約1万人がレバノン南部で停戦監視などの任務に当たっている。レバノンで戦線を拡大するイスラエルは退避を求めているが、UNIFILは応じていない。 イスラエルの無差別攻撃は明らかな戦争犯罪である。ガラント国防相だけでなく、ネタニヤフ首相も裁かれるだろう。
2024年10月10日:米国防長官がイスラエルのガラント国防相と電話会談/(ノム通信/JNN参考) 米国のオースティン国防長官は10日、イスラエルのガラント国防相と電話会談を行い、国連レバノン暫定軍の安全の確保を強く求めました。イスラエルの報復攻撃についても話し合われたとみられる。
2024年10月10日:イスラエル軍がベイルート中心部に空爆・UNIFILも/(ノム通信/読売新聞・ロイター・時事通信参考) レバノンの国営通信は10日、首都ベイルート中心部にイスラエル軍の空爆があり、22人が死亡、117人が負傷したと報じた。ロイター通信によると、レバノンを拠点とするイスラム教シーア派組織ヒズボラの幹部が標的だったが、殺害は未遂に終わった。イスラエル軍はこの攻撃で、国連レバノン暫定軍(UNIFIL)の監視塔をも攻撃した。トルコが10日遅く、国連レバノン暫定軍(UNIFIL)を標的としたイスラエルの攻撃を非難した。イスラエル軍はここ数日、UNIFILを攻撃。負傷者が出ており、国際社会は懸念を強めている。トルコはUNIFIL海上機動部隊にコルベット1隻と5人の要員を提供している。
2024年10月10日:中国が台湾に武力威嚇・双十節に合わせて軍事的威嚇/(夕刊フジ:山下裕貴) 中国軍が、台湾にとって重要な記念日に大規模な軍事的威嚇を仕掛けてきた。「中華民国建国113年」を記念する双十節(建国記念日)を迎えた10日朝までに、台湾周辺で軍用機27機、軍艦など14隻を活動させた。昨年の双十節に比べると、中国軍の規模は大幅に拡大している。識者は既成事実を積み上げる「サラミ戦術」が進行しているとみている。
2024年10月10日:中国が「日本が歩み寄ることが正しい軌道」と身勝手で一方的な主張/(ノム通信/ロイター参考) 中国の李強首相は10日、ラオスの首都ビエンチャンで石破茂首相と会談し、「日本が中国に歩み寄り2国間関係を正しい軌道上に維持することを望む」と一方的譲歩を迫る考えを述べた。日本産海産物を輸入停止にしたり、レアアースを規制したりして戦略物資としているにも拘らず、「産業サプライチェーンの安定と円滑な流れ、世界的な自由貿易体制を共同で守るべき」との体のいい考えを示した。
2024年10月10日:ラオスで日韓首脳会談・「シャトル外交」継続を確認/(時事通信) 石破茂首相は10日午後(日本時間同)、訪問先のラオス・ビエンチャンで韓国の尹錫悦大統領と会談した。来年の国交正常化60周年に向け、人的交流や経済面、安全保障分野で連携強化に取り組むことを確認。岸田政権で再開した、首脳が相互に往来する「シャトル外交」の継続でも一致した。
2024年10月10日:ゼレンスキー大統領が支援強化求め欧州歴訪・英首相と会談/(時事通信) スターマー英首相は10日、ロンドンの首相官邸でウクライナのゼレンスキー大統領と会談した。ゼレンスキーはロシアとの戦いで軍事支援強化を訴えるため、欧州各国を訪問中。報道によると、スターマーとの会談では、ウクライナが唱える「戦勝計画」や、かねて欧米に求めてきた長距離ミサイルの使用制限緩和などについて議論した。会談には訪英中の北大西洋条約機構(NATO)のルッテ新事務総長も同席し、軍事支援に関し「ウクライナだけでなく西側の防衛と安全の問題でもある」と強調した。ゼレンスキーは英国に続きフランス・イタリア・ドイツを歴訪する。
2024年10月10日:日中首脳会談・ラオス・ビエンチャンで/(時事通信) 石破茂首相は10日午後(日本時間同)、訪問先のラオスの首都ビエンチャンで中国の李強首相と約35分間会談した。両首脳は「戦略的互恵関係」を推進し、「建設的かつ安定的な関係」を構築していく方針を確認。石破は中国・深圳での日本人男児刺殺事件などについて早期の事実解明と説明を要求した。石破はまた、中国軍機による領空侵犯などへの「深刻な懸念」を伝え、十分な説明を要求。中国による日本産水産物の輸入再開で先に合意したことを踏まえ、輸入の早期回復を求めた。中国の南シナ海などでの動きにも触れて「深刻な懸念」を伝え、台湾情勢について「台湾海峡の平和と安定が極めて重要だ」とクギを刺した。
2024年10月10日:ウクライナがロシア南部の軍用飛行場の燃料貯蔵施設を破壊/(産経ニュース) ロシア南部アディゲ共和国のクムピロフ首長は10日、同共和国の都市マイコープ郊外にドローン(無人機)攻撃があり、住民の避難を実施しているとSNSで発表した。死傷者はないとした。ウクライナ軍高官のコバレンコは同日、マイコープ近郊の軍用飛行場の燃料貯蔵施設を破壊したとSNSで発表。飛行場で爆発が起きた様子を撮影したとする動画も投稿した。
2024年10月10日:日本の石破首相が南シナ海での覇権主義的行動を批判・中国を念頭に/(時事通信) 石破茂首相は10日(日本時間同)、ラオスの首都ビエンチャンで開かれた日本・東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議に出席し、発言した。中国を念頭に東・南シナ海での覇権主義的な行動を批判、ASEANと海洋安全保障で連携を進めると強調した。
2024年10月10日:フィリピンのマルコスが「政治的安定」必要と訴え/(時事通信) 東南アジア諸国連合(ASEAN)各国と中国の首脳会議が10日、ラオスの首都ビエンチャンで開かれた。ASEAN一部加盟国と中国が領有権を争う南シナ海問題について、フィリピンのマルコス大統領が「政治的な安定が保たれない限り、経済協力を深めるべきではない」と言及した。
2024年10月10日:カンボジアなどASEANで中国の存在感増す/(ノム通信/JNN参考) カンボジアには“習近平大通り”と名前がついた通りもある。全長50キロのこの通りは中国の支援で作られた。海に面した都市、シアヌークビルにはいたるところにたくさんの中国語の看板だらけで、ほとんど中国だという。去年1年間の海外からカンボジアへの新規投資の9割が中国からのものだった。9日から、石破総理も参加するASEAN首脳会議が始まったが、加盟国での中国の存在感が増しているという。
2024年10月10日:ガザで深刻な飢餓が広がる/(読売新聞) イスラエル軍は、レバノンやパレスチナ自治区ガザで激しい攻撃を続けている。軍は9日、レバノン南部でのこれまでの作戦で、イスラム教シーア派組織ヒズボラの武器貯蔵庫などを含む「500以上の拠点を破壊した」と明らかにした。一方、ガザではイスラエルによる度重なる避難命令で住民が何度も避難を強いられ、深刻な飢餓が広がっているという。
2024年10月10日:バリ島で毒殺犬の肉が串焼きに/(プレジデントオンライン) インドネシアのバリ島。レストランや屋台で一度は目にするのが、名物料理のサテ(串焼き)だ。だが、鶏肉などと称して売られている一部のサテは、実は犬肉だった。バリ島の当局は7月、島西部のジェンブラナ地区において、違法な犬肉の串焼き500本と生の犬肉56kgを押収した。バリ島では2023年に犬肉の取引が禁止されており、違反者は最大3ヵ月の懲役または約4100ドルの罰金刑に処される可能性がある。インドネシア全般では犬肉と猫肉の販売が許可されているが、この慣習を改める動きがあり、バリ島では地域独自の取り締まりを行っている。しかし、取引禁止令にかかわらず販売する業者は後を絶たない。犬肉の需要は高く、多くの犬が街頭やビーチで毒殺されているという。学者は「シアン化物は調理によって破壊されないため、犬肉に含まれるシアン化物が人間に害を及ぼす可能性があります」と警告している。生きたまま屠殺されることも多い。バリ島では毎年7万匹の犬が犬肉取引のために殺されているという。
2024年10月10日:イスラエル軍がヒズボラ司令官2人を殺害/(ロイター) イスラエル軍は10日、レバノン南部でヒズボラの司令官2人を殺害したと発表した。
2024年10月9日:ロシア人の47%が「損害増大」と回答/(読売新聞)(10.11記) ロシアの独立系世論調査機関「レバダ・センター」が9日公表した調査結果で、ロシアによるウクライナへの侵略が「より多くの損害をもたらした」と答えたロシア人が全体の47%に達し、2023年5月に比べて6ポイント増加した。「より多くの利益をもたらした」との回答は同比10ポイント減の28%にとどまり、侵略の長期化で批判的な意見が増えている。
2024年10月9日:イスラエル軍がヒズボラ傘下組織メンバーをシリアで殺害/(ロイター) イスラエル軍は9日、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラ傘下組織のメンバーをシリア西部のクネイトラ地域で殺害したと発表した。 殺害したのはヒズボラ傘下「ゴラン・テロリスト・ネットワーク」のメンバーで、シリア政権筋からの情報をヒズボラに伝える役割を担っていた。
2024年10月9日:ロシア軍がトレツク猛攻・激しい市街戦/(ロイター) ウクライナ軍の報道官はロイターに、トレツクでは市街戦が繰り広げられており、ロシア軍は建物や建造物を「完全に消し去っている」と説明。「これは焦土戦術だ」などと語った。ロシア軍は、このルートのもう一方の端に位置する戦略都市ポクロフスクにも迫っているという。
2024年10月9日:ASEANがミャンマー問題で新たな協議体/(ノム通信/読売新聞参考) 東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議が9日、ラオスの首都ビエンチャンで開かれ、混迷を深めるミャンマー情勢の事態打開に向け、加盟国や周辺国などが参加する新たな協議の枠組み設置を決めた。読売新聞が入手した首脳会議の声明の草案やASEAN外交筋によると、国連も参加する方向で調整している。新しい枠組み設置は、独自にミャンマー問題を協議する非公式会合を主導してきたタイ政府が提案した。12月中旬にもタイで初会合を開くという。背景には、ミャンマー情勢を巡ってASEAN内の意見が対立し有効な打開策を打ち出せないことがある。首脳会議では、中国とフィリピンが対立を深める南シナ海問題も議題になったが、加盟国間の立場の違いが鮮明になった。中国に媚びる国が多いためである。
2024年10月9日:ロシアがルカシェンコに最高位勲章/(共同通信) ロシアのプーチン大統領は9日、同盟国ベラルーシのルカシェンコ大統領にロシア最高位の聖アンドレイ勲章を授与した。ルカシェンコは「欧州につくかロシアにつくか何度も選択を迫られてきたが、われわれはロシアから決して顔を背けることはなかった」と述べ、謝意を示した。
2024年10月9日:ハンガリーが国内での中国警察の活動を許可・フォンデアライエンが非難/(共同通信) 欧州連合(EU)行政執行機関トップのフォンデアライエン欧州委員長は9日、ハンガリーのオルバン政権が自国内で中国警察の活動を許可していると指摘し「欧州の主権を守ることにはならない。外国による干渉を許すことになる」と非難した。フランス・ストラスブールの欧州議会で演説した。
2024年10月9日:フィンランド大統領が習近平と会談へ/(ロイター) フィンランド政府は9日、ストゥブ大統領が10月28─31日に中国を公式訪問すると発表した。習近平国家主席ら政府高官と会談する。2023年10月にはフィンランドとエストニアを結ぶバルト海の海底ガスパイプラインと通信ケーブルが破損。香港船籍の貨物船が関与した可能性が指摘され、フィンランドと中国は外交面で難しい局面となっている。
2024年10月9日:ウクライナがロシア西部のブリャンスク州の兵器庫を攻撃・非常事態宣言/(ロイター) ロシア当局は9日、西部ブリャンスク州で「爆発物の爆発」があったとして非常事態を宣言した。ウクライナ軍は、同州の兵器庫を攻撃したとしている。ブリャンスク州は、ベラルーシ、ウクライナと国境を接し、ウクライナ軍の越境攻撃を受けているクルスク州に隣接する。
2024年10月9日:イスラエル軍が難民キャンプを5日連続で空爆/(ロイター) イスラエル軍は8日夜から9日未明にかけてパレスチナ自治区ガザ北部を空爆し、パレスチナの医療関係者によると過去24時間に少なくとも45人が死亡した。イスラエル軍はジャバリア難民キャンプに5日連続で攻撃した。イスラエル軍は、ジャバリアとその周辺の住民に繰り返し避難指示を出しているというが、既に安全な避難場所は満杯であるという。
2024年10月9日:ヒズボラが初めて停戦に前向き/(ノム通信/産経ニュース参考) イスラエル軍は8日、レバノンの首都ベイルート南郊のヒズボラの地下施設を空爆し、少なくとも50人を殺害したと発表。ヒズボラは9日、イスラエルとの国境付近に迫撃砲などを発射し、地上侵攻したイスラエル軍の兵士を攻撃した。激しい交戦が続いている一方、ヒズボラのナンバー2、カセム師は停戦に向けた試みが進んでいるとし、これを支持すると述べた。ヒズボラがイスラム原理主義組織ハマスとイスラエル軍の停戦を条件に挙げず、自らの停戦に前向きな姿勢を示したのは2023年10月の交戦開始以来、初とみられる。
2024年10月9日:ノーベル賞受賞者がAIについて警告・「大惨事」にと/(AFP時事) 人工知能(AI)に関する先駆的な研究で2024年のノーベル物理学賞の受賞が決まった米プリンストン大学の名誉教授、ジョン・ホップフィールド(91)は8日、AI技術の昨今の進歩には「非常に不安を抱いている」と述べ、制御しなければ大惨事につながる恐れがあると警鐘を鳴らした。
2024年10月9日:米14州と地域の司法長官が「TikTok」を提訴/(ノム通信/NNN参考) アメリカの14の州と地域の司法長官は8日、若者のメンタルヘルスに悪影響を与えているとして中国系の企業が運営する動画共有アプリ「TikTok」を提訴した。訴状などによると、スクロールで無限に動画が続く機能は若者が「中毒」になるように設計されているとしている。アメリカの司法省は2024年8月、親の同意を得ずに子どもの個人情報を収集しているとして、TikTokを提訴している。
2024年10月9日:ガザ住民はハマスに失望/(ノム通信/産経ニュース参考) ガザでは水も食べ物も不十分な環境にあり、人々は避難先を転々とすることを余儀なくされ、肉体も精神も疲労している。水も食べ物も不十分な環境にあり、人々は避難先を転々とすることを余儀なくされ、肉体も精神も疲労している。ジャーナリストの一人は「パレスチナ人はみなハマスに失望した。停戦してガザ(の統治権)をパレスチナ自治政府に委ねるべきだ」と話した。また女性の一人は「ハマスが何をしたいかが不明。彼らは住民の暮らしが破壊されたことに責任を持つべきだ。ガザではみなが彼らを支持しているわけではない」とハマスを批判した。歯科医の男性は「みな疲れ切っており、正常な精神を維持する何らかの手段が必要だ」と訴えた。 こうなることは分かりきっていた。今ハマスを支持するかどうか国民投票を行ったなら、支持者がほとんどいないことが明らかになるだろう。ハマスは人質全員を解放し、直ちに戦闘を止めるべきだ。
2024年10月9日:北朝鮮軍が韓国につながる道路と鉄道を遮断/(ロイター) 北朝鮮軍は9日から韓国につながる道路と鉄道を完全に遮断すると発表した。 かなりきな臭いものを感じる。
2024年10月9日:デズモンドが『私が陥った中国バブルの罠』を上梓/(ノム通信/文春オンライン参考) 中国の実業家で、かつて温家宝元総理の家族の27億ドルもの巨額蓄財を前妻のホイットニー・ドュアンとともに手助けしたデズモンド・シャムが「 文藝春秋 」のインタビューに応じた。2017年に元妻ホイットニーが中国共産党に拘束され忽然と姿を消したことを受け、デズモンドは2022年、告発本『私が陥った中国バブルの罠 レッド・ルーレット』(原著は2021年刊)を上梓。その4日前にホイットニーが忽然と電話してきて、出版を取りやめるよう脅してきたという。ホイットニーの拘束は習近平による温家宝への警告だった可能性があり、今は中国で優遇されている可能性が高い。本書は中国共産党最高幹部の金と権力をめぐる内幕を暴露し、中国では発禁本となっている。ホイットニーは温家宝夫人の張培莉に食い込み、平安保険(ピンアン)の未公開株の取得などで温一家に巨額の富をもたらした。温家宝自身は蓄財にほとんど直接関わっていなかったという。 中国では権力者はいくらでもこうした手口で巨万の富を築けることが判明したという意味で有意義な告発本であろう。
2024年10月8日:イスラエルがイランへの報復で「重要な決定」/イスラエルメディアは、ネタニヤフ首相が8日に関係閣僚や軍の高官らと協議を行い、イランへの報復について「重要な決定が下された」と報じた。イスラエルの国防相は「攻撃は致命的で、正確で、驚くべきものになる」と話している。 核攻撃であったら、第三次世界大戦の引き金になり得る。恐らくそうではなく、イランの核施設に対する通常攻撃であろう。
2024年10月8日:英国が中国との関係修復へ/(ロイター) 英国のラミー外相は来週、中国を訪問する予定。事情に詳しい複数の関係者らがロイターに対して明らかにした。労働党新政権は、中国との対立関係を緩和する方針とされ、貿易・投資協議の再開を目指す。7月に就任したスターマー英首相は、8月に中国の習近平国家主席と電話会談を行い、経済関係の強化と世界的な問題に対する協力を追求する一方で、意見の相違については率直に話し合うべきと述べている。前回の英中経済・財政金融対話は2019年に開催された。
2024年10月8日:イスラエルがシリアのダマスカス空爆/(AFP時事) シリア政府は、8日のイスラエルによる首都ダマスカスへの空爆で民間人7人が死亡したと発表した。人権監視団体は、標的になったのはイランの革命防衛隊とレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラが使用している建物だったとしている。
2024年10月8日:ロシアがウクライナとルーマニアの国境検問所を攻撃・NATOは動くか?/(Newsweek) 10月初め、ウクライナとNATO加盟国のルーマニアの国境検問所で、ロシアによる無人機攻撃が行われた。ウクライナのオデーサ州とルーマニアを結ぶ検問所への夜間の攻撃で、フェリーが一時運航停止。オレフ・キペル州知事は「故意に検問所を攻撃し、一般の人々の国境通過を妨害した」と非難した。これまでにもロシアのミサイルや無人機の残骸がNATO加盟国の領土に落下しており、その数は20件に及ぶ。ロシアの無人機が、NATO領土まで脅かしている。
2024年10月7日:地球温暖化対策に画期的アイデア・ただ高価すぎる/(ノム通信/毎日新聞参考) 10月7日付の米地球物理学連合の学術誌「ジオグラフィカル・リサーチ・レターズ」に掲載された、地球温暖化対策としてダイヤモンド微粒子を成層圏にばら撒くというアイデアが注目されている。研究代表者のサンドロ・バッティオーニらは気候モデルを基にSO2・150nmのダイヤモンド・酸化アルミニウムなど7種の物質をそれぞれ500万トン、45年間放出し続けたと仮定して影響を検証。その結果、ダイヤモンドのエアロゾルが、最も効率よく太陽光を反射させられることがわかった。酸性雨のリスクもなく、成層圏の温暖化も抑えられるという。ただ、約175兆ドル(約2.6京円)の費用がかかるそうだ。これは世界経済総額の30倍に相当し、明らかに不可能である。毎年世界経済を全てダイヤモンド放出に向ければ可能かもしれない。
2024年10月7日:ガーナで違法金採掘が急拡大/(ロイター)(10.13記) 西アフリカ・ガーナの金鉱山では違法な小規模採掘が行われている。Tシャツに短パン、ゴム長靴姿の男らが、水銀を含む泥水の中を歩いて渡り、素手で岩石を掘り出し、金と砂利をより分けるための粗末な流し樋(とい)を操る。だがその裏では、鉱山労働者の健康被害や水系の汚染、森林やカカオ農場の破壊が進行し、犯罪の引き金にもなっている。国際金価格が約30%上昇したことを受けて新規参入が増え、急激なペースで成長している。多国籍企業が採掘権を得て運営する鉱山がある一方で、ガーナの金産出量の約40%は小規模鉱山からのもの。こういった鉱山の約7-8割は無認可だ。
2024年10月7日:ロシア軍の月間死傷者が記録更新/(ノム通信/乗りものニュース参考) イギリス国防省は2024年10月7日、ウクライナへの侵攻を続けるロシア軍の死傷者数が、2024年9月に月間最高記録を更新したとの見解を発表した。9月におけるロシア軍の1日平均死傷者数は1271人で、2024年5月の月間最高記録である1262人を上回った。2022年2月の全面侵攻開始以降、ロシア軍は累計で64万8000人以上の死傷者を出した可能性があるとしている。
2024年10月7日:クリミアの燃料施設がウクライナの攻撃で火災/(産経ニュース) ロシアの実効支配下にあるウクライナ南部クリミア半島の南東部フェオドシアの燃料貯蔵施設で7日、大規模な火災が発生した。ウクライナ軍参謀本部は同日、燃料貯蔵施設を標的とした同国軍のミサイル部隊の攻撃が成功したと発表。同施設が露軍に燃料を供給していたほか、「石油製品の積み替え量でクリミア最大だった」と指摘した。ウクライナ軍は過去数ヵ月間、露領内やクリミア半島の燃料貯蔵施設や弾薬庫などを標的としたドローン攻撃を激化。露軍の兵站に打撃を与え、継戦能力を低下させる作戦だと説明している。
2024年10月7日:韓国国防省が自衛隊の一時的な米軍基地立ち入りは国会の同意必要無しとの見解/(ノム通信/JNN参考) 韓国国防省は、自衛隊が在韓アメリカ軍の基地を使用するため韓国に入る場合、韓国国会の同意は必要ないとの見解を示した。この見解は、韓国の最大野党「共に民主党」の洪起元議員の質問に韓国国防省が回答するなかで7日までに示されたもの。洪議員は、「自衛隊が在韓アメリカ軍基地に物資や人を輸送するため一時的に韓国に入る場合、韓国国会の同意が必要なのか」と書面で質問。これに対し韓国国防省は、「自衛隊がアメリカ軍基地を使用するため一時的に韓国入りするのは、国会が同意する事項ではない」と回答した。法での「駐留」に当たらないと判断した。
2024年10月7日:中国共産党が前司法相の党籍剥奪を決定・汚職を問題視/(産経ニュース) 中国共産党中央規律検査委員会と国家監察委員会は7日、重大な規律違反と法律違反の疑いで、唐一軍・前司法相を調査し、党籍剥奪と公職を解く処分を決めたと発表した。自らの立場を利用して他人に便宜を図り、違法に巨額の金銭などを受け取ったと問題視した。唐が法律などに反して得た所得を没収し、検察機関に送致することも決めた。中国ではここ数年、司法・公安部門の幹部経験者が頻繁に摘発されている。唐の前に司法相を務めた傅政華(ふ・せいか)は、収賄罪などに問われて2022年に執行猶予2年付きの死刑判決を言い渡されている。習近平国家主席が浙江省トップだった時期に同省規律検査委の幹部に就いていた。 中国では権力を握れば何でもできる。規律検査委幹部も同様だ。
2024年10月7日:バルカン半島の民主国コソボが日本に期待/(共同通信) 来日したコソボのリザ・ガシ外務副大臣(34)は7日、隣国セルビアで中国とロシアの影響力が増しているとして「大きな懸念だ」と指摘し、日本がバルカン半島の安定に向け「存在感を増し、積極的な役割を果たすことを期待する」と語った。東京都内で共同通信のインタビューに応じた。セルビアの自治州だったコソボは2008年に独立を宣言。米国と日本は同年に承認したが、セルビアは認めず、中国とロシアも承認していない。セルビアは中国の巨大経済圏構想「一帯一路」の参加国で中国の投資が拡大しているほか、ロシアとも関係が近い。ガシは「コソボは西バルカン諸国で中国の投資が活発でない唯一の国だ」と強調。日米とは「(民主主義など)同様の価値観を共有している」と述べ、関係を強化していく姿勢を鮮明にした。
2024年10月7日:ガザ住民が「死んだ方がまし」・冬に懸念/(共同通信) 「爆撃を受けて死んだ方がましだ」「恐怖におびえる日々は10年の長さに感じる」―。イスラエル軍の激しい攻撃の開始から1年となった7日、パレスチナ自治区ガザからは、住民の悲痛な声が上がった。なおも攻撃が続く中、近づく冬を懸念する住民も出始めている。食料がないときは木の葉を食べてしのぐと語った人もいる。何週間もシャワーを浴びられず、洗濯もできない。「もうすぐ寒い冬がやってくる。どうやって越せばいいのか」と声を落とした。 パレスチナ住民の大部分がハマスの攻撃を称賛した。その報いがどうなるのか、考えていなかった。自業自得と言えよう。(20.11.7「運命論」・23.12.6「自業自得」・4.18「第一原因者」)
2024年10月7日:ハイチのギャングが70人虐殺・6千人避難/(ロイター) ハイチ西部のアルティボニット県にある町ポンソンデでギャングによる襲撃が発生し、少なくとも70人が死亡、6000人以上が避難を余儀なくされた。ポンソンデのあるアルティボニット県は重要な農業の中心地。国連機関によると、攻撃により約6270人が家を追われた。その大半は近隣のサンマルクや他の町に住む親族に保護されているが、その他の人々は仮設キャンプに滞在しているという。地元当局によると、ギャングのメンバーは数十軒の家屋や車両に放火した。コニーユ首相は「無防備な女性、男性、子供に対するこうした犯罪は、被害者に対する攻撃であるだけでなく、ハイチ国民全体に対する攻撃だ」と非難し、治安部隊が同地域を強化していると説明した。
2024年10月6日:イスラエル軍がヒズボラ拠点に空爆/(時事通信) イスラエル軍は6日夜、レバノンの首都ベイルート一帯に対し、イスラム教シーア派組織ヒズボラの拠点があるとして空爆を行ったと発表した。レバノン国営通信NNAによると、5日から6日にかけての夜間に計30回以上の激しい空爆があった。これに対し、ヒズボラも日未明、イスラエル北部ハイファ近郊の同国軍基地に対し、6日にロケット弾で攻撃を加えたと発表。徹底抗戦の姿勢を崩していない。
2024年10月7日:イスラエルの追悼式典を狙ってハマスがガザからロケット弾攻撃/(AFP時事) イスラエル軍は7日、昨年10月7日のイスラム組織ハマスの越境攻撃による犠牲者の追悼式典が始まった直後にパレスチナ自治区ガザ地区から少なくとも4発の飛翔体が発射されたと発表した。ハマスの軍事部門、イザディン・アルカッサム(カッサム旅団)がイスラエル南部に発射したとする声明を発表。うち3発は空軍が迎撃し、残り1発は何もない地域に落下したのを確認したとしている。レバノンと接するイスラエル北部地域でも空襲警報が鳴り響いた。
2024年10月6日:イスラエル軍トップが戦闘開始1年目で勝利宣言/(AFP時事) イスラエル軍トップのヘルツィ・ハレビ参謀総長は6日、パレスチナ自治区ガザ地区でイスラム組織ハマスとの軍事衝突が始まってから7日で1年となるのを前に声明を発表し、イスラエル軍はハマスの軍事部門を打ち負かしたと述べた。一方、ガザ北部では、ハマスの戦闘員が再結集しているとされ、イスラエル軍による掃討作戦が続いている。
2024年10月6日:チュニジア大統領選で現職のサイードが圧勝/(ロイター) 北アフリカのチュニジアで6日行われた大統領選挙は、現職のサイード大統領が圧勝する見込みとなっている。 投票終了後に選挙管理委員会が発表した投票率は27.7%で、2019年大統領選挙の決選投票の半分にとどまった。チュニジアは2011年の民主化運動「アラブの春」が成功した唯一の例と称賛された。しかし経済の低迷とエリート層の腐敗に対する国民の怒りが幻滅につながった。2019年に大統領に就任したサイードは権力に対する制度的・法的な歯止めを取り除く一方で、民主的な成果の多くを台無しにしてきたと人権団体は批判している。サイードは2021年に議会を解散し、憲法を修正した。
2024年10月6日:パキスタン南部で爆発・中国人2人死亡・反政府勢力の犯行/(ロイター) パキスタンの中国大使館は、同国南部カラチの国際空港付近で6日夜、ポート・カシム電力の車列が攻撃され、中国人2人が死亡したと発表した。分離主義武装勢力のバロチ解放軍(BLA)が中国人を標的にした攻撃と表明した。 BLAは報道関係者に向けた電子メールによる声明で、エンジニアを含む中国人を標的に攻撃を行ったと述べた。BLAは、アフガニスタンやイランと国境を接するバロチスタン州の独立を要求。またパキスタンによる同州の搾取を手助けしているとして中国を非難し、中国関連の施設や中国人を標的にした攻撃を行っている。
2024年10月6日:イスラエルがベイルート南郊のテロリストと武器庫を爆撃/(AFP時事) イスラエル軍は6日、ベイルート南郊を新たに4回爆撃した。攻撃を前にイスラエル軍は地域住民に退避を呼びかけていた。
2024年10月5日:ネタニヤフは気が狂ったか?・支援者マクロンに「恥知らず」と暴言/(読売新聞) イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は5日の声明で、イスラエルへの武器供与停止を呼びかけたマクロン仏大統領を名指しして、「恥知らずめ」と非難した。各国からの軍事支援がなくても、戦闘を続ける方針を強調した。 最近のネタニヤフは気が狂ったのかと思うほどに強行になっている。国連事務総長を入国禁止にしたり、常軌を逸した行動をとっている。この暴言もその一例と見られる。
2024年10月5日:イラン精鋭部隊司令官も安否不明/(時事通信) 米紙ニューヨーク・タイムズは5日、イランの精鋭軍事組織「革命防衛隊」で対外工作を担うコッズ部隊のガアニ司令官の安否が不明になっていると伝えた。同司令官は先週、イランが後ろ盾になっているレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの支援のため、イスラエル軍の空爆が続くレバノンへ渡航したという。
2024年10月5日:ガザ紛争1年で建物の59%が破壊、農地68%が被害/(共同通信) イスラエル軍とイスラム組織ハマスの戦闘は7日で1年。軍はガザ全域をほぼ掌握した。9月下旬時点での衛星画像のデータ分析では、建物の59%が損壊され、農地も68%が被害に遭った。ガザ市に限ると74%の建物が損壊した。食料不足で餓死者も出ており、国連のグテレス事務総長は「住民が生き地獄にいる」と警鐘を鳴らす。
2024年10月5日:香港の学問の自由が大幅に低下・学生や教員が攻撃の的/(NEWSポストセブン) 国際的な人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」(本部・米ニューヨーク)と香港民主評議会(本部・米ワシントン)は、共同で香港の学問の自由に関する報告書を発表した。中国政府が2020年6月30日に香港国家安全維持法を施行して以来、香港の学問の自由は大幅に低下しており、大学の教員や学生らも香港当局の厳しい取り締まりを恐れて、自由に研究に打ち込めない環境にいるなどと指摘した。中国共産党は2023年、香港を含む中国全土の学校、大学、宗教施設で「愛国教育」を強化すると発表している。
2024年10月5日:世界各地でガザ・レバノン反戦デモ/(AFP時事) パレスチナ自治区ガザ地区でイスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘が始まってから1年となるのを前にした5日、世界各地で大規模なデモ行進が行われた。参加者はガザに加え、レバノンでの停戦を訴えた。米国ではワシントン、ロサンゼルスなどの都市で数千人が行進し、即時停戦を求めた。抗議のため焼身自殺を試みた男性もいた。
2024年10月5日:イスラエル軍がハマスの軍事部門カッサム隊幹部サイード・アタラヒを空爆で殺害/(読売新聞) 中東の衛星テレビ局アル・ジャジーラによると、レバノン北部トリポリ難民キャンプに対する5日のイスラエル軍の攻撃で、ハマスの軍事部門カッサム隊幹部サイード・アタラヒの殺害が確認された。イスラエル軍による攻撃対象は空爆も含め2000ヵ所に上る。イスラエル軍は4日、レバノンへの地上侵攻開始以降、イスラム教シーア派組織ヒズボラの司令官21人を含むメンバー約250人を殺害したと発表している。
2024年10月5日:レバノンから20万人以上がシリアに避難/(共同通信) 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)のグランディ難民高等弁務官は5日、イスラエルが攻撃するレバノンから20万人以上が隣国シリアへ避難したとXで明らかにした。
2024年10月5日:ガザ出身医師の「中東のガンジー」が平和を諦めないと語る/(毎日新聞) 「中東のガンジー」とも呼ばれるガザ出身の医師が、彼の半生を追ったドキュメンタリー映画「私は憎まない」の日本公開に合わせて来日。東京都内で記者会見した。戦闘開始以降、自身も40人の親族を失いながらも「希望を失ったことは一度もない」と力強い声で平和を訴えた。医師は、カナダ・トロント大教授のイゼルディン・アブラエーシュ。ガザの難民キャンプ出身で、パレスチナ人医師として初めてイスラエルの病院で働いた経歴を持つ。だが、2009年にガザの自宅がイスラエル軍に砲撃され、娘3人や親戚を殺害された。だが、憎しみではなく、イスラエルとの共存を訴え、医療や教育支援を通じた平和活動を続けてきた。ノーベル平和賞候補にも5回ノミネートされた。
2024年10月5日:レバノン死者が1年間で2千人超・イスラエル軍空爆で急増/(共同通信) イスラエル軍と親イラン民兵組織ヒズボラの交戦が激化するレバノン当局は4日、イスラエルの攻撃による死者が1年間で子どもや女性を含む2011人となったと発表した。軍が大規模空爆を開始して以来、犠牲者が急増した。軍は「限定的」として9月30日に始めた地上侵攻で、ヒズボラの戦闘員約250人を殺害し、武器庫など2千以上の目標を攻撃したと発表、成果を誇示した。イスラエルとイスラム組織ハマスのガザでの戦闘は7日で開始から1年となる。ガザ保健当局は5日、昨年10月の戦闘開始後のガザ側死者は4万1825人となったと発表した。
2024年10月5日:ショパンコンクールが、侵攻不支持のロシア人の参加を容認/(共同通信) クラシック音楽の世界三大コンクールの一つ、ショパン国際ピアノ・コンクールを主催するポーランドの国立ショパン研究所は、来年10月に開催するコンクールへのロシア人ピアニストの出場について「ウクライナ侵攻を支持しないと表明した場合に限り認める」と明らかにした。5日までに共同通信の取材に答えた。 良い計らいだと思う。不支持表明をするには相当な覚悟が必要だろう。問題はロシア国家にあるのであって、反対派の人間にあるのではない。
2024年10月5日:レバノン在住日本人は「日常生活に支障なし」と報告/(ノム通信/JNN参考) 4日、レバノン在住の日本人ら16人が航空自衛隊の輸送機で隣国ヨルダンに退避した。だが首都ベイルートに残る日本人がJNNのインタビューに応じ、現地の様子を語ったところによると、市内は落ち着いており、戦時の様相はないという。某日本人は周辺で煙や炎が上がってるのを目撃したことはないと語った。 日本人がこのように落ち着いていられるというのは少々奇妙に感じる。平和ボケしているのだろうか?
2024年10月5日:南アでレイプの罪90件に問われた男に終身刑42回/(AFP時事) 南アフリカの最大都市ヨハネスブルクの高等裁判所は4日、9歳の少女に対するものを含むレイプの罪90件に問われた男に対し、終身刑42回を言い渡した。ヌコシナティ・パカティ被告(40)はレイプ、略取誘拐、窃盗、暴行などの罪で終身刑42回を言い渡された。被害者の中には、制服を着て登校中だった少女もいれば、出勤中だった女性もいる。自宅で家族の前で性的暴行を受けるか、または、隔離された場所に閉じ込められた被害者もいるという。南アでは凶悪犯罪の発生率が急上昇し、世界で最も高い水準にある。レイプや殺人も横行している。 法がこうした意味のない判決を下しているのは茶番だ。未来世界では恐らく1件目の犯罪だけで「人間界追放刑」を下しているだろう。(7.30「人間界追放刑基準」)
2024年10月5日:ロシアがタリバンを「テロ組織」指定を近く解除へ/(ノム通信/JNN参考) ロシアは、アフガニスタンで実権を握るイスラム主義組織タリバンについて、テロ組織の指定を近く、解除する見通しだ。ロシアメディアによると、アフガニスタン問題を担当するカブロフ大統領特使は4日、タリバンのテロ組織としての指定解除について、「最高レベルですでに決定が下された」と明らかにした。法的な手続きを経て、正式に指定が解除されるとし、「近く発表される」との見通しを示している。ロシアは2003年からタリバンをテロ組織に指定していますが、2021年にタリバンがアフガニスタンでの実権を掌握して以降、関係構築を進め、今年6月にサンクトペテルブルクで開かれた国際経済フォーラムに招待するなどしている。
2024年10月5日:ミャンマー辺境で中国人組織が犯罪特区化・日本人も被害者/(共同通信) ミャンマー東部のタイ国境付近カレン州シュエココやその他の一部地域に中国人組織が流入し「犯罪特区」(地元住民)を形成している。内戦状態で中央の統治が及ばない事情につけ込んで特殊詐欺の拠点を設け、偽の求人で集めた人を組織的に強制労働させる。カジノ運営や売春も横行。協力関係にあるミャンマーの少数民族武装勢力が地区を管理し、関係者以外は立ち入れない。米平和研究所の2024年5月の報告書などによると、中国の犯罪組織が偽の求人を出し、タイに来た求職者をミャンマー側に拉致している。監禁し「奴隷」としてハッキングやロマンス詐欺に従事させ、反抗すれば拷問する。詐欺被害は中国や米国など各国に拡大中だ。8月にはカンボジア南東部で働かされていたとみられる日本人12人が、現地警察に保護される事件も発覚した。中国政府もこうした状況を問題視しており、中国と接するシャン州では2023年末以降、当局の合同捜査により、拠点の摘発と強制労働の被害者解放が相次いだ。ただ摘発は氷山の一角とも指摘されている。
2024年10月4日:ブラジルでXが524万ドルの罰金支払う/(ロイター) Xがヘイトスピーチ(憎悪表現)への対処に関する裁判所命令に応じず、さらに法定代理人の指名を拒んだため、ブラジルでXのサービスは8月末以来停止されている。Xは方針を変更し、最近数週間で調査対象の一部アカウントの凍結といった最高裁命令に従う中、9月26日に同裁にサービス再開を要請した。だがブラジル最高裁は4日、Xの代理人が罰金送付先の銀行を間違ったとして、正しい銀行に送り直すよう命じた。同国でのXのサービス再開を許可するかどうかについての判断は先送りした。 Xを巡ってイーロン・マスクは最近おかしくなった。独裁者に成り下がった。
2024年10月4日:ヒズボラ後継候補の消息途絶/(時事通信) ロイター通信は5日、イスラム教シーア派組織ヒズボラの最高指導者候補と目されるサフィエディン師の消息が途絶えたと伝えた。同師が殺害されていれば、ヒズボラにとっては最高指導者ナスララ師死亡に続く大打撃で、組織弱体化が一段と進む可能性もある。米CNNテレビによれば、サフィエディンは3日夜から4日未明にかけて首都ベイルート南郊で空爆の標的になったとみられる。イスラエルは安否を公表していない。
2024年10月4日:イスラエル軍がレバノンとシリアとの国境を空爆/(読売新聞) イスラエル軍は4日、レバノンとシリア国境を空爆したと発表した。レバノンの首都ベイルートとシリアの首都ダマスカスを結ぶ高速道路が通るマスナアと、ヒズボラがシリア側から武器を輸送する約3.5キロ・メートルの地下トンネルを3日、空爆した。イスラエル軍はヒズボラが後ろ盾のイランからシリア経由で武器を輸送しているとみて、9月26日にも国境を空爆している。レバノン国内で増え続ける避難民の主要な国外脱出経路が遮断され、人道支援にも影響が懸念される。
2024年10月4日:ボスニア・ヘルツェゴビナで洪水・少なくとも16人死亡不明多数/(ノム通信/JNN参考) ヨーロッパ南東部のボスニア・ヘルツェゴビナで4日、集中豪雨による洪水が起き、少なくとも16人が死亡、多くの人が行方不明になっている。首都サラエボからおよそ70キロ離れた町が道路や鉄道も破壊され、完全に孤立した状態となった。この町や周辺の地域などでこれまでに少なくとも16人が死亡したほか、瓦礫の下敷きになったり洪水で流されたりして、20人から40人ほどが行方不明になっているという。
2024年10月4日:ハメネイが金曜礼拝で演説・イスラエル攻撃を正当化/(ノム通信/ロイター・NHK参考) イランの最高指導者ハメネイ師は4日、競技場で行われた金曜礼拝で演説し、今週のイスラエルに対するミサイル攻撃は「合法かつ正当」とし、イスラエルの「罪」に対する最低限の罰だと述べた。競技場は民衆で埋め尽くされ、ハメネイの演説を称賛した。
2024年10月4日:イスラエル軍がヒズボラ後継候補狙い空爆/(時事通信・ロイター) (10.23追記) 米CNNテレビなどは、イスラエル軍がレバノンの首都ベイルート南郊で3日夜から4日未明にかけ、交戦するイスラム教シーア派組織ヒズボラの次の最高指導者候補と目されるサフィエディン師を狙った空爆を実施したと報じた。サフィエディンは爆殺されたナスララのいとこ。地下の施設内で他の幹部らと会合を開いていたと伝えられるが、安否は不明だ。22日のロイターの続報によると、イスラエルがヒズボラ指導者後継候補のサフィエディン殺害を確認したという。死亡を確認したのはこの時が初めて。
2024年10月4日:アイルランドが記録的国防費を投入してロシア潜水艦に対抗/(ノム通信/乗り物ニュース参考) アイルランド国防省は1日、13億5000万ユーロ(約2200億円)にも及ぶ国防予算を発表した。この予算額は同国では“記録的な額”であり、軍用レーダー・海中監視システム・部隊装備の更新など、大幅な近代化が期待されている。こうした予算増額の背景には、ロシアによるウクライナ侵攻以降のロシア海軍の動きが関係しているという。アイルランド海軍は漁業保護を中心とする艦艇が中心で、その装備はどちらかといえば沿岸警備隊に近いものだ。対潜戦能力は皆無なうえ、対空戦能力も極めて貧弱である。ロシア艦隊は、このアイルランドの沖合がイギリスの弱点であると認識し、付近の海底ケーブルなどを潜水艦を用いて調査していると考えられている。同海域には、イギリス諸島と世界の他の地域を結ぶ十数本の海底ケーブルが敷かれて、いざという時に狙われる可能性がある。
2024年10月4日:ベラルーシが拘束日本人を交渉カードにする意図/(読売新聞) ロシアの同盟国ベラルーシで日本人男性が「スパイ容疑」で拘束されたと判明してから、4日で1ヵ月となった。日本政府は解放を水面下で働きかけているとみられるものの、拘束が長期化する恐れがある。 日本政府関係者によると、男性はベラルーシ南東部ゴメリ州在住の中西雅敏。ベラルーシの国営テレビが9月5日に報じた特別番組では、中西が「私がしたことは犯罪だ」と認める様子が報じられた。しかし、「上司」に報告した証拠として紹介された無料通信アプリ「LINE」のやりとりは、「(企業の)ベラルーシ進出はかなり難しい」という日本語が、「ウクライナは米国の操り人形だ」と翻訳されるなど歪曲されていた。ロシアによるウクライナ侵略開始後、日本はベラルーシに対して経済制裁を科している。旧ソ連地域研究が専門の廣瀬陽子慶応大教授は「日本に対する反感を募らせ、攻撃材料を探していた可能性がある」と分析している。
2024年10月4日:ロシア軍がウクライナの重要インフラをドローン攻撃/(ロイター) ウクライナ空軍は4日、ロシアが同日未明に19機のドローンで国内の重要インフラを攻撃したと発表した。9機を撃墜し、7機は電波妨害の影響を受けた可能性が高いとしているが、残り3機については言及していない。
2024年10月3日:英国で最新攻撃型原潜が進水/(ノム通信/乗りものニュース参考)(10.6記) イギリス海軍は23日、アスチュート級原子力潜水艦の6番艦「アガメムノン」が、イングランド北部の都市バロー=イン=ファーネスにあるBAEシステムズの造船所で進水したと発表した。アステュート級原子力潜水艦は、魚雷や対艦ミサイルなどで敵の水上艦や潜水艦などを攻撃するのが主任務の、いわゆる攻撃型原潜と呼ばれるタイプであり、大陸間弾道弾などを搭載する、いわゆる戦略ミサイル原潜ではない。今回、進水した「アガネムノン」は2013年7月18日に起工。約11年の工期を経て今回の進水を迎えました。水中排水量は約7400トン、全長97m、全幅11.3m。乗員数は約100人(最大109人)で、ロールス・ロイス製の加圧水型原子炉「PWR2」を1基搭載し、速力は30ノット(約55.6km/h)。533mm魚雷発射管を6門備え、国産の「スピアフィッシュ」魚雷のほか、アメリカ製の「トマホーク」巡航ミサイルなどを装備している。「アガメムノン」は2025年に海上公試を始める計画だという。
2024年10月3日:ウクライナ軍の砲撃でドネツク近郊で視察中の北朝鮮将校6人死亡3人負傷/(時事通信) ウクライナの英字紙キーウ・ポスト(電子版)は4日、ロシアが実効支配するウクライナ東部ドネツク州の州都ドネツク近郊に対するウクライナ軍の砲撃で北朝鮮の将校6人が死亡したと報じた。砲撃は3日に行われ、20人以上が死亡し、北朝鮮の人員3人が負傷したという。情報筋の話として伝えた。ロシアのインターネットメディアによると、北朝鮮の将校は「攻撃・防衛の訓練や、米国製兵器への対処法」を視察するため、ドネツク近郊にあるロシア軍の演習場を訪れた。同メディアは、ウクライナ侵攻に北朝鮮が参戦するかどうかは不明だと指摘した。6月にロシアと北朝鮮の間で署名された包括的戦略パートナーシップ条約に基づき、実戦経験を共有する軍事交流の一環だった可能性もある。
2024年10月3日:ハイチでギャングが市民70人殺害/(AFP時事) ハイチの首都ポルトープランス北西の町でギャング「グラン・グリフ」の銃撃によって女性10人と子ども3人を含め、少なくとも70人が殺害された。少なくとも70人が死亡したと国連が4日明らかにした。これを受け、同国政府は同日、ギャング対策を専門とする警察の特殊部隊を派遣したと発表した。グラン・グリフのリーダーは、近隣の幹線道路の通行料の支払いを拒んだ人々を脅迫していたとし、「犠牲者の大半は頭部を撃たれていた」と語った。
2024年10月3日:ジョージアで「反LGBT法」成立・EU加盟遠のく/(読売新聞) AP通信によると、旧ソ連構成国ジョージアで3日、性的少数者(LGBT)などの権利を制限する法律が成立した。LGBTへの規制は6月に成立した外国から一定の資金援助を受ける団体を規制する「外国の代理人法」に続き、ロシアに追随する動きだ。ジョージアが目指す欧州連合(EU)への加盟が遠のくのは確実な情勢だ。 EUは「LGBT法」を統一規範とすべきではない。それはヨーロッパの白人の規範であって、イスラム系国家の規範ではない。
2024年10月3日:豪州で8月に中国人の男が幼児にホットコーヒー浴びせ逃走/(Record China) オーストラリア・クイーンズランド州ブリスベンで乳児にホットコーヒーを浴びせかけたとみられる中国人の男が逃走していることが分かった。中国メディアの南方都市報が3日付で報じた。 報道によると、男は今年8月27日、ブリスベンの公園で母親に連れられてピクニックをしていた生後9カ月の乳児に突然、高温のホットコーヒーを浴びせかけ、その場から逃走した。乳児は全身に重度のやけどを負い、一時は命が危ぶまれる状態だった。すでに4回の手術を受けており、傷跡は一生涯残るとみられている。男は33歳で、2019年にオーストラリアに観光ビザで入国後、学生ビザに切り替えていた。現地警察が行方を追っているが、男は犯行後、車でニューサウスウェールズ州に移動し、8月31日にはオーストラリアを出国したとみられている。
2024年10月3日:イスラエルが3ヵ月前にハマス指導者側近殺害・事実上の首相/(時事通信) イスラエル軍は3日、パレスチナ自治区ガザへの空爆で、イスラム組織ハマスの支配下にあるガザの行政機関トップ、ロウヒ・ムシュタハを殺害したと発表した。ムシュタハは、8月にハマス最高指導者となったヤヒヤ・シンワルの最側近の一人。イスラエルのメディアはガザでの「事実上の首相」と伝えた。軍の声明によると、約3ヵ月前にガザ北部に加えた空爆で、ムシュタハを殺害した。ハマスの地下指揮センターに隠れていたという。この空爆で、他のハマス幹部2人も死亡した。ハマスがムシュタハの死亡を公表していないことについて、イスラエル軍は「戦闘員の士気低下を防ぐためだ」と主張した。
2024年10月3日:英国がチャゴス諸島をモーリシャスに返還/(ロイター) 英政府は3日、インド洋の戦略的要衝チャゴス諸島をモーリシャスに返還すると発表した。強制移住させられたチャゴス諸島の元住民は帰還が可能になる一方で、チャゴス諸島のディエゴガルシア島にある英米軍基地は英国が保持する。英政府は、ディエゴガルシア基地の運用は合意により保護されるとした。モーリシャスは1968年に英国から独立したが、英国はその3年前の1965年にチャゴス諸島を英領に編入した。1970年代初頭、チャゴス諸島で最大のディエゴガルシア島に空軍基地を建設するにあたり、約2000人の島民がモーリシャスやセーシェルに強制移住させられた。国連は2019年、英国がチャゴス諸島の管理を放棄すべきとする拘束力のない決議を採択していた。
2024年10月3日:ロシアがパキスタンと「物々交換貿易」へ/(ノム通信/NNN参考) 欧米の制裁で貿易決済の問題に苦しむロシアが10月から、パキスタンとの間で、“物々交換”による貿易を始めることがわかった。 タス通信などによると、1日に開催されたロシア・パキスタン貿易投資フォーラムで、両国の企業間で初めて、“物々交換”による貿易協定が締結されたという。今年8月、中国との間でも“物々交換”による貿易を模索していると報じられていた。 古代に戻るという時代錯誤をせざるを得ないプーチンはどんな気持ちでいるのだろうか?
2024年10月3日:EUがハンガリーを提訴・「国家主権保護法」巡り/(ロイター) 欧州連合(EU)欧州委員会は3日、政治的な目的のために外国から資金を受け入れた団体に懲役刑を科すハンガリーの法律を巡り、同国を提訴すると発表した。欧州委は、ハンガリーの「国家主権保護」に関する法律がEUの民主主義的価値と基本的権利を侵害しているとして、2月に違反手続きを開始した。欧州委は声明で「ハンガリー当局の回答を慎重に検討したが、指摘された問題の大半がまだ対処されていないと判断した」と表明した。 欧州最後の独裁者と呼ばれるオルバン率いるハンガリーは、とうにEUから追放されるべき存在である。だが責任はハンガリー国民にあるのではなく、オルバン個人にあるため、オルバンが政権から追放されれば、速やかにEUに復帰できる道筋を付けておくべきだろう。
2024年10月3日:ハメネイが爆殺数日前にナスララに逃げるよう警告/(ロイター) イランの最高指導者ハメネイ師は、イスラエル軍の攻撃で死亡したレバノンの親イラン派武装組織ヒズボラの指導者ナスララ師に対し、殺害される数日前にレバノンから逃げるよう警告していたことが分かった。複数のイランの情報筋などがロイターに対し明らかにした。
2024年10月3日:ロシア軍がウクライナに夜間の大規模ドローン攻撃/(ロイター) ロシア軍がウクライナの15地域に大規模な夜間ドローン攻撃を行い、エネルギーンフラや商業ビル、居住用建物が被害を受けた。ウクライナ当局が3日に発表した。死傷者は今のところ確認されていない。ウクライナ空軍は、ドローン105機のうち78機を撃墜したと発表。さらに23機については電波妨害の影響を受けたとみられるという。オデーサ州では送電線が損傷し、キペル知事によると一部で停電が続いている。鉄道も一時運行を停止した。
2024年10月3日:イスラエルのイランへの報復は核か石油関連施設か?/(ノム通信/東洋経済オンライン参考) 今回のイランのイスラエル攻撃により、イランは直接的にハマスとイスラエルの戦いであるガザ戦争に関与することになり、イスラエルとの全面戦争もちらつく。イランの核施設への攻撃はイランとの全面戦争を招きかねないことから、バイデン大統領はイスラエルに、核施設を攻撃しないよう呼び掛けている。イランは石油輸出などが歳入の約2割に上るため、イスラエルは石油関連施設を標的にするのではないかとの見方が出ている。イランによるイスラエルの都市やインフラへの攻撃も現実味を帯び、報復合戦の応酬から全面的な戦争に発展する危険性が一気に高まりそうだ。
2024年10月3日:イスラエル軍がベイルート中心部に爆撃/(ロイター・産経ニュース) レバノンの親イラン民兵組織ヒズボラと戦うイスラエル軍は3日、首都ベイルート中心部を爆撃した。少なくとも6人が死亡、7人が負傷した。周辺には国会などがあり一連の攻撃では政府中枢に最も近い場所への爆撃となった。ヒズボラの影響下にあるベイルート南郊ダヒエでも攻撃が続いたもよう。
2024年10月3日:フランスが不法移民をアフリカに強制送還/(AFP時事) 不法移民の取り締まりを進めるフランスのブルーノ・ルタイヨー内相は2日、海外県マヨットの当局に対し、アフリカ出身の不法移民を制送還するための航空機を手配するよう命じた。インド洋に浮かぶマヨットは、フランスで最も貧しい県。アフリカ本土の貧困や腐敗を逃れて何千人もの移民が流入し、社会不安や深刻な移民危機に長年苦しんでいる。「秩序の回復」を優先課題に掲げるルタイヨーは議会で、「10月から、マヨット県知事は不法移民をコンゴ(旧ザイール)に送還する航空機を手配する」と述べた。同様の航空機は2月以降4回手配されており、10月には少なくとも3便が予定されていると語った。
2024年10月3日:中国当局がベトナム漁船を海賊襲撃・10人死傷/(AFP時事) ベトナム外務省は2日、中国が領有権を主張する南シナ海の西沙諸島(パラセル諸島)沖で9月29日にベトナム漁船が中国の法執行機関職員に襲撃されたと明らかにした上で、「残虐な行為」だと非難した。 報道によると、ベトナムの漁師10人が、鉄棒でなぐられた上、魚や装備などを奪われた。病院に運ばれた4人は3時間にわたり、中国側の約40人に襲撃されたもよう。中国側報道官は「現場での対応は専門的かつ抑制されたやり方で行われ、負傷者は出なかった」とあからさまな嘘を突いた。 中国は国家による強盗を働いた。
2024年10月2日:イスラエル軍がヒズボラと近接戦・空爆で拠点150ヵ所破壊/(時事通信) レバノン南部で地上作戦を続行しているイスラエル軍は2日、イスラム教シーア派組織ヒズボラの戦闘員を近接戦で殺害し、ヒズボラの拠点や武器庫など約150ヵ所を空爆で破壊したと発表した。イスラエル側で兵士8人が死亡した。ヒズボラはレバノンからロケット弾約240発をイスラエル北部に向けて発射した。
2024年10月2日:ロシアは聞く耳持たず・日本領空心配を否定/(共同通信) ロシア外務省のザハロワ情報局長は2日、ロシア軍の哨戒機が9月23日に北海道・礼文島付近の領空を3度にわたり侵犯したと日本政府が発表したことについて「ロシア側は日本側が主張する情報の根拠を持ち合わせていない」と述べ、侵犯を否定した。日本政府の発表後にロシア政府が公式にコメントしたのは初めて。 反応が余りにも遅い。否定するしか手はないのであろう。
2024年10月2日:国連が機能不全の安保理を開催/(共同通信) 連のグテレス事務総長は1日、イランによるイスラエルへのミサイル攻撃を非難する声明を発表し、中東での紛争拡大を「止めなければならない」と訴えた。安全保障理事会は、緊迫する中東情勢を協議する緊急会合を2日午前に開いた。会合に出席したグテレスは「紛争拡大で広がる民間人の多大な犠牲を見失ってはならない。暴力の連鎖を止めなければならない」と述べた。 もはや民間人の犠牲者の問題ではなくなっている。グテレスは人命尊重主義に埋没し、大局を見る目を失っている。最大の問題は国連の改革である。
2024年10月2日:デンマークとスウェーデンでイスラエル大使館が狙われた/(ノム通信/NNN参考) 北欧・デンマークのイスラエル大使館付近で2日、2回の爆発があり、警察は事件に関わった疑いで3人を逮捕した。また、スウェーデンでもイスラエル大使館が銃撃される事件があった。実行犯は特定されておらず、警察が捜査している。
2024年10月2日:中国が北極海をも自国海域と認識か・海警局船が初めて航行/(ノム通信/JNN参考) 中国海警局は、中国の海警局船とロシアの艦隊が北極海を航行したと発表しました。海警局の船が北極海を航行するのは初めてで、中国として北極海への関与を強める狙いがあるものとみられます。 本来なら海警局は自国海域の警備に当たる。外洋に進出するのは人民解放軍の軍船であるはずだ。海警局船が北極海に進出したというのは、北極海は自国海域だと認識しているからであろう。フィリピンの海域に海警局船が進出しているのは、フィリピン領海は中国領海だと一方的に宣言しているからである。
2024年10月2日:イスラエルが国連総長の入国禁止/(時事通信) イスラエルのカッツ外相は2日、グテレス国連事務総長を「ペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物)」に指定し、イスラエルへの入国を禁止すると発表した。グテレスがイランによるイスラエル攻撃を明白に非難していないと批判した。 国連を敵に回していいことは何もない。イスラエルは孤立するだろう。
2024年10月2日:ロシアがドネツク州要衝を制圧・ウ軍に撤退命令/(ロイター) ロシア軍が2日、ウクライナ東部ドネツク州の要衝ウグレダルを制圧した。ウクライナ軍は、ロシア軍の包囲を回避するため撤退を命じたと明らかにした。戦略的拠点のウグレダルは2年にわたりロシアによる攻撃に持ちこたえてきた。戦争前には1万4000人以上の人口を抱えていた炭鉱の町ウグレダルは壊滅状態にある。
2024年10月2日:イスラエル軍はレバノン南部での地上作戦強化/(ロイター) イスラエル軍は2日、親イラン派武装組織ヒズボラに対するレバノン南部での地上作戦に正規の歩兵部隊と装甲部隊が参加していると発表した。新たにレバノン南部の20余りの地区に避難指示を出し、ヒズボラ拠点を狙った局所的、限定的としている地上攻撃が拡大する兆しがみられる。2日の発表によると、ゴラニ旅団・第188装甲旅団・第6歩兵旅団を含む第36師団から歩兵・装甲部隊を投入した。
2024年10月2日:フーシ派がイスラエル奥地の軍事拠点にロケット弾3発/(ロイター) イエメンの親イラン武装組織フーシ派は2日、イスラエル奥地の軍事拠点を標的に3発の「クッズ5」ロケット弾を発射したと明らかにした。
2024年10月2日:イランがイスラエルに200発のミサイル攻撃/(ノム通信/NNN参考) イランが2日未明、イスラエルに向け200発近いミサイル攻撃を行った。イスラエルは180発以上のミサイルの多くが防空システムによって迎撃されたと主張。米国も「イランの攻撃は失敗、効果は無かった」と説明した。一方イランは、イスラエル軍の軍事施設を標的にし、ミサイルの9割が命中したと主張。ただイランはイスラエル南部の砂漠が多い地帯にミサイルを撃ち込んでおり、人的被害を少なくしようという配慮が見られる。
2024年10月1日:テルアビブ襲撃事件はハマスの犯行・7人死亡17人負傷/(AFP時事)(3日記) イスラエルの商業都市テルアビブで1日夜に起きた銃とナイフによる襲撃事件で、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマス軍事部門、イザディン・アルカッサム(カッサム旅団)が2日、犯行を認める声明を出した。事件では7人が死亡している。
2024年10月1日:韓国が怪物ミサイル「玄武ー5」初公開/(KOREA WAVE) ソウル空港で1日に開かれた第76周年国軍の日の記念式で韓国軍は世界最大級の弾頭重量を誇る「怪物ミサイル」玄武-5を初めて公開した。このミサイルは、北朝鮮が最近公開した新型戦術弾道ミサイル「火星砲-11ダ-4.5」と比較しても、威力と機動性で大きく上回っている。玄武-5は、片側9輪の移動式発射台に円筒形の発射管(キャニスター)を載せた形で登場し、車両は全輪を45度に傾けて対角線方向に移動する「横歩き」機能も披露した。玄武-4は改良型の弾道ミサイルで、地上発射型だけでなく、艦船や潜水艦からも発射可能なバージョンがある。特に玄武-4は「K-バンカーバスター」として開発され、2トンの弾頭を搭載し、外気圏まで上昇してから極超音速で降下し、コンクリートを24メートル貫通できる能力を持つ。今回公開された玄武-5は、この4倍となる8トンの弾頭を搭載し、その威力は戦術核に匹敵するほどだ。弾頭の重量に応じて射程は600キロから300キロと調整されるが、短い射程でも韓国の後方から北朝鮮の首都平壌を攻撃できる。弾頭を1トン程度に軽減すれば、射程は5000キロを超え、中距離弾道ミサイルとしての能力も発揮できると推定されている。玄武-5はすでに量産段階に入っており、核兵器を除けば世界で最も強力なミサイルとして注目されている。
2024年10月1日:台湾で行われた香港亡命者による抗議デモに中国人が嫌がらせ/(ノム通信/ロイター参考) 台湾の台北市で1日に開催された香港亡命者の抗議デモに、中国人らが嫌がらせをした。台湾当局は中国人を拘束した。
2024年10月1日:カタール報道官が「ガザ停戦困難」とさじを投げる/(共同通信) パレスチナ自治区ガザの停戦交渉で、イスラエルとイスラム組織ハマスの仲介役を務めるカタール外務省のアンサーリ報道官は1日、親イラン民兵組織ヒズボラ掃討を掲げイスラエル軍が開始したレバノン南部への地上侵攻を強く非難し、中東全体の緊迫化により「ガザの停戦交渉は非常に困難になった」と強調した。首都ドーハで共同通信の単独会見に応じた。
2024年10月1日:イスラエルがヒズボラもトンネル多用と発表/(ロイター) イスラエル軍のハガリ報道官は1日、イスラム教シーア派組織ヒズボラが2023年10月7日にイスラエル南部で起きたイスラム組織ハマスによる奇襲と同様の攻撃をイスラエルに仕掛けようとしていた計画が明らかになったと発表した。同軍がここ数ヵ月にわたりレバノン南部で行った作戦から判明したという。報道官は兵士のボディカメラで撮影された映像を公開。イスラエルの3村から国境を隔てた場所にあるレバノンの3村の地下にヒズボラが掘ったとみられるトンネルが映っている。イスラエルの地域や軍の駐屯地を示す地図も発見したという。
2024年10月1日:トルコのエルドアンが「イスラエルはトルコも標的」と批判/(時事通信) トルコのエルドアン大統領は1日、首都アンカラでの演説で、イスラエルが「パレスチナやレバノンに続いて、われわれの祖国も狙うだろう」と述べ、トルコも攻撃の標的になり得るとの持論を展開した。エルドアン氏はパレスチナ自治区ガザのイスラム組織ハマスを擁護し、イスラエルを「戦争犯罪国家」などと鋭く批判している。 被害妄想に近い発言であり、国民を戦争に駆り立てようとしているとしか思えない。
2024年10月1日:イランがイスラエルに弾道ミサイル約180発・2回目の直接攻撃/(時事通信) イランは1日、弾道ミサイル約180発を敵対するイスラエルに向けて発射した。ミサイルは大半が迎撃されたが、一部は南部や中部に着弾。3日のロイターの続報によると、使用されたミサイルは「ファタ─1」と「ヘイバルシェカン」とみられる。射程はともに約1400キロと報告されている。米CNNテレビは、ミサイル1発が中部テルアビブ近郊の対外情報機関モサド本部から1キロ以内の地点に落下したもようだと伝えた。イランのメディアによると、極超音速ミサイルも初めて使用された。革命防衛隊はミサイル攻撃について、一連の指導者殺害への報復だと主張した。米国防総省のライダー報道官によれば、中東地域に展開する米海軍駆逐艦2隻が迎撃に参加し12発の迎撃ミサイルを発射したという。
2024年10月1日:日本に石破内閣発足/(ノム通信/産経新聞参考) 日本の与党自民党の石破茂総裁(67)は1日、衆参両院本会議の首相指名選挙で、第102代、65人目の首相に選出され、皇居での首相親任式と閣僚認証式を経て、公明党との連立による石破内閣が発足した。首相は9日に衆院を解散し、15日公示・27日投開票の日程で衆院選を断行することを発表した。外務大臣(外相)は前任者の上川陽子から岩屋毅に替わり、閣僚19人のうち13人が初入閣となる大改造となった。
2024年10月1日:イランが弾道ミサイルでイスラエル攻撃を準備/(時事通信・共同通信) 米政府高官は1日、イランがイスラエルを弾道ミサイルで攻撃する兆候があることを明らかにした。発射を準備しており、攻撃は「差し迫っている」という。イスラエル軍は9月下旬にレバノンで行った空爆で、同国のイスラム教シーア派組織ヒズボラ最高指導者ナスララ師を殺害。ヒズボラの後ろ盾であるイランは反発を強めていた。イランがイスラエルを直接攻撃すれば、無人機やミサイルで大規模な攻撃を行った4月以来となる。イスラエルはこれに対し「防空システムの準備は万全だ」と強調した。
2024年10月1日:ドイツ検察が中国人女性拘束・軍需物資の情報を漏洩/(時事通信) ドイツ検察は1日、軍需物資の供給に関する情報を中国に漏えいした容疑で、独東部ライプチヒ郊外の空港の物流部門で勤務していた中国人の女(38)を拘束したと発表した。今年4月に中国のスパイとして逮捕された欧州連合(EU)欧州議会議員スタッフだった男に、情報を繰り返し流した疑いがある。独メディアによると、この空港は兵器の積み替えなどが行われる軍需物資の供給拠点の一つ。ロシアの侵攻を受けるウクライナ支援で重要な役割を果たしている独防衛大手ラインメタルの扱う物資や従業員の動向が漏れた可能性があるという。 なぜ中国人など雇うのか、そこからして信じられないことだ。中国人は全員スパイだと考えなければならない。「国家動員法」によって海外に居ても協力するよう法で定められているからである。
2024年10月1日:イスラエルのガザへの空爆は続いている/(ロイター) イスラエル軍は1日、パレスチナ自治区ガザを空爆し、地元の医療関係者によると少なくとも37人が死亡した。パレスチナ市民の間では、イスラエル軍の重点がレバノンに移ったことで世界の関心がレバノンに向かい、ガザ紛争が国際社会の関心が低下した状態でさらに続くと心配する声が聞かれる。
2024年10月1日:中国艦がフィリピン航空機にレーザー照射・南シナ海で3回/(ノム通信/共同通信参考) 南シナ海のハーフムーン礁付近で9月27日、監視飛行中のフィリピン漁業水産資源局の航空機が中国軍のミサイル艦からレーザーを3回照射され、乗員が危険にさらされたと1日付のフィリピン紙インクワイアラーが報じた。操縦士らは照射しないよう無線で求めたが、中国側から応答はなく、さらに2回、約5分おきに照射を受けたという。ハーフムーン礁はフィリピン・パラワン島の約110キロ沖に位置し、同国の排他的経済水域(EEZ)内にあり、中国大陸からは遥かに離れているが、中国は一方的に領有権を主張している。
2024年10月1日:イスラエル軍がレバノンに地上侵攻・限定的作戦/(ロイター) イスラエル軍は1日未明、レバノン南部国境地帯にあるイスラム教シーア派組織ヒズボラの拠点に対する限定的な地上作戦を開始したと発表した。 軍は声明で、攻撃目標は国境に近い村落にあり、イスラエル北部の地域社会への差し迫った脅威になっているヒズボラの拠点に「正確な情報に基づく限定的で局所的かつ標的を絞った地上攻撃」を始めたと明かした。パレスチナ自治政府主流派ファタハ系でレバノンが拠点のアル・アクサ殉教者旅団の幹部、ムニール・マクダが標的になった。レバノン治安筋によると、レバノン軍は30日、南部国境沿いから5キロ後退した。
2024年10月1日:ロシアが秋の徴兵で13.3万人招集/(ロイター) ロシアのプーチン大統領が、1日から年末までの秋期徴兵で13万3000人の招集を命じた。政府機関紙ロシア新聞が1日掲載した法令で明らかになった。 予備役ではない18歳から30歳までの国民13万3000人を招集する。 徴兵事務所の責任者は、兵役期間は1年間、任地はロシア国内で変わらないと説明。ウクライナでの戦闘に参加させるための徴兵ではないとした。 プーチン大統領は9月、ロシア西部国境で脅威が高まっているとして軍の定員を18万人増員して150万人にする大統領令に署名している。
2024年10月1日:イスラエル軍がシリアのダマスカスを空爆/(ロイター) シリア国営メディアは1日、軍関係者の話として、首都ダマスカスにイスラエルの空爆があり、民間人3人が死亡、9人が負傷したと報じた。
2024年10月1日:ロシア戦闘機が米軍機に異常接近/(産経ニュース) 米国とカナダの防衛組織、北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)は9月30日、アラスカ沖の防空識別圏でロシア軍の戦闘機が米軍の戦闘機の15㍍以内に異常接近し衝突寸前だったとして、動画を公開した。NORADによると、同月23日にADIZに入ったロシア軍の戦略爆撃機ツポレフ95に対処するため米軍のF16戦闘機が発進したところ、左後方から急接近したロシア軍のスホイ35戦闘機がF16の前方をかすめるように飛行した。NORADは「スホイ35の行動は危険で、プロの空軍パイロットの飛行ではない」との声明を発表した。